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少年カミカゼ

混沌とした世界に再び勇気と力を与えるため彼等が帰ってきた!!

 少年カミカゼがメインストリームに帰ってきた!

男女ツインボーカル&RAPというスタイルで2004年から2008年の5年間、ドラマやアニメの主題歌を担当し、キッズから絶大な人気を誇っていた底抜けにポップで前向きなBAND、少年カミカゼ。3年前の解散の理由は“音楽性の違い、不仲”であると公言している彼等が、こうして2011年に再結成を発表したのには理由があった。

3月に起こった大震災、そして世界規模での情勢不安や様々なネガティブな話題がつきない現代。そんな時代を少しでも明るくポジティブに、もっと笑顔にする為6人が再び集まり、4thアルバム『FORCE MUZIK』をリリースする。SKZ COMES BACK!

Interview

「"少年カミカゼらしさって何やろう?"っていう葛藤はあった。結局俺らがやるからカミカゼらしくなるんじゃないかなって」

●復活おめでとうございます! KAZZNORIさんとTETSUさんはU.i.Cとしても活動されていて、読者の方もよく知っていると思うんですが、他のメンバーは解散以降どのような活動をされていたんですか?

KENTARO:俺は少年カミカゼを解散した後、SaCo と2人でHELLOsというバンドで活動して、それが解散してからは全然音楽をやってなかったですね。たまに家でギターを弾くくらい。SaCoは音楽やってたの?

SaCo:やってなかったね。

●何をされていたんですか?

KAZZNORI:休止してる時って他のメンバーのことが気になるじゃないですか。SaCoちゃんのことをいろいろ調べていたら、アングライベントで踊ってたんですよ。うちのボーカルがアンダーグラウンドでやるのはどうかなと思っていて、"これは少年カミカゼ復活せなあかんな"と思いましたね。

SaCo:え? それが復活の理由!? それは違うでしょ(笑)。まぁいろんな世界を見てみようかなと。

●なるほど(笑)。解散について、今だから言える話が伺えたらと思うんですが。

KAZZNORI:音楽性の違いもあったし、解散直前はメンバーの仲も良く無かったし決していい終わり方じゃなかったから、まさかまたこうやって6人で音楽をやるとは思ってもいなかった。他のメンバーもそうじゃないかな。

KENTARO:全然思っていなかったですね。

TETSU:なんか変な感じ。

●変な感じって(笑)。

KAZZNORI:さっきみんなで初ワンマンの映像を見ていたんです。今の雰囲気ってあの時の感じに近いのかなって気がしますね。みんなで考えて、みんなで動いていく感じ。

SaCo:今は新鮮な感じですね。何をするにも新しい気持ちっていうか。

●どんなことに"新しさ"を感じますか?

SaCo:スタジオにしろ曲作りにしろ、懐かしいけど前とは違う感じがして不思議な感じですね。

●音楽活動を続けていた2人と、少し音楽から離れていた方がいたこともあって、感覚的にずれみたいなものはありませんでしたか? 自分たちの音楽をプロモーションする場所も変わった時期だと思いますし。

KENTARO:俺はTwitterを全然触ったことがなくてアカウントも取っていなかったんですけど、KAZZNORIに"今すぐ取って!"って言われました。

一同:あはははは!(笑)。

KENTARO:まったく知らない人間からすると、Twitterってややこしくて(笑)。

KAZZNORI:アルバムを作る時に、KENTAROと僕がメインで曲を作っているので、まず今は何が流行っていて、どういうシーンがあるのかを把握しないといけなかったから、そこは結構詰めましたね。

●ギャップがあった?

KENTARO:僕は当時も今も、流行とかはそんなに意識してないんですよ。

KAZZNORI:KENTAROとは、何が売れていてどういうアプローチが新しいのかっていうのを常にディスカッションしています。

TETSU:それを少年カミカゼのフォーマットに持ってきた時にどうなるかってことをみんなで話したりね。

●なるほど。

KENTARO:KAZZNORIとTETSUには今流行っているものを取り入れてもらって、俺はそういうのじゃない方向から取り入れてるかな。

KAZZNORI:だから今回のアルバムは、すごくいいケミストリーが起こってるアルバムやと思いますね。

●KAZZNORIさんは"今の最先端を知っているのは当然で、さらに他の人がやっていないことをやろう"と常に考えている人だと思うんです。だからこそ"少年カミカゼはこうじゃないとあかん"っていう葛藤があったりんするんじゃないですか?

KAZZNORI:"少年カミカゼらしさって何やろう?"っていう葛藤はあったよね。少年カミカゼはリリースを沢山してきた歴史があるし、お客さんも思い入れのある曲がいっぱいあるはずなので振り切ってしまうのも何だし、難しいですね。

KENTARO:時代によって俺ららしさが違うよね。最終的には、俺らがやるからカミカゼらしくなるんじゃないかってところで落ち着いたんです。

●そういうことが言えるから今はいい関係なんじゃないかと思うんです。当時とは楽曲のテイストも違うのにどこを切っても"少年カミカゼ"になってる。ちゃんと"SaCoさんのボーカルだな"ってわかるし。

KAZZNORI:SaCoちゃんが歌えば少年カミカゼになるからな、ほんまに。最初にM-10「BRANDNEW DAYZ」をレコーディングした時"おぉ!"ってなったもんね。

SaCo:なんか戻って来た感じがした。いろいろ思い出しますよね。

●長い充電期間があってアルバムが完成した訳なんですけど、今の率直な感想は?

TETSU:ん~、カッコいいですよ。初めて自分のアルバムをちゃんと家で聴くようになったし。

●今まで聴いてなかったってことですか?

TETSU:聴かないですね。

KENTARO:俺も聴いてなかった。

SaCo:え!? 聴かへんの!?

KAZZNORI:マジか!? お前ら愛がなさすぎやろ!

●ケンカはやめてくださいね(笑)。

SaCo:すごくカッコいいアルバムなんやけど、今までのカミカゼを好きだった人にはどういう風に聴こえるんかな? っていう気持ちはあります。

KAZZNORI:SaCoちゃんはずっとそれを言ってるんですよ。

●そこに不安がある?

SaCo:ありますね。でも"カッコいいよ"っていうのは伝えたい。伝わってほしいです。

KAZZNORI:初めてプロデューサーも付けなかったし完全セルフプロデュースな分、濃いですよ。この6人で作った初めてのアルバムって感じです。

●クレジットを見るとみんな作曲をしていて、それぞれ個人のよさを出しつつ少年カミカゼらしくなっているのが純粋にすごいなと。

KAZZNORI:いい感じにブレンドできたなと思います。

●デジタルでエレクトロな要素が入っているのは、今作のキーポイントだと思うんです。今までの少年カミカゼとは全く違うテイストの曲をやるとなった時に、正直どんな気持ちでした?

SaCo:激しい曲は「こんなに激しくて大丈夫かな?」っていう気持ちはあったんですけど、出来上がっていくなかで、キャッチーさとかKAZZNORIのラップのアレンジが"やっぱり少年カミカゼっぽいな"って思えてきたんです。激しいけどキャッチーで覚えやすくて聴きやすい。

●M-9「キリングタイムepisode 2」の、X JAPANバリのギターリフは確かに"激しいアプローチだな"ってわかるんですけどあくまでエッセンスだし、極度な激しさや重々しさを感じなかったんですよ。

KAZZNORI:それはよかった!3rdアルバムが完全に歌モノの世界でメジャーライクな作品ばっかりだったんですけど、それからの変化って意味だと凄いと思う。少年カミカゼは前作がなかったようなことをするバンドなので、"まあいいかな"っていうところはありますね。

●なるほど。みんなが作詞・作曲を手がけるというのも自然な流れ?

KAZZNORI:アルバムを出すというのが急に決まったので、みんなでやらないと無理だったっていうところもあります(笑)。それにみんなも3年間それぞれ経験してきたことが自然に出せた感じですね。僕が全部作らないといけないっていう意識は、一切なくなりました。

●リリース前からライブをしていますよね? 今、昔の曲を演奏するのはまた違った感覚があるんじゃないですか?

KAZZNORI:"REBORN"と"AWAKE"という復活ライブをしていますが、単純にいい曲が多いなと改めて思ったよね。

TETSU:ライブでやっていた曲はもちろんですけど、やっていなかった曲で"これええやん"っていう曲が結構あるんですよ。

SaCo:やってて気持ちいいよね。だから当時の曲でやり直したい曲がいっぱいある!

●それは音源として? ライブで?

KAZZNORI:ライブでやりたい曲です。

●昔の曲も客観的に見れるようになったんですね。アルバムタイトル『FORCE MUZIK』というのは4番目のアルバムだからというところですよね?

KAZZNORI:それと、"力の出るアルバムにしたい"という想いがあってつけました。震災もそうですし、世界の経済もよくないじゃないですか。だから単純に音楽を聴いて元気になったり、背中を押されるっていうのも重要だなと思っていて。その両方が"FORCE"というのにバシっとハマった感じです。

●時代が待っててくれたんですかね。

KAZZNORI:運命的なものを感じましたね(笑)。今回のツアーも"May the Force be with you..."というサブタイトルが付いていて、持っていてもらえればすごく元気になれるアルバムになったなと思います。

●特に思い入れのある曲はありますか?

KENTARO:やっぱり自分が作ったM-5「Melody's Memory」やM-6「ヒミツシークレット」は思い入れがありますね。

●KENTAROさんの曲はポップな感じが多いですね。

KENTARO:ちょっと他の曲とは毛色が違うんで、置き場所に困る感じの曲ですよね。

一同:あははは!!

KAZZNORI:僕は全曲打ち込みを担当しているから全部思い入れがあって、その中でもYuuKiが作ったM-8「Another heaven」は、特に思い入れがある曲。家で打ち込みをしているんですけど、親が部屋に入ってきて「これ誰の曲? ええやん!」って(笑)。うちの親がいいっていうくらいやから、わかりやすいんやろうなって。

KENTARO:今まで作ってなかった人が作った曲を聴いていると「こんな才能があったんや!」ってなりますね。

SaCo:それわかる! 新鮮だよね。

KAZZNORI:もっとはよ作っとけよ、みたいな(笑)。

一同:あはははは!!

●SaCoさんはどうですか?

SaCo:選ばれへんなあ…。ずっと作詞モードに入ってなかったから大変だったんですけど、特に大変やったのが「Melody's Memory」と「ヒミツシークレット」かな。「ヒミツシークレット」なんて1回書いた歌詞はKENTAROに「ここの歌詞おかしくない?」とか言われて。国語の先生みたいやったから絶対歌詞見せんとこと思ったもん。

KENTARO:俺の曲だし、そういうとこは絶対チェックするから(笑)。

●(笑)。KAZZNORIさんのラップも雰囲気変わりましたよね。声の感じも表情が豊かだし、"あれ? 本当にKAZZNORIくん?"って。

KAZZNORI:狙い通りです。昔からヒップホップが好きなんですけど、この3年の間にラップに向きあった感じがしますね。フリースタイルも練習していて、やりたいんですけどなんか恥ずかしくて。

SaCo:やったらええやん。新しいことやっていこう!

KENTARO:全体的に低い声というか、男っぽい声になったよね。

●新しい曲の反応はどうですか?

TETSU:ライブもステージから観ていてめっちゃ盛り上がるし、反応はいいと思いますよ。

KAZZNORI:早くアルバムの曲をたくさんやりたいですね。僕ら的には新しいアルバムからガンガンやりたいけど、お客さんは昔の曲も絶対聴きたいじゃないですか。そう考えるとワンマン以外ではなかなか新しい曲ばっかりっていうのも厳しくて。だからこそワンマンツアーに来てもらいたい。そうすれば、今の曲も昔の曲も、両方しっかり見せられるから。

●自信があるぞと。

KAZZNORI:もちろん! 当時一緒にやっていバンドもみんな解散しちゃってるし、"恥ずかしながら帰って参りました!"って感じですけどね。

●でも今年はみんなが音楽というものが大事なものだって再確認した年だと思うんです。音楽の力って絶対あると思うし、みんなもそれを信じたから復活した訳じゃないですか。だから"少年カミカゼがやるんだったら俺らももう一回やろうかな"ってバンドが出てきてもいいと思うんですよ。

KAZZNORI:1回解散した方が仲良くなるって奥田民生さんも言ってたし、どんどん復活したらいいんじゃないですかね。当時僕らがいたシーンって盛り上がっていて色んなBANDがデビューしたんです。でも、下の世代のバンドに繋げれなかった。

●確かに。

KAZZNORI:結局僕らの代がシーンを作ったはいいけど、盛り上げられずに消しちゃったから下の子たちを上げられなかったっていう責任があるし、だからこそもう一回ライブハウスが楽しかったあのシーンをなんとかしたいと思っています。だから若いバンドともどんどんやっていきたいし、もっと活性化する方法をJUNGLE☆LIFEさんと共に創って行ければと思っています。

TETSU:頑張ろう!

Interview:上田雄一朗
Assistant:森下恭子

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