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246REC ACCEPT

DAY1 @JUSO GABU

「ACCEPT」〜246RECオムニバスCDレコ発ライブ〜 DAY1
2018年4月7日(土)246ライブハウス大阪十三GABU
ACT:UNUBORE / 未遂ドロップス / アフターアワーズ / Arakezuri / Giftnest / KITANO REM / 246SESSION CLUB

 

246SESSION CLUB
セイ!ホ〜セイ、ホホのコールアンドレスポンスでイベントスタート。重厚なファンクにRAPを乗せてトリプルギターのスタイル・音色は三者三様。まさにセッションの面白さを体現させてくれる編成だ。自由に鳴らされるトランペットにサックスがJAZZテイストでからんでくる。オープニングに相応しいセッションだった。

 

 

KITANO REM
小さな身体に、大きなアコギで激しくコードをかき鳴らしながら、彼女独特の切り口で日常を、激情に唄う。その声質は、確かに若いのだが、どこか懐かしく、哀愁を含んでいる。決して明るくはないから静かに迫りくるものがある。

 

 

Giftnest
編成をみる限りよくあるギターロック・バンドかと思いきや、楽曲の進行が進むにつれて引き込まれていく。アイリッシュ音階を巧みにアレンジに織り交ぜ。無駄な音を省いたオリジナリティ。似通ったものが見当たらない、新鮮な感覚に誘われるバンドだ!

 

 

Arakezuri
激しいパフォーマンスとステージングとは裏腹に歌詞は優しく、情景を連想させる。ライブは熱を帯びるにつれて速くなっていくにもかかわらず、体に違和感がなく入ってくるメロディと言葉は、ここをライブハウスと忘れさせるほどに観客を静かに踊らせた。

 

 

アフターアワーズ
ピーズの再来か!? シュールな世界観と、けだるくやるせないショーウエムラの歌声。大阪だからなのかこんな匂いのバンドはいるようで希少な気がする。言いたい事。やりたい事。わがままだけど、何となく受け入れられるのは、図星をついているからなのかもしれない。派手じゃないけど、気になる奴等だな。ちなみに、今日は同じ十三のファンダンゴでピーズのハルがライブしていた。

 

 

未遂ドロップス
圧倒的なキャクターと存在感。Vo./G.のべつから発せられるメッセージは唯一無二。こぶしの効いた歌いまわしはロックバンドの中でも確実に異彩を放っている。どのバンドもそうだが、ACCEPTのコンセプトを理解して参加しているだけあって、エンジニアへの感謝と愛をMCに乗せてくる。未遂ドロップスの放つ裏にある謎めいた“ある種の影”が妙に魅力的なのは僕だけなのだろうか?

 

 

UNUBORE
完成度の高い、バラエティに富んだ楽曲の連続であっという間にライブが終わった印象だ。Vo./G.の湯煙 ゆうすけは、ツボを得たストーリーを描くような魅力的な歌唄い。余裕すら感じさせるステージング、絶品のファルセット。バンドとしてのバランス感覚は一級品! もっと、自分達にUNUBOREていいのかも? 第1夜目のトリに相応しいステージだった。

 

 

DAY2

「ACCEPT」〜246RECオムニバスCDレコ発ライブ〜 DAY2
2018年4月8日(日)246ライブハウス大阪十三GABU
ACT: Transit My Youth / 殺し文句を、あの娘に / ゼノ / shady mole / ラパンテット

ラパンテット
4つ打ちリズムに、深〜いディレイのテレキャスサウンド。Vo./Key.田中志帆乃のアイドルチックな容姿だがしっかりと歌詞を吐き出す大人なアプローチ。横揺れグルーヴがフロアを揺らす。全曲キャッチーな楽曲は、アニメのタイアップ、ミュージックステーションでも違和感は無い気がする。転換時に流れるラパンテッドの音源の重厚感とスピード感は、ミュージシャンとエンジニア間の信頼度を如実に表している。確実にこの組み合わせは成功事例だと感じるライブだった。

 

 

shady mole
ラウドでダンサンブルな楽曲が矢継ぎ早に繰り出され、ステージ狭しと動きまわる。透き通った声にミュートのドラムがからみ始まる3曲目は彼らのポテンシャルを感じさせてくれるハマり曲な気がした。「ステージは特別な場所、ここに立てていることが幸せです。俺は自信を持って聞いてくれる人と寄り添えるバンドって言えます」と薄っすらと涙をにじませながらラストの曲へと。まだ、10代のバンドで、将来の大きな可能性を感じさせる。shady moleの偽りのない美しいメッセージを“ありがとう”

 

 

Transit My Youth
oasisのSEで登場した時点で個人的にはもっていかれた(笑)。ひとたび音を出した瞬間に、またまたやられた! UKサウンドを継承するも、しっかりとオリジナリティに裏付けられたセンスある楽曲とアレンジ。英詩のコーラスワークは鳥肌ものだ。キーボードのリフはツボを得ていて静かに心に染み込んでいく。メンバー個々のプレイが相乗効果をもたらす、まさにバンド・サウンドが気持ちよく、自然と引き込まれていく。もっと長い時間触れていたい衝動にかられるグッドライブだった。

 

 

ゼノ
フラッシュ点滅のなか、静かにメンバーがステージにあがる。少し張り詰めた空気感が会場を包み込み“ゼノ”が全貌を表す。Vo./G.のノチウラヒカルの妖艶で影のある佇まい。感情の行き場をギターと、己の声に憑依させヘビネスで激しく、4つの個性がそのエネルギーを容赦なく会場全体へと放出する。“クソみたいな毎日を変えるためにカッコイイ音楽をやってます”とノチウラヒカル。退廃と絶望の中にも光はあるとでも言わんばかりの、変拍子で全身を掻きむしる爆音の洪水! 五臓六腑に染み渡るヘビーで洗練された音霊の世界に“ゼノ”が存在した。

 

 

殺し文句を、あの娘に
ギターとドラムのシンプル編成。二人で最高のロックを! 初期のストレイテナーを思い起こさせる衝動。ロックンロール、ハードブギ。女性ドラマーながら、いや失礼! 的確でハードなリズムは完全に会場をノックアウト。Vo./G.の林檎は、マーシャルを激しくレイドバック。コードワークとスネアドラムが重なる時エクスタシーは最高潮に達する! ロックの持つ初期衝動はこんなに美しく、魂をゆさぶるのか! バンドの編成や客のウケ狙いなど微塵も存在しない潔さが印象に残った。

 

TEXT:PJ PHOTO:Shunya

 

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