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Migimimi sleep tight

多彩な個性の邂逅が未知なる化学反応を起こす。 一番泣けて、一番踊れるダンスロックの進化系。

migimimiVo./G.宮川依恋(NEXTRADE)、G./Cho./Pf.涼平(メガマソ)、Ba./Cho.JOTARO(ex. FUNKIST)、Dr./Cho./Per.松本誠治(the telephones / FINAL FRASH)によって結成された「君の人生で一番泣けて、一番踊れるバンド」、Migimimi sleep tight。今年3/25に始動を発表して以来、話題を呼んできた彼らが遂に1stミニアルバム『The Lovers』をリリースする。異なるシーンでキャリアを重ね、バックグラウンドも異なる4人の出会いが生んだ未知なる化学反応…その衝撃は今作からも確実に伝わるはずだ。未来への期待感も高まるデビュー作を作り上げた4人に迫る、1stインタビュー。

 

「ただハッピーなだけでも、ただ悲しいだけでもない。メロディを聴いたら胸がキュンとして、リズムに乗りながらなぜか目頭が熱くなっちゃうようなライブが僕らの理想なんです」

●まずは、この4人がどうやって集まったのかが気になるんですが…。

涼平:僕と誠治くんが飲み仲間で、前から「何か一緒にやりたいね」とは言っていたんです。それでちょうど同じようなタイミングでお互いのバンドがお休みに入ったので、「せっかくだし、今動かなくちゃ」ということでメンバー探しを始めて。JOTAROくんは誠治くんと知り合いだったんですけど、レンレン(※依恋)とはJUNGLE☆LIFEのイベントへ一緒に行ったのが初めてで…。

●今年2/19の下北沢CLUB251でのイベントへ遊びに来て頂いたんですよね。

涼平:あの日が初対面だったんですよ。でも事前に音源を聴かせてもらっていたので、声やキーの高さは見えていて。声は本当にハマるなと思っていたし、人柄もすごく良かったから僕の中ではあの時点で決めていました。

依恋:僕も先に音源を聴かせてもらっていて「カッコ良いな」と思っていたし、何よりも(涼平は)すごく優しいんですよ。初対面なので最初はちょっと怖かったんですけど、そこの壁をすぐ取っ払ってくれたというか。話もしやすいし、単純に音楽がすごく好きというのが伝わってきて。だから僕も初めて会った日には、一緒にやりたいと思っていました。

●お互いに惹かれ合っていたと。JOTAROくんが加入した経緯は?

JOTARO:元々はLUNA SEA好きが集まる会があって、誠治くんともそこで年に1〜2回会う程度だったんです。ある時に誠治くんが「会わせたい人がいる」と言うので食事に行ったら、そこで涼平くんを紹介されて。後日、涼平くんから「バンドを一緒にやろうか」というメールが来たんですよ。次に会った時にはメンバー4人が揃っていて、そこからもう急ピッチで進みましたね。

涼平:2/25に初めてこの4人が顔を合わせて、そこから始まった感じですね。最初は4/10に1stライブをやろうと思っていたんですよ…。

誠治:それを聞いた時、「この人は頭がおかしいのかな?」って思いました(笑)。

●ハハハ(笑)。

JOTARO:まだスタジオにも入っていないし、一緒に音を出したこともなかったですからね(笑)。

誠治:でもそのスピード感が良かったし、やるべきことの見定め方やプランニングからプレゼンテーションまで涼平くんはすごくしっかりしていたんですよ。最終的に1stライブは5/1に決定したんですけど、それが一番良いペースだったというか。自分たちも良い緊張感を持って制作ができたので、結果的には良かったですね。

●涼平くんの中ではヴィジョンが明確にあった?

涼平:逆に言うと、僕はヴィジョンありきでメンバーに声をかけたんです。「こういうことがやりたいから、この人たちに声をかけよう」っていう感じで。

JOTARO:涼平くんから「こういうバンドをやりたい」と聞いた時に、「なるほど。だから自分が呼ばれたんだな」とすぐ腑に落ちて。そこでスピード感のあるプランニングを見せてもらったから、「じゃあ、やろう」となったんです。全部がわかりやすかったというか、一緒にやることの意味が見えたから。

●イメージに合うメンバーを集めたわけですね。

涼平:そうですね。そこでライブの日程も決まったので、レコーディングの日程も決めて。とりあえず最初はまず僕が曲を出すから、みんなの曲も今のうちにプリプロしてみようかっていう。

●メンバー全員が作曲するというのも、最初から決めていたんですか?

涼平:それも最初に会った時には話していて。今回の『The Lovers』に関してはM-3「Don’t me cry」がレンレンの曲で、M-4「GOODBYE」がJOTAROくんで、M-5「WonderWave」が誠治くんの曲っていう感じで、それぞれに持ち味が出ていると思います。

●「君の人生で一番泣けて、一番踊れるバンド」というコンセプトも最初から決まっていたんでしょうか?

涼平:最初に話したのが「メロディが美しくて泣けるバンドはたくさんいるし、踊れるバンドもたくさんいる。僕らはその2つを兼ね備えたバンドになろうよ」っていうことで。ただハッピーなだけでも、ただ悲しいだけでもない。メロディを聴いたら胸がキュンとして、リズムに乗りながらなぜか目頭が熱くなっちゃうようなライブが僕らの理想なんです。

誠治:多幸感があるというか。メロディとダンスというところの駆け引き感は、このバンドにしかない気がしますね。極端にどちらかに寄るわけじゃなくて、その住み分けがちゃんとできているバンドはそんなに多くないと僕は思っていて。

●全員がそのコンセプトに基づいて曲を書いてきた?

誠治:その枠の中に入るものを書きたいとは思いましたね。僕はわりとハッピー寄りな部分が多いので“ラブ&ピース”感のあるものが書きたいなというところで、候補曲を提出しました。

依恋:実は僕も“一番泣ける”というキャッチフレーズがあったので、自分の曲に“cry”という言葉を入れたんですよ。「Don’t me cry」という曲名を日本語訳すると、“泣けば良いじゃん”という意味で。“泣くことは悪いことじゃないし、泣ける瞬間を大切にしよう”っていうことを書いています。

涼平:みんなが全然違う個性の歌詞を書くので、すごく面白い仕上がりになりましたね。それぞれが通ってきた“道”というのが、歌詞からも伝わるんですよ。個々のキャラクターが出たほうが、このバンドは面白くなるなと思っています。

●M-2「Migimimi」は涼平くんの作詞作曲ですが、これがバンド名の由来にもなっている?

涼平:僕が誠治くんと一緒にやりたいなと思った時に、まず最初に書き下ろしたのが「Migimimi」で。そこからバンド名を取ったんですよ。

誠治:「Migimimi sleep tight」というのは元々、曲名だったんです。最初はバンド名を“Migimimi”にしようとしていたんですけど、インパクトがちょっと弱いなと思って。そこでバンド名と曲名を逆にしてみたら、“これだ!”となりました。

●最初は曲名だったんですね。

涼平:“sleep tight”は“ぐっすり寝てね”という意味なので、“右耳がおやすみなさい”みたいな意味なんですよ。右耳がぐっすり寝てしまっているから、よく聞こえないっていう。そういうストーリーの歌詞を書いたんですけど、元々はバンド名にするつもりはなかったんです。

●この曲と同様にMVが先行公開された「puputan」は、それぞれのバンドのファンには意外なものだったんじゃないかなと。

涼平:この曲は僕の作詞作曲なんですけど、メガマソのファンからすると意外だったみたいですね。

依恋:僕もこれまでの涼平さんの曲はメロディアスなイメージが強かったんですけど、「puputan」はAメロが全部ラップでその後にメロディが来る作りになっていて。そこから1回落ちて、またドンッとサビが来る感じがまさに「一番泣けて、一番踊れる」というのを最も体現していると感じて、ものすごい衝撃が走りました。

誠治:この曲を聴いた時のレンレンからの返信メールが「何これ、すごい…カッコ良い!」って…“女子か!”っていう感じで(笑)。

●それくらい衝撃があったと(笑)。

誠治:「こういうのもやるんだ!」と思って、ビックリしましたね。でも単純に一聴して、カッコ良いなと思って。メンバーの反応もすごく良かったので、「これはもう(リード曲に)決まったね」という感じでした。

JOTARO:満場一致でしたね。

●ちなみに「puputan」はどういう意味なんですか?

涼平:これはインドネシアのバリ島の言葉で“集団自決”を意味するものなんです。1900年頃にオランダ軍と、バリ島にいくつかあった王国との間で抗争が起きて。オランダ軍は銃とかで武装していて強かったので、バリ島の人たちは負けるのがわかっていながら“最後は勇敢に戦って死のう”ということで王様を先頭に全員がきれいな衣装を着て敵に向かって行進していったらしいんです。そこを撃たれたりして1人また1人と死んでいった時の行動を“ププタン”というらしいんですよ。

●そんな意味だったんだ…。

誠治:ぶっちゃけ、最初に聴いた時は「ププタンって!」と思いましたけどね(笑)。

涼平:響きのかわいさも、逆に良いなと。僕自身も歌詞のテーマを考えている時に知った言葉なんですけど、この曲のテーマに合っているなと思って。心が折れそうな時って、誰にでもあるじゃないですか。そういう時に折れた心を治すんじゃなくて、また新しい自分に生まれ変わって立ち向かうようなイメージが欲しかったんです。1人目がダメなら2人目、2人目がダメなら3人目っていう感じで、「でも全部それは君だから」みたいなメッセージを込めています。

●ちゃんとメッセージ性があると。誠治くん作曲の「WonderWave」はどんなイメージで?

誠治:「誰でもわかるような簡単な英単語を使って、みんながハッピーになれるようなものを」っていう抽象的なテーマをレンレンが歌詞に書き起こしてくれた感じですね。ハッピーなんだけど、少し問題提起っぽく聞こえる部分が一瞬だけあるんですよ。“色”について歌っている部分なんですけど、そういうのってすごく大事だなと思っていて。

●単にハッピーなだけの曲ではない。

誠治:何でもかんでも“ラブ&ピース”でOKっていうわけにはいかないから、そこの中にちょっとしたリアリティを入れるというか。その感じって、話をするのに必要だと思うんです。レンレンがちゃんと大事なテーマをミニマムな言い方で表現してくれているので、すごく満足しています。

●涼平くんの書く曲とは全然タイプが違いますよね。

涼平:僕だけだったら絶対に書けない曲だし、それがこのバンドの良いところだと思うんですよ。このアルバム自体もみんなのアイデアや意見がふんだんに盛り込まれたものなので、誰か1人だけじゃできないようなものにはなっています。

●この4人だから、こういう作品になっている。

涼平:メンバーが違っていたら、絶対にこうはなっていないと思いますね。やっぱり、それぞれの声質やプレイがあるから。

誠治:「WonderWave」はあまり同期とかを入れずに、あえて4人だけで演奏するという感じにしたんです。この曲は、本当にこの4人で作っている感覚がすごくありますね。

●M-6「The Lovers」は今作のタイトルにもなっていますが、どんな意味を込めているんですか?

涼平:これは曲のほうが先でしたね。僕らはまだ新しいお客さんにはそんなに観てもらえていないので、今作をリリースする前の段階で応援してくれている人たちというのは、それぞれが今までに活動してきたバンドのファンだと思うんですよ。そうやって今までずっと応援してくれてきた人たちを“恋人”と捉えて、そういうテーマで書いた歌詞なんです。「僕らはまた新しいバンドを始めるし、これからも広がっていくけど、最初に届けたいのは君たちだよ」っていう、ずっと応援してくれている人たちに対する想いを込めています。

●作品全体としても納得のいく作品ができた?

JOTARO:曲の振り幅が大きいので、最初はもう少しとっ散らかっちゃうかなと思っていたんですよ。でも作り終えたものを聴いてみると、やっぱり“ポップ”とか“メロディを大事にしよう”というのが前提にあるからすごくバランスが良くて。バラエティがあるし、「こういうバンドですよ」というのが非常にわかりやすく1枚に収められたのはすごく嬉しいですね。

涼平:自分でも「すごく良いな」と思えるものができて。…でも実はもう次に向けてのデモ出しが始まっていて、既に5〜6曲くらいはストックがあるんですよ。もちろんまずは今作を聴いて欲しいんですけど、さらに次への期待感もあって「ワクワクするものが作れそうだな」と思っています。

●自分たちもワクワクしている部分があるのでは?

誠治:それが大事なんですよね。良い意味で裏切りたいというか。今作を聴いてみれば絶対に次も期待できるものはあるなって、自分でも思うんです。やりたいこともやれているし、逆に今までやってこなかったことをやることで自分の枠組みを広げられている感覚もあって。

●次はもっと幅が広がっているかもしれない?

誠治:そうですね。

涼平:どこに行っているかわからない(笑)。でもテーマにある「君の人生で一番泣けて、一番踊れるバンド」というのは変わらないと思います。そこは僕らの強みになっている部分だから。8/20のワンマンライブでは今作の曲だけじゃなくて、新曲も演奏できたらなと考えていて。やっと僕らもフルボリュームのワンマンライブがやれるので、楽しみにしていて欲しいですね。

Interview:IMAI

 

 
 
 
 

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