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カメレオ

あらゆる枠を飛び越えていく変幻自在のエンターテインメント集団

PH_paripipo_mainバンドでありながら、メンバー5人全員が歌って踊れるエンターテインメント集団、カメレオ。ヴィジュアル、ロック、アイドル、お笑いといった複数の顔で見る者を虜にする彼らの活動はまさに変幻自在だ。2015年は4月からワンマンツアー「47都道府県に会いに行くバンドマン」を開催し、9/19に行われたツアーファイナルの中野サンプラザホール公演も大成功に収めた。同ツアー中には“國學院大學公認団体 国際協力サークル〜優志〜”の協力のもとに、21世紀のカンボジアを支援するプロジェクト「今、僕達に出来ること」も実践。自分たちの活動を通じて全国の人々に国際協力やチャリティーについて考えるキッカケを与えると同時に、彼らにとっても自らの音楽やライヴを見つめ直す良い機会にもなったようだ。その先に生まれた今回のニューシングル『パリピポ』は、これまで以上にバンドとしての幅を広げた1年を昇華した作品となっている。ライヴでの一体感をさらに高めること間違いなしのパーティーチューンに、今年1年間で感じた想いをギュッと凝縮したような心打つバラード。何でもありと言えるほどの振り幅を全て柔軟かつ自由な発想でオリジナリティに変えていく“カメレオ”という存在に、ぜひこの機会に触れてみて欲しい。

 

Special Interview #1

「バンドとしても、人間的な部分でも節目にあたる3年目というところで、47都道府県ツアーをまわった中で“今後はどういうふうに良くなっていかないといけないのかな?”ということも考えるようになった」

●カメレオは今年4月から47都道府県ツアー(カメレオワンマンツアー2015「47都道府県に会いに行くバンドマン」)を行ったわけですが、どういう意図で始めたんでしょうか?

HIKARU.:僕らはこれまでライヴにダンサーを入れたりとか色んな演出をやってきたんですけど、今回の47都道府県ツアーは“バンドだけでまわりたい”というところから始めて。もっとバンド力を成長させたいなという想いもあったので、いかに自分たちだけの力でライヴを見せられるかというところを意識しましたね。

●バンド力を上げるために企画したと。

HIKARU.:他にも理由はあって。最近は僕らのファンの方で若い子が増えてきているので、東京でライヴをやっても(地方在住のため)来れない人がすごく多いんですよ。今はインターネットのおかげでパソコンを開けば音楽も聴けるしMVやライヴ映像も見れるけど、やっぱり生のものって“そこ”に行かないと見れないじゃないですか。だから若い子たちのところに自分たちから会いに行って、生のライヴを見せてあげたいなっていう想いが強かったんです。

●実際に47都道府県ツアーをまわってみて、どういうことを感じましたか?

Takeshi:去年に22ヶ所のワンマンツアーをやった時もそうだったんですけど、今回の47都道府県ツアーをまわってみた時も全国に自分たちを応援してくれる人たちがこんなにもいるんだなというのを感じて、すごく嬉しかったんです。もっと頑張らなきゃなとも思ったし、そういう気持ちが強くなりましたね。それこそ結果を出さないとその地域にまた行くことができないわけで、もう一度まわれるようにみんなで成長していきたいなと思いました。

●自分たちの意識も高まった。

Kouichi:今後のことをよく考えるようになりましたね。今年の頭でちょうど3周年だったので、1つの節目でもあるじゃないですか。バンドとしても、人間的な部分でも節目にあたる3年目というところで、47都道府県ツアーをまわった中で「今後はどういうふうに良くなっていかないといけないのかな?」ということも考えるようになって。スタートはヴィジュアル系というところからだったんですけど、今後はそういう枠も飛び越えられるようなライヴをやらなきゃいけないなということは考えさせられました。

●自分たちを見つめ直して、今後について考えさせられるキッカケにもなったわけですね。

Kouichi:ツアーをまわると絶対にそうなるんですよね。楽しいという気持ちはたぶん2割くらいなんですよ。残りの8割くらいは次のことを考えるようになったり、現時点でのバンドのことを考えたりして。去年のツアーでもそうだったんです。今年は去年よりディープに考えるようになりましたね。

Takashi:だから、たぶん来年もきっとそうなるんだろうなと思います。

●ライヴのやり方についても、改めて考えたりしたのでは?

HIKARU.:地域ごとにノリ方も違うから、実際にステージに出るまではどうなるかわからないんですよ。予想していた空気感とは、全く違っていたりもして。でもツアーで何十本もライヴを重ねていくうちに、1曲目くらいで「今日はこんな感じか。じゃあ、こういうふうに行こう」ということがだんだんできるようになっていったかな。

●その時々の状況にも臨機応変に対応して、ライヴを盛り上げられるようになった。

HIKARU.:ウチらのライヴは振り付けも多くて、お客さん参加型なんですよ。シャイな人はなかなか一緒にできなかったりするので、そういう人をどうやって1人ぼっちにさせないかというのは考えていますね。

Kouichi:シャイな人も置いてけぼりにはしたくないなという気持ちがあるので、隅っこで寂しそうにしている人がいたら意識しちゃうんです。

Daisuke:とりあえずフロアを見渡して「硬いな」と思ったら、変な動きをしたりして笑わせたいなと思ったりもします(笑)。

●また、今回のツアーではカンボジアの人たちを支援するための募金活動も各会場で行ったんですよね。ブログでHIKARU.さんが“自分のために始めた音楽だけど、だんだん誰かのためにという意識が強くなってきた”ということを書いていましたが、そういう意識の変化はいつ頃から?

HIKARU.:結成して2年目くらいからですね。最初の1年間の活動をしてみて、前のバンドよりは順調に来ているなと思えたので、そういう中で感謝の気持ちがだんだん大きくなってきたんですよ。僕らが音楽をやれているのって自分たちだけの力じゃなくて、カメレオに携わってくれている方々やファンのみんなのおかげだなという想いが大きくなってきて。そこから自分たちの曲を見つめ直した時に、「これ、何のために歌っているんだ?」みたいな疑問も感じたりしたんです。

●自分たちの過去曲を見つめ直したと。

HIKARU.:今後の発展ということを考えた時に、もっと僕らの音楽を聴いてくれる人たちのためになるものを提供していかなきゃいけないなっていう気持ちが大きくなっていって。音楽でつながったファンのみんなと一緒に、次は知らない誰かの笑顔を生み出すことができないかなっていうところで始まったのが募金活動だったんです。

●その対象がカンボジアだったのはなぜ?

Kouichi:カンボジアを舞台にした『僕たちは世界を変えることができない。』(2011年)という映画を見たのがキッカケですね。僕はその映画にえらく心を打たれてしまって…。

HIKARU.:その映画を見た翌日にTakashiに電話をかけて、「おい、カンボジアに学校を建てるぞ」って言ったらしいです(笑)。

Takashi:僕は経緯を知らないので、「こいつ、何を言っているんだ…?」と思いました(笑)。

●ハハハ(笑)。でもそこから、実際に行動にも移したわけですね。

HIKARU.:たまたま事務所のスタッフが“國學院大學公認団体 国際協力サークル〜優志〜”を立ち上げた人間で、そこから今の代表の方を紹介してもらって。ツアーをまわる前にその方と対談をさせて頂いた時にカンボジアの現状や歴史的な背景を聞いて、すごくショックだったんです。本当に同じ地球上で、同じ時代に起きていることなんだろうかと思ってしまうくらいで。その時に、自分たちがそういう活動をやっていくのも間違いではないんじゃないかと思ったんですよね。

●最終的にはメンバー全員が共感した上で、実行に移せた?

Takashi:最初はよくわからなかったんですけど、自分もその映画を見て心打たれて。1つのキッカケをもらって実際にやってみた結果として、すごく良い経験になったんですよね。やっぱり何かキッカケがないと、行動できないと思うから。そういうキッカケを全国のファンの人たちにも与えられたんじゃないかなと思います。

●単にライヴをやって終わりというわけじゃなくて、これから先にもつながっていく活動というか。

Kouichi:つなげていきたいですね。今回限りで終わることじゃなくて、小さいことでも良いので続けていきたいなとは思います。

HIKARU.:世界の現状を知ることで、「こうやってライヴができていることも当り前じゃないんだよ」というのを知って欲しいなっていう気持ちがあって。日本みたいな環境で音楽が聴けているというのはすごく幸せなことなんだというのが、ちょっとでも伝われば良いかなって思いますね。

 

Special Interview #2

「カメレオは今までヴィジュアル系のフィールドでやってきたので、そういうイメージもあるかもしれないんですよ。でも実際に観てもらったら、“全然イメージが違った”と感じてもらえる一面もあると思っていて」

●47都道府県ツアーで経験してきたものが、今回のシングル『パリピポ』には出ているように感じました。

HIKARU.:やっぱり歌詞を書く上で自分が本当に感じたことを出さないと、伝わるものも伝わらないというか。自分が感じたことをファンの方にも伝えていきたいから。ちょうど制作期間が47都道府県ツアー中だったので自然にそういう言葉が出てきたし、それを曲に当てはめてみた感じですね。

●まずM-1「パリピポ」は、ツアー中にどうやって一緒にライヴを盛り上げるか考えた結果が表れているのかなと。

HIKARU.:ライヴを何本もやっていく中で「もっとこういう曲があったら良いのにな」っていうアイデアも出てきて。「パリピポ」に関しては「ファンのみんなと一緒にこういう振り付けをやったら面白いんじゃないかな」っていうヴィジョンを持って、歌詞を書いたんです。だからライヴでやって初めて完成する曲というか、ファンのみんなとの一体感も込みで完成する曲なんじゃないかなって思います。

●後半の“1234でドゥン! ドゥン!って足鳴らして”という部分も、一体感を生み出す部分ですよね。

HIKARU.:過去、実際のライヴ中に「興奮しているヤツは“ドゥン! ドゥン!”してみろ〜!」って言ったら、みんな“ドゥン! ドゥン!”し始めたのを見て「これは面白いな」と思っていたんです。ちょうどCメロ的な部分の歌詞にすごく困っていたので、そこを“ドゥン! ドゥン!”にしちゃおうと(笑)。

●それが上手くハマった。

HIKARU.:ツアーファイナルの中野サンプラザホールで初めてやらせてもらったんですけど、意外にファンのみんなも一緒にやってくれたので良かったなと。その時はまだ曲も公開していなかったにもかかわらず、みんなが一体感を出してくれたので「これはもっと良くなるんじゃないかな」と思いましたね。

●「パリピポ」を作曲したDaisukeさんは、元々どんなイメージで作ったんですか?

Daisuke:どうだっけな……?

●自分でも覚えていないんだ(笑)。

Kouichi:デモの段階からかなり変わったから、答えづらいところはあるのかもしれない。アレンジャーさんも加わって、デモの段階からはビルドアップされているから。

Daisuke:メロディをイジってもらったところもあったりして、結構変わったんですよね。初めてアレンジャーさんに入って頂いたので、試験的な部分もあったんです。

●アレンジャーとの作業は初めてだったんですね。

HIKARU.:そうなんです。だから、やっぱり今までとは違いましたね。自分たちとは違う感性が入ってくることで、また新しいカメレオが表現できたのかなと。

Daisuke:自分の中だけでやっちゃうと、何か先に進めない時があって。アレンジャーさんから返ってきた音を聴いて「こういうやり方もあるんだな!」というところでのワクワク感がすごくあったので、この曲にはそういうものも詰まっていると思いますね。

Takashi:アレンジャーさんが入ったことで僕たちにも刺激になったし、一緒に作業することで自分たちのスキルアップにもなって。それが次回作にもつながっていくのかなと。次に進もうと思ったら何か新しいことをやらきゃいけないし、すごく良い経験だったと思います。

●サビの“舞い上(がれ)”という歌詞で、“(がれ)”を略しているのも斬新だと思ったんですが…(笑)。

HIKARU.:文字数的に当てはまる言葉がなくて…じゃあ、もう消しちゃおうっていう(笑)。

●こういう歌詞の自由というか柔軟な発想が、すごく面白いなと。

HIKARU.:この歌詞を書いている時にちょうど脳科学について興味を持っていて、頭の回転や柔軟さについて考えていたんです。『リミットレス』(2011年アメリカ)という映画を見たんですけど、普段10〜20%くらいしか使われていないと言われる人間の脳が、ある薬を飲むことで30%以上の力を発揮するという内容で。その映画がすごく面白くて、脳を活性化したら色んな発想が出てくるんじゃないかと思ったんですよ。そこから脳に良い食べ物や行動を調べまくって実践していたら、歌詞もどんどん崩せるようになったというか。「こっちに行っちゃえば良いんじゃない?」みたいな発想もできるようになって、結果的にこういう歌詞になりました。

Takeshi:…とか言っていますけど、第一段階の歌詞はすっっっごくつまらなかったんですよね(笑)。

●そこから変わっていった?

Takeshi:元々この曲には“楽しい”とか“バカっぽい感じ”というコンセプトがあって。でも最初の歌詞は普通すぎて「つまらない」みたいなことをブーブー言っていたら、最終的にこういう形になりましたね。僕らからも「もっとこうしたほうが良いんじゃない?」みたいな話をしました。

●絵文字を使っていたりするので一見バカっぽくも見えますが、すごく考えられている歌詞だと思います。

Takeshi:最終的な歌詞は、すごく良くなりましたね。だからMVの映像も含めて、歌詞を見てもらいたいなって。歌詞を見ないとわからない部分もあるだろうし、映像を見ながらだと“人つ人つ連なって”という歌詞の意味とかも響いてくるなと感じたんですよ。MVもしっかり見て欲しいなと思います。

●M-2「12月」は作詞作曲共にHIKARU.さんですが、去年に札幌へ移動中のフェリーで思い浮かんだそうですね。

HIKARU.:それが去年の11月頃だったんですよね。もうすぐ12月というところで「1年経つのが早いな」と感じながら、その時に思っていたことを1番の歌詞には書き起こして。同じメンバーとファンのみんなと一緒にまた来年もいられたら良いなっていう想いを込めて書きました。

●2番の歌詞は、カンボジアへの支援活動をしたところから生まれた想いでしょうか?

HIKARU.:こっちは今年に入って、カンボジアについての対談をしてからの話ですね。1番の歌詞は去年思ったことで、2番以降の歌詞は今年1年かけて感じたことを歌っています。

●2年分の想いがこもっていると。曲もフェリーの中で思い付いたんですか?

HIKARU.:そうですね。サビのメロディが最初に浮かんで、その時にこの歌詞も一緒に舞い降りてきたんです。それをしばらく温めていたというか。今年の春頃に「次は12月にリリースする」という話があったので、「ピッタリじゃん」と思ったんですよね。

●そこでタイトルも「12月」になった。

HIKARU.:仮タイトルの時点で「12月」だったんですけど、これ以外に当てはまるものがないなと思ったのでそのままにしました。僕の個人的な意見としては、12月以外にはあまりやりたくなくて…。色々と辻褄が合わなくなってくるから。たとえば1月に歌ったとして“今年も気がつけばもう終わってしまうね”とか言われても、「いや、まだ始まったばかりだし」っていう(笑)。

●ツッコまれる恐れがある(笑)。

HIKARU.:そこはやっぱり作者のこだわりというか。

Takeshi:アーティスト側としては、ライヴのセットリストで次の曲との歌詞のつながりを意識したりもしていますからね。でもリリースしておいてライヴでやらないとなると、「やれよ!」って言われそう…(笑)。

●言われるでしょうね(笑)。でも作者としては、それくらいの強い想いを込めた曲というか。

HIKARU.:“今年伝えたいこと”みたいな感じですね。2015年を通じて感じたことを歌詞にしたので、それが伝わってくれたら良いなと思います。

●47都道府県ツアーを経た上での言葉になっているわけですよね。

HIKARU.:やっぱり1回ライヴをやって、募金をしてもらっただけでは伝わらないと思うから。そういう想いは曲にして、みんなに届けてあげたほうがさらに伝わるんじゃないかなと思って、あえて歌詞に入れさせてもらいました。

●M-3「The wondrous world」(通常盤のみ収録)はTakashiさんの作詞作曲ですが、これはライヴをイメージした内容でしょうか?

Takashi:これもツアー中に作ったので、ライヴについての想いを書いていますね。カメレオは5人全員で歌うというのを1つの武器にしているんですけど、今までリリースしてきた5人ヴォーカル曲はどれもパーティーチューンというか、楽しい感じの曲が比率的にすごく多くて。5人でもライヴでちゃんとカッコ良く決められる曲があると良いなという想いがあって、この曲ができたんです。

●“身体中から溢れる悦楽の吐息”とか、歌詞がちょっと独特な感じですよね。

Takashi:元々のコンセプトとは違うんですけど、ちょっとキモい歌詞というか、ナルシストな感じの歌詞を書きたくなっちゃって。今までの“みんなでスマイル”みたいな曲とは、真逆のものにしたかったんです。それと真逆のものって何だろうなと考えたら、“悦楽の吐息”とかが浮かんで(笑)。やっぱり“変幻自在”とか言っているくらいだから、カメレオの幅を広げたかったんですよね。

Kouichi:1人でガンガン幅を広げて、後ろを振り向いたら誰も付いてきていないっていう…。

HIKARU.:これは5人ボーカル曲じゃなくて、ライヴではTakashiのソロ曲にします(笑)。

Takeshi:ライヴで音が鳴り始めて全員で踊りだすと思ったらTakashi1人で踊っていて、他のメンバーはステージ袖にいるっていう(笑)。

●ハハハ(笑)。他のメンバーは、この歌詞を歌うことに抵抗があった?

Takashi:みんな抵抗があったと思いますよ。自分でもどうやって歌おうかなと思っていますから(笑)。

HIKARU.:Takashi担当の“in your heart”の部分は、1000回くらいレコーディングしましたからね。何回歌っても「気持ち悪いよね」となるので「何でだろう?」と考えてみたら、「あっ、これ、歌詞がキモいんじゃん」っていう(笑)。

●でもサウンド的には、この曲が一番バンドらしいというか。

Takeshi:一番ロックな感じですよね。

HIKARU.:そういう曲に限って、ライヴでは楽器を演奏しないっていう(笑)。

Takashi:これはレコーディングでは演奏したんですけど、ライヴでは楽器を持たずに5人で歌ってパフォーマンスする予定なんです。

●この3曲だけでも、カメレオというバンドの幅の広さがすごく見える作品になっているかなと。

Takeshi:「何なんだ、このバンドは…?」とはなりますよね(笑)。

●しかもM-4「カメトーク」(通常盤のみ収録)では、メンバーが“くさや”にチャレンジしている様子を録った音声が収録されていたりもして(笑)。

Kouichi:初期からずっとやってきていることなんですけど、聴いている側が頭の中で映像をイメージしながらの笑いっていうのも面白いかなと。

HIKARU.:いつもはスタジオのブースで録音するんですけど、今回は断られました(笑)。

●そんなに臭いがきついんですか?

Kouichi:いや、すごいですよ。たぶん誰が臭いを嗅いでも面白いリアクションになると思います。

Takeshi:僕が食べたんですけど、普通はレコーディングしているわけだから言っちゃいけないことに気をつけたりもするものなんですよ。でもこの時はもう“うん×”しか出てこなかったですもん(笑)。

●音源ではピーッと修正音が入っていましたね(笑)。

HIKARU.:くさやを作っている方々に失礼ですからね。

Takeshi:録り終わった後にやっぱりマズいんじゃないかとなって。でも現場では、そこまで考えられなくなるくらいの威力がありました…。

●身体を張って、エンターテインメントを生み出していると(笑)。来年の4/17には大阪NHKホールも予定されていますが、そこも楽しいことになりそうです。

Kouichi:47都道府県ツアーはライヴハウスが中心だったので、その集大成として大きなホールでライヴをやりたいと思っていたんです。「ホールだったら、こういうカメレオが見せられるよ」というのも知ってもらいたくて。関西では初めてのホール公演だから、今までやってきていないような演出もやれたら良いなと。新しいシングルも出したので演出面も含めてまた1つグレードアップしたカメレオを見せられるようなデラックスな公演にしたいし、ステップアップのタイミングとしても良い公演になるんじゃないかと思っていますね。

●次のステップに進むためのライヴでもある。

HIKARU.:カメレオは今までヴィジュアル系のフィールドでやってきたので、そういうイメージもあるかもしれないんですよ。でも実際に観てもらったら、「全然イメージが違った」と感じてもらえる一面もあると思っていて。ホールでちゃんと席があるので、小さい子が来ても危険がないというか。お父さん・お母さんにも安心して観られるホールライヴというところで、そういった方にも来て頂けたら嬉しいです。

Takeshi:誰が来ても楽しめるライヴになっていると思うんですよ。年齢・国籍・性別に関係なく楽しめるエンターテインメントを見せるので、ぜひ遊びに来て下さい!

Interview:IMAI

 

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