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メガマソ

冬眠より目覚めし時、そこに広がるは未だ誰も見たことのない世界

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1年間の“冬眠”(活動休止)を経て、いよいよ目覚めの時を迎えようとしているメガマソ。12/10の品川インターシティホールで行われるワンマンライブからの活動再開に合わせて、結成10周年を記念した両A面シングル『ふとん史/ザセカンドニムバス』のリリースが決定した。“バンドをただ続けるのではなく、より音楽的に進化したものを作ろう”という意図のもとで設けた充電期間中に、それぞれの音楽を磨き上げてきた3人。G.涼平はMigimimi sleep tight、Vo.インザーギはVanity Sicksというバンドを結成し、共にこれまでとは違うフィールドで活動する中で得た刺激と経験は何事にも代えがたいものとなったはずだ。そして再び冬に目覚めるメガマソが贈る待望の新作には、“僕たちがヴィジュアル系をやる意味”を全力で表現した楽曲が収録されている。結成当初の初期衝動を甦らせながら自らの内面にあるものを素直に解き放ち、この1年で積み重ねてきた新たな経験値と融合させることで、類まれなる独自性を次なる次元へと昇華。まさしく“唯一無二”というほかない世界観を具現化した3人は、誰にも予測不可能な未体験ゾーンへと突入していく。

 

Cover & Interview #1

「僕らが10年間メガマソでやってきたヴィジュアル系のフィールドとは違うものを、この数ヶ月で勉強させてもらって。その中で“これはメガマソに活かせそうだな”というものは全部つぎ込もうっていう」

●この1年の“冬眠”を振り返ってみると、それぞれどういう期間でしたか?

涼平:僕は冬眠した直後の12/25に松本誠治くん(the telephones / FINAL FRASH)と一緒にバンドをやろうという話をしまして、Migimimi sleep tightが動き始めて。この1年はそっちをガムシャラにやりながら、メガマソのメンバーとも毎月会っていたんです。そういう中で今年6月頃に「復活に合わせて音源を出そう」という話を提案してからは月1のミーティングでも曲出しをしたりっていう感じで、今振り返ると本当にあっという間でしたね。

●6月頃から、もう今回の音源について考えていた。

涼平:そうですね。Migimimi sleep tightの始動が5月だったので、そこで1回落ち着いたところもあって。あと、“メガマソも何気に(冬眠してから)半年か…”と思ったのもあります。

インザーギ:本当にあっという間すぎて、“ちょっと早いよ!”って思うくらいでしたね。でもメンバーとは月1で会っていたので途切れている感覚はなくて、ずっと水面下で何かをやり続けているという感じの1年でした。

●冬眠中も自分たちの中では、メガマソとしての活動が続いている感覚があったんですね。

インザーギ:でも1回、リセットはされたかなと。頭の中もそうですし、ちゃんと客観的にメガマソの世界観を振り返る良い機会になったと思います。

●なるほど。Gouくんはどうでしたか?

Gou:俺は単純によく眠れました。

●本当に冬眠していたと(笑)。

Gou:2人が違うバンドをやっている中で俺もやりたいなとは思っていたんですけど、本当に時がすぎるのが早くて…。できないまま、今に至るという感じです。

●音楽活動はしていなかった?

Gou:セッションバンドにちょっと参加したりはしましたけど、本格的にという感じではないですね。あとは…、“人生とは何だろう?”っていうことを考えていました。

●そんなことを考えていたんだ(笑)。

インザーギ:人生を考えながら、お酒を飲んでいたんだよね。それも大事なことです。

涼平:そういう時期も大事かもね。人にはペースがあるから。自分で気付いたんですけど、僕は何もやらないと逆に不安になっちゃうんですよ。たぶん2人は“のんびりする”って決めたら、頭を切り替えてのんびりできるタイプなんです。でも僕はたとえば「1週間、南の島に行って遊ぼう」って言われても、何か音楽のことを考えていないと不安になっちゃうタイプで。だから、何かしら音楽はやりたいなと常に考えていました。

●涼平くんは早い段階でMigimimi sleep tightを始めましたけど、インザーギくんがVanity Sicksを始めたのはもう少し後でしたよね。

インザーギ:僕も当初はGouと同じで、何もするつもりがなかったんですよ。たとえば旅行に行ったりとか、自分のためだけに時間を使いたくて。でも最初の3ヶ月でそれにも飽きてきたところに、タイミング良くそういう話が重なったんです。Vanity Sicksは7/22に活動開始したんですけど、動こうとなったのはその2ヶ月前くらいでそこから急ピッチで進みましたね。

●Vanity Sicksではインザーギくんは名前も“インズ”(※INZのこと)に変えていますが、気持ちの切り替えがあったりもする?

インザーギ:ライブでも話したことがあるんですけど、“インザーギ”というのはメガマソの中のものとして名乗りたいし、そこは分けてやりたいなと思っていて。

Gou:…というか、これ(※INZ)は“インズ”って読むの?

インザーギ:いや、“インザ”だね。

涼平:え、そうなんだ!? ずっと“インズ”だと思ってた!

●こちらも涼平くんがブログでそう書いているのを見て、てっきり“インズ”なんだと思っていたんですが…。

インザーギ:最初は涼平が今作のM-3「悲劇!滑車送りの刑!」(通常盤タイプB収録)について書いたブログの中で“インズ”って出てきたから、たぶんフザけて言っているんだろうなと思っていて…。

●ネタっぽい流れの中で出てきたから、冗談で言っているのかと思ったわけですね。

インザーギ:でもその後も(涼平のブログやSNSに)度々“インズ”って出てくるから、「あ、これは本気で“インズ”だと思われてるな…」と。

涼平:ごめん、正式表記が“INZ”だっていうのは知っていたけど、読み方は“インズ”だと思ってた(笑)。

●今ようやく誤解が解けた(笑)。Vanity Sicksとメガマソでは、バンドとの向き合い方も違ったりする?

インザーギ:全然違いますね。Vanity Sicksはボーカルが2人いるので自分の役割も全然違うし、その中で受ける刺激というのがあって。ボーカルとしての音楽に対するアプローチだったり、そういう部分で新しい発見や刺激がありました。でも音楽性的な部分で受けた刺激をそのままメガマソにフィードバックするわけではなくて、自分の内面的なものに対する影響が大きいかな。“そこをメガマソに掛け合わせたら、どうなるだろう?”っていうことを考えたりはしますね。

●涼平くんもMigimimi sleep tightをやる中で得た刺激や影響があるんでしょうか?

涼平:今回の曲作りにもMigimimi sleep tightから受けた影響が持ち込まれているし、それはどちらのバンドでもお互いにありますね。あとは、やっぱりジャンルも違うから。僕らが10年間メガマソでやってきたヴィジュアル系のフィールドとは違うものを、この数ヶ月で勉強させてもらって。その中で“これはメガマソに活かせそうだな”というものは全部つぎ込もうっていう。

●1年間“冬眠”したことで、改めてメガマソというものを客観視することもできたのかなと。

インザーギ:今までリリースされているものを聴き直すことで、気付くこともあったりして。冬眠中はメガマソの曲をよく聴いていましたね。

●元々はそんなに聴かない?

インザーギ:いや、聴いていますよ。その延長上で聴いていたんですけど、メガマソのスケジュールに追われながら聴いているのと、1回リセットされてから聴くのとでは感覚が違ったというか。新しい音楽に触れたりして刺激をもらったりしながらメガマソの音源を聴くと、“こういうところがメガマソっぽいのかな”とか“メガマソの世界観って、こういうところが強みなのかな”と思ったりして。元々気付いていたのかもしれないけど、改めてそこに色があるんだなと感じました。

Gou:俺もフラットな状態で、メガマソの曲を聴いたりしていましたね。今、インザーギが言ったのと近いことは感じていて。

●自分たちでも何度も聴けるというのは、良いものが作れている証明でもありますよね。

インザーギ:毎回そうなんですけど、涼平の曲と歌詞には“これとこれが組み合わさったら、どうなるんだろう?”っていう楽しみがあって。歌詞だけを読んでも曲だけを聴いても全然どうなるのか想像できない段階から、それが重なると“こういう聴こえ方をするんだ!”ってなるのがすごく楽しいんですよ。だから、何回も聴いちゃうのかもしれないですね。

 

インザーギ

インザーギ

涼平

涼平

Gou

Gou

 

Cover & Interview #2

「“メガマソの世界観が一番ハマるのって、やっぱりヴィジュアル系だよね”っていう。僕たちがヴィジュアル系をやる意味は、メガマソの世界観がそこにあるからっていうことなんです」

●6月頃から今作について考え始めたということですが、最初から復活に合わせて作品を作る予定だったわけではない?

涼平:最初は復活ライブをやってから、リリースする形でも良いかなと思っていたんです。でも10周年というタイミングでもあるし、やっぱり僕は何もしていないと不安になっちゃう人なので、何かを作ろうと思って。

●その時点で何かイメージはあったんでしょうか?

涼平:まず2人に言ったのは「今回はマスに広めたい音楽というよりかは、僕らが最初に始めた時の気持ちのような音楽を持ってこよう」ということで。“これから好きになって下さい”というものではなくて、始まった頃のメガマソというものを好きな人たちに贈る感謝の気持ちを込めたシングルにしたかったんです。たとえば「ブラインドイノセンス」(※2014年5月にシングルリリース)は外に向けたメッセージも込めた大事な曲ではあるんですけど、今回やるべき曲はああいうものではなくて、自分たちの内側にあるものを出したかった。

●自分たちの内側にあるものを出したかったというのは?

涼平:そもそもバンドを始めたばかりの時って、お客さんが誰もいないわけだから。その時みたいにまずは「俺ってこんなヤツだから」っていう感じで、自分たちの想いを出したいっていう。そこに一度戻ろうっていうのが今作でしたね。

●ある意味、バンドとしてもリスタートみたいなところがあったんですね。

涼平:そうです。1年休んでから再び初期衝動で作ったものと、僕らがこの1年間で得たものを混ぜることによって、新しいものが生まれるんじゃないかと思って。

●涼平くんとインザーギくんは今作で作詞・作曲を担当しているわけですが、Gouくんはどういったところで自分の内面を出したんでしょうか?

Gou:僕はプレイですね。あとはMVの撮影などでも、“メガマソ”っていう世界観に寄り添ったというか。メガマソを始めた当初は“ヴィジュアル系”っていう感じを出したかったので、今回はその色をより強く出したいなという想いはありました。

●今回は“僕たちがヴィジュアル系をやる意味”というのもテーマになっているんですよね。

涼平:そうなんです。“なぜ化粧をしてやっているんだ?”っていうのは根本的な疑問でもあるんですけど、そういうところに立ち返った曲を今回は持ってきたつもりで。

●どういう部分でそれを表現している?

涼平:僕の場合は、歌詞の世界とかですね。たとえばM-2「ふとん史」で言えば、“この歌詞を普通のロックバンドがやったとして、どれだけ届けられるんだろう?”って思うんですよ。ちょっと西洋風のイントロから始まって途中で和風になったりとか、そういう和洋折衷の世界観を衣装やメイクで補強する感じというか。僕はそういう部分がヴィジュアル系の強みなのかなと思っていて。ライブでも僕らがスッピンで演奏するより、メイクをしたほうがお客さんも入り込みやすいし、楽曲の世界観も伝わると思うから。それが今回の作品を作った意味になっていると思います。

●こういう世界観を持った曲だから、こういう格好をしてやる意味があるというか。

涼平:まさにそれですね。曲とヴィジュアルが上手い具合にハマってくれていて。

インザーギ:“メガマソの世界観が一番ハマるのって、やっぱりヴィジュアル系だよね”っていう。僕たちがヴィジュアル系をやる意味は、メガマソの世界観がそこにあるからっていうことなんです。

●特に表題の2曲はメガマソ独自の世界観を象徴しているわけですが、普通の人なら“1年ぶりの復活で「ふとん史」って何?”って思うんじゃないかなと(笑)。

涼平:そこはもう(インザーギとGouの)2人とも麻痺しているので、そんなことは一切言われなかったですね(笑)。

●そうでしょうね(笑)。M-1「ザセカンドニムバス」は『ニシュタリ』に入っていた「ザファーストニムバス」からつながっている?

涼平:「ザセカンドニムバス」はおっしゃる通り前回の「ザファーストニムバス」からタイトル的なつながりを持ってきつつ、歌詞自体はそんなにつながりはなくて。ただ“僕らは1年間休んでいたけれど、想いは変わっていないよ”というメッセージになっているんです。“2秒見られただけでお客さんが惚れちゃうくらい、カッコ良いバンドで僕らはありたい”という強い気持ちがあります。

●その想いが冒頭の“二秒見つめてよ”という歌詞に出ている。「ふとん史」には、どんな想いが?

涼平:「ふとん史」に関しては、本当に僕の思う今のメガマソ全部を突っ込んだという表現しかできなくて。一応つながりでいうと、去年の年末に会場限定販売していたシングル『フロスチ』の表題曲のアウトロと「ふとん史」のイントロは、実はキーが一緒なんです。だから、西洋風のイントロから入る形になっているっていう。

●そういう密かな仕掛けがあったりするのも、メガマソらしさかなと。

涼平:僕は“これがヴィジュアル系だ”と思って「ふとん史」を作ってきたんですけど、今のところ周りの関係者の人からは「ヴィジュアル系っていうか、メガマソだよね」と言われています(笑)。

●確かに(笑)。ちなみに“ふとん”という言葉は、冬眠から想起したものなのかなと思ったんですが。

涼平:そうなんですよ。ふとんって、それぞれの家ごとに歴史があるじゃないですか。数ヶ月で替えるものじゃないし、5〜6年使っている人もいるだろうし。僕らにとっても、もしかしたらメガマソを始める前のそれぞれの歴史みたいなものも含めて、全部まとめて“ふとんの歴史”なのかなと。

●この曲の歌詞には、どんなメッセージが込められているんでしょうか?

涼平:メッセージとしては、“こういう世界観を好きでいてくれてありがとう”という想いがあって。歌詞に出てくる“君”っていうのは、ファンのことなんです。ただ「ブラインドイノセンス」みたいにみんなにも伝わりやすい歌詞とは違って、“共感されなくても良い。でも僕が考える、君への想いはこれだよ”みたいな部分がありますね。

●冒頭の“人参を口に運んで、昨日より少し強く噛む。あの蒲団の味がしたよ”という歌詞にはどんな意味が…?

涼平:これは深い意味があるというよりも、僕の実体験というか。小さい頃に、ふとんの角っこをしゃぶったりしませんでした?

●あ〜、赤ん坊や幼児はよくやりますよね。

涼平:僕の記憶では、それが生の人参を噛んだ時の固さに近かったんですよね。そういう自分の幼い時の記憶からスタートしている曲なんです。Aメロも短い中にメッセージを詰め込んでいて。

●“むくつけき蝦蟇どもを見る”というのは?

涼平:これは世の中に対する反抗心というか。“むくつけき蝦蟇”というのは僕らのことをあまり理解してくれない世の中の人たちのことで、そういう人たちに見せてやろうよっていう。

●自分たちのやりたいことをやっている姿を見せつけてやるという気持ちを表現している。

涼平:その通りですね。

●各通常盤に入っている2曲もメガマソらしい曲ですが、特に「悲劇!滑車送りの刑!」というタイトルはメガマソならではかなと。

インザーギ:メガマソならではというか、涼平ならではというか。

涼平:今回のテーマは昭和初期みたいな和洋折衷感なんですけど、タイトルに関しては昭和のホラー漫画みたいなタイトルにしたくて。

●そもそも“滑車送りの刑”って、何なんですか?

涼平:これは僕が勝手に作った刑なんです。最後のほうはちょっと怖い歌詞で(※“頭を固定して、送り出す。滑車はするりと動き出す”)、首に縄を通して滑車で送られちゃうみたいなイメージがあって。歌詞の最後にも書いてあるように“未来への一歩”という良い意味はありつつ、新しい一歩を踏み出したは良いけど、悪い方向に突き進んじゃう人もいるじゃないですか。そういうどっちにいくかわからない怖さみたいなものを描いているというか。

●未来への一歩が良い方向に進むとは限らない。

涼平:だから優しいメロディなんですけど、歌詞にはちょっとだけ不安感も入っているっていう。不安と優しさの両面を出したかったんです。基本的には“まだ君の未来は明るいから、滑車に送られても照らされているよ”っていう希望があるんです。ただ、滑車に送られている時は首に縄を括りつけられているイメージなので、もしかしたら首吊りみたいになっちゃうかもしれない…っていう。

●だから、タイトルも“悲劇!”となっているわけですね。

涼平:なぜ“悲劇!”っていう言葉をタイトルにつけたかったんだろうと考えてみたら、上手く行こうが行くまいが、先が見えないこと自体が怖くて“悲劇”なのかもしれないなっていう。もちろん狙ってつけた部分もありますけど、ちゃんと意味のあるタイトルではありますね。

インザーギ:今みたいにちゃんと説明できるのがすごいと思うんですよ。涼平は曲もそうなんですけど、歌詞の世界観も僕にはできない表現をしていて。そういうところにも僕のフィルターを通して、自分が歌うことで色をつけられるというのが本当に面白いんです。いつも楽しくレコーディングさせてもらっていますね。

●自分なりに涼平くんの歌詞や曲を解釈して歌っていたりもするのでは?

インザーギ:勝手にですけどね。それが合っているかどうかは別なんですよ。合っている時もあれば間違っている時も絶対にあるはずだから。それよりも自分なりに解釈したものを涼平に一度聴いてもらって、「こうしたらどう?」みたいな擦り合わせをしていくのが楽しいんです。そこが刺激を一番もらえるし、逆に刺激を与えることもできる部分なのかなと。

●インザーギくんなりの解釈が加わることでの面白さもありますよね。

涼平:それもありますし、僕のメッセージをちゃんと伝えたい時は説明するんですよ。そこはちょうど良いバランス感ですね。

インザーギ:コンセプトのあるものはちゃんと最初からストーリーを文章で教えてもらった上でレコーディングをしているので、すごくやりやすいんですよ。

●ここまで涼平くんの3曲について訊いてきましたけど、インザーギくんが作ったM-3「irodori drop」(通常盤タイプA収録)はどんなイメージで?

インザーギ:冬眠から明けてライブをしている時の情景というのが、この曲には一番入っているかな。待っていてくれた人たちへのメッセージだったり、自分たちへのメッセージだったりもして。“冬眠から明けて最初のライブはどういう景色にすべきなのか?”だったり、“それが君たちや僕たちにはどう見えているんだろう?”っていうことを歌っているから。これは12/10の歌ですね。

●一番明るくて、開けた感じのする曲調というか。

インザーギ:そうですね。疾走感というか、ロックな感じが出ているかなと思います。

涼平:この曲はデモの時点で、ほぼ仕上がっていたんですよ。僕はギターアレンジやソロを足したんですけど、リズムもある程度までインザーギが作り込んできてくれていて。だから冬眠中のインザーギが詰まっているような曲を、3人で一緒に作り直していったという感じですね。この軽快な感じが自分の中ですごくハマって、ギターソロを考えるのも楽しかったんです。早くライブでやりたいな。

●12/10の品川インターシティホールでのワンマンは、どういうライブにするというビジョンが見えているんでしょうか?

涼平:ある程度は見えていますね。これから変わるかもしれないですけど、セットリストもあえて昔の“らしい”曲というか、色の濃い曲を押し出していこうかなと。もちろんその他にも大事な曲はあるんですけど、12/10じゃなくてもやれる曲は外していこうかなと考えています。

●1年間の冬眠から目覚める、このタイミングでしかできないような特別なライブというか。そこにかける想いも強いんじゃないですか?

インザーギ:そうですね。これからリハをしていく度に、高まっていくところもあると思います。でも重く考えすぎているわけではなくて、今はもう少しフラットな感覚でいますね。

Gou:今のところはまだ緊張しているだけです(笑)。

●メガマソとしては1年ぶりのステージとなるだけに、緊張感もある。

Gou:ありますね。

涼平:でもむしろ良い緊張感だと思っているので、それを持って本番に臨めたらクオリティも上がるだろうなって。最近好きになってくれた人が観たら、“これがメガマソか!”ってなるようなライブにしたいんです。Migimimi sleep tightも含めて最近の曲は外に開けている部分も多かったんですけど、12/10は“こんなに内面がさらけ出された曲もあるんだな”って思ってもらえるようなものにしたいというか。

●今回のシングルや12/10のライブは、来年以降またメガマソとして動いていく中での指針にもなるものなのかなと。

涼平:確実にそうなりますね。少なくとも僕はメンバーと話しながら作品を作る中で、メガマソでやるべきことが見えたから。それこそ“ヴィジュアル系をやる意味”というか。今後もしかしたらGouも新しくバンドをやるかもしれないですし、それぞれに色んな動きはあるだろうけど、メガマソで集まった時はしっかり化粧をして衣装や世界観も作り込んでやるっていう。ここが基準になって、新しい僕らが動いていくだろうなって思います。

●1年休んだことで、メガマソでやるべきことが明確になったのでは?

涼平:明確になりましたね。僕は特に6月頃から曲作りを始めた時に、それをすごく感じました。

インザーギ:やっぱりメガマソの中心には涼平がいて、その世界観が広がっていく中で僕やGouの色が重なっていく感じなので、涼平は一番そういうところを考えているのかなって思いますね。そこに関しては、メガマソっていうものはずっと変わっていないから。“唯一のもの”っていう感覚は全然変わっていないので、それを今後どういうふうに膨らましていくのか、どういうエッセンスを加えていくのかっていうところで。まだまだやっていないことはたくさんあると思うし、やりたいこともたくさんあるので、それにどういうアプローチで取り組んで、メガマソらしくカッコ良く、世界観がもっと伝わりやすくできるかっていうのが一番のテーマですね。

●そして、12月からは10周年イヤーに突入するわけですが。

インザーギ:そもそも、10年も何かを続けたことってある?

Gou:いや、ない。

涼平:僕もない。学校だって、一番長くても(小学校の)6年間でしょ? そう考えたら、バンドメンバーが家族以外では一番付き合いの長い人になっちゃいましたね。

●そんな3人で迎える10周年だから、想いも一際強い。

インザーギ:10周年に向けた想いっていうのは、一言ではまとめられないですね。

Gou:今まで経験したことがない素敵な10周年なので、大切にしたいです。今、素直に思うのはそういうことですね。

Interview:IMAI
Assistant:森下恭子
 
 

 
 
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