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惑星アブノーマル

鮮やかな進化を遂げた新世代ポップサウンドが心を一瞬で奪い去る

PH_wakusei惑星アブノーマルが1年9ヶ月ぶりとなる新作3rdミニアルバム『ココロココニ』をリリースする。いきものがかりやYUIなどを手がける鈴木Daichi秀行をプロデュースに迎え、多才な彼女たちの魅力を際立たせると同時にポップに突き抜けさせた今作。とてつもない強度を持った全5曲に、今まで以上に多くのリスナーが心奪われることは間違いないだろう。

 

 

 

●今回は前作の2ndミニアルバム『アナタソナタ』から、1年9ヶ月ぶりの新作となりますが。

たねこ:アレンジャーさんを探すのに、時間がかかったというのがあって。今回は最初からアレンジャーさんに入ってもらおうと思っていたんですけど、なかなか自分と合う人に出会えなかったんです。最終的に今回は、鈴木Daichi秀行さんにお願いすることになりました。

●Daichiさんとの作業はどうでしたか?

たねこ:Daichiさんは私がやりたい方向とかも理解してくれるので、一緒にやるのが楽しかったですね。「こんなふうに変わるんだ!」という驚きもあって。

●EDM調のM-2「クローン」は新たな試みかなと。

たねこ:新しいものがやりたくて。「クローン」は挑戦しているなって、自分でも思います。私たちだけじゃ、なかなかこういうものは作れないから。何度かやろうとはしたんですけど、何かダサくなっちゃうんですよね。Daichiさんにやってもらったら、すごくカッコ良くなりました。

●アレンジしてもらうにあたって、イメージは伝えた?

たねこ:M-3「息衝く」とM-4「美術II」、M-5「人生はロマンティック」に関してはバンドでアレンジしたものが私の中ではベストだったので、「あまり変えずにお願いします」ということを伝えて。M-1「ムテキの恋人」と「クローン」に関しては何となくのイメージを伝えて、アレンジしてもらいました。

●「人生はロマンティック」はファッションマガジン『NYLON JAPAN』の公式サイトで先行配信されていたんですよね。

たねこ:この曲は大分前に出来ていて、去年の1月にはライブでもやっていたんです。新作のリード曲にするには既にライブで何度も披露していましたし、良い意味で皆さんの期待を裏切りたかったので、リードになるものが何か欲しいなということで作ったのが「ムテキの恋人」で。「人生はロマンティック」はちょうど私が陰な状態の時に「自分を盛り上げるようなものにしたい」と思って作ったら、ちょっと陽になり過ぎちゃいましたね(笑)。

●確かに突き抜けたポップ感があります。テナさんはDaichiさんとの作業はどうでしたか?

テナ:今回はDaichiさんにシンセのフレーズを考えてもらったりもして。私の感覚ではないものを欲していたので、任せたほうが良いなと思ったんです。

●自分の感覚とは違うものを求めている時期だったから、他人のアイデアも素直に受け入れられた。

テナ:そうですね。…でも受け入れられなかった時期もあって。

たねこ:この人、1回逃げ出したんですよ(笑)。

●えっ、そうなんですか?

たねこ:「人生はロマンティック」の無料配信記念企画(2015/5/29@Shibuya Milkyway)をやったんですけど、私はその日をすごく大事に考えていて。自分の中で切羽詰まって、すごくイライラしていたんですよ。テナが何となくきつそうだなというのはわかっていたんですけど、本番2日前のリハで色んなところがボロボロだったので私がすごく怒ったんです。そしたらテナと急に連絡が取れなくなって、行方不明になっちゃって…。

テナ:全てが嫌になって…。何かで紛らわせなきゃいけないと思って、まず自分で髪を切ったんです。そこから勢いでレンタカーを借りて、楽器も全部売るつもりで車に積み込んで、誰も来ないようなところを延々と走っていました。

●車で疾走していたと(笑)。

たねこ:テナは元々、走り屋なんですよ。車で移動中の時もみんなが寝静まった深夜に、猛スピードで高速道路を走っていたりして(笑)。

●そういうところで発散しているんでしょうね(笑)。

たねこ:そうかもしれない。あんまり言いたいことを言えない人だから。

テナ:その反動が企画の直前に、はじけちゃって…。

●企画には結局、出演したんですか?

テナ:出ましたけど、ボロボロでした(笑)。

たねこ:私自身もテンパっちゃって、本来やりたかったこともできず…。サポートメンバーが最後の日だったので、もっと華々しくやりたかったんですけどね。まあ、テナが戻ってきてくれたので良かったです。

●今は基本的に2人編成で活動しているんですよね。

たねこ:6人だとフットワークが重くなっちゃうんですよね。あと、自分がやりたいことの幅も広がり過ぎていて。バンドサウンドはすごく好きなんですけど、もっと色々やりたいから。

テナ:バンドサウンドだけでやりたいわけでもないんです。

●今作を作ったことで、やりたいことがもっと広がっているのでは?

たねこ:やりたいことがいっぱいあり過ぎて、自分の中で収拾がつかなくて…。今まさに曲作りの締め切りがヤバくて、困っているんですよね(笑)。

●それは次作の?

たねこ:はい。今作に準じたもので、これを上まわるものを作りたくて。そういう意味でのビジョンはあるんですけどね。

●今作はすごくポップなものになったので、次はどうなるのか楽しみです。

たねこ:私はこれまでの2枚を出した時も常に王道だと思っていたので、「今回も王道だよ」って言いたいんですけどね(笑)。でもここまでの3枚の中で一番、王道ポップなものができたと思います。お客さんがライブで聴いて楽しそうな曲を選んだし、より参加してもらえるようなものを選んだというか。ライブでも「“一緒に作っていく”って、こういうことなんだな」というのが最近やっとわかってきたんですよ。

テナ:私たちを前から知っている人たちは今回の作品を聴いてビックリするかもしれないんですけど、良い意味で捉えてもらえたらいいなって。今回の作品も、惑星アブノーマルの一部なんだということを認めてもらいたいから。10/8に渋谷TSUTAYA O-WESTでワンマンも控えているので、そこでもみなさんに喜んでもらえるように頑張りたいなと思います。

Interview:IMAI

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