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セックスマシーン

超満員のゲストボーカルと生み出す圧倒的なライブパワー!

2016/1/9@ umeda AKASO
“俺の声を響かすツアーファイナル大阪編! 「人類ゲストボーカル化計画」〜台風リベンジマッチ〜”

IMG_5214 (1)神戸発のロックバンド・セックスマシーンが、1月9日にワンマン史上最大キャパとなるumeda AKASOでツアーファイナルを開催。昨年7月に行った同会場でのツアーファイナルが大型台風に見舞われたため、この日はリベンジの意味も込めた2度目の挑戦となる。

のっけから「君を失ってwow」を投下すると、早くも特大のシンガロングが巻き起こり一体感がみなぎる。すると、Vo.森田剛史の合図で、モーゼのごとく観客の海が真っ二つに分かれて、激しく荒々しい“WOW!”合戦が興奮を練り上げた。そこから、最新アルバム『響けよ我が声、と俺は言った』から「久しぶり!」、「文句はないな、野郎ども!」を畳みかけ、人気曲「正気」や「二年殺し」など怒涛のラインナップで勢いを加速させる。

MCでは、フラれたばかりのBa.日野亮がメンバーに加わった当時のエピソードを語って、失恋がテーマのアルバム『フラレタリアート』から「ムリなんす」を届けた。さらに、同じくフラれたばかりの男性から、SNSでメッセージを受けたという森田が、「マイナスをエネルギーに変えていかないとアカンで!」とエールを送り「サルでもわかるラブソング」へ。曲中、森田の呼びかけに応じて、会場に来ていたその男性が名乗り出ると、励ますように超満員の観客が彼に向けて「おれ、おまえ、好き!」をコールするドラマチックな場面も。ハイテンションな楽曲が、いつになくエモーショナルに響き渡っていた。

そして、4月6日にリリースとなるニューシングル「新世界へ」を初披露! セックスマシーンのメロディセンスが光る、前のめりでポップな新曲に思わず胸が高鳴る。アンコールでは、森田とDr.ケンオガタが弾き語りでアリスの「冬の稲妻」をカバーした余興も挟まれつつ、ラストは「遊び足りない」で大団円へ。超満員の観客が“ゲストボーカル”として全員一丸となり、最後まで拳をあげて歌い続けた光景は痛快だった。これまでバンドが築き上げてきた集大成ともいえる景色を生み出し、そして新たな世界へ突き進む第一歩を踏み出した熱いステージが、こうして幕を閉じた。

TEXT:大西健斗