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FANTASISTA

妖艶にドライブするビートが心と身体を揺さぶる

PH_FANTASISTAKagrra,のベーシストだったNAOKIによる新プロジェクト“FANTASISTA”が始動した。今年2月に1stミニアルバム『Libero』を発表したのに続いて、早くもニューシングル『渇愛』をリリースする。7月の“FANTASISTA TOUR 2015 [In Front]”開催直前のNAOKIに迫るスペシャル・インタビュー。

 

 

 

 

 

 

●NAOKIさんは現在“FANTASISTA”名義で活動されているわけですが、名前の由来はサッカーから?

NAOKI:元々サッカーが好きだったのもあって、付けた名前ですね。“FANTASISTA”という言葉には“魅了”や“魅せる形”という由来もあるので、これだなと。あと、ライブでは“お客さんも魅せて欲しい”という想いもあって。お客さんも全部含めて、チームとしての“FANTASISTA”なんですよ。ファンの方と一緒に進んでいこうという意味もあります。

●ソロ名義の頃から、音楽性は変わっていない?

NAOKI:ソロで活動を始めた当初は、カバーが中心だったんですよ。でもオリジナル曲がないといけないなということで1曲作った時に、ライブで(ファンが)受け入れてくれるんだなという手応えがあったのでそこから作り始めて。少しずつ書き貯めていったものを集めて出したのが1stミニアルバム『Libero』でした。

●このタイトルもサッカーの“リベロ”が由来ですよね。

NAOKI:そうですね。“自由な感じで行ける”っていう意味も含めて、『Libero』というタイトルにして。そこから自分の自由なスタイルが始まりました。

●サウンド的にはどういうイメージが?

NAOKI:昔から聴いてきたのは90年代の音楽なので、結果的に自分が作る曲はそういうものになるんですよね。聴いた人が「懐かしい感じだな」と思うのは自分の狙いでもあって。“古き良き90年代の音楽”というか。3ピースで活動しているので、ストレートな形が一番良いかなということで今のような楽曲になってきました。

●軸になっているのは、歌やメロディなのかなと。

NAOKI:耳に残るのはやっぱりメロディや歌詞なので、そこはミックスをする時に意識しています。…というか、普通はありえないミックスなんですよ。“歌>ベース>ギター>ドラム”みたいな(笑)。主体となっているのは自分なので、そういう形でミックスして。最初の作品だし、そういうことにチャレンジしてみても面白いかなと思ったんですけど、ちょっとやり過ぎたなと…(笑)。

●音源を聴いた時に、ベースがすごく前に出ているなと思いました(笑)。

NAOKI:ファンの方からも「ベースがギンギンですね!」みたいに言われたので、自分的には「しめしめ」っていう感じでした(笑)。基本的にはサポートの荒谷みつると2人で作業しているんですけど「こういった形も面白いよね」っていう感じでやってみて、後で反省する。そこから今回の『渇愛』ができたんですよ。

●『Libero』の反省点が活かされていると。

NAOKI:荒谷みつると話して、「今回はもう少しバンド寄りにしてみようか」という話になったんです。そこから前回の反省点を修正しながら作っていきましたね。

●いつ頃に作った曲なんですか?

NAOKI:「渇愛」は『Libero』を作り終えた後に「こういう曲をやりたいんだよね」という感じですぐ出てきたんですよ。それでデモを作ってみたら、「良い曲だね」となって。イントロから耳にズンと入ってくる感じが「カッコ良いね!」と、荒谷みつると2人でテンションが上がりながら作りました。

●すぐにこれをシングルにすると決まった?

NAOKI:シングルって普通はいくつか候補曲がある中から選ぶと思うんですけど、「渇愛」に関してはもう決め打ちで「これ!」という感じだったんですよ。自分が今やりたいことや伝えたいことはこれがメインかなと思ったので、すぐに決めました。

●“渇愛”という言葉は、“のどがかわいて水を求めるように激しく執着すること”という意味なんですよね。

NAOKI:女性の恋愛って、特に片思いとかだと“執着する”というイメージがあって。Kagrra,時代は漢字のタイトルが多かったんですけど、7〜8年くらい前に言葉を調べるために辞書を見ていた時に“渇愛する”というのを見つけて気になっていたんですよ。それを覚えていて、今回改めて意味を調べてみたらこの曲にピッタリだったので決めましたね。

●言葉を普段から書き留めていたりする?

NAOKI:歌詞ノートというのがあって、普段から良い言葉を思い付いたら書き留めておくんですよ。それを見ていた時に「これは良いな」と思ったのが、“メチャクチャ”っていう言葉で。この曲はそれをキーワードにして、広げていきましたね。

●“メチャクチャに遊ばれてみたい?”って、なかなかすごい歌詞だなと(笑)。

NAOKI:普通は「遊ばれてみたい?」とか口にしないし、もし言っている人がいるとしたらクソ野郎じゃないですか(笑)。でもそれを歌詞にしてメロディに乗せたらスッと入ってくるし、違和感はあるかもしれないけど面白いかなと。どこかしらに面白さがないと、曲って楽しくないんですよね。

●カップリングのM-2「real」はどういう内容なんでしょうか?

NAOKI:これは光がなくて、すごく暗い歌なんですよ。人って色んな生き方を探して、もがいたりするじゃないですか。色んな人に色々と言われるけれど結局、最後に決めるのは自分だと。そういう中で改めて自分を見つめ直して、自分自身に問いかけて…ということを歌詞にしましたね。

●人間の内面を描いたと。M-3「あの時交わした約束、この花に願いを込めて君に贈る。」はラブソング?

NAOKI:この歌詞は、女性の優しさがテーマというか。「大丈夫だよ」っていう言葉は、女性が言ってくれることが多いというイメージが自分の中にあって。そこの1フレーズは最初からあったんですよね。

●“いつも優しく『大丈夫』って微笑むあなた”というところですね。

NAOKI:そこはものすごく気持ちを込めて歌ったし、色んな意味でこの曲のメインになる部分ですね。僕はラブソングを書く時って、ファンのことを考えるんですよ。たとえば手紙をもらった時に「体調は大丈夫ですか?」と書いてあったりすると、そこに優しさを感じるんです。「大丈夫」って簡単な言葉のようで、僕の中では深いなと思っていて。言い方によっては伝わり方も全然違うんですけど、それをもっと濃くした内容がこの曲の歌詞にギュッと詰まっているというか。

●ファンとのやりとりがキッカケになっている。

NAOKI:やっぱり大事にしていかないといけないのは自分を見てくれている人たちだから。だから、こういった歌詞も書いていきたいなと。

●今作を作り終えて、次のビジョンも見えているんでしょうか?

NAOKI:構想はあるんですけど、具体的に考えていくのは今回のツアー(“FANTASISTA TOUR 2015 [In Front]”)が終わってからなのかなと。前回もそうだったんですけど、そこでまた色々と生まれてくると思うから。自分とお客さんとの刺激のし合いで生まれてくるものを大事にして、次のステップに進んでいけたらなと思っています。

Interview:IMAI