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ソウルストーン&Co.

『ハミングバード』達が描き出すのは、いつだってそこにある美しい“自然”の風景

“Pops発、黒人音楽経由、Pops着”をコンセプトに掲げ活動する“次世代Groove Band”ことソウルストーン&Co.(ソウルストーンカンパニー)。

今や関西音楽シーンで唯一無二の存在に進化を遂げながら、ライブ活動はもちろんネット上での活動も活発になり、様々な界隈で注目を浴び始めている。

そんな彼らがこの5月に満を持して、待望の2ndアルバム『ハミングバード』をリリース!

ストーリーを感じる詩とソウルフルな唄、そして鮮やかなホーンセクションによって彩られた美しい“自然の景色”をご堪能あれ!

#Interview

●1stアルバム『イロトリ鳥』から約1年8ヶ月ぶりのインタビューですが、その間はどんな活動をされていたんですか?

フジワラ:バンドの車を手に入れたので、各地への遠征が格段に増えましたね。月に1回は必ず遠征の旅に出ています。

ヤベ:東京をはじめ、最近では四国や名古屋にも行ったりしてますね。このあいだは名古屋で1日かけてストリートライブをしたんですよ。

●ストリートですか! すごく迫力がありそうですね。

ヤベ:前からストリートでもよくやっていたバンドなので、友達から「名古屋なら思う存分できるよ」っていう話を聞いて、遠征の空き時間を使ってやってみたんです。名古屋の人たちって本当に暖かくて、自分たちでもビックリするくらい好評でしたね。

ヨシダ:他にはYouTubeで『ソウルストーン&Tv.』というオリジナル番組を作ったり、産經関西さんとコラボしてWeb連載を持ったり…様々なメディアでの活動が充実してきました。

ヤベ:『ソウルストーン&Tv.』では宣伝以外にも、ライブの模様を紹介したり、たまにメンバーの過去話やコントをしたりするんです。

●HPから番組を観させていただいたんですけど、クオリティの高さに驚きました。特にメンバーのコントは、実際にTVで流れているバラエティ並に面白い(笑)。

ヤベ:編集は主にスタッフの方がやってくれたんですよ。ソウルストーン&Co.のブレインです。

●もはやメンバーくらいの勢いですね。様々な場で活動しつつ生まれた2ndアルバム『ハミングバード』ですが、前作も今作もタイトルに"鳥"が入っていますよね。なにかこだわりがあるんですか?

ヨシダ:僕が鳥…正確には鳥の羽ばたいている姿が好きで。だからタイトルにもロゴにも鳥を入れているんですよ。それに今作は、正規メンバーが8人になって初めて作った作品なんです。『ハミングバード』は、日本語で"ハチドリ"っていう意味だから"8人"と"鳥"をかけて『ハミングバード』にしました。

●なるほど。みなさんは普段どのように作曲をするんですか?

ヨシダ:基本的に僕がある程度パソコンで作ってから、スタジオに持っていきます。

ヤベ:コードやメロディラインだけじゃなくて、ギターやベースといった各パートの音も出来るだけ入れた状態で持ってきてくれるので、そこからスタジオですり合わせる感じです。そのまま完成する時もあれば、ガラっと変わることもありますけどね。

●今作でも、骨組みから大幅に変わった曲がある?

ヤベ:M-2「キミループ」とM-5「心葉」はめっちゃ変わりましたね。「心葉」は昔からずっとやっている曲で、前作でもファンから「音源化してほしい」っていう声があったんです。

ヨシダ:でも、その時のアレンジはまだ納得できていない部分があって。今回も"レコーディングに間に合わなくて外れるかも"ってくらいまでくらい悩みました。

ニシカワ:確か、大晦日にリハをやったんだよね。しかも朝から!

ヤベ:正月明けからレコーディングが始まる予定やったから、"このままじゃ年を明けられへん"と思って。年内に終わった時はホンマにホッとしたもん!

ヨシダ:アレンジの決め手は"大晦日にリハをしたから"です(笑)。

●鬼門だったんですね(笑)。「キミループ」はどんな曲なんですか?

ニシカワ:今までにないソウルストーン&Co.のカラーが出ていると思います。

ヨシダ:ロックとハウスミュージックをクロスオーバーさせた感じですね。アルバムのリード曲です。実は結成1年目に出来た曲で、これもアレンジがしっくり来なくてお蔵入りしていたんですよ。

フジワラ:去年の11月頃、ワンマンライブをするタイミングで「もう一回アレンジしようよ」って言ってやり直したんです。ライブでは良くても録音となるとまた違うから、みんながしっくりくるまでとことん作り込みました。

●そうだったんですか。M-1「指先のパレット」は"これぞ1曲目!"という感じのイントロから始まるノリの良い曲ですよね。

ニシカワ:オープニングに相応しいアレンジになるよう意識しましたね。これも作り出してからだいぶ雰囲気が変わりました。

ヨシダ:初めは"あんましスタートダッシュがつかへんな"と思ったので、元々あったイントロの上に、新しく作ったイントロを乗っけようという話になって。ディスコ・ダンス的な要素を入れ込みつつもAORの雰囲気も出しつつ…っていろいろアレンジしているうちに、アルバムの1曲目にもピッタリな曲になりました。

フジワラ:みんなでアルバムの曲順を考えた意見を持ち寄ったんですけど、満場一致で1曲目になりました。すごくキャッチーで聴きやすい曲ですね。

●キラキラしていて太陽が似合う曲なので、ドライブに行く時にBGMでかけたいなと思いました。

ヨシダ:そう! 僕はそういう"景色の見える曲"を書きたいんです。基本的に僕が書く歌詞って、"自然"と照らし合わせて書いてるんですよ。空や海だったり、風や大地だったり…日常にありふれているけど普段は目を向けないような、でも常に肌で感じているものが思い浮かぶようにしたいんです。

●曲をじっくり聴いていると、いろんな風景やストーリーが見えてきますよね。

ヨシダ:M-3「二人のハジマリ」は、恋する二人の馴れ初めを書いた曲なんですけど、M-4「ブック」は結婚した二人についての曲なんです。「ブック」は「二人のハジマリ」のアンサーソングになってるんですよ。だから3~4曲目を続けて聴いてもらうと面白いと思います。

●それを踏まえて聴くと、また違った楽しみ方ができそうですね。他にも、今作の聴きどころやちょっとした裏話的なものってありますか?

ヨシダ:基本的にどの曲も僕がディレクションしたんですけど、M-7「青すぎた空」だけはドラムのJOEがディレクションしたんです。僕らにしてはレゲエ寄りな曲で、アルバムの中では異彩を放ってるんじゃないかな。

ヤベ:この曲は一発録りなんですよ。全員が「せーの」で鳴らしたものを録音してるから、すごくライブ感がありますね。

ヨシダ:逆にM-8「まやかしの世界」は、ライブでは勢いのあるロックなアレンジだったんですけど、ライブとは違うアレンジにしているんです。良い意味で期待を裏切れたらと思います。

フジワラ:あまりにも音を重ね過ぎて、ライブでは再現不可能という。メンバーがあと5人くらい必要になりますからね(笑)。

●13人のステージも、ちょっと観てみたいかも(笑)。そういえば前回のインタビューでも「作り込むうちにライブでは再現できない曲になった」という言葉がありましたが、音源化するにあたって意識的にアレンジを変えているんですか?

ヨシダ:めっちゃ意識して作ってるわけではないけど、このメンバーが集まると自然とそうなるというか。ライブと音源を別のものとして考えているから、音源でしか出来ないようなことをしたいんですよね。

●なるほど。M-9「蕾咲くころ」は、「二人のハジマリ」と同じく両A面配信シングルでリリースした曲ですよね。

ヨシダ:これは応援ソングというか"独りじゃないんだよ"っていうことを言いたい曲で「蕾が開く頃にはみんなが笑顔になるから、どんな困難があっても花が開くまで待とう」っていう意味を込めているんです。まったく意図はしていなかったんですが、この曲が出来た時期にちょうど3月の震災があって。偶然ではあるけど、震災の時期と重なったことに意味を感じているというか、歌の力で応援できたらなという気持ちがあります。

●そこで、さらに気持ちがこもったと。

ヨシダ:ファンのみなさんからも「落ち込んでいる時にこの曲を聴いて元気になりました」というメッセージをいただくこともあって。ちゃんと伝わってるんだと思うと、本当に書いて良かったと思います。

フジワラ:ラジオでこの曲を聴いたのがキッカケで、飛行機に乗って単身青森から大阪までライブを観に来てくれた方がいたんです。

ヤベ:昨年の11月にあったワンマンに、「こっそり遊びに来ちゃった!」って。本当にビックリしましたけど、嬉しかったですね。

●それもみなさんが伝えたい"思い"と、伝えるために必要な"アイディア"を持って行動しているからだと思います。リリース後のライブも既にたくさん決まっていますが、5月は南堀江Knaveでのワンマンと神戸cafe Fish!でのツーマンがありますよね。もう当日の構成を決めているんですか?

ヨシダ:基本的に妄想族なので、頭の中ではもう5回くらい終わってます(笑)。ガチガチに決め込んじゃうと形式ばったものになっちゃうけど、妄想の時点で何度もイメージしながら楽しむことによって、本番も自然と楽しみながら出来るというか。例えやりたいと思っていたことが抜けたとしても、それはそれでライブ感が出ていて面白いと思うんですよね。

●ある程度の構成さえ決めれば、あとは自由度が高いんですね。

ヨシダ:むしろ、めちゃくちゃにしたい。最近はいつもむちゃくちゃにしてるよね。

ヤベ:うん。ある程度イメージを作っておけば、本番で予期せぬ事態が起きても対応できますし。要は"お客さんに楽しんでもらえるか"っていうのが一番なんです。

●なるほど。24日のツーマンはアコースティックライブということで、何でもその日のための特別なアレンジを考えているとか。

ヨシダ:やるとは言ったものの、準備が大変ですね。簡単に言うもんじゃないなと思いました。

一同:あはははは!

フジワラ:でもすごく面白そうだし、実際に面白くなると思う。

ヨシダ:タイトルにもあるように"ツーマンでスペシャルアコースティックライブ"ですから、プレミアム感を出そうと思っています。「1年に1回はやって欲しい」と言われるくらいのクオリティにしたいと思っています。

Interview:森下恭子

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