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PICKLES

同じ夢を抱く仲間と共に進化への道を歩んでいく

大阪高槻発・パワフル系POPガールズバンド、PICKLESが初の全国流通盤となる1stミニアルバムをリリースする。2013年の結成以来、ツアーも含めた数々のライブを重ねる中で実力を磨いてきた彼女たち。『ADVANCE STEP』というタイトルにも込められているとおり、4人にとって今はまだ進化の過程にほかならない。リリース後には100本にも及ぶツアーを予定するなど攻めまくりの姿勢を保ったまま、観る者全てを魅了するライブパフォーマンスとポップでキャッチーな楽曲を武器にいよいよ全国へと飛び出していく。

 

「100本まわることによって今のPICKLESをもっと広めたいなという気持ちもあって。今の御時世にツアーを100本もまわるバンドは他にあまりいないだろうし、だからこそ私たちはまわりたいんです」

●2013年に地元の大阪府高槻市で結成されたそうですが、活動を始めたのは高校時代?

RURI:高校の時にコピーバンドを3年間やっていたところから始まってはいるんですけど、その頃からずっといるのは私とCHANだけですね。卒業してからもバンドを続けるかどうかとなった時に辞めたメンバーもいて、そこでMADOKAに加わってもらってPICKLESを結成したのが2013年になります。

MADOKA:私も同じ高校で、別のコピーバンドをやっていたんです。その時から一番の良きライバルだと思っていたので、一緒にやりたいとはずっと思っていましたね。

●そして2017年末にMAYUさんが正式加入して、今の4人が揃ったわけですが。

MAYU:私はずっとガールズバンドがやりたくて。声をかけてもらった時にライブを観に行ったらすごくカッコ良かったので、入ることにしました。

RURI:MAYUのことは、前のギターの子から紹介されたんです。でも実はその子が辞めるとなった時に、もうバンドを辞めようと思っていたんですよね。

●えっ、そうなんですか?

RURI:私は“絶対にこの4人でやる!”と決めていたから。他にも上手くいかないことが多くて自分の中でもずっと悩んでいたり、“もう無理…”と思っていた時期にMAYUが入ってきてくれて。そこで本当に、心機一転できたというか。MAYUが一緒にやってくれるなら、まだ続けようかと思えたんです。そこからレーベルにも声をかけてもらったので、結果としては良かったなと思っています。

●この4人になったことが大きかったと。メンバーチェンジによって、音楽性が変ったりはしていない?

RURI:キャッチーなところはずっと変わっていないと思います。結成した当初は2ビートの曲が多くて、もう少しゴリゴリした感じだったんですよ。周りにメロディック系のバンドが多かったので、自分たちも自然とそうなっていて。でも元々そういう曲をやりたかったわけでもないので途中でやらなくなって、今に至るという感じです。

●“キャッチー”というのは、ずっと変わらない部分なんですね。

RURI:聴いた人に覚えてもらいやすい、耳に残る音楽をやりたいなと思っています。

MADOKA:あと、私たちはパフォーマンスも大事にしていて。RURIは、ダンスがキレキレなんですよ(笑)。

●ダンスがキレキレ…?

RURI:ダンスというよりは、自然と身体が動いてしまっている感じですね(笑)。観ている人たちが自然にノレるようなライブが好きなので、私もただ突っ立っているだけじゃなくて、音楽に合わせて動くようにしているんです。

CHAN:RURIがすごくキレキレな動きをしてくれているので、バックの3人もそれを後押しできるようにパフォーマンスしています。やっぱり自分たちが楽しくないと、観ている人にも伝わらないから。

●初期からずっと、そういうパフォーマンスもしているんですか?

RURI:そうですね。初期からやっているので、逆に今“落ち着いた感じでライブをやってみて”と言われてもできないんです(笑)。

●ハハハ(笑)。クレジットを見ると曲は全員で作っているようですが、中心になっているのはRURIさん?

CHAN:基本的にメロディはRURIが持ってくるんですけど、そこから他の3人で試行錯誤しながら作っていく感じですね。

●RURIさんは、どういう形で原曲を持ってくる?

RURI:鼻歌です(笑)。私はギターがあまり弾けないので、弾き語りで作ってくると単調な感じになってしまうんですよ。それなら鼻歌で作ってきたほうが、曲にメリハリも付けやすいから。私の作った鼻歌にCHANがコードを付けてくれて、そこから4人で音を合わせながらアレンジを練っていく感じですね。

●なるほど。歌詞も基本的にRURIさんがメインですよね。“女心”を描いた内容が多いのは、自分の中で一貫したテーマがあるから?

RURI:逆に言えば、誰かに向けて力強くメッセージを送るような歌詞を私はあまり書けなくて。だから恋愛の歌詞が自然と多くなってしまうんですけど、今作のM-2「どうなりたいの?」は初めて“私が誰かのために歌っても良いのかな”と思って書いたんです。

●それは何か心境の変化があった?

RURI:歌詞は元々できていたんですけど、最初は自分の中で歌えないなと思っていて。でも今の4人になってバンドが成長していくにつれて、誰か悩んでいる人に向けても歌いたいなと思うようになったんです。だから今回、この曲は絶対に入れようと思っていましたね。その結果、恋愛ではないテーマを歌った唯一の曲になりました。

●今作でM-5「Sunny Day」だけはCHANさんによる作詞ですが、これはどんなイメージで作ったんですか?

CHAN:これはPICKLESがオリジナル曲をやり始めて、すぐの頃にできた曲で。その時はまだ活動歴も浅かったので、曲作りの幅を広げようと思って作ってみたものなんです。この曲はMADOKAと一緒に作ったんですよね。だから、MADOKAの要素もかなり入っています。

●MADOKAさんはどういうイメージで?

MADOKA:向日葵(※ヒマワリ)が好きなので、“向日葵イェ〜イ!”みたいな感じで作ってみました(笑)。

●“向日葵イェ〜イ!”って(笑)。

CHAN:MADOKAは本当に向日葵が好きなんですよ。そこからMADOKAが色んなことを想像して出してきた言葉を、私が整理した感じですね。すごく明るい性格ですし、その“イェ〜イ!”な部分も含めて向日葵への愛を歌詞にしたというか。

●誰か“人”の比喩になっているわけではなく、本当に“向日葵”そのものへの愛を歌っている曲なんですね。

MADOKA:実はそうなんです…。本当は聴く人のイメージにお任せしたかったんですけど、言ってしまいました(笑)。

RURI:これから聴く人のイメージが変わっちゃうかも…(笑)。

●ハハハ(笑)。逆にM-1「オレンジドライブ」は、恋愛の歌ですよね?

RURI:夕方、ドライブしながらのデートをイメージしていて。“今日こそは”と思っていたけど、いざそういう雰囲気になると自分の気持ちを言い出せなくて“やっぱり無理!”となる女の子の心境を歌いました。

●恋愛の歌詞には、自分の実体験も重ねていたりするんでしょうか?

RURI:よく訊かれるんですけど、私はそういうことが全くなくて。自分の中で1つのストーリーを作って、第三者目線でそれを歌詞にしていく感じなんです。だから、完全なる想像だったりしますね。

●その中にも自分自身の気持ちを重ねられるような言葉は入っている?

RURI:それはあります。たとえば“こういう青春だったら良かったのにな”とか、“こんな気持ちも味わいたかったな”という内容は多いですね。

●青春という意味では、M-4「ONLY」の“朝の廊下すれ違いどきの「おはよう」が”という歌詞は学生時代をイメージして書いたものでしょうか?

RURI:プリンセス プリンセスやLINDBERGみたいな80〜90年代のバンドの曲って、学校のことを歌ったものが多いじゃないですか。私もその頃のことを思い出して、“やり残した感”を入れつつ書いている感じです。

●学生時代に“やり残した感”があるんですね。

RURI:はい。やり残したことが多いので、歌詞に詰め込むしかないんです。当時からバンド中心の生活だったので、家とバイト先とライブハウスとの往復ばかりだったんですよ。だから周りもバンドの友だちが多くて、特に女子高生らしいことはせず…という感じでした。

●当時から一緒にいるメンバーも同じく…?

CHAN:はい。

MADOKA:同じくです。私はすごく奥手で…。普段はワーっていう感じで行けるのに、恋愛となったらめっちゃ消極的になってしまうんですよ。好きな人はいたけど、気持ちも伝えられなくて。学生の頃は、恋愛という面では楽しめていなかったですね。

●そういう十代の女子が気持ちを重ねられるような歌詞になっていると思います。

RURI:やっぱり女の子の共感も得たいなと思うので、こういう曲が集まって良かったですね。

CHAN:私たちがやり残したことを全てRURIが歌ってくれているので、もう何も言うことはないんです。RURIに“ありがとう”という気持ちで、全て託しています(笑)。

●そこは任せたと(笑)。M-3「Teenage dream」はタイトルどおり、十代の夢について歌っている?

RURI:“十代の頃からの夢を今もそのまま持ち続けて頑張ろう”っていう曲ですね。これは自分にとって大切な人に向けて歌った曲なんです。昔からの夢を持ち続けているがために、大切な人にも迷惑をかけてしまうこともあって。でも私はその夢に向けて歩んでいきたいと思って、この曲を作りました。

●歌詞の内容的には、バンドのメンバーに対して歌っているようにも感じました。

RURI:そういうところもありますね。

CHAN:この曲のレコーディング中にみんなで歌詞を見ながら聴いていたら、MADOKAが急に大号泣したんですよ(笑)。

MADOKA:練習の時点では何ともなかったんですけど、その時に改めて歌詞を全部読んでみたら、なぜか涙が滝のように溢れ出てきて…。

●自分たちを歌詞に重ねあわせた?

MADOKA:はい。色々と頭に浮かんできて、泣いちゃいました…。ホンマに良い曲なんですよ。

MAYU:私は十代の頃から一緒にいたわけじゃないんですけど、この曲を聴いた時にすごく感動して。めちゃくちゃ良い曲だなと思いました。

●同じ夢を共有している仲間だからこそ、感動できるんでしょうね。

RURI:まだ漠然とはしていますけど、夢は抱いていて。やっぱりバンドメンバーとして、同じ道を進んでいきたいという想いはありますね。

●アルバムタイトルの『ADVANCE STEP』には、まだまだ道の途中という想いを込めているのかなと思ったんですが。

RURI:まだ“過程”だと思っているし、“まだこれからも進んでいくぞ”と思っていて。“これで終わりじゃない”という意味を込めて、このタイトルにしました。

●そしてリリース後には、なんと100本ものツアーが待っています…。

MAYU:これだけの期間と本数をまわるツアーというのが私は初めてなので不安もありつつ、楽しみですね。とにかくやるしかないので、頑張っていこうと思います。

MADOKA:本当にどうなるかわからなくて…。とりあえず健康なままで、最後までいきたいなと思います。あと、今まで行ったことのない県にもたくさん行くので、そこでまだ知らないバンドやお客さんとも出会えると思うんですよ。色んな人たちと出会う中で、これからに繋がる輪を広げていきたいですね。

●自分たちの音楽をもっと広げていくキッカケにもなるツアーですよね。

RURI:この4人でのツアーは初めてなので、100本まわることによって今のPICKLESをもっと広めたいなという気持ちもあって。今の御時世にツアーを100本もまわるバンドは他にあまりいないだろうし、だからこそ私たちはまわりたいんです。それだけで自分たちの力にもなると思うんですよ。100本の間で色々と葛藤もあると思うんですけど、その中で自分たちの進むべき道をより明確に定めていきたいですね。そして誰に何を言われてもブレることなく、全員で同じ方向をちゃんと見られるような自信を持てたら良いなと思っています。

Interview:IMAI

 

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