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G-FREAK FACTORY

ローカルバンドの最高傑作、日比谷野外大音楽堂に降臨。

G-FREAK FACTORY “カモメトサカナ” TOUR 2018
2018/7/11@日比谷野外大音楽堂

 

今年2/25、“風林花山” TOUR 2017-2018〜FINAL SERIES〜@新宿LOFTのライブで発表されて以来、この日が待ち遠しくて仕方がなかった。ビルと緑に包まれた日比谷野外大音楽堂での、G-FREAK FACTORYのワンマン。日差しがジリジリと照りつける中、フリーキーたちが日比谷に集う。観客1人1人の顔を見ると誰もが高揚している表情で、この日を心待ちにしていたこと、そしてG-FREAK FACTORY の日比谷野外大音楽堂ワンマンを自分のことのように喜んでいるのがよくわかる。

G.原田、Ba.吉橋、Dr.渡部、Key.多畠(サポート)が音を合わせ始め、徐々に演奏の熱が上がり、会場のボルテージも上がっていく。ステージに現れたVo.茂木が「2018年7月21日土曜日、天候は晴れ。ようこそ日比谷野音へ。ローカルバンドの最高傑作、G-FREAK FACTORY始めます」と叫び、野音が揺れる。灼熱の太陽がギラギラと照りつける中、記念すべきライブが始まった。

 

 

「Unscramble」「奮い立て 合い燃えろ」と攻め立てるステージと、無数の腕を振り上げてステージを称えるオーディエンス。原田が「日はまだ高く」のイントロを鳴らして巨大な一体感と大歓声。「ライブ序盤で早くもキラーチューン!」と驚いたが、その理由はすぐに腑に落ちた。空を見上げれば、日はまだ高い。自然の情景を描いた彼らの楽曲は最高のロケーションにマッチする。

5人が鳴らす音楽に酔っぱらい、どんどん深く陶酔していく感覚が実に心地いい。会場がゆっくりと夜に染まっていく中で鳴らされた「風」は個人的な前半のハイライトだったし、三味線のスペシャリスト・上原梅弦を招いて鳴らされた「REAL SIGN」、そしてDr.R da MastaとNAIKA MCが参加しての「イロハニホエロ」「KTKZ TO TAIYO」は至福のコラボ。全身が最高の音楽に包まれて鼓動が速くなり、血が沸き立つほどの興奮が押し寄せてくる。

 

 

7月頭に西日本を襲った豪雨の被災地に向けて、この日のライブ後に支援物資を持っていくという彼ら。「あんな非常事態が起きているのにSNSで宣伝しかしないようなバンドの音は俺には響かない。お前たちの気持ちと一緒に広島に行く!」と茂木が叫んで始めた「ダディ・ダーリン」が胸をえぐり、「Too oLD To KNoW」を全員で歌い、茂木が「雨の後には絶対に大きな虹がかかると思っている。今、雨の中を走ってる仲間たちに負けないように。ずっと逃げてきたことから逃げないように」と言って「カモメトサカナ」。ステージ全体を照らす光の筋に切なげなメロディが絡む幻想的な情景は神々しくて素晴らしい。

彼らは命を燃やすように「SOMATO」「FOUNDATION」と鳴らし、オーディエンスも全力で音に乗る。「大事なのは今日と明日と、自分と自分の周り。それをまた持ってきてください」と言って本編ラストの「らしくあれと」。客席の前から後ろまで、ステージの明かりに浮かび上がった観客の顔は全部が笑顔で、その全員が茂木と一緒に歌う光景はまぶたと心に焼き付いた。

 

 

茂木は「今日のライブ、内容なんてすぐに忘れちまうけど、ローカルバンドがここに立ったこと。それだけは持って帰って欲しい」と言ったけれど、ライブの内容はもちろんのこと、この日に感じた衝撃と感動、心の奥深くに刻まれた感触はきっと忘れないだろう。彼らのライブは、いつも衝撃的で、新鮮で、人間くさくて、心が洗われるような感覚を与えてくれる。この日、またその鮮烈な記憶は更新された。

TEXT:Takeshi.Yamanaka
PHOTO:HayachiN

 

 

 

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