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近藤智洋&ザ・バンディッツ・リベレーション

誰もが踊りださずにはいられない解放的な音空間

2015/9/27@下北沢 CLUB Que
“バンディッツもGO!GO!” ツアー

PH_kondolive1オリジナルアルバムとしては7年ぶりとなる3rdアルバム『GO!』をリリースした近藤智洋が、ザ・バンディッツ・リベレーションを率いて下北沢 CLUB Queでワンマンライブを開催した。会場にはこの日を楽しみにしていた人々が大勢集まり、期待に胸を膨らませながら開演を待つ。そんな観客たちの前に、まずは近藤が1人でステージに登場。トークで会場を和ませた後にメンバーを呼び込んで、いよいよライブのスタートだ。

“one, two, now we go!”という掛け声で、新作のタイトルチューンにしてオープニングを飾る「GO!」から演奏が始まると、一気に何かから解き放たれたかのような感覚に陥る。軽快なバンドサウンドに乗って、心がウキウキし始めて身体が勝手に動き出す。ギター、ベース、ドラムにパーカッション、さらにはサックスと全ての楽器の音が有機的に絡み合って、この解放的な空間を作り出しているのだ。音に身を任せたら、もう踊るしかない。

そんな空間の中心にいるのはもちろん、近藤智洋だ。ギターボーカルスタイルで歌っていたかと思えば、鍵盤を弾きながら歌ったり、再びギターに持ち替えて…とステージ上を縦横無尽に動きまわる。明るいアッパーな楽曲から、哀愁のピアノロック、しっとりとした弾き語りのバラードまで、演奏形態を変えながら次々と楽曲を披露していく。そして何よりもその様々な表情を見せる歌の力こそが、観る者の心と身体を揺さぶる根幹になっているのだと実感する。

後半の「僕の町、きみの風景」からはゲストに信夫正彦(Key.)を呼び込んで、より色鮮やかさを増した7人編成でラストまで一気に進む。「Everyday & Every night」で本編の幕を閉じた後、アンコールの1曲目では「懐かしい曲をやります」というMCに続いて1stアルバム収録の「恋に落ちたままで」を披露。ダブルアンコールまで含めて全22曲の熱演は、まさに名演と呼ぶにふさわしい。この編成でのライブをまた味わいたいと願わずにはいられないライブだった。

TEXT:IMAI