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ナノ

手が届きそうな距離感。チケットを掴んだ人々だけが味わえた熱狂

2015/4/5 @原宿ASTRO HALL“ナノ3rdアルバム『Rock on.』リリース記念 プレミアムライブ「Rock on.」”

ナノ_12/25に3rdアルバム『Rock on.』を発売したナノ。その新作の購入者限定で行われた“プレミアムライブ「Rock on.」”は、今までの規模からギュッと凝縮した200〜400人規模のライブハウスツアーとして行われた。そのツアーのファイナル公演、原宿ASTRO HALLの模様をレポートしたいと思う。

本人に先行してナノバンドがステージに入場し、「SABLE」の演奏が始まる。会場がドッと盛り上がる中、真打ちナノが登場。オーディエンスの大歓声とともに幕を開けた。ステージに照明が当たった瞬間に驚いたのは、始めからトレードマークのフードを被らずに登場したところ。絶妙な照明効果でハッキリと見えなかったナノの表情が次第に明らかになっていく。その過程にも独特なスリルがあった。

間髪入れずに「identity crisis」、「Scarlet Story」を放つナノ。超至近距離で行われるパフォーマンスは特別な空気感だ。よりライブ感の増したステージングに、オーディエンスの歓声が自然と巻き起こり、会場全体が共鳴しているよう。「全身全霊全力で、ナノにぶつかってきて下さい!!」フロアの熱狂にナノが応える。続いて「JUMP START」が演奏され、会場の温度は更に上昇。その後も「One Life」などの演奏で抑揚のあるステージを披露し、「Rock on.」で本編を終えた。

観客の熱い声援に応え、再びステージに立つナノ。「音楽は、宇宙のように無限の世界だと思っていて。どんな時でも人と人を繋げることが音楽の素晴らしさだと思う。そんな無限の世界を(みんなと)一緒に歩んでいきたい」。そう言って「Dusty Mirror」で今回のツアーを締めくくった。

「本当に最高のツアーをありがとうございます」。ナノが告げた感謝の言葉。そのメッセージにオーディエンスが応える光景はとても温かかった。手の届きそうな距離感で行われた本公演。それは今回のライブに入場するチャンスを掴んだ人々だけが味わえた、特別な体験だったに違いない。それはポジティブなエネルギーで溢れた、とても清々しいものだった。

TEXT:馬渡司

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