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ザ・ヒーナキャット

“可愛いかわいそう”な曲奏でる。2人の新作はハードな“桜ソング”

FullSizeRender80'sハードロック〜昭和歌謡、ゴシックなど…。さまざまな要素を取り入れ、独自の進化を続けるザ・ヒーナキャット。そのユニークな活動は各所で話題を呼び、国内外問わず熱い支持を得ている。そんな彼女たちが前作『ふたり物語』以来、およそ1年ぶりの新作『さくら〜春の夜の夢〜』をリリース。2人が生み出す、物悲しさと可愛さが共存した“可愛いかわいそう”と称される楽曲は、“桜”の要素が加わり和テイスト全開の“演歌ロック”とも言える内容に仕上がった。そんな独自路線をひた走るザ・ヒーナキャットにJUNGLE LIFEが初インタビューで迫る。

 

 

 

 

●まず、2人が出会ったのはいつですか?

ひーちゃん:ひなちゃんとは高校のクラスメイトで、高校1年生の時にたまたま出席番号が前後だったんです。初授業で自己紹介をした時に自己アピール用紙を書いたんですけど、ひなちゃんがアピール欄に“特技・ベース”って書いていて。その頃バンドが組みたかった私は、それをきっかけに「一緒にバンドやろうよ!」って誘ったんです。始めた頃はずっとコピーバンドをやっていましたね。

●バンドを長く続けるつもりはあった?

ひーちゃん:実は卒業した後も続ける気はなかったんですよ。たまたま厚木Thunder Snakeのイベントに出演したことがきっかけでCDを作ることになって。最初は「まあ、やってみよっかなっ♪」くらいの軽い気持ちで始めたんですよね。

●そこから今の活動に至ると。前身バンド・スキルアップの結成が2005年だから、もう10年も続いていますよね。

ひーちゃん:え? もうそんなに経つの? あんまり自覚はないですね(笑)。

●2人とも独特なメイクをされていますよね。今のスタイルになったきっかけは何だったんですか?

ひな:「バンドの方向性をもっと暗い方向に持って行こう」って話し合ったことがきっかけでした。それにあたって衣装も変えて「どうせならメイクも変えちゃえ!」っていう感じで。

ひーちゃん:でも最初は“似非ゴス”って言われるくらい安っぽい衣装だったんですよ。動画サイトでどんどん研究していって、今では見た目が濃くなりました(笑)。

●そのスタイルが子供に大人気で、ライブが終わると子供が2人に駆け寄ってくると聞きましたが。

ひーちゃん:そうなんです。どこでライブをやっても「何かいるぞ!」みたいな感じで子供が寄ってきてくれるんですよね。その後じ〜っと私達の顔を見て、写真を撮って帰るっていう(笑)。

●ははは(笑)。インパクトが強いですもんね。もともと変身願望があったりする?

ひーちゃん:変身願望…ありますね! プリキュアとか好きだし、セーラームーンも好きです(笑)。実際にステージ衣装になると(自分のキャラが)変わりますね。ちょっと大人になるというか…ドタバタしなくなります。

●バンド名も印象的ですが、由来はなんですか?

ひーちゃん:ひーちゃんとひなを繋げて“ヒーナ”で。それに「何か動物の名前つけようか?」っていう話になって、2人ともネコが好きだから“キャット”を付けたんです。それに“ザ”をつけたら懐かしい感じがして良いかなと思って。それで“ザ・ヒーナキャット”っていう名前にしました。

●なるほど、分かりやすい(笑)。楽曲からもどこか懐かしさを感じますよね。M-1「さくら〜春の夜の夢〜」も歌詞とメロディのバランスが演歌的というか。

ひーちゃん:あぁ〜、よく言われます。私が作った曲に、ひなちゃんのベースラインが入ると“演歌ロック”になっちゃうみたいなんです(笑)。でも、別に狙って作っているわけではないです。演歌が作りたいわけでもないし、ビジュアル系になりたいわけでもなくて。ただ好きなことをやっているだけなんですよね。

●自然とそうなったと。

ひーちゃん:お母さんがハードロック好きで、小さい頃からKISSやモトリー・クルー、クイーンを聴いて育って。お婆ちゃんは民謡の先生だったんですよね。きっとその影響が今の音楽性に出ているんだと思います。

●曲はどうやって作っているんですか?

ひーちゃん:ピアノの演奏だったり、iPhoneで録った鼻歌にコードをあててみたりして、最初は適当に作るんです。「さくら〜春の夜の夢〜」は、どちらかと言うと「カラオケで歌いたくなる歌」っていうイメージがあって。カラオケで演歌を歌うとすごく気持ち良いんですよね。今作はそういう曲をやりたかったのかもしれないです。

●制作には時間をかける方?

ひーちゃん:う〜ん、曲は2〜3時間あればできます。逆に出し惜しみしちゃうような曲って、良くならないことが多いんですよね。M-2「胸♡かもね」なんて「こういう曲が作りたいね!」って鼻歌で歌ったメロディが「それ良いね!」っていう感じで盛り上がって、すぐ曲になったんです。「恋がしたい」(2013年リリース 2ndシングル)もギターをチャカチャカ弾いていたら、30分もかからずにできちゃいましたから(笑)。

●へぇ〜! あっという間にできちゃうんですね。今作を作り終えてみて次回作についての構想はありますか?

ひーちゃん:実は今、バリバリの“夏ソング”を作っています。今までのザ・ヒーナキャットにはないくらい明るくてポップな曲になっているんです。「恋がしたい」より明るい曲になるんじゃないかな。

●突き抜けたような曲ができたと。

ひーちゃん:そう。ちょっと恥ずかしいくらいの“夏ソング”です(笑)。

●今後のライブでは、8/30に厚木Thunder Snakeでワンマンが控えていますが、普段のワンマンでは何か特別なことをやっていますか?

ひーちゃん:それぞれソロで演奏する曲をやったりします。この前は、ひなちゃんがアップライトベースを弾いて、私はヴァイオリンを弾きましたね。

ひな:今回のワンマンはパーティーみたいな感じで、みんなで和気あいあいと盛り上がれるライブにできたらなって思っています。

ひーちゃん:「イェーイ!」みたいな感じでやりたいですね。

●12/5には、(渋谷TSUTAYA) O-WESTでもワンマンを開催するんですよね。

ひーちゃん:そうなんです。O-WESTのワンマンは「誰も観たことがないようなザ・ヒーナキャットのワンマン」をしたい! 例えば空から降ってきたりとか(笑)。それは難しいですけど、かくし芸みたいなことはやりたいと思っています。曲は曲でしっかり演奏した上で、それ以外で面白いことをやりたいです。

Interview:馬渡司

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