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Fo’xTails

心の中に囚われたモンスターを解き放ち、明るい世界へ導く最高のパーティーロック

PH_foxtails_main_web今年7月にリリースした2ndシングル『Innocent Graffiti』から約3ヶ月というスパンで、早くもFo'xTailsがニューシングルを世に放つ。今回の3rdシングル『MONSTERS』の表題曲は、TVアニメ『バトルスピリッツ烈火魂〈バーニングソウル〉』新ED主題歌に抜擢。これまでの楽曲にはない振り切った明るさを持った、パワフルなパーティーロックに仕上がっている。大人の恋愛を妖艶なサウンドに乗せて表現した「ウロボロス」に、伸びやかで力強い歌声が印象的なバラードチューン「空の色」とカップリング曲もそれぞれに異なる表情を見せる今作。活発なライブ活動を通じて日々進化を遂げている彼らの、新たな可能性を存分に感じさせる1枚が完成した。

 

「毎回のライブやリリースする曲に関して、まず自分たちが心震えるものを出し続けていきたいなと思っていて。それを常にやっていきたいんですよね」

●10月からFo’xTails 2周年記念ツアーをまわっているわけですが、ライブへの意識にも変化があったりするんでしょうか?

takao:以前に比べると、意識が全然違いますね。今までも1本1本のライブが特別だと思っていたんですけど、最近はその気持ちがより強くなってきて。ツアーではいつもと違う場所に行って、そこでしか会えない人たちとも出会ったりするじゃないですか。そういう中で、本当に1本1本のライブを大切にしたいなという気持ちが強くなってきたんです。

●ライブを重ねていく中で意識が変わってきた?

takao:そうですね。お客さんだけじゃなく対バンも含めて、色んな人と出会うということの感動がやっぱりすごいんです。あとは最近、時間が過ぎるのが早すぎて…。そういう中で1つ1つのことをもっと大切にしようと思うようになって、ライブに対する想いも強くなりましたね。

●ツアーはもちろんですが、1本1本のライブでも環境は毎回違うわけですよね。

takao:そこでしかできないものが絶対にあるから。ライブの時間をどれだけ濃密にできるかということを今は考えています。

●今回の表題曲「MONSTERS」がこれまで以上にライブで盛り上がれる感じになっているのは、そういう経験を活かせているからなのかなと。

鳴風:確かにライブ感は、今まで出してきた曲の中で一番あるんじゃないかな。

●「MONSTERS」はTVアニメ『バトルスピリッツ烈火魂〈バーニングソウル〉』新ED主題歌ということですが、イメージやテーマは先に決まっていたんですか?

鳴風:今回のテーマは、バンドの明るい部分を前面に出そうというところでした。“明るくて速くて派手なもの”ということは事前に話し合ってから、曲を作り始めて。原形は前からあったんですけど今とは全然違っていて、アレンジを思いっきり変えた結果こうなったというか。

●原曲になるものは元々あったんですね。

鳴風:『Innocent Graffiti』の制作時期に作っていた曲で、そこからアレンジやメロディを変えて今の形に仕上げましたね。

●歌詞はどういうイメージで書いたんでしょうか?

takao:自分の思っていることをそのまま書いたんですけど、“モンスター”というワードがこのアニメに合うんじゃないかなと思って。

●“モンスター”というワードは、どこから浮かんだんですか?

takao:ライブ中に、俺がお客さんに向かって「飾っているのはもうやめようぜ」と言ったことがあって。その時は「(自分の中にある)怪物やモンスターみたいな、ありのままのものを出そうぜ」という意味だったんです。それを言った時に、自分の中で「あっ! これを歌詞にしよう」と思ったんですよね。

●ライブ中に言った言葉がキッカケになっている。

takao:そんな中でちょうど今回のお話を頂いたので、これに使おうと。派手さやハッピー感を出したかったので、きっと合うだろうなと思ったんです。今までの(シングル曲の)「Innocent Graffiti」と「GLITTER DAYS」は歌詞を書いてから、タイトルを決めていたんですよ。でも今回はまず「MONSTERS」というタイトルを決めてから書き進めていって。だから、言いたいことは最初から決まっていましたね。

●takaoくんの中にも“モンスター”がいる?

takao:いますね。自分の中での“モンスター”のイメージは、“ありのまま”っていうか。理性じゃなくて、人間の本能的な部分のことを指していて。その時を全力で楽しめるのって、本能的な部分だと思うんですよ。そういう感覚を大事にしていきたいなと思って、この曲の歌詞を書きました。

●“時代を創るモンスターズ”という歌詞は、自分たち自身のこともイメージしているのかなと。

takao:自分たち自身にも向けているし、この曲を聴いてくれる人たちに向けてというイメージが強いですね。やっぱり時代を創るのは1人1人の人間なので、そういう意味で今を生きている全員に訴えかけていて。

●“粋じゃない 狂信的常識排除”というのも今の自分が感じていること?

takao:やっぱり大人になると考えなきゃいけないことがすごく増えてきて、自分自身も常識に囚われやすくなっているなと最近すごく思うんです。表面的な常識に囚われすぎて、深い部分まで行けていない人がすごく多いなと。他人が非常識な行動をした時に、すごく口うるさく陰口を言う人がいたりするわけじゃないですか。そういうのって、すごく狂信的だなと思って。大人になるとそういう部分が強くなってくるんだと思うんですけど、そういうものを排除したいというイメージで書きましたね。

●そういった常識でがんじがらめにされている自分の中の“モンスター”を解き放ってやろうというイメージもあるのでは?

takao:本当にそうですね。ライブとか音楽を聴いている時は特に解き放ったほうが絶対に楽しいから。こういう曲が自然と出てきたというのも、さっき話したように1本1本を大切にできるライブが増えてきたからなのかなと。

●そういう感覚は鳴風くんにもある?

鳴風:俺は普段はあんまりテンションが上がらないんですけど、ライブではすごく上がるんですよね。たぶん、そういうところなのかなと。

●ライブ中しかテンションが上がらない?

鳴風:自分のライブ中じゃないと、素が出ていない感じがする。別に普段はそれを隠しているというわけではないんですけどね…。

takao:表面に出るのが、ライブっていう感じじゃないかな。

●前作『Innocent Graffiti』のインタビュー時は、鳴風くんは精神的に底辺にいると話していましたが…。

鳴風:その後で頭の中を整理して、今はそういうことをあまり考えないようにしています(笑)。自分のできることを精一杯やろうという感じですね。

●そういう精神状況が作る曲にも反映されている?

鳴風:前作はすごく反映されていて…。でも今回はすごく明るくなりましたね。

●それは底辺を抜けたからこそ?

鳴風:たぶん、そうだと思いますね。「MONSTERS」は曲を作っている段階から楽しかったんですよ。

●「MONSTERS」はミュージックビデオ(MV)もすごく弾けた感じですよね。

takao:MVの監督さんに曲を聴いてもらった時に、「すごく明るくて、幸せそうな感じがするので、外国人を使いましょう」という話になって(笑)。

●“ハッピーな感じ=外国人”的な(笑)。

takao:あのハッピー感は外国人にしか出せないなっていう(笑)。他にもエキストラとして役者の方たちに出てもらって、実際にやってみたら案の定ああいう感じで明るくなったんですよね。自分たちも撮影中はすごく楽しかったし、そういう自然と出た楽しさがあのMVの中には入っているんです。Fo’xTailsではまだ見せていなかったハッピーさを出せたので、タイミングとしてはすごく良かったですね。

●バンドの一側面として、ハッピーな感じも出したいとは思っていた。

takao:カッコ良いものを見せたいという気持ちはあるんですけど、やっぱりそれだけじゃなくて。音楽に対してハッピーな感じも出したかったので、その感じがちゃんと伝わるMVが撮れて本当に良かったですね。

●まさに“パーティーロック”というか。

takao:(MVで)本当にパーティーしちゃっていますからね(笑)。

●確かに(笑)。カップリングの2曲はまたそれぞれにタイプが違いますが、M-2「ウロボロス」は大人っぱくて妖しい歌詞が今までにない感じかなと。

takao:前から大人っぽい歌詞を書きたかったんですけど、今までは「俺みたいな子どもが書いてもな…」とずっと思っていたんです。でも「もう大人になったから、良いだろ!」と思って(笑)。大人の恋愛をイメージして、この歌詞を書きましたね。

●大人の恋愛みたいなものを書きたいとは思っていたんですね。

takao:真っすぐな恋愛観は「Innocent Graffiti」とかでも出しているので、それとはまた違う恋愛観を出したくて。曲が先にあったんですけど、この曲を聴いた時に妖しい感じがしたんです。そのイメージもあって、こういう歌詞を書こうと思いましたね。

●曲を作る時点で、何かイメージはあったんでしょうか?

鳴風:この曲を作っている時にちょうど読んでいた本のサブタイトルに“ウロボロス”という言葉が入っていて。“ウロボロス”という響きがキャッチーだなと思って、自分の中ですごく残っていたんです。だから「ウロボロス」という曲を書きたいとは思っていたんですよね。

●曲名が先にあったんですね。

takao:曲を渡された時に、もう「ウロボロス」というタイトルを伝えられましたね。俺も「あ、ウロボロスっぽいな」と思いました(笑)。

●曲調としても“ウロボロス”をイメージした?

鳴風:“ウロボロス”は“永遠”や“無限”みたいな意味なんですけど、俺の中ではそことは全然関係がなくて。“ウロボロス”という響きから勝手に自分でイメージしたものを音にした感じなんです。

●鳴風くんの中での“ウロボロス”のイメージとは?

鳴風:蛇っぽいイメージは(本来の意味に)近くて。サウンドもうねっている感じでグルーヴィでヘヴィで、グルグルしているイメージでしたね。

takao:自分の中では蛇が自分の尻尾を食べている絵の印象が強かったので、“理性を本能が食べる”というイメージがあって。そういうイメージから、恋愛についての歌詞を書いてみました。

●“理性を本能が食べる”というイメージは、本能に任せてありのままの姿を出そうという「MONSTERS」にも通じる感じがします。

takao:確かに通じていますね。そこは意識したわけじゃないんですけど、自然に出てきちゃったのかな。でも「ウロボロス」ではありのままを出すことに戸惑いがあったり、それが良いことなのか悪いことなのかという葛藤もあって。

●そういう部分も描いていると。M-3「空の色」はまたタイプが違う曲ですよね。

takao:全然違いますね。

鳴風:今までのFo’xTailsには、純粋なバラード曲がなかったんですよ。だから元々、カップリングにバラードを1曲入れたいなと思っていて。曲自体は前からあったんですけど、これもまたアレンジをすごく変えて今作に入れました。

●原曲になるものは元からあった。

takao:1年半くらい前からあったんですけど、表には出していなかったんですよ。でもこれをちゃんと形にしたいという気持ちはあって、今回「バラードっぽい曲を」となった時に「じゃあ、これを使おうよ」となりました。

●歌詞もその時点からあったんですか?

takao:歌詞も元々あったものとイメージは変わっていないですね。これは友だちに向けて書いた曲で、そういうものをずっと書きたいと思っていたんですよ。8月に自分が誕生日を迎えた時に友だちと連絡を取り合ったりしている中で、色々と思い出して。たとえば中学や高校でずっと一緒にいた友だちと今はバラバラになってしまって会えていないけれど、それでもやっぱりつながっているんだなと感じた時にそのことを書きたいなと思ったんです。

●「空の色」というタイトルはどこから?

takao:原曲を書いた時点から、“空”という言葉は使いたかったんですよ。自分の中でずっと変わらない景色の象徴が、空だったから。自分たちが育った場所がどんどん変わっていっても、空だけは変わらなかった。どこに行っても変わらないし、つながっているというイメージが自分の中にすごくあったんです。それで今回の歌詞を書いている時に空を見上げてみたら、自分の中での“色”はずっと変わらないなと思って。自分たちの色というのもずっと変わらないなというところから、「空の色」というタイトルにしました。

●初めてのバラードということで、苦戦したりは…?

鳴風:「空の色」はすごく苦戦しましたね。レコーディングの前日に、キーが変わったりもして。レコーディング当日も少しずつ変えたりしながら、やっとここに辿り着いたという感じです。

takao:自分も今まではロックばかりやってきていたので、こういう曲はあんまり歌ってこなかったんですよ。だからレコーディングでは結構、苦戦して…。バラードでは細かいニュアンスがすごく大事なので、そういう部分で「空の色」は時間がかかりました。今回は歌に関して、すごく考えましたね。

●その経験を経たことで、歌の進化も感じられているんじゃないですか?

鳴風:ニュアンス面での幅が今回でまた一つ広がった感じがします。表現力も増したというか。

takao:バラードは本当に表現力が大切だから、自分の中でもそこをすごく大事にしたかったんです。

●3曲ともタイプが違って、色んな表情が見える作品になりましたね。

takao:やっぱり、それがFo’xTailsの良さだなと今回も思いました。

●11/15には今作のレコ発も兼ねた2度目のワンマンライブを予定していますが、ツアータイトルにもなっている“2 END 3 BEGINNING”にはどんな意味を込めているんですか?

takao:2周年を迎えて、そこから3年目に入るというところからですね。ただ単に1つ歳を重ねただけじゃなくて、ちゃんと成長してバンドの力をどんどん上げていきたいという意味を込めて、このタイトルでツアーをやって。ワンマンもそうですけど、これからも新しいことをどんどんやっていこうと思っています。

●ワンマンに向けて気合いも高まっている。

鳴風:ワンマンだけにかかわらず毎回のライブやリリースする曲に関して、まず自分たちが心震えるものを出し続けていきたいなと思っていて。それを常にやっていきたいんですよね。今回のワンマンもただ2周年記念のイベントというだけじゃなくて、もっと心に残るものにしたいなと。

takao:自分たちにとってもそうだし、聴いてくれる人たちにもそう思ってもらえるバンドになりたいなって。そうやって心に残ったものがその人たちの中で力に変わって、生きる糧にしてもらえたらなと思うんです。そのためにはまず自分たち自身も震えるくらいのライブをしなきゃいけない。本当に1本1本のライブを大切にしていった上で、ワンマンライブをすごく特別なものにしたいですね。

Interview:IMAI

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