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僕のレテパシーズ

圧倒的な存在感。純粋無垢な才能が生み出した激情パンク×フォーク

AP_僕のレテパ2010年夏に結成、フロントマン古宮を中心に2014年10月から新体制で活動を始めた僕のレテパシーズ。古宮が日々の生活から自然と生み出す楽曲は、パンクロックとフォークソングの要素が混ざり合う、激情の詰まったサウンドだ。脳髄を突き刺すような古宮の歌、一度聴いたら忘れない歌詞。その強烈なインパクトはロックスターの風格すら感じる。6/3にアルバム 『僕を殺せるのは僕だけさ』をリリースし、その個性を全国に広めつつある彼ら。インタビューから見えてきた彼らの実像は、驚くほど純粋だった。

 

●古宮さんは、もともとソロで活動をしていたんですよね。きっかけは何だったんですか?

古宮:歌を歌い始めたのは高2の頃ですね。それまではサックスを吹いていて、「シの音をひたすら綺麗に出せるようにする」っていう作業を1年くらいやっていました。その頃から歌ができるようになってきたので、歌い出したんです。

●ギターも一緒に弾き始めた?

古宮:最初はギターが弾けなかったからアカペラでしたよ。それから徐々にギターが弾けるようになって。でも、最初は邪魔だから1曲目でポーン! と放り投げて。弾いたり弾かなかったりしていました。ギターがあるのが不自由でしたね。

●え!? 弾き語りでギターを放り投げるくらいなら、バンドになると相当違和感があったんじゃないかと思うんですが。

古宮:ありました。最初は全然上手く行かなかったです。

●それでもバンドを続けた。きっかけは何だったんですか?

古宮:「有名になろう」とか、そういうわけじゃないんだけど、歌は自分の頭の中で勝手にどんどんできてくるわけで。何故か自然と「人がいる所で歌わなきゃ」って思ったのかな。何となくバンドを組むっていう考えがあったんだと思う。そんな時期に周りのミュージシャンたちが誘ってくれてバンドが動き出したんです。“僕のレテパシーズ”っていうバンド名だけは決まったんですけど、その時は結局話だけで終わっちゃって、バンドとしては成立しなかったんですよね。

●それから2014年に今の編成になって本格的に活動を始めたと。

古宮:そうです。そこでやっとバンドができるようになったんですよ。今までは歌うことが喋ることの延長線上にあったから「音程なんて合ったら終わりだ」と思っていたし。興奮しすぎて気持ちばかり先に行っていたけど、やっとまともに音楽ができるようになりました。

●そして6/3に 『僕を殺せるのは僕だけさ』をリリースしますね。古宮さんの書く歌詞は本当に独特で、思ってもいない角度から刺さってくる歌詞というか。どうやって作っているんですか?

古宮:どうやって作っているんだろう…。歌詞はそのままできてくるから、書き直したことは1回もないんですよね。例えばM-1「17」だったら“セブンティーン その日 外は大雪で〜”って詞とメロディーが出てきて、そこでギターを取り出す。“僕はカーテンの向こう 外ばかり見てた〜”ができた辺りでギターも一緒に弾き出すんです。

●本当に“降ってくる”ように曲ができるんですね。

古宮:他の人と違うのは「歌を作ろうと思って作ったことは1回もない」っていうところかな。1〜2年間歌ができなくても焦ったことはないです。ただ普通に生きているだけなので、本当に何もしないです。

●そんなスタンスで曲を作り続けて、既にアルバム7枚分の曲があると聞きましたが。

古宮:言っても(新体制になってからは)まだアルバムを1作も出していないから、これを言うとメンバーに怒られますけど(笑)。確かに7枚目まで曲順も決めていますね。

●作詞作曲は古宮さんが一人でやっていますが、編曲はメンバー全員でやっているんですか?

古宮:そうですね。編曲はスタジオに入って、まず俺が弾き語りをするところから始まります。
ユキコ:ある時は「こういうイメージでやってみよう」とか、みんなで真面目に1つ1つ試していますね。“三歩進んで二歩さがる”、水前寺清子(「三六五歩のマーチ」)ですね。

●少しずつしか進まないと。

古宮:だから大変ですよ。でも、自分1人じゃ作れないようなものが形になって、この5人でしか作れないものができるっていうことを知っちゃったから、もう今はギラギラしちゃって。
ユキコ:ギンギンなんですね。
古宮:僕のレテパシーズは本当に良いバンドだと思う。あとはこのバンドでスタジオに入ってライブをやってレコーディングをする。めちゃくちゃ良いアルバムを7枚作って死んでやりますよ。

●おお! すごい気迫。

古宮:「死ぬ気でがんばる!」ってみんな使うけど、もう死ぬ、死ぬの。先はないから、それしかやらないっていう感覚。それしかないと思います。

●6/28に新宿 Marbleでレコ発ワンマンライブを行いますね。新体制になって初めてのワンマンということですが、どんなライブにしたいですか?

はなえもん:私、ワンマンライブを初めてやるので「最後までできるかな? 」って感じ。
ユキコ:もうぶっ続けで今できる曲を全曲やっても良いんじゃないかと思っています。
寺中:今できる曲をやっても70分くらいだから、トイレの心配をしなくて良い(笑)。だから一気にやりたいと思います。
鈴木:ただ、「他の共演者がいないライブをやる」っていう感じですね。シンプルに「成功させよう!」と思っています。
古宮:俺は「愛を感じに行く」って感じだね。みんな自由で良いんじゃないかな。

Interview:馬渡司

 

 

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