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饗庭純

異世界の空間へと観る者を導き、魅了したツアーファイナルワンマン

2016/3/13@渋谷duo MUSIC EXCHANGE
“『Haku』 Release tour final -Solen-”

aiba_1 昨年10月に1stミニアルバム『Haku』をリリースした饗庭純が、渋谷duo MUSIC EXCHANGEにて“『Haku』 Release tour final -Solen-”を開催した。

BGMが消え、光が落ちる。静寂と暗闇。『Haku』同様に1曲目は「leia」からスタートした。今回のライブにはライトペインティングのハラダアツシが参加し、ステージ全体をリキッドライティングで染め上げていく。その一声、その一音、そして鼓動のように広がるライティング。それらが組み合わさることで突如として異世界へと変貌した会場は、冒頭から既に饗庭純の世界に染め上げられてしまう。

改めて椅子の上に胡座で腰掛けた饗庭。彼女にとってお馴染みのスタイルで、弾き語りでの「バニラレイン」へ。アルバムでも弾き語りで歌っていたこの曲は、NOTTV1「MUSICにゅっと。」のオーディションで演奏し、特別賞を受賞した曲だ。そこからのリリース〜ツアー〜今回のワンマンライブへと繋がったキッカケの曲でもある。

バックを支えるメンバーと共に観客を煽ってから始まった「楽園ハイウェイ」では、アッパーなサウンドが今までのダークな雰囲気を一転して晴れやかなものにする。その勢いのまま「xとy」では心地よく刻まれるリズムに身を任せ、観客は身体を揺らした。

約1年前に彼女が北欧などを旅した中で生まれた曲 「Rainbow」では、七色に光る照明に包まれながら想いのまま自由に歌う。そして最後に歌い出した曲は「チューニング」。“ひとつになりたい”と凛とした姿で歌う饗庭純の姿は、凛々しく美しい。その歌声に酔いしれたオーディエンスとまさにひとつになった。

アンコールでまず1人で登場した彼女が歌い始めたのは「般若心経」。これはあの“般若心経”にメロディーを付けて歌うというもので、彼女の代表曲のひとつでもある。ステージ後方にお経の文言も映し出される中、たった1人で歌う饗庭の姿は神々しくもあり、その歌声が会場を支配。最後はバックのメンバーも全員登場し、新曲「hanacago」を披露した。

饗庭純の楽曲は美しいメロディ、突きつけられる歌詞、そして混沌とした世界観が際立つ。この日のライブはそんな世界観を目で、耳で、体感できる夜となった。

TEXT:柴正明 / PHOTO:GRAC

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