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両極を自在に往復する翼を持った彼らが 普遍的なロックバンドへと進化を遂げる

ここ1年くらいのことだろうか? 鴉のライブがこれまで以上に、急速な広がりを感じさせるようになってきたのは。

それにはサウンド面のスケールアップはもちろんだが、今までにない盛り上がり方を見せるオーディエンス層の変化が大いに関わっているように思う。

今年2月に発表したシングル『蒼き日々』は今注目の若手女優・剛力彩芽が主演した日本テレビ系深夜ドラマ「ティーンコート」の主題歌として話題になり、そのレコ発イベントではチャットモンチーと風味堂とも共演。

新たなファンからの支持を拡大する中で彼らに生じた意識の変化は、音にも如実に現れてきているかのようだ。このタイミングでリリースされた2ndフルアルバム『天使と悪魔』は、鴉の真骨頂とも言えるダークでスリリングな楽曲から、明るく突き抜けた解放感に満ちた楽曲まで全14曲を収録。

ネガティブとポジティブ、激しさと優しさ、絶望と希望といった両極を自在に往復しながら一遍の物語として紡がれた今作はかつてないメジャー感を放っている。独自の世界観と孤高の存在感に磨きをかけつつ、普遍的なロックバンドへ。このアルバムは、鴉がそんな進化を遂げていく契機となるかもしれない。

#Interview

「1曲目から14曲目まで通して聴くと、人間模様が見えてくるものになっている」

●今年2月に発表したシングル『蒼き日々』に続いて遂に2ndフルアルバムのリリースとなりますが、今作『天使と悪魔』の構想はいつ頃から?

近野:実は『蒼き日々』の制作よりも前から、今回のアルバムを作ろうと決めていたんですよ。むしろアルバムの制作途中で、『蒼き日々』が入ってきたというか。2ndミニアルバム『感傷形成気分はいかが』(2011年8月)を作って少し経ってからみんなで話し合った時に、次はフルアルバムにしようということになって。

●どんな作品にするかというイメージも、その時点から見えていたんでしょうか?

近野:まず"今までにやっていないことは何だろう?"と考えたんです。今までは全体のコンセプトを特に考えず作っていたんですけど、今回はもう少し作り込んだ作品にしたいなと。そこから、ストーリー性を意識したアルバムを作ろうという方向で練っていきましたね。

●初めてアルバム全体の流れを考えて作り始めた。

近野:1曲ずつの意味を考えながら作っていったんですけど、半分くらいできたあたりで急遽『蒼き日々』の話が入ってきて。そこでアルバム制作を中断したので、頭が一度リセットされた状態になったんです。それによって再びアルバム制作に戻った時には、割とフラットな気持ちでやることができましたね。

●『蒼き日々』の制作を挟んで中断したことで、アルバムに向かう意識が変わった?

近野:最初に作り込んだものに対して改めて考え直してみたら、"もう少し素直にやるべきなんじゃないか?"と思ったんです。そこから新たに録り進めていって、完成しました。

●ストーリー性にこだわるのをやめたということ?

近野:最初はそういう気持ちで作っていたんですけど、レコーディングをしているとやっぱり音へのこだわりが強くなってきて。自然と良い音で録りたい気持ちのほうが勝ってきて、ストーリー仕立てにするっていう考え方じゃなくてもいいかなと思い始めてしまったんです。ただ意図しなくても、仕上がったものはそうなっていたんですけどね。1曲目から14曲目まで通して聴くと、人間模様が見えてくるものになっている。

●結果的にストーリー性のあるものにはなっていると。

近野:最終的に、自分の中では"今までやってきたことも間違いじゃなかった"と感じていて。それが基本的な自分のスタイルなんだと再認識したんです。

●『感傷形成気分はいかが』で自分がやりたいようにやりきったことで、逆に『蒼き日々』では他人が求めることにも応じてみようという考えになったと前回のインタビューでおっしゃられていましたよね。そうやって色んな経験をしたことも、自分のスタイルを再認識するキッカケになったのでは?

近野:当初の予定では『感傷形成気分はいかが』の次に来るのは今作だったんですよ。だから他人の言っていることを取り入れるという意味で、最初にみんなで話し合ってから作り始めたんです。でも『蒼き日々』でそれを先にやって消化してしまった部分もあったので、もう1回素直になろうとしたというか。自分の経験上だけでは測れないこともたくさんあるので、そこは見つめ直しながら今の等身大でやれることをやろうとなった。

●『感傷形成気分はいかが』の時のように、単に自分が好き放題やるというのとは違う。

近野:あの時は内にこもっていても外に開いていても、気持よくやれればどちらでもいいという感じだったんです。でも今回はちゃんと人に伝わりやすいように、簡単な言葉を使っている楽曲を選んだところがあって。単純に今はそういう歌詞にハマっているということもあるんですけど、無駄に複雑なたとえをしていない楽曲を選んでみました。

●そういう意味では、M-13「誓いのバラード」での"俺はただあなたを心から愛していると歌い続けるだけさ"という歌詞は今までにないくらいストレートな表現だと思いました。

近野:これはものすごく昔の曲なので…、今ではこういう歌詞は書けませんね。でも当時に比べても、今のほうが伝わりやすくはなっているのかなと。

「自分でも驚いたのが、今回はほとんど叫んでいないということなんですよね」

●今作は冒頭のM-1「演者の憂鬱」から軽やかさすら感じられるほどで、今までのイメージと随分変わった気がします。

近野:完成したものを聴いてみて自分でも驚いたのが、今回はほとんど叫んでいないということなんですよね。でも意図的にやったわけじゃなくて、今やりたいように違和感のない歌い方で録っていっただけなんです。正直、最初に聴いた時は自分でも"方向性を見失っているのかな?"と思ったくらいなんですけど、"伝えたい"という想いが自然とこういう歌い方にしたのかなと。今までよりもっと幅広く聴いてもらえるような方向へと、自然に行けたんだと思う。

●今までの作品だと、もっと激しい感じの曲が1曲目から来ていましたよね。

近野:もっと表面的な激しさがあったと思うんですけど、それも今思えば周りを意識していた部分があったのかなと。

●"鴉"というバンドに対するパブリックイメージを自分で意識して作っていたというか。

近野:でも今回はそうじゃなくて、1曲目から自分が持っている中で魅力的なものは何でも出していきたいと思ったんです。今まではダサいと思っていたことも、今回は素直にやれたんですよね。

●「演者の憂鬱」を1曲目に持ってきたのも、そういう意識の変化があったから?

近野:実は最初、1曲目に予定していたのは別の曲だったんです。それはもうちょっとバンドっぽさを意識した曲だったんですけど、最終作業のマスタリングを終えて全部の曲が出揃った時に「演者の憂鬱」が今作の中でも特に良く録れたと思ったんですよ。そこでやっぱり1曲目にはそういうものを持ってきたいなと思って、順番を入れ替えました。

一関:それでも特に違和感がなかったんですよね。曲順を入れ替えて聴いてみた時に良いと思ったので、俺の中ではイメージもすぐ切り替わって。

●他のメンバーも素直に受け入れられた。

一関:リスナーのことを想像すると、ちょっとビックリさせてしまうかもしれないですけどね。演奏や歌が今まで以上にグッと大人っぽく色っぽく録れているし、これはこれで良いんじゃないかなと。

●演奏面でも良いものになっている。

榎本:でも実は僕の中で、これがレコーディングで一番苦戦した曲なんですよ。でも苦戦した背景を思いながら聴いていたら、いつの間にか好きになっていて。最終的にこれが1曲目になるという話になった時も、やっぱりこの曲には色んなものが詰まっているんだなと思いました。

●苦戦した分、思い入れも深い曲になったというか。

榎本:演奏に情念みたいなものとか、色んな想いが詰め込まれているんじゃないかな。イントロの怪しげな"ラララ"というボーカル部分にもそれは出ていると思うし、すごく思い出深い曲になりました。

近野:歌の変化というのは、大きいかもしれない。個人的には、そんなに今までと違う曲調という印象はなくて。シャッフルみたいな曲は今までもあったし、自分ではその中の1曲という感覚なんですよ。いつもピアノをお願いしている伊藤立さん(ChesterCopperpot)に抜群のフレーズを入れてもらったので、もしかしたらその効果もあるのかもしれないですね。

●そういうところも含めて色んなものが詰まっている。

近野:『蒼き日々』のレコーディングでは色んな知識を持ったプロデューサーの方と作業したりもして、新しい発見がありましたからね。そこで逆に、ここからはもう少し素直にやっていきたいと思ったんですけど。

榎本:僕は今作の中に、そのM-6「蒼き日々」が入っていることがスパイスになっていると思っていて。この曲があることによって、アルバムらしい凹凸ができたように感じるんです。『天使と悪魔』というタイトルについて(近野)淳一さんが「このストレートな感じが良いんじゃないかな」と言ったのも、この曲の効果があって自分の中で開けている部分と閉じている部分が見えたからなのかなと勝手に思っています。

「自分が今までやってきたことというのは"天使と悪魔"みたいなものなんじゃないか」

●実際、近野くんはどんな理由でこのタイトルにしたんですか?

近野:最初にアルバムの構想を練っている時に、細かいところを考えすぎた反動もあって。それで"タイトルはシンプルなものがいいな"と思ったところはありますね。もっと掘り下げて言えば、自分が今までやってきたことというのは"天使と悪魔"みたいなものなんじゃないかと。1曲の中にそういう真逆なものを入れるという行為が、自分は好きなのかもしれないと思ったんですよ。

●そういう意味も込めて、このタイトルにしたと。

近野:特に今作を録り終えた時、両極端なものが入っているなと思ったんですよね。色んな意味を込めて、まさに"天使と悪魔"みたいなアルバムだなと。あとは、誰が聴いても知っている言葉というのもありますね。

●誰でも知っている言葉というのも重要?

近野:そのほうが、変な先入観を持たずに聴いてもらえるんじゃないかなと思ったんです。わかりやすいタイトルにすることで、言葉の意味とかまで深く考えず楽に聴けるんじゃないかなと。

●たとえばM-4「弧ノ儘」とかがアルバムタイトルになっているとしたら、その言葉がどんな意味なのかが曲よりもまず気になってしまうような。

近野:気になっちゃいますよね。そうやって気になりすぎるタイトルは、アルバム全体を聴きづらくすると思うんですよ。だからタイトルはわかりやすくもあり、軽すぎないものが良いんです。

●それで今回は『天使と悪魔』になったと。曲順は歌詞の内容から、ストーリー的な流れを意識して決めたんでしょうか?

近野:あくまでも、音としてのストーリーですね。流れで聴いていって、"ここだ!"と思ったところに入れていくというか。"この曲の後に何が来るんだろう?"と考えた時に、音が浮かんだ曲を当てはめていきました。

●しっとりした「誓いのバラード」で終わりそうなところを、最後にM-14「小さな僕」が入っているのも今作の面白いところかなと思いました。こういうメロコアっぽいカラッとした曲調は、今までにあまりなかった気がします。

近野:確かにここまで明るいコードを使った、2ビートの曲は作っていなかったかもしれない。「誓いのバラード」で終わったとしたら、自分としても面白くないと思うんですよ。最後に「小さな僕」がなかったら、このアルバムは何もないと言ってもいいくらいで。

●それだけ重要な曲になっている。

近野:重要ですね。本編にはないタイプの曲なので、ある意味でエンドロールのような曲かなと思います。僕はハッピーエンドが好きなので、最後にちょっと安心したい気持ちもあって。

一関:フォークっぽいメロディだなとは思いましたけど、単純に良い曲だなと感じただけで。自分の中では"今までにはない曲だ!"という感じはなかったですね。

●メンバーの中では自然な感じだったと。

榎本:メロコア臭のする曲は、今までも地味にあったりするんですよ。でも明るい2ビートで、ここまで開けきった曲はなかったかもしれない。暗い2ビートよりも、こういう明るい曲のほうが気兼ねなくやれるというか。Aメロからサビに至るまでのストーリーを変に自分で組み立てなくても、お客さんの方向を向いたまま演奏できるんですよね。

●わかりやすい感じなので、プレイヤーとしても余計な解釈をする必要なく素直に演奏できる。

榎本:歌詞の最後が"飛び出せ現在を"で終わっているのも、"ここで終わらないぞ"という"to be continued"な感じが伺えて良いのかなと思っていて。ループしてまた1曲目の「演者の憂鬱」に戻っていけるし、ここに入るべくして入ったという感じがしますね。

「初めて"ポピュラー"という部分に足を突っ込めたんじゃないかな」

●曲順の流れがスムーズなのもありますけど、今作全体を通して今まで以上にすごく耳触りが良いサウンドになっているというか。

近野:自分的には今作をCDプレイヤーでかけながら部屋で酒を飲んでいたら、すごく合うっていうことに驚いたんです。

●日常のシチュエーションにも溶け込める音になっている。

近野:今までは良い意味でも悪い意味でも耳につく音が多かったので、そういう場面ではすごく気になってしまうんですよ。でも今作はお店とかで流しても、(店の)ジャンルによっては溶け込めるものになったのかなと。初めて"ポピュラー"という部分に足を突っ込めたんじゃないかなと思っています。

●"ポピュラーミュージック"って、世の中で日常的に流れているものですからね。それは今作に漂う"メジャー感"にもつながると思うんですけど、意識的なものなんですか?

近野:俺は常にそれを意識しているんですよ。今までも意識していたけど、持っていない部分もあったので出せていなかったのかなと。少しずつ進歩して、今作に至ったんだろうなと思います。

●そこはやはり『蒼き日々』で、これまでにヒット曲を手掛けてきたプロデューサーの方と作業したことが大きかったのでは?

近野:そこで学べた部分はありますね。でもそれもあの時に、自分たちが適応できるだけの技量があったからだと思うんですよ。もしもっと若い頃にやっていたら、たぶんケンカになって終わっていただろうなと思うから。

●あのタイミングだからこそ上手く消化吸収できた。

近野:"自分ってこんなにキャッチーなんだ"というのが、『蒼き日々』を録ったことでわかったんですよね。だからそれを録り終えた後は割とフラットな気持ちで、素直にレコーディングに取り組めたというのもあります。そういえば『蒼き日々』制作時には治っていたかもしれないけど、今回初めてレコーディング中に声の調子がすごく悪くなったんですよ。"このまま歌えなくなっちゃうんじゃないか"と思うくらい、しばらく調子が良くならなくて…。

●そんなに悪かったんですか。

近野:去年の夏頃だったんですけど、かなり長期間でしたね。それで実は、今作には色んな声が入っているんですよ。復帰してから録った曲と、調子が悪くなる直前に録った曲とにハッキリ分かれていて。ちなみに最初と最後の2曲(「演者の憂鬱」と「小さな僕」)が、復帰後第1弾に録った曲です。

●今作は制作期間自体も長かったんですか?

一関:長かったですね。曲数が多い分、自ずと時間はかかるんです。ハードでタフなレコーディングだったというのは今までと同じなんですけど、今回は苦戦した部分も今まで以上に吸収できた気がします。

●それも進化の証明でしょうね。

一関:また、そうやって吸収できたものを今まで以上に出せているんじゃないかなと。苦戦した部分も含めて楽しめたし、これからもそうやって幅をどんどん広げていけたらなと思います。

●ベーシストとして新しい試みもしていたりする?

一関:今回は今まで以上に機材とベースを多めに用意して、色々と自分の中で試したかったことができたんです。M-8「一週間」ではアコースティックベースを使ってみたり、「演者の憂鬱」では曲に合わせてグッと渋めの音にしたりと、曲によってベースの音色を変えています。

●ドラムはどうでしたか?

榎本:さっきは「演者の憂鬱」で苦戦したと言いながら、実は全曲で苦戦しているなと思い出しました(笑)。結果的に良い作品ができたから良かったと思えるけど、色んなことを思い出すとあの時には二度と戻りたくないですね…。

●(笑)。榎本くんは今作が加入してから初のフルアルバムですよね?

榎本:初です! なので、自分的にはかなり難産な感じがあって。聴いていると"良いアルバムだな"と思うんですけど、レコーディング中のことを思い出したら身体のどこかがズキズキ痛んでくる…まさに"天使と悪魔"みたいなアルバムですね(笑)。

「どんどん本当の意味での"ロック"に近づけていると思います」

●そんな今作リリース後にはワンマンツアーも予定されていますが、最近のライブを観ているとフロアの盛り上がりも含めてどんどん良くなっている気がします。

近野:昔に比べると、(演奏開始前から)自分が思っている以上に会場が温まっている状態が多いですね。"徐々に寄り添っていこう"という意識が自分の頭にはあるのに、最初からお客さんが寄り添ってくれている場合が最近は多くて。すごくありがたいことだと思います。

一関:今まで以上に自分たちへの期待度が高まっているのかもしれないけど、やっぱり今までの感覚でステージに出ると、良い意味で調子が狂う部分はありますね。

●『蒼き日々』がドラマ「ティーンコート」の主題歌になったり、チャットモンチーや風味堂とライブをしたりというのもあって、ファン層が広がっているのもあるんじゃないですか?

一関:急に変わったとは思わないですけど、新しい人たちが入ってきてくれているのかなとは感じます。徐々に浸透しつつあるんでしょうね。

近野:チャットモンチーと風味堂と一緒にライブをした時も、疎外感が全くなかったんですよね。本当にいつも通りやれたのは、お客さんがすごいんだろうなって。色んな音楽を聴いて、「良いものは良い」と言える人たちがここに集まっているんだろうなと感じました。

●間口の広い作品を作れていることも、そういう広がりにつながっているんでしょうね。

榎本:僕の中では、歌い方も『未知標』よりも柔らかくなっている気がするんです。下からふわっとくる歌い方に変わっているというか。がなりたてるだけがロックじゃないし、そういう意味では以前よりもロックになったと思いますね。OASISやU2も昔はがなっていたけど、今はしっとりと歌い上げている。でも今の方がキレがある、っていう感じに近いんじゃないかな。常に良い音源を出してきたことで、どんどん本当の意味での"ロック"に近づけていると思います。

●余計な部分が削ぎ落とされた分、核にあるソリッドな部分が見えるのが"ロック"というか。

近野:今作を録っている時の気持ちとして、"余計なものは入れない"という気持ちが強かったんです。だから今までよりも削ぎ落としている感覚はあるんですけど、「足りないものはないか?」と訊かれれば一切ないですね。

一関:今回は今まで以上に濃い音を録れたので、ぜひ生で味わってほしいんです。毎回やれることしかやれないんですけど、無理に背伸びはしていなくて。リアルな今のベストは出せているし、これからも精進してワンマンツアーに臨みたいなと思っているのでぜひ観に来てほしい。

榎本:僕が加入したのは、ちょうど前回のワンマンツアーからなんですよね。まだ入りたてだったので、その時は無力感と悔しさしか残っていなくて。自分の中ではリベンジでもあるし、今回のワンマンツアーは本当に"ブチ殺してやる!"くらいの勢いでいきたい。

●え、ブチ殺しちゃうんですか!?

榎本:いや、"向き合って、包み込んで、殺してやる!"みたいなよくわからない心境で、お客さんと向き合いたいなと(笑)。とりあえず、みんな心してかかってきてほしいですね。

Interview:IMAI
Assistant:Hirase.M