水曜日のカンパネラの「アジア・ヨーロッパツアー サマータイムゴースト」が、6月9日(日)のソウル公演からスタートした。今回のツアーは、現在放送中のTVアニメ「九龍ジェネリックロマンス」のオープニング主題歌である「サマータイムゴースト」のタイトルを引っ提げたツアーで、今までにもソウルで開催されたフェスには参加していたが、水曜日のカンパネラとしては、初となるソウルでのワンマン公演となった。
18時の開演になると会場が暗転し、まずはこの曲「ティンカーベル」からスタート。ステージからの登場ではなく、客席を練り歩きながら、ステージへ向かっていく詩羽に歓声が起こる。そして、立て続けに「バッキンガム」のパフォーマンス。曲間の“合いの手”も完璧に覚えてくれているファンのおかげで、会場の熱量も高まっていく。「水曜日のカンパネラの詩羽です!」という挨拶、そしてMCも一生懸命に覚えた韓国語で伝える詩羽に、会場からも「おー!!」という歓声。サウンドプロデューサーのケンモチヒデフミも韓国語でMCに参加し、笑いが起こった。
「ディアブロ」では、「いい湯だね!」と日本語でのコールアンドレスポンスに、思わず笑顔がこぼれる詩羽の姿があり、会場が暖かい空間に包まれていた。
「聖徳太子」「シャルロッテ」ではダンサーが登場し、一緒に手を揺らし、手拍子も相まって会場がどんどん一体となっていく。
「金剛力士像」では雰囲気が一転し、クールなパフォーマンスを魅せる。「赤ずきん」では、恒例のオオカミダンサーが登場し、様々な演出で目まぐるしくライブが展開していく。会場に集まった観客は、どの楽曲の歌詞も完璧に覚えてくれていて、「たまものまえ」のキツネのダンス、そして「こんここん」の合いの手もバッチリと合っていた。
詩羽の「ナ?」という呼びかけに、「カワイイー!」という恒例のMCも健在だ。
「願いはぎょうさん」では再び客席を練り歩き、目の前で歌唱する詩羽にさらに歓声が起こり、続けて「赤猫」では、麺を湯ぎりするパフォーマンスを真似する姿も見られた。クールに決める「四天王」では、「知ってんの!」「待ってんの!」というコールアンドレスポンスが起こった。
そして、いよいよ話題の新曲「シャトーブリアン」の初パフォーマンス。会場のビジョンには韓国語で書かれた肉の部位が映し出された。割れんばかりの「シャトーブリアン!!」という声は、今日一番のコールアンドレスポンスとなった。曲の途中では、牛の着ぐるみを着たケンモチヒデフミが後方のDJブースからステージ前に出てきて、「シャトーブリアン」というカンペを掲げるというオリジナリティが溢れるパフォーマンス。大きな笑いと共に、会場のボルテージも最大限に上がり、「シャトーブリアン」コールが響き渡った。
「動く点P」は表情を一気に変えてクールに歌い上げ、そして「一寸法師」では、客席から4名のオーディエンスをステージにあげ、一緒にパフォーマンスをする。「ステージ」と「客席」という概念が一切無くなり、さらに会場が一つのグルーヴを起こしていく。
「桃太郎」のイントロが始まると、待ってましたと言わんばかりの大歓声が起こり、「きっびっだーん、きびきびだーん」のコールアンドレスポンスに包まれながら、詩羽がウォーターボールの中に入り、客席を転がっていく恒例のパフォーマンスが繰り広げられた。
勢いそのままに、今回のツアーのタイトルにもなっている「サマータイムゴースト」では、現在、放送中のTVアニメ「九龍ジェネリックロマンス」の映像を使用したVJコラボレーションでパフォーマンスをする。美しいステージが作り上げられていた。
「残り4曲、盛り上がって行きましょう!!」と詩羽の掛け声とともに、「マーメイド」をパフォーマンス。タオルを振り回し、まるでフェス会場にいるかような盛り上がりを見せ、そして「エジソン」では大合唱となった。
最後の曲、「招き猫」のイントロが流れ、詩羽が歌い始めると、会場のファンからのサプライズで、「明日明後日その先も水曜日のカンパネラ」とメッセージが書かれたメッセージカードが掲げられた。まさかのサプライズに驚いた詩羽は、声を詰まらせながらも感謝の想いを伝え、笑顔で歌いきった。全19曲のパフォーマンスを駆け抜け、初のソウルでのワンマン公演は、大成功で幕を閉じた。
今後は、台北、バンコクでの公演を予定しており、また、水曜日のカンパネラとしては初のヨーロッパ公演(ロンドン、パリ、ミラノ)と続いていく予定。
また、4月23日に浅草公会堂でファイナルを迎えた「水曜日のカンパネラ プレミアライブ2025」の続編として、9月には追加公演の開催が決定した。
9月5日(金)の静岡公演から全6公演の開催が発表されたので、こちらも是非チェックを!!
国内にとどまらず、海外でも活躍する水曜日のカンパネラの今後の躍進に期待したい。
水曜日のカンパネラ ASIA-EUROPE TOUR 2025 「SUMMER TIME GHOST」
6月8日(日)ソウル公演
会場:弘大 musinsa garage
6月20日(金)台北公演
会場:Lagacy Taipei 傳 音樂展演空間
https://romanticoffice.kktix.cc/events/wednesdaycampanella2025
6月22日(日)バンコク公演
会場:At.Bantadthong Art Space
https://www.ticketmelon.com/sss/wc2025
7月27日(日)ロンドン公演
会場:London・HEAVEN
https://crosstownconcerts.seetickets.com/event/wednesday-campanella/heaven/3402476
7月29日(火)ミラノ公演
会場:LEGEND CLUB
https://www.ticketone.it/artist/wednesday-campanella/
7月31日(木)パリ公演
会場:PETIT BAIN
8月2日(土)OFF FESTIVAL
会場:ポーランド・カトヴィツェ
水曜日のカンパネラ プレミアライブ 2025続編
9月5日(金)静岡・藤枝市民会館
9月23日(祝・火)熊本・荒尾総合文化センター
9月24日(水)熊本・合志市総合センター「ヴィーブル」文化会館
10月4日(土)佐賀・基山町民会館
10月5日(日)佐賀・嬉野市社会文化会館
10月10日(金)滋賀・ひこね市文化プラザ
リリース情報
4月4日(金)デジタルリリース「サマータイムゴースト」
※TVアニメ「九龍ジェネリックロマンス」オープニング主題歌
5月30日(金)デジタルリリース「シャトーブリアン」
https://wed-camp.lnk.to/chateaubriand
7月2日(水)デジタルリリース「怪獣島」
※TVアニメ「ちびゴジラの逆襲」主題歌
水曜日のカンパネラプロフィール
2013 年からコムアイを主演歌唱とするユニットとして始動。 メンバーはコムアイ(主演)、ケンモチヒデフミ(音楽)、Dir.F(その他)の 3人だが、表に出るのは主演のコムアイのみとなっていた。2021年9月6日、コムアイが脱退、二代目として主演/歌唱担当に詩羽(うたは)が加入となり新体制での活動をスタートさせる。2022年2月にリリースした「エジソン」のMVが解禁後、SNSを中心に話題となり再生回数は6,500万回、ストリーミングの累積再生回数は1億回を突破。2024年3月には詩羽体制になって初めて日本武道館での単独公演〜METEOR SHOWER〜を成功させた。2025年4月にはTVアニメ「九龍ジェネリックロマンス」のOP主題歌「サマータイムゴースト」、5月に「シャトーブリアン」、7月に「怪獣島」をリリース。
関連リンク
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