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NOISEMAKER

ラウドの次代を築く精鋭。メジャー移籍後に放つのは、シーンを越える快作

【0127_2100解禁】NOISEMAKER_A写_main_small2013年にリリースされた1stアルバム『DOUBLE COLOR SHEEP』をきっかけに、ラウドシーンの次代を築くバンドとして躍進を続けるNOISEMAKER。前作“MAZE TOUR 2014”のファイナル公演でA-Sketchとの契約を発表した彼らが、遂にメジャー移籍第1作目をリリースする。「新たな始まりを迎えよう」という想いを込めた本作『NEO』は、90年代〜2000年代の重厚なU.Sオルタナティブ/ミクスチャーを踏襲しつつ、独自のサウンドへと昇華した完成度の高い作品に仕上がった。確固たるビジョンを持ち、自らの足で突き進んできた精鋭。強いメッセージを持って、彼らは新たなフィールドへ向かう。

 

●今作『NEO』がメジャー移籍1作目となりますね。新しいフィールドに移った、今の心境はどうですか?

HIDE:「変化していこう」というのは常に考えているので、メジャーに移ったからといって特別意識が変わるということはないです。

●変化をしていく上でこの道を選んだ?

HIDE:これまでインディーズでやっていたんですけど、より広いところで勝負していきたいって考えた時に、この方向が今の自分たちに合っているのかなと。4人でやっていくことにも限界はあるので、「新しいチームで(新作を)作り上げていけたら」っていう思いもあって、この道を選択しました。

●これまでの活動も含めて、アートワークや見せ方にこだわっている印象があるんですが、制作は自分たちでやっていたんですか?

HIDE:インディーズ時代はジャケットの制作とかも、全部自分たちでやっていましたね。デザインは、俺かAGがやっていました。

AG:好きで始めた部分もあるんだけど、結局(デザインを)やれる人が周りにいなかったから「自分たちでやっていこう」っていう感じで。フライヤーの制作から始まって、物販もホームページも作っていましたね。その頃はサイトを作るために、まずコードを調べるところから始めましたね(笑)。

HIDE:いくら格好良い曲や、格好良いことをやっていても、それを取り巻くものが良くなかったら…。だから、そういうところに気を使っていますね。

●そういう、見せ方も含めたビジョンは今も変わりはない?

HIDE:そうですね。今回のアートワークやイメージは、レーベルとも相談しながら作りました。アートワークに限らず、自分たちの活動では実現が厳しかった部分も作りやすくなりました。

●制作の幅も広がっているんですね。前回、JUNGLE☆LIFE12月号の“REDLINE RIOT!! SPECIAL TALK SESSION!!”では、AGさんが「自分たちのことを“ラウド”と思っていない」と言っていましたよね。

AG:「こういうジャンルのバンドだから、こうでなくちゃいけない」みたいな固定観念は、想像力を殺しちゃうと思うんですよ。表現したいことがあるなら、凝り固まらずに素直に表現したいというか。自分たちはあくまでロックバンドなので、ラウドシーン(だけ)のバンドとは思っていないです。「もっと自由で良いんじゃないかな」って思います。

●今作『NEO』のサウンドを聴いて思ったのは正にそういう部分で、1990〜2000年代の「格好良い!」と感じたロックが、今のサウンドで鳴っている印象があったんですね。そういう意味でも、ラウドシーンの垣根を越えて広がっていくような作品になるんじゃないかと思ったんです。

AG:それは嬉しい言葉! ありがとうございます。自分たちが音楽で表現する時に、他のバンドとは違う、どこか抜けたところというか。そこを表現したいっていうのがあります。

●歌詞についてもメッセージが詰まっているように思うんですが。その辺りはどうですか?

AG:俺は「この曲を書いて自分は何がしたいのか?」っていうところまで考えて作詞をするんです。ただひたすら悲しいとか、怒っているんじゃない。「聴いた人を奮い立たせるような歌詞」っていうのが1つのテーマなんですよね。例えば「頑張れ!」って単純に言われても頑張れない。でも、違う角度から(言葉で)刺された時って、スッと歌詞が入ってきたりするじゃないですか。そういうことを全曲違うアプローチでやっています。

●1つのテーマをそれぞれ違う角度で伝えていると。じゃあ、今作の中でも一番「メッセージが込めれた!」っていう曲はありますか?

AG:M-3「City Light」ですね。この曲は、ライブの帰り道に閃いた曲なんです。自分の家に帰る途中の丘から夜景を見下ろしたら、街の光がパーッと広がっていて。その時に「あ、City Light!」って、パッと思いついたんです。生きていく上で、それぞれ葛藤とか苦しいこともいっぱいあるじゃないですか。友達や大切な人たちだったり、今の自分の状況がある。でも、みんな光り輝いていて、自分には見えないんだけどそれぞれが何かを照らしているっていう役割がある。だから「俺たちは今の時代に生きる、この街を照らす光なんだ」って。

●なるほど。そういう意味では、ライブでステージに立った時に、目の前にいる観客も輝いて見えるんじゃないですか?

AG:ライブに来てくれる人たちの言葉だったり、表情だったり、ライブ後にかけてくれる言葉で「この一瞬のステージにかけてライブを観に来てくれる人もいるんだ!」って気付かされたりしますね。そこでもらったメッセージと、街の光が(自分の中で)リンクしたんじゃないかなっていう気がします。

●今作のリード曲M-2「Her Diamond」に関してはどうですか?

AG:「今あるプレッシャーは自分のためのものであって、いつか君が輝くために今の状況があるんだ」っていう。メッセージ自体はすごくシンプルな曲なんです。ダイアモンドって、すごい圧力がかけられてできるじゃないですか。人も同じで、「大きなプレッシャーをかけられるから、ダイヤのように輝けるんだ」っていう。「Her Diamond」は身近にいる人のことを歌っているんですけど。自分を奮い立たせるための歌でもあるし、ライブに来た人たちを勇気づけるための歌でもあるんです。

●以前の『DOUBLE COLOR SHEEP』のインタビューではAGさんが「日本人としてできること、日本人として伝えたいことを英語で世界に発信できるバンドになりたい」とおっしゃっていましたよね。

AG:はい。でも今回、日本語を入れているんですよ。このまま全部英詞で行くと思いきや、良い意味でその期待を裏切るというか。

●M-1「Heads and Tails」の“初めから全てここに”という部分ですよね。

AG:曲中の語りのパートで「ここに日本語詞が入ったら面白いな」っていうアイデアがあったんです。この曲は「喜びも悲しみも、幸福も不幸も初めからここにあって、自分が選ぶ立場に立つだけで今の見え方が変わるんじゃないか」っていう歌で。その内容を一文で言い表せるような言葉を、この語りのパートで言えたら良いなと思ったんですよね。それをメンバーに聴かせたら、YU-KIが「めっちゃ格好良いじゃん!」って言ってくれたりして。

●歌詞の内容について、バンド内で話し合うことはありますか?

HIDE:音的な、例えば歌詞の音数が多い、少ないっていう部分はがっちり話し合いますけど。基本的にAGの言いたいことに口は出さないです。今回の日本語詞が入っていたのはビックリしましたけどね。AGの歌詞は、本当に意味の込められた歌詞ばかりだから。心から伝えたい言葉が彼の中でできたら自分の言葉で言うべきだし。今まで日本語詞を書いてこなかったけど、そういう進化も今後はあるかもしれないですね。

AG:もしかしたら、これから作る曲に全文日本語の曲が入ってくるかもしれない。逆に難しいだろうけど(笑)。

●そういう新たな試みや、高みを目指したいという意志が『NEO』というタイトルに反映されている気がします。

AG:『NEO』というタイトルは「新たな始まりを迎えよう!」っていう意味合いで付けたんです。この音源で初めてNOISEMAKERを知るっていう人もいるし、俺たちにとっての新しい挑戦でもある。「新しい入口」っていう意味で『NEO』と名付けました。実は、このタイトルにはもう一つ意味があるんですよ。それは、このCDを買ってみると分かります(笑)。

●そこは買ってからのお楽しみなんですね(笑)。5月から『NEO』のリリースツアーが始まりますね、最後に今回のツアーについて一言いただけますか。

YU-KI:観ている人の心を震わせるような感動的なステージ。単純に「かっけえ!」でも良いし「このメロディ、うっとり…」でも良い。そういう感動を味わえるような、素敵なステージにしたいです。

AG:ライブとしても、ショウとしてもYU-KIの言った“感動”っていうのは絶対必要だと思います。ライブに来る人はCDを聴きたくて来るわけじゃない。それを超える、言葉じゃ説明できない“何か”を求めてくると思うので。その説明できない“何か”を伝えれたらと思います。

●なるほど。言葉では説明できない体験を伝えたい。

HIDE:ツアーは前回と比べてコンパクトですが、その分凝縮した内容にして行きたいと思っています。昔から知ってくれている人も、これから知ってくれる人に対しても、しっかり伝わるような内容にしたいですね。

UTA:メジャー初の東名阪ワンマン…。お客さんと一緒になって良いライブができたら良いなと。

●エクスタシーを感じたいと。

UTA:その通り(笑)。それができれば“成功”と呼べるツアーになるんじゃないかと思います。

Interview:馬渡司

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