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A Barking Dog Never Bites

放たれた最終兵器、極悪DANCE COREが飽和状態のシーンを激震させる

PH_ABDNB_mainバッキバキの極悪“DANCE CORE”を奏でる横浜発5人組バンド、A Barking Dog Never Bites(以下バーキング)が初のフルアルバム『DOGMA』をリリースする。ラウドシーンが隆盛を極める中でも、自分たちらしい歩みを見失わずに研鑽を続けてきた彼らの結晶とも言える今作。ここでは打ち込みや同期を一切使わず、5人の個性が凝縮された“DANCE CORE”サウンドがどこまでも生々しく鳴り響く。超絶リフと予測不能なアンサンブルの中で縦横無尽に飛び交うスクリームとメロディは、このバンドを唯一無二の存在へと押し上げる強烈な推進力だろう。変幻自在のスクリームと一撃必殺のメロディが、息継ぎする間もないほどの圧巻のパフォーマンスに乗り、ライブハウスを狂乱のダンスフロアへと変えていく。これまでほとんどメディアに登場することのなかったバンドの実体を明らかにするべく、初登場にして表紙&ロングインタビューという強力過ぎる特集で迫った。

SPECIAL LONG INTERVIEW #1

「今は最初から壊されるつもりで作ってきていて。みんなで各々が通ってきたルーツとかを加えることで、オリジナルになるんじゃないかなと思うから。それでバンドの色が出せたら、なお良いなと思っています」

●2010年12月に自主制作で1stシングル『Chain of Society』を発表していますが、バンド自体の結成はいつ頃なんでしょうか?

Ryo:2010年ですね。

Kizuki:今年でちょうど5年目になります。

●最初から今のメンバーだった?

Ryo:いや、最初からいたのは僕とSowとKizukiだけなんですよ。何度かメンバーチェンジがあった中で、まずAkiが加わって。1年半前くらいにWataruが入って、今のメンバーになりました。

●元々はボーカルが1人だったんですね。

Ryo:Wataruには抜群のメロディセンスがあるので、ここからもっと上で戦っていくという時には絶対に必要だなと思っていて。そこで声をかけて、加入してもらったんです。

Wataru:僕が当時やっていた別のバンドではKizukiにサポートでドラムを叩いてもらっていたので、結成当初からお互いのことは知っていたんですよね。そのバンドが解散して「これからどうしようかな?」というタイミングで声をかけてもらって、加入に至りました。

●バンドとしてもっと上で戦っていくという決心を固めた時期に、Wataruくんを迎え入れた。

Ryo:シングル『REBORN』(2014年3月)を出す前に、「もう少し上で戦いたいな」と思うようになって。当時はまだ流通に乗せていなかったので、その後の流通も視野に入れた中で自分たちが戦っていくにはやっぱり新しい力が欲しいなと思っていたんです。

●ボーカルのスタイルとしても自分とは違うものを持っている人ということだったんでしょうか?

Ryo:そうですね。僕はどちらかと言うとメロディを考えるのが苦手だったので、Wataruのことをすごいなと思っていたんです。もう1人ボーカルを入れようという話になった時も真っ先に「Wataruが良いんじゃないか」と言って。

Kizuki:みんな、意見がすぐに一致しましたからね。圧倒的なメロディセンスがあるというところで、みんなが思いつくのがWataruだった。だから迷うことはなかったです。

●逆にRyoくんのスクリーム/シャウトもすごく多彩で、1人でやっているとは信じられないくらいというか。

Kizuki:元々は『Chain of Society』のレコーディング中に、Ryoが変な音を出せるようになったのがキッカケで。僕らも「やっちゃえ! やっちゃえ!」という感じでそのまま録音したところから、面白がってたくさん使うようになったんです。気が付いたら、色んな種類を使い分けるようになっていましたね。

Ryo:最初は色んな声を使えるというのが面白くて、やっていただけなんです。「こういう気持ちの時はこういう声で歌いたいな」といったことまで考えられるようになったのは最近ですね。

●ボーカルスタイルが違うのは、音楽的なルーツも違ったりするから?

Ryo:僕は元々メロディックパンクやミクスチャーを聴いて、バンドを始めようと思ったんです。こういう声を出そうと思ったキッカケは、Linkin ParkやPay money To my PainのKさんのシャウトをカッコ良いなと感じたところからで。そこで自分もやってみようとなったのが最初ですね。

Wataru:僕は昔から何か特定のジャンルが好きだったわけではなくて、歌うことが好きだったんですよ。だから「良い声だな」とか「良い歌だな」と感じる人の音楽にのめり込んでいった感じですね。元々はギターロックのバンドをやっていた時期もありますし、終始クリーンで歌い上げるような曲が多かったです。

●Wataruくんはラウドロック的なシーンを通ってきてはいないんですね。

Wataru:加入した当初は自分でもそういう色に染まろうと思っていたんですけど、活動を続けていく内にそのままでいたほうが自分らしくて良いのかなと思うようになってきて。入ったばかりの頃は人からも「馴染んでいない」と言われたりもしたんですよ。でもそういうのも個性かなと思うようになってから、今では気にならなくなりました。

●加入してからの1年半でそこまで来られたと。

Wataru:加入してからも仙台や名古屋、大阪と色んなところをツアーでまわっていて。ライブの頻度やメンバーと一緒にいる時間の長さも、今までやってきたバンドとは桁違いだったんですよ。それがあったから、思った以上に早くそういうところにも気付けたのかなと思います。

●ラウド系のルーツを持っているメンバーは…?

Sow:僕も最初はL'Arc〜en〜CielやGLAYやX JAPANからだったんですけど、速いものがカッコ良いと思うようになった時期があって。そこからオフスプリングやSum 41みたいな海外のパンクバンドを聴くようになって、さらにEMOやスクリーモにもハマったんです。特にメタルとスクリーモがすごく好きで、前にやっていたバンドもハードコアでしたね。

●Sowくんはメタルやスクリーモ、ハードコア的なルーツを持っているんですね。

Sow:元々そういうルーツを活かしながら曲を作っていたんですけど、だんだん自分の中で新しい音楽を求める気持ちが強くなって。自分の中で消化するものがもっと欲しいなと思ってから、本当に雑食になったんです。R&BやHIP HOPからブラックミュージックや打ち込み系まで色んな音楽が好きになってからは、別け隔てなく聴けるようになってきましたね。

●リズム隊のお2人はどういうルーツなんでしょう?

Aki:僕は自分のバンドくらいしか、こういう音楽を聴かないんです。だから逆に「こういうのはどう?」という感じで、Sowが持っていない要素を出せる“引き出し”要員かなと思っています。フュージョンやジャズも好きなんですけど、Kizukiもそういう音楽が好きなんですよね。

Kizuki:僕も元々は、ジャズやボサノヴァの曲でゆったりとした感じのドラムを叩くのが好きで。スタジオでもたまにファンクっぽい感じでAkiと合わせてみたりするのが楽しいんです。本当にこのメンバーとやっているから、こういうドラムを叩いているという感じですね。

●そういうバラバラのルーツを持った5人が集まった結果、今の音楽性が形成されている。

Aki:それぞれが聴いてきた音楽が少しずつ違っているんですよね。各々が好きなものを出し合った結果、こういう形になっているというか。

Kizuki:メインとなる流れや構成は、Sowが考えているんです。でもSowも自分が持ってきたものをそのまま使ってもらおうと考えているわけではなくて、「これがどう変わるのかな?」という感じで。スタジオで音を合わせる中で各々の趣味嗜好が加わっていって、曲が完成するという流れなんですよ。

Sow:でも最初はつらかったです…。せっかく1曲仕上げてきたのに…。

●すぐ壊されるっていう(笑)。

Sow:でも今は最初から壊されるつもりで作ってきていて。みんなで各々が通ってきたルーツとかを加えることで、オリジナルになるんじゃないかなと思うから。それでバンドの色が出せたら、なお良いなと思っています。「個性的だよね」と言われるのが嬉しいので、色々な音楽を自分の中で消化して「これがA Barking Dog Never Bitesだ」と言える音をやれたらなと。

●結成当初から今の音楽性は見えていたんですか?

Kizuki:初期はもっとエゲつなかったというか…、カオティックでしたね。

●そこから徐々に変わってきた?

Kizuki:お客さんとライブを通して一緒に遊びやすい曲のほうが楽しいという感覚がどんどん大きくなってきたんです。「こういうふうなアプローチをすれば、お客さんからこういうふうに返ってくるだろうな」と考えながら作っている内に、「もう少しシンプルにしたら良いんじゃないか」とか「変なところは思いっきり変にして、面白がってもらおう」と考えるようになって。そこで曲の構成がシンプルになってきて、今の形になっているのかなと。

●お客さんのことを考えるようになってから、音楽性も変わってきたんですね。

Ryo:ライブで一緒に遊べることが楽しかったから、お客さんとの距離をもっと縮めたいという想いが大きくなってきました。こっちから投げるだけじゃなくて、お客さんからのリアクションも欲しくなってきたんです。

●それはいつ頃から?

Ryo:もう1つ上に行きたいと考えるようになった時期からですね。『REBORN』くらいの時期からライブは僕らだけで楽しむものじゃなくて、お客さんがいるから成り立つものなんだと思い始めて。

●『REBORN』はタイトルからも、生まれ変わって再出発的な意味もあるのかなと思いました。

Kizuki:完全にその意味を込めて付けたタイトルですね。

Aki:ちょうどメンバーチェンジがあった時期なので、そういう意味合いが強いです。この5人になって最初の音源だから。

●そして昨年6月にリリースした店舗限定シングル『Endrphin』は初めてライブ会場以外でも販売されたわけですが、SOLD OUTしたんですよね。

Sow:反響がありましたね。買ってくれるお客さんは確実にいるんだということが、僕らの自信にもつながって。『Endrphin』でお客さんに自信をプッシュしてもらえたところを、次のミニアルバム『DOGIT』で出せたかなと。

Aki:攻めのシングルで、“やり逃げ”みたいな感じでしたね(笑)。でもそのおかげで次の『DOGIT』にも興味を持ってもらえたんじゃないかな。4店舗で400枚限定だったんですけど、それがすぐに捌けてくれて。お店の人からの評判も良かったんですよ。

●反響の大きさも自信になったと。

Ryo:ここでだいぶ変わりましたね。

Kizuki:知らない人がライブハウスで自分たちの曲を一緒に歌ってくれているのを見て、すごくモチベーションが上がったんです。『Endrphin』は店舗限定だったので、次はもっと広げたいなと。また新しいものを作って、全然知らないところまで発信していきたいなという気持ちになりました。

●それが次にリリースした初の全国流通盤ミニアルバム『DOGIT』につながっている。

Ryo:全国で勝負しようという意気込みの塊ですね。

Kizuki:気合十分でした。

Aki:これもやりたい放題やりました(笑)。

●やり逃げとか、やりたい放題ばかりだな…(笑)。

Kizuki:基本的に僕らはずっとやりたい放題やらせてもらっているので(笑)。『DOGIT』ではボーカル2人がそれぞれクリーンとシャウトを歌い分けるにあたって、そこがはっきりとわかるようなものであれば、後ろの演奏は色々とやっちゃっても良いんじゃないかという感じだったんです。だから演奏面ではたくさん遊んで、ボーカル2人にものびのびと好きなことをやってもらえた作品になっていると思います。その点ではストレスもなく、どんどん「こうしちゃおうぜ!」という勢いの中で作れたイメージですね。

Wataru:各々の個性の凝縮みたいな感じです。

●メンバーそれぞれが個性を発揮できている。

Wataru:ちゃんと5人が横並びになれた状態で出せた作品でしたね。

Kizuki:バンドが1つになれた感覚がすごく強かったです。

●『DOGIT』には、そこまでの1つの集大成的な意味合いもあるのかなと。

Ryo:そうですね。“DOGIT”は、“遊び散らかす”みたいな意味なんですよ。“DOG”も入っているし、全国に挨拶代わりという意味で良いかなと思ってタイトルにしました。

 

SPECIAL LONG INTERVIEW #2

「各パートごとにやりたいことができているという時点でバーキングなんだと思うんですけど、やっぱり個性的な2人がボーカルとして歌ってくれているので、それが上に乗ることでどんどん新しいものができているんだなと思っています」

●今回の1stフルアルバム『DOGMA』というタイトルにも前作同様に“DOG”が入っているわけですが、ここに込めた想いとは?

Ryo:実は『DOGIT』を出したすぐ後くらいには、次のタイトルは『DOGMA』にしようと考えていたんです。“DOGMA”を直訳すると“独断的な意見”みたいな意味なんですけど、今回は歌詞にも自分の言いたいことを飾らずに書けたというのがあって。『DOGMA』にしたいと話したらメンバーにもすんなりとOKをもらえて、これに決まりました。

●今作の歌詞は飾らない言葉で書けている。

Ryo:「カッコつけなくて良いんだな」と思えるようになってきて。お客さんに助けられている部分もいっぱいあるので、そこに対して嘘はつきたくない。「俺はこう思っているよ」というのをもっとシンプルに伝えたいなと、今回は思いました。

●たとえばどんなことを歌っているんですか?

Ryo:今回は“お客さんとのつながり”を全体的なテーマとして、歌詞を書いたんです。「つらいことがあっても俺がいるし、俺がつらい時はみんなに助けてもらっている」というテーマを自分の中で持って、全曲書きましたね。

●そういうことを歌っていたんですね。

Ryo:今作の歌詞に関しては自分の中でテーマがあったので、メロディラインも「お客さんと一緒に歌えるような感じで作って欲しい」ということは言っていて。そこで僕の想像を超えるメロディラインが上がってきて、またハードルが上がるという感じで…後悔しました(笑)。

●後悔したんだ(笑)。

Ryo:ハードルが毎回上がるんですよ…。だから逆にプレッシャーですよね。この中で一番、(フロントの)自分がカッコ良くないといけないわけじゃないですか。本当に毎回レコーディングをやりたくなくて…(笑)。

●そのくらいプレッシャーを感じていると。

Ryo:ドラムが録り終わり、ベースが録り終わり、ギターが録り終わり、相方(Wataru)が歌を録り終わり…、「ここに行かなきゃいけない」というハードルがすごい勢いで上がっていくから。でもだからこそ僕はここまで成長できたのかなっていう。このメンバーだからまだまだ成長できるし、上にも行けるのかなとは思っています。

●メンバーが想像以上のものを仕上げてくるから、自分も奮い立たされるというか。

Ryo:上がってきたものを聴きたくないんですよ。「もう俺が入れなくても良いんじゃないかな」っていうくらいのものが毎回上がってくるんです。楽しみでもあり、「ふざけんな!」っていう気持ちでもありますね(笑)。

Kizuki:レコーディング中はいつも「ふざけんな!」精神が強いよね(笑)。

●でもRyoくんもそれを超えるものを最後に乗せるわけですよね。

Kizuki:こう言いながらも、最後にしっかりと仕上げをしてくれるのはわかっているんですよ。だから俺らが下手なことをしてしまったら、本当に(Ryoの)独壇場にさせてしまう。それは嫌なので、みんなでなるべくより良いものを重ねて、最後にバトンを渡せるようにという気持ちはいつもありますね。

●基本的にはバンド隊が曲を先に作って、そこにメロディを乗せてから最後にシャウトを乗せるという流れなんでしょうか?

Kizuki:そういう作り方もありますし、Wataruが自分でギターを弾きながら聴かせてくれたメロディやサビから派生したり、そのサビやメロディを他の曲に突っ込んでみたり…という場合もたまにありますね。

●メロディからの派生もあると。

Wataru:特に今回の曲を作るにあたっては、そういうことが増えました。たとえばM-2「Swamp Bury the Man」やM-6「The Ghost Inside of You」、M-9「Blue Bird」は(曲が)完成する前の段階から「こんなメロディを入れて欲しいんだよね」と伝えていた曲で。前作まではできあがった曲にメロディを乗せていくやり方だったのが、今回は基盤を作る段階から色んな意見を出すことができたので、その点ではすごくイメージしやすくて作りやすかったです。

●メロディに関しても自信のあるものが書けたのでは?

Wataru:そうですね。今回はかなり時間がかかったんですよ。それこそドラムのレコーディングが始まった時点では、まだメロディができていない曲もあったりして。でも妥協はしたくなかったので粘りに粘っている中で、レコーディングに入ってから「これだ!」というものを掴んだ瞬間があったというか。

●何らかの感覚を掴んだ。

Wataru:頭の中でイメージしていたものと自分が実際に出していたメロディに対するギャップをずっと感じていたんですけど、それがやっと1つにつながったなと。オーディエンスとの一体感というテーマと実際に自分が出しているものがパチンとハマった瞬間にブワッと一気に浮かんで、あとはもう勢いで出し続けました。それによって、曲調自体はバラバラでも全体を通してのクオリティという面では自分自身も納得できるというところにつながったのかなと思いますね。

●曲調は多彩でも、どの曲もバーキングならではのオリジナリティがあるものになっているかなと。

Kizuki:さっきAkiも言いましたけど、僕も元々こういう激しい音楽は自分たちのもの以外ではあまり聴かないので、何が正解なのかもわからないんですよ。でも逆に正解がないからこそ、面白いんだと思いますね。みんなで探り探り進めて、「これで良いでしょ!」とみんなが納得できないと正解にはできない5人だから。毎回全ての曲が何となくできあがっているわけではなくて、全員が納得しているものしかできあがらないような作り方を元々しているんです。

Sow:好き勝手にやっているので、各々のルーツは出ていると思うんですよ。各パートごとにやりたいことができているという時点でバーキングなんだと思うんですけど、やっぱり個性的な2人がボーカルとして歌ってくれているので、それが上に乗ることでどんどん新しいものができているんだなと思っています。

●最終的に2人のボーカルが乗ることで、バンドとしての進化を遂げることができている。

Aki:今回はボーカルの力が大きいですね。『DOGIT』は楽器隊が本気でやりたい放題やった上でボーカルがそれを乗りこなしてくれた感じがあるんですけど、どちらかというと『DOGMA』は楽器隊全体で歌を支えるというか、歌を立たせるためにやっている演奏が多いかなという気がしています。

Kizuki:「あの2人の歌が乗っかるんだから」ということへの自信と安心感というか。「お願いします!」という気持ちで、最終的に曲を2人に渡したところはあります。

●ちゃんとそれぞれの個性を出しながらも、バンドとしての一体感も出せているわけですよね。

Wataru:『DOGIT』を作った時よりも、それぞれの切り口がわかっていたことは大きかったですね。「こういうものが欲しいんだろう」というところも踏まえて作れたことが、満足感にもつながっているんじゃないかな。今回はそれぞれの個性というよりも、バンドとしての一体感が強くなったという気がします。

●そこはライブやツアーを重ねてきた成果でもあるんでしょうね。

Sow:最後のM-12「This World is in Riot」は、一番最初に出したシングル曲「Chain of Society」のリメイクなんですよ。原形をほぼ留めていないんですけど、このメンバーでツアーをたくさんまわってきた中で得た成果を今、一番最初にリリースした曲に込めたらどうなるかというところで作った曲がこれなんです。

●他にも過去に自主制作で出した楽曲は多数あるわけですが、1stフルアルバムということでそういう曲も入れようとは思わなかった?

Ryo:それをやっちゃうと、今までの自分たちに負けた気がするんですよね。今回は、過去の作品や過去の自分たちを超えたいという気持ちがとにかく強かったなと思います。

●そういったところも含めて、自信のあるものができた。

Ryo:何年経っても自信を持ち続けられる作品ができたと思います。

Kizuki:でも作り終わったら、「もっとこうしたい」というものが出てくるもので。これを聴いてくれた人たちに対して、次はどんな音楽を発信してやろうかなというワクワク感が早くもあります。もちろん間違いないものが完成してはいるんですけど、そのぶん自分たちでハードルを上げてしまったというか(笑)。「これを超えなくちゃいけないのか」というところの緊張感とワクワク感はもう既にすごくありますね。

Aki:このCDを聴いてお腹いっぱいにならずに、ライブに来て生で楽しんで欲しいです。やっぱり、生が一番だから。

●ライブで体感して欲しい。

Sow:曲によっては複雑だったり、逆にすごくシンプルだったりもするんですけど、構成にかかわらずライブでやったらお客さんが夢中になってくれるものばかりだと思うんですよ。音源もメチャクチャ自信があるんですけど、やっぱりライブバンドでいたいのでそこは大事にしていますね。

●ライブバンドとしての真髄を体感できるのは7月からのツアーだと思いますが、自分たちでも楽しみでは?

Sow:すごく楽しみですね。ツアー初日の7/18の下北沢ReGから新曲もバンバンやっていくつもりなので、お客さんにも楽しみにしていて欲しいです。

Kizuki:今回の『DOGMA』はどれをとっても良い曲に仕上がったので、一切の不安がなくて。お客さんから感想を聞くまでもなく、絶対に良かっただろうと思えるものに仕上がったので早くライブで会いに行きたいなと思います。

Aki:「みんなでこのアルバムの曲を合わせたら、どうなるんだろう?」というのもあって、早く人前でやりたいですね。予想以上に難しかったりもするので、それも自分たちのレベルアップにつながるかなと。高いハードルだからこそ、挑戦したいなと思っています。

Wataru:観ている人や聴いている人が入り込みやすいようなメロディラインやコール&レスポンス的な部分をたくさん盛り込んだので、ライブの中で一緒に作っていけたら良いなという気持ちが一番大きいですね。

Ryo:ライブに関してはいつも絶対的な自信を持ってやれているんです。セットリストを毎回変えられるくらい全曲に自信があって。予習してこなくても僕らは絶対に楽しませる自信があるので、CDを聴いて来なくてもその場で僕らとの距離を縮められるライブを毎回するつもりでいます。楽しみに待っていて下さい!

●今作をキッカケに、今後どう駆け上がっていくのかも楽しみです。

Ryo:ここからもっと大きな会場やフェスにも出て、色んな人の前で『DOGMA』の曲をやりたいですね。まだまだ僕らを知らない人のほうが多いと思うんですけど、もっと多くの人たちと僕らの音楽を通して一緒に遊びたいです。

Kizuki:あと、今作は以前から力を貸してくれていたモロさん(師崎洋平/NEWScript代表、下北沢ReG、URCHIN FARM)の立ち上げた新レーベル“Chord es Records”からの第1弾リリースでもあるんですよ。モロさんはバンドのメンバーみたいな感じで「もっと面白いことをやろうぜ!」と言ってくれる方なので、ツアー中にもまたワクワクが増えていくんだろうなと思っています。ずっと好き放題やらせてもらってきたんですけど、Chord es Records所属になって僕らはもっとやりたい放題できるんだなという感じですね(笑)。

Interview:IMAI

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