音楽メディア・フリーマガジン

ぱんぷきんず。

アコースティックの常識を越えた まだ見ぬ新世界へご招待!

pumpkins1大阪新世界で「新世界応援団」として活動したり、本年1月にBIGCATで行われたライブフェス「LIVE AWARD supported by ジャンカラ」で見事に優勝を果たしたりと、巷で噂を呼んでいるガールズユニット“ぱんぷきんず。”。そんな彼女たちが今回両A面シングル『いち、に、さん新世界 / Rain Rain』をリリース! JUNGLE☆LIFE初登場の本インタビューでは、結成の経緯から今作に至るまで、徹底的に迫ります!

 

 

 

●ぱんぷきんず。は2013年に結成されたそうですが、どういった経緯で始めたんですか?

なこ:私たちはもともと、音楽系の高等専修学校に通っていたときに知り合ったんです。高校時代はゆるゆるやっていたんですけど、卒業してから“ちゃんと音楽をやっていこう”って決めて。ぱんぷきんず。として活動し始めたのは去年の1月頃でした。

●もともと音楽の道に進みたいという気持ちがあったということ?

なこ:そうですね。私は歌うのがとにかく好きで、小6くらいの頃から“歌の仕事をしたいな”と思っていました。

ありさ:私は中1の頃にギターを始めて、その流れで“音楽をしたい”と思うようになって。

●そもそも、楽器を始めたキッカケは?

ありさ:YUIさんがすごく好きだったんですよ。世代的にもめっちゃ流行っていたし、ずっと聴いていて。

●うんうん。

ありさ:そしたらある夜に『エンタの神様』で犬井ヒロシさんがギターを弾きながら“自由だ〜!”って歌っていたんですよ。それ見て“あ、ギター始めよう”と思いました。

●え、そっち!?

ありさ:引き金を弾いたのは犬井ヒロシさんという(笑)。それがすごくカッコよく見えたんですよね。

●アハハ(笑)。今作は『いち、に、さん、新世界 / Rain Rain』の両A面シングルですが、現在ぱんぷきんず。さんは“新世界応援団”として新世界のPR活動をされているそうですね。実際に応援団として活動してみて“新世界ってこんなとこなんだ!”って気付いたことはありましたか?

ありさ:私は地元が大阪なんですけど、新世界はおっちゃんの街っていうイメージが強かったんですよ。でも活動するようになってからは“賑やかで明るい街なんや”って思うようになりました。ご飯も美味しいし。

●M-1「いち、に、さん、新世界。」の歌詞は、“串カツ どて焼き ふぐ料理”とまさに食べ物の名前から始まりますよね。

なこ:やっぱり“新世界と言えばこれ!”っていうところがあるじゃないですか(笑)。

●確かに(笑)。誰しもが思い浮かべるような単語もあれば、“そうだったんだ!”と思うようなポイントもあって。この曲を聴いて初めて知ったんですが、新世界って人力車が走っているんですね!

なこ:そうなんです! 実は私たちは人力車のお兄さんとすごく仲がよくて、今回のジャケットも人力車に乗せてもらって撮ったんですよ。

ありさ:ジャケットの裏面には人力車のお兄さんも載っています(笑)。

●本当に仲がいいんですね(笑)。そしてもう1曲、M-2「Rain Rain」も推し曲なんですよね。

ありさ:私たちってすごく雨女で、昔から雨が嫌いだったんですよ。だから“どうにか雨をちょっとでも好きになれないかな”と思って作った曲です。歌い初めに“雨のバカ”っていう言葉があるんですけど、私の率直な気持ちです。

●どストレートだ(笑)。

なこ:2人で路上ライブをすると、いつも雨なんですよ。

●“雨の曲”というとしっとりしたものが多いと思うんですけど、「Rain Rain」は割とポップな雰囲気ですよね。

ありさ:雨ってどうしても気持ちが沈んでしまうじゃないですか。でも“そんな中でも見つけられる幸せがあるよ”っていう歌だから、ポジティブさが出るような曲調を意識して作っていきました。

●ちなみに、この曲ができてから雨をよく思えるようになってきました?

なこ&ありさ:………。

●あ、まだっぽい(笑)。

なこ:「Rain Rain」を聴いて好きになるよう頑張ってはいるんですけど…(笑)。でも、お客さんからよく「自分も雨男だから、この歌を聴くと前向きになれるよ」って言ってもらえるようになりました。

●自分たちの意図が、他の人にもしっかり伝わっているんでしょうね。特にぱんぷきんず。さんの曲は言葉のリフレインが印象的だから、すごく心に残ります。

ありさ:今まで自覚はなかったけど“キャッチーなものを作りたい”という意識があるのかもしれないです。M-3「Live」でもサビで“もっと もっと”っていう繰り返す歌詞がありますからね。

●この曲は疾走感があって、タイトル通りライブ映えしそうな印象でした。

なこ:そうですね。これはライブでタオルを回せるような曲がほしくて作ったんですよ。

●アコースティックでそういったアクションがあるライブは、少し珍しい気がします。

なこ:私たちのライブは他のアコースティックのイメージとはたぶんちょっと違うかなと思いますね。静かに聴き入るだけじゃなくて、お客さんと一緒に盛り上がれるような内容にしたいんです。「いち、に、さん、新世界」では、みんなで振り付けをする部分もあるんですよ。

ありさ:特に「いち、に、さん、新世界」は、私たちの代名詞になっていて。一度対バンをした人から、久し振りにあったときに「あ、新世界の人や!」って言われたりとか(笑)。1回聴いただけでそれだけ印象に残っているというのは、すごく嬉しいです。やっぱりぱんぷきんず。はライブがいちばん楽しいと思うから、曲に興味を持ってくれたなら、ぜひライブに来てほしいんですよ。

なこ:そのためにも、しっとりした歌も含みつつ、みんなで一緒に振り付けをしたり歌えたりする歌をこれからどんどん作っていこうと思っているんです。今も楽しいけど、ますます楽しいライブにしていきたい。アコースティックを越えて行くというか。

ありさ:アコースティックの常識をぶち破ります!

なこ:いいこと言った(笑)! なので、ぜひライブに来てください!

Interview:森下恭子

  • new_umbro
  • banner-umbloi•ÒW—pj