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BLUE ENCOUNT

あなたの隣で歌い続ける。その先に“ありえないけど見たい”未来が広がっている

PH_BLUEN_Main全国ワンマンツアー“TOUR 2015 GRAB THE LIGHT”のファイナル公演を6/12にZepp DiverCity TOKYOで開催し、熱狂と光に満ち溢れる空間を生み出したBLUE ENCOUNT。2014年9月にEP『TIMELESS ROOKIE』でメジャーデビューを果たして以降、彼らは全く勢いを止めることなく爆進を続けている。今年1月にリリースした1stシングル『もっと光を』は新たなライブアンセムとなり、5月には2ndシングル『DAY×DAY』が人気アニメ『銀魂゜』のオープニングテーマに抜擢。バンドとの認知度が飛躍的に上がっていることを象徴するように、ライブ会場も次々と過去最大規模を更新してきている。まさに上り調子という状況の中で、遂に渾身のメジャー1stフルアルバムが完成した。デビュー以降に発表された作品の中から選りすぐられた4曲に加えて、今作に向けて全身全霊で創り上げられた新曲7曲を加えた全11曲。ブルエン節が炸裂するものから、新たな試みを見せるものまで全てがキラーチューンと呼ぶにふさわしいものだ。珠玉の名作を手に4人は、これからも聴き手の隣に寄り添いながら歌い続けていく。そしてM-1「KICKASS」で歌っているように、“ありえないけど見たい”未来を現実に変えていくのだろう。

 

「“ニアリーイコール”は“ほとんど同じ”という意味なんですけど、それってBLUE ENCOUNTがライブで常日頃から言っていることなんですよね。最初に浮かんだ時から“本当にあなたと一緒なんだよ”という意味で使えたというのがBLUE ENCOUNTの全てだと思ったんです」

●先日(6/12)のZepp DiverCity公演を観させて頂きましたが、ラスト前のMCでは田邊くんがかなりエモーショナルになっていましたね。

田邊:今までのつらかったことを浄化して、一度リセットしたい日だったから。今までで一番長いMCだったと思うんですよ。僕らのことを本当にちゃんと知ってもらった上で、あの日のZepp DiverCity公演を終えたかったんです。だから僕は今まで以上に弱い人間であったし、ありのままのBLUE ENCOUNTというものをちゃんと出せたライブにはなって。その結果、まだできていなかったところもいっぱい見えてきたライブでしたね。

●自分たちのありのままをさらけ出したことで、課題も見えたと。

田邊:できればもう一度、あの日に戻りたいというか。それくらい悔しい想いもしたんです。でも悔しいっていうことは、自分たちはもっといけると思ったからで。意外に答えはシンプルなのかもしれないし、ちょっと何かを変えただけで変わるかもしれない。そこを次のツアーまでの半年でしっかり考えられたらなと思います。

●できればもう一度、アンコール最後の「もっと光を」のイントロからやり直したかったと…。

江口:すいませんでした!

一同:ハハハハハ(笑)。

●イントロで江口くんがまさかのハプニングを起こすという…(笑)。

江口:あれは本当に申し訳ないことをしたなと思っていて…心から反省しています。もう…真っ白になり過ぎました。テンパり過ぎちゃて、周りの音も何も聞こえていなかったんです。

辻村:テンパり過ぎていて、言い訳も何を言っているのかわからなかった(笑)。ここ2〜3年で一番、汗が一気に引いた瞬間でしたね。まるで自分のことのように…。

江口:もうステージ上でゲロを吐きそうでした…。

●緊張していたんですか?

江口:緊張していたわけじゃないんですけど…単純にうっかりです(笑)。

辻村:あれはあそこでライブを1回止めて、正解だったと思う。

田邊:僕らも正直あそこで間違えて「うわっ〜!」となっていましたけど、何か安心したというか。「この安心感を最初に持ってこられなかったのかな?」というのはありましたね。僕らが間違ったということを笑って許してくれるという、お客さんとの関係性を最初から信じられていたら良かったなというのが1つあったんですよ。「なぜ僕らはもっとお客さんのことを信用できなかったんだろう?」というのがあって。逆にもしあれがなかったら、あの日のライブで何が悪かったのかわからなかったかもしれないです。(江口に向かって)…だから、本当にありがとうね。

江口:逆に傷つくわ!

一同:ハハハハハ(笑)。

●でも、あれは「間違っても、やり直せるんだよ」というBLUE ENCOUNT流のメッセージなのかなと。

一同:パチパチパチパチ(拍手)。

田邊:これから間違った時は使わせて頂きます。「人間は間違ってもやり直すことができるんだ。もう1回いきます!」って(笑)。

●ハハハ(笑)。そんなライブを経て、いよいよメジャー1stフルアルバムのリリースとなるわけですが。

田邊:去年2月に(インディーズで)出した『BAND OF DESTINATION』もフルアルバムだったんですけど、あれは過去曲オンリーだったので“ベスト盤”という意味合いが強かったんです。今回は7曲が新曲ということで、本当にまっさらな気持ちで最初からフルアルバムを作ろうということで始めて。

高村:ただ、ここに収められている曲自体は、去年や一昨年からあったりもするんですよ。いつか出すフルアルバムのために今まで少しずつ作ってきた曲が入っていたりして。もちろん新たに作った曲もあるんですけど、そう考えたら2〜3年前からこのアルバムに向けて走ってきたようなもので。実際にレコーディングに取り掛かったのは、今年の2月末からでしたね。

●曲自体はずっと作り貯めていたと。

田邊:作り貯めてきた候補曲たちを精査した感じですね。最初は10曲入りで作ろうとしていたんですけど、2月の段階で3曲のレコーディングを終えて。それに加えて(シングルやEP等でリリースされた)既存の曲が4曲あったので、その時点でもう7曲あったんですよ。普通だと、そのくらいでアルバムの大体の形が見えるものじゃないですか。

●10曲中7曲できているわけですからね。

田邊:でもその時点で、僕にはアルバムの形が全く見えなかったんですよ。そこまでにできていたのが、M-4「JUMP」とM-5「TAKEN」とM-9「HEEEY!」で。この3曲に既存のM-3「DAY×DAY」とM-7「MEMENTO」とM-8「ロストジンクス」とM-11「もっと光を」を合わせて聴いた時に「面白くない!」となったんです。

●面白くないというのは?

田邊:何かまとまり過ぎているというか。「JUMP」と「TAKEN」と「HEEEY!」では今までのBLUE ENCOUNTがやったことのないことをやっているんですけど、「俺らの“面白い”って、こういうことじゃない」となったんです。その時にこのアルバムを作ることが嫌になって、急に「作りたくない!」と言い出して…。

高村:突然、田邊が駄々をこね始めたんですよ。心の底から「もう無理だ…」みたいな感じで、落ちちゃって。

●田邊くんのモチベーションが一気に落ちたと。

田邊:それが3月でしたね。そこでマネージャーさんとメンバーを全員集めて、すごく無気力な感じで「こんなんじゃ、良いアルバムを作れないよ」みたいなことを言って。自分でもなぜなのかがわからずにただずっと愚痴っていたんですけど、結論としては「このままじゃ面白くない」ということになったんですよ。そこだけはみんな納得できた。その時に僕の取り憑かれていたものが嘘みたいにスッとなくなって、次の日からすごい勢いで曲を作り始めたんです。既存の4曲と先に録った3曲以外を全部、新しい曲にしたというか。元々は別のバラードが入る予定だったのを、M-6「EVE」に差し替えたりとか。

江口:「EVE」自体も前からあった曲なんですけど、当初は別のバラードが入る予定だったんです。

●「EVE」はすごくグッとくるバラードですよね。

田邊:これは「YOU」(2ndミニアルバム『NOISY SLUGGER』収録)の続編というか。「YOU」では「頼りない僕だけど」と言っていたところから、今回はもうちょっとだけ強くなったというか。ちゃんと手を引っ張れるようになった男の歌にしたかったんです。

●この曲以外で、新しくしたものと言うと?

田邊:M-2「LIVER」はサビだけが元からあって、その他は全然違う構成だったんです。これも面白くないということで「全部変えよう」と言って、本当に変えてしまって。まさかのとてつもない展開が…。

●途中で、別の曲になったのかと思いました(笑)。

田邊:そういうものをやりたかったんですよ。みんなですごく盛り上がれるダンスチューンなのに、途中でブルエン史上最速のビートになって…みたいな。その時ちょうどFACTをずっと聴いていたんです。

●あ、FACTに刺激されたんだ。

田邊:「wait」(アルバム『KTHEAT』収録)という速くて短い曲がめちゃくちゃ好きで、高村に「ブラストビートをやって」と言ったくらいです(笑)。でもそれだとBLUE ENCOUNTから逸脱したものになってしまうので、真っ向から2ビート勝負というか。その後でちゃんとみんなが飛べるようなテンポを用意していたり、テンポが違ったはずなのに少しずつ元に戻っていく感じだったりというところでは、BLUE ENCOUNTにしかできないことをやれたかなという感覚はありました。

●自分たちにしかできない曲になった。

田邊:「LIVER」は歌詞に関しても、“ザ・ライブハウス”という感じのもので。ファニーな感じで書いている部分もあるけど、真の言葉というのがちゃんと確立されている。そういうものができたのも、「面白くないな」と思えたからなんですよね。そこでやっとアルバム(の形)が見えてきて。でもその時に「まだ足りないな」となってからできたのが、M-10「SMILE」だったんです。

●すごく爽やかな曲ですよね。

田邊:その時の自分はもう毒味を出した後だったわけですよ。自分の中では心がキラキラしていた時に作った曲で、仮タイトルが「ポカリ」だったんです。

●ポカリスエット的な清涼感があったと(笑)。

田邊:ポカリのCMに使われても良いくらい、エグみもなくて。Aメロではめちゃくちゃ自分のことを歌っているんですけど、そういう中でもシンプルな言葉でギュッと凝縮できたんです。サビの“君が笑いたい時に君は笑えばいいんだよ”というシンプルだけどグッとくるような言葉を書けたというのも、自分が毒味から抜け出せた理由というか。逆に毒々しかった時に書いたのが「TAKEN」で、英詞部分で“誰かが俺の心を持っていった”とか“俺は正しいヤツを気取っているだけだ”と歌っていて…本当に歪んでいますよね(笑)。でも、だからこそ「SMILE」という曲がなければいけなかったんだと思うんですよ。

江口:浄化してくれる曲というか。

●自分の書いた曲で、自分自身を浄化できた。

田邊:自分が変わったということをちゃんと、このアルバムの中でも表現したかったんです。「HANDS」に続く、自分のつらさからモノを言えた曲になったから。本当に今回のアルバムは1曲1曲がそこにあるからこそ、ちゃんと活きているというか。…で、その全てをシメてくれたのがM-1「KICKASS」なんですよね。

●この曲が最後にできたんですか?

田邊:一番最後にできました。レコーディングの1週間くらい前に、この曲がやっとできたんです。“COMIN' KOBE'15”が終わった当日の深夜に神戸のスタジオに入って、みんなで練ったんですよ。せっかく良いライブができたのに、「ああ…そうだ!」って。今作で一番、切羽詰まっていた曲でしたね。

江口:これができるまで、家に帰れないっていう(笑)。

●ギリギリの状況の中で作ったと。

田邊:でもそういう切羽詰まった状況だからこそ、みんなの集中力もすごく出たかなと思いますね。サウンド的にも「HALO」の感じに近付けたかったというのがあって。あえてトリガーとかを使って、機械的な音にしたかったんです。今作の中でもサウンド的にはちょっと逸脱したものになったと思うんですけど、逆にこれがあるから「SMILE」や「EVE」も活きるというか。

●「KICKASS」はライブの1曲目をイメージして作ったのかなと思ったんですが。

田邊:それもあったんです。「JUST AWAKE」(『NOISY SLUGGER』収録)という曲を僕らは今ライブの1曲目でやっているんですけど、そのさらに上をいくような曲を探していて…めちゃくちゃ時間がかかりましたね。

江口:アルバムの1曲目でもあり、ライブでも「JUST AWAKE」に代わって1曲目になるようなものを作ろうとなったんですけど、なかなか勝てるものが出てこなくて。「JUST AWAKE」という言葉自体も強いじゃないですか。言葉としても強くて、1曲目のパンチ力を兼ね備えたものを作るというところで手こずって、すごく時間がかかったんです。まずはサビの“KICKASS”という単語を見つけるところから全員で始めました。

●言葉としても強いものを求めていたんですね。

辻村:だから一時期は英単語をまとめて、田邊に送っていたりもして。そういうものをヒントにして広げてもらえたらという話だったので、1日5個ずつくらい単語を送っていましたね。

田邊:「1日5個送って」と僕が言っていたんですよ(笑)。

●ハハハ(笑)。その中から選んだと。

田邊:他にも色々と候補はあったんですけど、やっぱり“KICKASS”以外はなかったんですよね。最終的にこの言葉を踏まえた上で出てきたのが、サビの歌詞だったから。

辻村:実際、“KICKASS”は「1日5個送って」と言われた初日には送っていたんですよね(笑)。結果的に、それ以外にない言葉だったんだと思います。

●そういうところも重なって、すごく強い曲になった。

田邊:「KICKASS」と「LIVER」の違いというのがすごくあって。武器になるのか、それとも一緒に分かち合って楽しむのか。ただの激しいテンポじゃないっていうか、音1つにしてもバンドの思惑ってあるんだなというのが改めてわかりましたね。そういう意味では、アップテンポの可能性というのも今回でわかったんです。

●今回はアップテンポな曲がすごく多いですよね。

辻村:結果的に多くなりましたね。

田邊:でも自分たちとしては、最初からこういうものにしようと思って作ったわけではなくて。なぜこうなったのかと考えてみたら、本当に心から「DAY×DAY」や「もっと光を」みたいな既存の曲に勝ちたかったからなんですよね。勝つためには、アップテンポから逃げちゃいけないと思ったんです。

●同じアップテンポの曲で勝負するというか。

田邊:アップテンポって難しいんですよ。色んな曲が出尽くしている中で、アップテンポこそ言葉が大事になってくるなと思っていて。みんなが一瞬で聴き取れる言葉を入れないといけない。だからこそ、BLUE ENCOUNTはそこから逃げちゃいけないなということで、知らない間に自分たちと向き合っていたところはありましたね。

辻村:「LIVER」は、アレンジする前はすごくシンプルだったんですよ。でもその時はスッと流れていく感じで、聴いていてテンションが上がらなかったんです。結果的にアップテンポが多くなったんですけど、つまりテンションの上がる曲はこういうものだったという話ですね。

●先ほどのお話にもありましたが、全体の流れで聴いてみると「JUMP」や「TAKEN」「HEEEY!」は飛び道具的ですよね。

田邊:そこも「SMILE」や「KICKASS」「LIVER」みたいな曲ができたから、結果的に(良い意味で)飛び道具になったんですよね。そういった曲ができていない段階で聴いた印象としては振り幅を見せたいだけの曲みたいな感じで、ただの予定調和だったんです。「ウチらはこんなこともできまっせ」みたいな感じのやり方だったからすごく嫌だったというのがあって。そこで本当に自分たちと戦えたからこそ今改めて聴くと、この3曲は良い場所にいてくれているというか。ライブでやっても盛り上がることは間違いないですし、アルバムの中でも良い仕事をしてくれている。

●最初の段階では“シングル曲”と“飛び道具”みたいな感じで、その間が抜けていたというか。

田邊:その間とそれ以上のものがなかった。でも最終的に1つ1つ、全部ちゃんとできたんですよね。自分たちでこのアルバムを聴いた時に「もっとこういう曲が欲しかったな」というものがないんですよ。これ以上のものもこれ以下のものもなく、入れられたというのがあって。

●足りないところも、過剰なところもない。

田邊:今のところは本当に言うことのないものができたので、本当に嬉しいんです。フルアルバムを作るのって大変だけど、全部の物語ができた時の達成感はすごいなと思いましたね。

辻村:今考えると、あそこで田邊が駄々をこねておいて正解でしたね。駄々をこねていなかったら、もっとストレートなものになっていたというか。

高村:1回聴いたら、次はもういいかなって思うようなものになっちゃっていたかもしれないですね。

●自分たちでも何回も聴けるものになった。

江口:今までの作品の中でもダントツで聴いています。

辻村:実際に自分たちが今、何回も聴いていて。「自分たちでもずっと聴けるようなアルバムを作りたい」というのは昔からずっと話していたことで。聴いているうちに耳慣れていくところはあると思うんですけど、今回は今のところいつ飽きるのかわからないくらい、ずっと聴いていても楽しいですね。

●その作品に『≒(ニアリーイコール)』というタイトルを付けた理由とは?

田邊:“ニアリーイコール”は“ほとんど同じ”という意味なんですけど、それってBLUE ENCOUNTがライブで常日頃から言っていることなんですよね。音楽をやっていようが学生だろうが会社員だろうが悩みを抱えている人は抱えているだろうし、夢を追いかけているヤツは追いかけていて、その間で傷ついている人もいっぱいいて。そう考えたら、お客さんと僕らって“ほとんど一緒”なんだということにこの1〜2年で気付けたんです。“ほとんど一緒”だからこそ先日のZepp DiverCity公演もできたと思うし、だからこそ今回はこれしかないなと。

●今の自分たちを象徴する言葉というか。

田邊:この言葉ってネガティブに捉えたなら“(全く)同じじゃないんだ…”ってなると思うんですけど、僕としては最初に浮かんだ時から“本当にあなたと一緒なんだよ”という意味で使えたというのがBLUE ENCOUNTの全てだと思ったんですよね。“これからもあなたの隣で歌いたい”という「もっと光を」で言えた言葉をさらに浄化させて1つの記号にまとめることができたということで、今回の11曲がギュッと込めたものにもなっているなと。

高村:タイトルの意味を聞いた時に、僕らが今まで言ってきたことややりたかったことをギュッとまとめてくれている言葉だなと思いましたね。

●今作を持って11月から過去最大規模のワンマンツアーをまわる予定ですが、意気込みはどうですか?

高村:僕は(アンコールで)物販隊長をやらせてもらっているんですけど、あれもおちゃらけているように見えて実は真剣にやっているんです。その真剣さが今度のツアーの時は1人1人のお客さんに届くように、もっと心を込めてやりたいなと。物販隊長としてもライブでも熱い気持ちを、本当にみんなの心の奥の奥まで届くようにしっかり届けたいですね。

辻村:今回は『≒』を掲げてまわるので、お客さんと単純に“ニアリーイコール”でいなきゃいけないなと思うんです。やっぱり俺らから寄り添わなきゃいけないですし、俺らが寄り添った時にお客さんがちゃんと手を取ってくれる状況じゃないといけない。そういう状況をちゃんと作れるように、今から頑張っていきたいと思います。

江口:“TOUR 2015 GRAB THE LIGHT”で実感したんですけど、今まで以上に色んな年代の人がライブ会場に足を運んでくれているんです。中学生くらいの子から、自分の両親くらいの人まで色んな世代がいて。そういう中で僕らがちゃんとした考えを持っていないと、お客さんも色んな考えの人がいるわけだからバラバラになってしまう。自分たちが今まで以上に信念を持って貫き通さないと、一体感を作れないなと思ったんですよ。過去最大規模のワンマンツアーを今後はまわるので、そこまでに信念を貫き通せるだけの自信を加えて臨みたいと思います。

●“TOUR 2015 GRAB THE LIGHT”で見つけた課題も克服して、次のツアーに臨もうと。

田邊:今回のツアーで初めて1000人以上のキャパでやらせて頂いた時に、各会場でどうしても生じてしまう前方と後方での温度差を見て取ってしまって。でもZepp DiverCityをやり終えてみて、それは温度差じゃないんだなとわかったんですよ。それはそこで楽しもうとしている自然な形なんだなと。

●前で見ている人と後ろで見ている人では、楽しみ方も違うわけですからね。

田邊:そのことをあの日にすぐ気付けなかったということが1つ悔しくて。後ろのほうを見て「俺らの力であそこを盛り上げてやる!」っていうのはつまり、お客さんを信じられていなかったんですよ。それで自分たちを鼓舞して、やり過ぎてしまっていたところがあった。やっぱり良いライブって、お客さんを信じられている時なんですよね。ちゃんと寄り添えている時というか、自分たちが気持ち良いと思えている時って、風通しが良い時だから。それができないと、どれだけのキャパでも良いライブはできないと思うんです。次のツアーでは“お客さんを信じられるバンド”というところも、BLUE ENCOUNTの武器にできたら良いなと思っています。

Interview:IMAI

 

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