変わり過ぎてしまった親友にどんな顔をしよう。
自分の知らない部分が嫌味っぽく見え隠れしてしまう。
いつかいつか本当のことを話せたら、変わってしまった君の優しさに気づくことが出来るのだろう。
いつまでもあのままではいられなかった。
もう会えない彼女にラブレターを書こう。
遠くの地に、果てしない空の先に、少し照れ臭いくらいのものを。
滲んでしまったボールペンを走らせてもう思い出の片隅にしかないようなものを。
ぼんやりと思い出せる顔、もう思い出すこともできない声。
君と僕の間には一体どれだけの瞬間が訪れ消えていったのだろう。
なにかに情熱を注げば比例していく増えていく闇。
誰にも理解はできないし、解ろうとすればするほど遠ざかる。
伴った責任も一瞬の快楽も積み重ねたものを奪い去っていく。
君にだけに話した秘密も守れなかった約束も言い訳の上に成り立って、見守ることもままならない。
人間臭さ、君らしさ。数えきれない言葉の選択で右往左往し、やがて闇にたどり着く。
そしてたどり着いてしまった闇の住人は淘汰されていく。淘汰されまた流れゆく。
俺はずっと闇の中で戦っていたい。
人生でのスキルアップとは。
会話のクオリティを数段あげる話し方、人とのコミュニティを上手にくぐり抜けていく術、様々な性格の上に個性が乗り、人が成していく。
この面白さに気付けたのはほんの最近の話だった。
一方で、自然な笑顔の作り方や都会で人がいない場所の探し方などそんな部分ばかりスキルアップしていく現実。
過ぎていく電車の音に怯えて、迫り来る人の波に飲み込まれそうになりながら、身を引き摺るのだ。
いろんな個性に寛容になった今、これが俺の個性なのだろう。
明日もまた尖り歪んだステータスに磨きをかけていく。
壊れたなにかを探す旅。
眠れぬ夜が続けば無意識下で始まる旅。
くたびれた靴紐のブーツと巻き付いた嫉妬の痕を身につけている。
深い呼吸もできないような、浅はかに消えてしまいたいような、ずっと夢の中にいるような、そんな感覚で続いていく。
いつどこで飛び散ったか分からないカケラを拾い集めいく。
本当はちっぽけなくせに、血は巡り巡る。
狂っていたかった、気付かずにいたかった、優しくなんてなりたくなかった。
こうして旅の途中でまた一つ、カケラが散っていく。
トラブルだらけの毎日を不埒なミュージックが助長させる。
何がために叫ぶのか、誰がために歌うのか。
もはやジレンマのような自問自答を繰り返し、脳内フォルダをパンパンにしていく。
先人たちの言葉にも、音楽の中にも答えはなかった。探さなかった。
闊歩した生活の先に待っている裏切りの未来を切り拓く音、堕落した生活の先に待っている絶望の未来を叩き破る声。
耳鳴りの奥に微かに聞こえた気がした。
震える膝に情熱を。
震える両手に魂を。
邪魔な文化にタメ口を使ってわがままな俺たちにファンファーレを。
半端者の勝負はいつだって崖っぷちから始まる。
石川蓮 (いしかわ れん YAPOOL ヴォーカル)
昨今世を賑わす若手ロックンロールバンドYAPOOL(
2021年結成、2025年に1stアルバム「Nouvelle Vague」等をリリース。
激しいライヴと、メロディアスな楽曲に定評がある。
2026年11月25日渋谷CLUB QUATTROでワンマンライヴ。
2026年11月25日(水)
“YAPOOL ONE-MAN LIVE” at SHIBUYA CLUB QUATTRO
-tickets-
前売 ¥4000 / 前売り非売品Tシャツ付チケット¥7500
e+:https://eplus.jp/yapool/
ローソン:https://l-tike.com/
ぴあ:https://w.pia.jp/t/yapool-