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「正直に音楽をやり続ける」。信念の詰まったZepp DiverCityワンマン

2015/6/26 @東京Zepp DiverCity
cinema staff 4th FULL ALBUM [blueprint] release tour “land=ocean”

LR_cinema新作のリリースツアー、cinema staff 4th FULL ALBUM [blueprint] release tour “land=ocean”。そのファイナル公演がZepp DiverCityで行われ、大勢の観客の熱気に包まれた。

「陸にある海」をS.Eにメンバーが登場し、「drama」の演奏とともにステージが始まる。温度が一気に上がった会場、その盛り上がりは「竹下通りクラウドサーフ」、「地下室の花」へ繋がり、巨大な空間は瞬く間に熱狂渦巻くライブハウスへと変貌した。ハンドクラップし、フロアで踊るオーディエンス。その表情は喜びに溢れ、音圧を全身で感じているようだ。

MCを終え、5年前にリリースした3rdミニアルバム『Blue, under the imagination』から「想像力」を披露。その後も10年前に書いたという「daybreak syndrome」をVo./G.飯田とBa.三島によるアコースティックバージョンで演奏し、会場を盛り上げた。

ライブも後半戦にさしかかろうとした頃、G.辻が白装束にサングラスをかけDJ“うらみっしぇる”として登場。キワキワなフリースタイルのラップを披露し、フロアを爆笑させる。そして、“うらみっしぇる”とのコラボレーション楽曲「the ghost」の演奏を終えると怒涛の後半戦が始まった。三島の煽りとともに「great escape」が放たれ、「exp」、「tokyo surf」とガンガン会場をブチ上げ、一気に畳み掛ける。

――「嫉妬、毎日するんですよ。自分の状況とか、“もっとやれたんじゃないか”とか」。本編最後の曲を前に、三島が赤裸々に語る。「僕らは弱い人間ですし、弱いバンドなのかもしれない。でも正直に音楽をやり続けますので、ついてきてください」そう言って「シャドウ」を演奏し、本編を締めくくった。

三島が語った焦りも信念も、さらなる高みへ上り続けようとする意志を強く感じさせるものだ。“燃えるような想いのままに走り続ける”彼らの背中を見届けていたい。本気でそう思った夜だった。

TEXT:馬渡司
PHOTO:橋本塁【SOUND SHOOTER】