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少年カミカゼ

SKZ COMES BACK! 突然の“解散宣言”から3年、少年カミカゼが帰ってきた!!

少年カミカゼがメインストリームに帰ってきた!

男女ツインボーカル&RAPというスタイルで2004年から2008年の5年間、ドラマやアニメの主題歌を担当し、キッズから絶大な人気を誇っていた底抜けにポップで前向きなBAND、少年カミカゼ。3年前の解散の理由は“音楽性の違い、不仲”であると公言している彼等が、こうして2011年に再結成を発表したのには理由があった。3月に起こった大震災、そして世界規模での情勢不安や様々なネガティブな話題がつきない現代。そんな時代を少しでも明るくポジティブに、もっと笑顔にする為6人が再び集まり、4thアルバム『FORCE MUZIK』をリリースする。
新生カミカゼの幕開けとも言える『FORCE MUZIK』の楽曲は、今までの彼等の楽曲の持つポジティブさに加え、新たなアプローチとして打ち込み主体のエレクトロなサウンドが加わり、2011年型エレクトロミクスチャーとしてさらなる可能性を示している。8月に配信された先行配信シングルM-5「Melody’s Memory」は少年カミカゼらしさ溢れるポップロックチューン。“笑顔の連鎖”という言葉からもわかるように、彼等の曲、言葉で世界が少しでもポジティブになって欲しいというメッセージが受け取れる。第2弾配信シングルであるM-3「REVORTEX」は「Melody’s Memory」とはうって変わって、ヘヴィなギターリフと重たいドラム、エレクトロなサウンドが強調されていて彼等の新たな方向性を示唆する重要な曲である。
“今は超仲イイです”とVo.和教は笑って語る。このような楽曲の変化(進化)も、沈黙の3年間に彼等が個々に活動してきた経験からきたものなのであろう。それぞれのベクトルを持ってアーティスト活動を行ってきたメンバーが、様々な音楽的要素を持ち寄って最高のアルバムが完成したのだ。作詞作曲も1人だけが行うのではなく個々のメンバーがそれぞれ行いアレンジをカミカゼメンバー全員で行うことにより、よりパーソナルな魅力が引き出されている。メンバーそれぞれの人間的成長が、濃度となって楽曲に投影されているのだ。それぞれ違ったベクトルを向いていたものが、全く同じ方向を指したときのケミストリーは予測不可能で、今作『FORCE MUZIK』のサウンドも容易に形容できるものではない。ただひとつ、アルバムを通して伝わってくるのは“6人で音を合わせる楽しさ”だ。3年間という時を経て、再びシーンに舞い戻ってきた彼等のどれほど強い結束力を持っているのかは容易に想像することができた。
残暑が続く8/27。彼等の生まれ故郷“尼崎”での復活ライブでも、再結成の声を知ったファンが多数集まり、早くも話題性は十分だ。リリース直後の10/21
からスタートするリリースツアーは東名阪の3カ所でのワンマンツアーで、チケットのソールドアウトも近いであろう。和教からのメッセージ「世の中のBANDに言いたいのは、“一度解散してみろっ(笑)”。また戻ったとき全てがリセットされてすげえ仲良くなるから。」は、今の彼等がパーマネントなバンドとして再び歩み出したことを如実に語っている興味深い言葉。解散の理由も再結成の理由も全てオープンにして、2011年リスタートした少年カミカゼの快進撃が始まった。

TEXT:上田雄一朗