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Battery Records

ミュージシャンの視点から、関西の逸材を発掘・リリースする音楽レーベル。「Battery Records」責任者であるトミー(今富氏)の本音に迫るインタビュー!!

_MG_2925アームエンタープライズ株式会社
Battery Records責任者 今富一機

母体であるアームエンタープライズは、関西圏にライブハウス8店舗(心斎橋BIGCAT、心斎橋Music Club JANUS、大阪MUSE、江坂MUSE、福島LIVE SQUARE 2nd LINE、あべのROCKTOWN、神戸VARIT.、京都MUSE)、リハスタ、レコーディングスタジオ、外食店舗などを運営する老舗カンパニー。機動力を活かした展開は、今後の音楽業界への新しいシステムを構築する可能性を秘めている。

 

●では、まずトミーの自己紹介からお願いします。

今富:若い頃はずっとバンドをしていて、10年くらい東京に住んでいました。34歳で大阪に帰ってきて今働いているアームエンタープライズに拾われてからは、8年間福島LIVE SQUARE 2nd LINE(以下セカンドライン)というライブハウスに勤務していたんです。そこから人事異動で心機一転、あべのROCKTOWNというライブハウスに来たんですけど、社長から「レコーディングスタジオ(Battery Recording Studio)があるから、レーベルでもやれよ」と言われまして。そこからレーベルを立ち上げて、日々アーティストと戦っておるわけです。つまりこのBattery RecordsはROCKTOWNというライブハウス業務の一部なんですよ。

●内情をぶっちゃけ過ぎじゃないですか(笑)? 元々トミーは“太陽の塔”というバンドのギタリストだったんですよね。そういう意味でも、バンドの気持ちはよくわかるんじゃないですか。

今富:いろいろ経験はしてきているので、バンドの在り方や自分なりの美学はあります。

●美学というのは、具体的に言うとどんなこと?

今富:例えば、作詞作曲のクレジットを載せるときはバンド名にするとか。個人名を出してもいいんですけど、印税も等分割しようってことでそうしていました(笑)。「あいつだけ印税が多い」とか、お金でモメるのは嫌じゃないですか。

●アハハ、なるほど(笑)。でもBattery Recordsは、ROCKTOWNというライブハウスと隣接するレコーディングスタジオ、そしてレーベルが三位一体になっているありそうでなかった形ですよね。

今富:ライブハウスがレーベルを持って売り出していくのはごく自然な形だと思うんですけど、ここ数年はそれをやる人が少なかったので、僕がやった方がいいのかなと。レーベルとしては初めましての人も多いでしょうから、まずは枚数を出してある程度認知してもらうことが大事だと思っています。

●確かに、リリースのスパンが結構ハイペースですが。

今富:正直しんどいです。

●アハハハハ! でもリリースするというのはそれだけエネルギーがかかることでしょうね。アーティストの選出には、トミーなりのこだわりがあるんですか?

今富:「音楽で一生やったるんや」くらいの覚悟を持っているやつじゃないと一緒にはやらないです。こっちも覚悟を決めてやっているんで、会社としては死ぬ気でバンドをやってもらわないと。音楽性はいろいろあると思いますけど、本気の覚悟があればちゃんといいものを作っていると思うんですよ。

●トミーがチョイスしたアーティストには、そういった共通点があるんですね。

今富:いいものを作っていて、もっといろんな人に聴いてもらいたいなと思えるバンドしかやらないです。

●そんなBattery Recordsが目指しているものは?

今富:「何万枚売るぞ」とか「ミリオンを狙うぞ」とか、大それた目標を持っているわけではないんですよ。まだ手売りで数百枚しかCDが売れないけどすごくいいバンドがいれば、一度流通をかけてまず1000枚売ってみよう。それができたら、次は3000枚を目指そう。そういう風に、ワンランク上がる何かのキッカケになればいいかなと思っていて。もちろんその間にプロダクションがつくなら、それも全然アリですし。アーティストは楽曲やライブといった本来頑張るべきところを頑張って、流通や宣伝をうちのレーベルがお手伝いするというスタンスです。

●囲い込むのではなく、ステップアップするためのレーベルだと。

今富:そうですね。メジャーに行きたければ全然行けばいいと思いますし、マネージメントをしたいという人がいればやってもらえればと思います。もっとも、僕からメーカーにお願いしにいくことはないですけどね。あくまで「聴いてみてください」っていう感じです。

●むしろメーカーから“これは欲しい!”と思われるようなクオリティーのバンドが揃っていると。では、Battery Recording Studioに興味がある人はどうアプローチをすればいいんですか?

今富:基本的にいつもROCKTOWNにいるので、ぜひ声をかけてください。直接話すのが恥ずかしければ、電話でもメールでもOKです。最近はTwitterやFacebookで「悩みを聞いてください」っていう連絡もありますし。

●バンドのお悩み相談もやっているんですね。

今富:はい、何でも聞きますよ。今後売るためにどうライブを展開していくか、どう見せていくかということも含めて一緒に考えていきます。いい作品を作るのは当たり前ですけど、いちばん大事にしているのはやっぱりライブですね。

●トミーがライブで望むものは?

今富:必要なのはサービス精神。お客さんとどう向き合うか、どうすればバンドに応じた楽しませ方ができるかだと思います。

●なるほど! 「Battery Records恐るべし」と言われる日が来るのを楽しみにしています。

Interview:PJ
Edit:森下恭子

 

Battery Records 過去のリリース作品例