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FABLED NUMBER #2

Mako × Chii × Ikki × Betch SPECIAL INTERVIEW 絶対的な信頼と圧倒的な個性の融合が生む唯一無二のハーモニー

PH_4nin規格外のメンバーが集結した奇跡の6人組バンド、FABLED NUMBER。その軸となっているのは全楽曲を生み出すN'Eita(G./Vo.)とN'Taichi(Ba./Cho.)のN兄弟だが、それ以外の4人も強力なキャラクターを秘めている。そう、この6人だからこそ、この音が生まれているのだ。今回の特集第2弾ではあえてN兄弟を除いた4人のメンバーにインタビューを敢行することで、FABLED NUMBERというバンドが持つ特異性と魅力に迫った。

 

Mako-Albert(G.)
Chii,pucchi(key./Per.)
Ikki-Rodriguez(Samp./Prog.)
Mr,Donuld Betch(Dr.)

 

「今までの作品の中でもスケール感を感じられるものはあったんですけど、今回はより大きなステージでやっている情景が見える作品だと思うんですよ。聴いてもらえる層が本当に広がる作品だと思いますね」

「僕ら4人に共通して言えることは、出会った時にN兄弟2人のものすごいセンスを感じたところですね。根本的に自分たちは2人の音楽センスを感じて加入したので、そこを担っている2人に任せている部分は大きいです」

 

●FABLED NUMBERは、すごく個性的なメンバーが6人集まっていますよね。

Betch:バンドの中でも、それぞれに役割があるんです。N兄弟は曲を作ったり、音楽面が担当で。僕はドラムを叩けるのに加えて、タトゥーの彫師をやっているというのもあってデザイン的なことはできるので、グッズのデザインとかを担当させてもらっていて。

●Betchくんは彫師なんですね。

Betch:メンバーのタトゥーも、僕が全て彫らせてもらっているんですよ。タトゥーも手描きの絵から始めるので僕はそういうデザインしかできなくて、逆にロゴみたいなもののデザインはMakoがやっています。Ikkiはパソコン関係が得意だし、Chiiは男ばかりのメンバーの中に1人だけ女性がいることで“華”になっていて。そういう感じで、役割分担がハッキリしているバンドやと思いますね。

Mako:1人1人のメンバーに個性があるバンドなので、他のバンドに比べて色がすごく強いのかなと思います。

●音楽的な軸になっているのは、N兄弟だと。

Betch:そこは完全にN兄弟ですね。僕はメンバー募集に応募して入ったんですけど、その当時から洋楽的な雰囲気が曲にはあって。音楽に関しては“この2人に付いて行けば間違いないな”という感覚が、出会った時からありました。だから何があっても2人を信じて、付いて来れているんだと思います。

Chii:私は元々、別のバンドでボーカルをしていた時にN兄弟のことを知って。Taichiの作る曲が好きで、最初は手伝っていたりしたんです。

Mako:僕ら4人に共通して言えることは、出会った時にN兄弟2人のものすごいセンスを感じたところですね。前のバンドでは僕も作曲をしていたんですけど、この2人の音楽を超えることはできないと思って、今でも付いて行っているところはあります。

●2人に対する信頼感が強い。

Betch:バンドの曲を作って歌っている2人に対しては、絶対的な信頼がありますね。

Mako:根本的に自分たちは2人の音楽センスを感じて加入したので、そこを担っている2人に任せている部分は大きいですね。このバンドでは、Taichiがアレンジを全て担当しているんですよ。ギター、ベース、ドラム、キーボードからコーラスまで全部できるから。打ち込みに関してもTaichiが伝えたものを、Ikkiが形にしていく感じなんです。

Ikki:僕が「こんな感じ?」と打ち込んでみたものに対して、Taichiが「ここはもうちょっとこうして欲しい」みたいなやりとりの繰り返しで、作り上げていく形ですね。

●そういうやりとりの中でTaichiくんのイメージを汲み取っていく。

Ikki:そこがこのバンドでのやり甲斐にもつながっていると思います。今回の『A Revolutionary』もそうだったんですけど、最初に僕とTaichiの2人でプリプロをやるんですよ。一緒に作業していると「この人は何故、こんなフレーズやアプローチを思い付くんやろう?」みたいな発見の繰り返しで、毎回すごく刺激があるんです。そこで作ったオケにEitaがTaichiと相談しながら歌を乗せていくという流れで、録る前の段階のものができて。その段階でもう既に「これ、ヤバいな…売れたわ」みたいな感じになるんですよね(笑)。

●自分たちでもアガるものができる。

Ikki:全曲そうなんですけど、今回はM-1「AAO」が特にそういう印象が強かったですね。一番最初に録ったものを聴いた段階で、「なぜこんなことになったんだ…?」と思いました。

●それは原形から変わったということ?

Ikki:いや、そういうわけじゃなくて。元々、僕には何も見えていないところからのスタートなんですよ。

Mako:だから最終的に完成したものを聴くと、僕らは「すごいものができたな」と感じるんです。作曲者のTaichiの頭の中では、最初からできあがっているんですけどね。

●Taichiくんの中にある設計図をメンバーそれぞれが具現化していく作業というか。

Betch:ドラムに関しても最初から設計図みたいなものがTaichiの中にあるんですよ。僕らはレコーディングが全て終わって完成したものを聴いて初めて「こういうことやったんや」というのがわかる感じなんです。

Chii:私はTaichiから送られてくるフレーズを元にして色付けしたりするんですけど、本当にすごいフレーズを考えてくれるから頼もしいですね。私がレコーディングする段階ではEitaがどんなメロディを乗せてくるのか知らないから、できあがった時に「うわっ、こういう歌やったんや!」という驚きが毎回あって。Eitaの歌が乗ることで「こんなに変わるんや!」って思うんですけど、いつも良い感じなんですよ。それが一番楽しいです。

●作品を重ねる中で、イメージの共有度合いも深まっているのでは?

Mako:レコーディングを重ねるごとに、Taichiの意図が何となくわかるようになってきましたね。たとえばM-6「The Eyes」のサビにすごく良いギターのアルペジオが入っているんですけど、僕が「そこは絶対にアルペジオが入ると思ったわ!」と言うとTaichiも「やっぱりそうやんな」となったりして。何となくそういうところがわかるようになってきて、自分なりに解釈できるようになってきた部分はあります。

●アレンジ面で自分たちの進化も感じられている?

Mako:作品を重ねるごとに“差し引き”みたいなことができるようになってきて。楽器の数が多いので、最近は“抜く”ということを大事にしているんです。入れようと思えば色んな音を入れられるんですけど、そういったものをだんだん削ぎ落としていった感じで。僕らの音源を何回聴いても飽きない理由は、そこから来ているんじゃないかな。

Ikki:色んなものを入れてみてから削ぎ落としていく中で、楽曲の調和を取ったりもしていますね。

●ちゃんと必要なものを取捨選択していると。

Mako:そうですね。最終的に良い作品を作るために何を優先させるかということを考えながら、みんなやっていると思います。

●元々はラウド系のシーンで活動しているイメージだったんですが、音楽的にはそこに収まらないものにどんどんなっていますよね。

Mako:元々は大阪の心斎橋CLUB DROPというところでやりたくて始めたんですけど、その当時はちょうどラウド系のシーンが熱かったので自然とそういうバンドと一緒にやるようになって。僕たち自身は自分たちのことを“ラウド系”とは思っていないんですよ。実際、今回の『A Revolutionary』という作品は特に“ラウド系”というものではなくなっているから。もっと幅を広げたいし、色んな人に聴かせたいというところで、今後はもっと色んなバンドと一緒にやりたいと思っています。

●今回は今まで以上に、広げていく作品なのかなと。

Mako:本当にそうだと思います。今までの作品の中でもスケール感を感じられるものはあったんですけど、今回はより大きなステージでやっている情景が見える作品だと思うんですよ。たとえば「AAO」をライブでやっている時に、自分たちでもスケール感の大きさを感じられたりして。聴いてもらえる層が本当に広がる作品だと思いますね。

●そういう感覚があったから、日本語詞も積極的に取り入れたのでは?

Mako:やっぱり楽曲のスケール感が大きくなったことで色んな人に届くものになって、楽曲に対する解釈もよりわかりやすくなったと思うんです。自分たちのステージが1つ上がるごとに、聴いてくれる人の数も増えるじゃないですか。歌詞を書いているEitaには、そういう人たちにより伝えたいという気持ちがあったんじゃないかな。今回は歌詞がすごく良いんですよ。楽曲が持つスケール感の大きさに全く劣らず、そこにハマる歌詞が乗っていて。Eitaの強い部分が出ているし、逆にすごく繊細な部分も出ていたりするんですよね。

Betch:ボーカルの良さを最大限に活かした曲になっていると思いますね。

●自分たちの中でも、突き抜けた作品ができたという感覚がある?

Ikki:それは間違いなくありますね。

Chii:すごく聴きやすいんです。私のお母さんも「すごく聴きやすくて、口ずさんでしまう」と言っていましたからね(笑)。今までの作品はわりとアップテンポでキッズが好きそうな感じでしたけど、今回はオシャレで聴きやすい。色んな人が聴いても「良い曲やね!」っていう感じで、スッと入りやすいんじゃないかな。

Mako:僕も甥っ子や姪っ子を車に乗せている時に今作を流していたら、「AAO」にめちゃくちゃノってくれて一緒に“エーオーエーオー”と歌ってくれたんです。その時に「この曲、すごいな!」と思って(笑)。そういう感じで、子どもでもパッと聴いた時にすぐノレるし歌えるというわかりやすさはありますね。普段の生活の中でも、そういう広がりみたいなものを感じました。

●普段はライブハウスに来ないような層にまで届くようなものになっている。

Mako:逆に僕たちの作品を聴いてもらうことで、そういう人たちがライブハウスに足を運ぶキッカケにもなれば良いなと思うんですよ。その人数が増えることによって、僕らもバンドとしてもう1段階上に行けると思うから。今の段階で既に日常生活でも肌で感じられる瞬間がすごくあるし、もちろんライブで今作の曲をやってもすごく反応が良くて。本当にすごく良い作品になりましたね。

Interview:IMAI

 

FABLED NUMBER #3

番外編:マネージャーが語る“FABLED NUMBER”の魅力

PH_managerFABLED NUMBERを初めて見たのは3年ちょっと前で、初の東京ライブで当時自分が店長をしてた下北沢ReGに出演したんです。出演時間25分のところを40分くらいライブして(笑)、その日のブッキング担当がブチギレて楽屋で待ち構えてたら、戻ってくるなりその担当に「イエーイ!」ってハイタッチを求めて、担当も思わずハイタッチしちゃってから「いやいやそうじゃなくて!」って(笑)。当時まだ“持ち時間”っていう概念が無かったんですね。

結局めちゃめちゃ怒られてましたけど、俺は笑っちゃって。「初東京で爪あと残したかったんです!」ってのも結果的に成功で、そこから何だかんだあったけど初の全国流通盤『Might makes right』をウチのレーベルからリリースする事になったんです。

それ以降は本当にいろいろな事があって、全部を語るとJUNGLE LIFE2冊ぶんくらいになるので中略して、1年前から本格的に彼らの担当マネージャーになり、下北沢ReG立ち上げから5年半やった店長を退いて、レーベル&マネージメント業を中心にやる人生になりました。

個性派キャラのみで構成された6人組なのでマネージャーとしては苦労が耐えないですが、音楽や表現者としての才能は群を抜いてます。担当だから言うわけじゃなく、まだライブを見た事が無い人には本当に一度見てほしい。好きか嫌いかは分からないけど、きっとまだ見たことの無いライブが見れます。

ほとんどの曲が英詞で、全身タトゥーだらけの人たちなのでラウド系に思われたりもしがちですが、洋楽テイストの踊れる歌ものロックです。“踊れる”の部分が踊れすぎて、高まる感情のグルーヴと共に狂喜乱舞していくフロアの激しさがそのイメージになっているんだと思います。

今回発売した『A Revolutionary』は、メンバーが本当に表現したいものをとことん追求した結果、不思議とFABLED NUMBER入門編のように入りやすい1枚にもなりました。ノリやすいサウンドにシンプルな美メロ、そして日本語詞も多めに入っています。

全国の若手バンドマンには最も見習ってほしくないバンドを、新生物を見るような気持ちで見に来てほしいです。

Illustrate Records/Bardic Works./下北沢ReG 代表 鈴木しんや

 

 
 
 
 

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