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coldrain

彼らが走り続けるその先にはもう壁なんて存在しない

coldrain presents “BLARE DOWN BARRIERS 2015”
2015/4/24@新木場STUDIO COAST

NOISEMAKER / BLUE ENCOUNT / FACT / coldrain

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2010年、coldrainが地元・名古屋でスタートさせたイベント、“BLARE DOWN BARRIERS”。Pay money To my PainやCrossfaith、SiMといった盟友を迎えて名古屋Bottom Lineから始まった同イベントが、今年4月、大阪・東京・名古屋の3都市で開催された。ジャンルやシーンの壁を超えて集った猛者たちの共演を、4/24の東京公演で目撃した。

まずステージに登場したのはNOISEMAKER。開演からパンパンに埋め尽くされた客席には熱気が充満し、NOISEMAKERのアグレッシヴなステージで興奮は更に急上昇。Vo.AGが叫べばオーディエンスが叫び、AGが吠えればオーディエンスも吠え、そして暴れる。息をつかせぬライブはあっという間に終盤に突入し、「SOMEBODY WANTS DAYS YOU CLOSE」で大きな大きな一体感を生み出した後、再度の「PLATINUM SHOES」でフロアはモッシュとダイブの嵐。全身全霊で音にまみれた観客たちは、キラキラとした笑顔でステージの4人に拳を振り上げる。

超満員でパンパンだったはずのフロアがステージ方向にぎゅっと圧縮していく。BLUE ENCOUNTが「JUST AWAKE」で華々しくライブの幕を開けたのだ。「ロストジンクス」や「NEVER ENDING STORY」など、スケール感の大きなステージングで観客を一気に巻き込む凄まじいエネルギーはさすが。Vo./G.田邊が「coldrainに“東京がいちばんヤバかった”と言わせたい!」と叫ぶ。3ヶ所そうそうたるメンツの“BLARE DOWN BARRIERS 2015”、田邊がそう思うのは当然のこと。汗を振り乱し、キャッチーかつソリッドなサウンドとキラキラとしたメロディで会場をガンガン盛り上げまくり、最後は「もっと光を」で締め。全力で走り抜けたかのような6曲を、オーディエンスは余すこと無く楽しんだ。

ライブ開始早々の「loop」でフロアにたくさんのサークルモッシュを作り出したのはFACT。超攻撃型のセットリストで攻めまくり、ハーコーモッシュやクラウドサーフが乱発するフロアを見て、Ba.Tomohiroが「あれ? ステージダイブ未だ見てねえな」と更に煽り、客席の興奮はピーク。しかも彼らのステージはソリッドかつヘヴィなだけではなく、包み込むようなメロディで強烈な一体感を生み出し、コール&レスポンスで盛り上げるからもう手がつけられない。次から次へと繰り出されるキラーチューンの最後を飾ったのは「FOSS」。メンバーもステージダイヴし、大きな歓声に包まれてステージを去った。

巨大なバックドロップが浮かび上がり、いよいよcoldrainの5人が現れる。たくさんの拳が客席からステージに向けて掲げられる。幕開けの「The Revelation」ではヘッドバンギングが会場を埋め尽くし、G.Y.K.C、G.Sugi、Ba.RxYxOが演奏しながらステージで所狭しと暴れまくる。Vo.Masatoが客の上で叫んだ瞬間、まるで雲の切れ間から太陽の光が差し込んだかのような錯覚に陥る。Masatoが「No Escape」と次の曲名を囁やけば、オーディエンスは大きな歓声を上げる。まるで大きな生物のように1つになったフロアは大きくうねり、coldrainの出す音に共鳴してその巨体を波打たせる。

海外でタフな経験を積み重ねてきた彼らのステージングは頼もしく、音の節々から確固とした自信と強烈な想いを感じさせる。Masatoが「名古屋でいろんな壁を壊そうと思って始めたこのイベント、東京に持ってきたときには壁なんてありませんでした。ありがとう!」と叫べば大きな大きな歓声が沸き起こる。本編最後の「24-7」まで全力で突っ走り、そしてアンコールの最後は当然「Final Destination」。5人はそれぞれ客席に向かって手を合わせて頭を下げる。そして、上げた顔はどこまでも眩しく輝いている。彼らが作り出したムーヴメントは、同イベントに出演してきた数々のアーティスト、そして数えきれないほどたくさんのオーディエンスを巻き込み、これからもどんどん大きくなっていくだろう。

TEXT:Takeshi.Yamanaka
PHOTO:HayachiN

 

 

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