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Quintet Queen Quest

5色の光が絡み合いながら進化する、平成最後の正統派ガールズバンド。

2016年1月に渋谷で結成された5人組ガールズバンド、Quintet Queen Quest(クインテット クイーン クエスト/以下QQQ)。メンバーの中には初めて楽器を持つ者もいるなどバンド未経験者ばかりで始まったが、地道なライブ活動を重ねて2017年11月には初のワンマンライブで動員100人超えを記録する。2018年4月からは3ヶ月連続でシングルを配信リリースし、いよいよ満を持して初の全国流通盤ミニアルバム『5 COLOR SESSION』のリリースを迎えた。着実な進化を遂げながらメンバー個々もそれぞれの色で輝きを放ち始めた、平成最後の正統派ガールズバンドに迫る1stインタビュー。

 

「『5 COLOR SESSION』というタイトルどおり、5曲それぞれが全然違う色を持った作品になっていて。それでいて、全体で1つの物語のようにもなっている作品なんです」

●5人は出身地もバラバラということですが、出会いは何だったんでしょうか?

Ayano:私とRisaは、同じアルバイト先で出会ったんです。

Risa:私は長野県から出てきたんですけど、音楽やバンドが元々すごく好きだったのもあって、渋谷の音楽関係のお店でバイトしていたんです。そういう中で自分の人生において記憶に残るようなことをしたいなと考えた時に、バンドがしたいと思って。Ayanoは歌うのが好きだと聞いていたので、まず最初に誘ったのが始まりでした。

●Risaさんが最初にAyanoさんを誘ったと。

Ayano:最初はRisaに“歌ってみない?”と言われて、“やりたいっ!”とすぐに答えたけど…。こんな私でいいのかなと思って、ビックリしました。

Risa:気軽な感じで最初は誘って。そういう感じで言わないとたぶん話に乗ってくれないと思ったけれど、予想以上に食いついてきてくれたので、心の中では“よっしゃ!”と思っていました(笑)。

●これはチャンスだと(笑)。他のメンバーはどうやって集めたんですか?

Risa:それぞれに色んな経緯があって。まず共通の知人からayakaを紹介して頂いて、その次にまた別の知人からReiを紹介して頂いたんです。そこまでは順調だったんですけど、ベースがなかなか見つからなくて、みんなで探していたところでReiが…。

Rei:私がインターネットのメンバー募集サイトで、Mizukiを見つけたんです。

●Mizukiさんとは、インターネット経由で出会ったんですね。

Risa:そこから私たちと一緒にスタジオに入ってもらって、その時の感覚でビビッと来たので、その日のうちに加入してもらいました。

Mizuki:私もこのバンドでやって行きたいと思ったので、“入ります!”と即答しました。

Ayano:すごく運命的だなと感じるところがあって。Reiが最初に声をかけたのがMizukiで、すぐに加入も決まったので、募集したけど私たちは彼女以外とは出会っていないんですよ。

Mizuki:私もそのサイトに掲載して、すぐ連絡をもらったのでビックリして。もし少しでもタイミングがズレていたら、入れ違いで出会っていなかった可能性もあるんですよ。だから、本当に良かったなと思います。

●Mizukiさんはバンドの経験があったんですか?

Mizuki:経験は全くなくて。1人で電車に乗っていた時に、“バンドがしたい!”と急に思ったんですよ。そこから電車の中ですぐ通販で楽器を買って、家でずっと1人で練習していました。

●思いついてからの行動が速い…(笑)。

Mizuki:簡単な曲がある程度弾けるようになったら門前払いはされないだろうと思って、1年くらいかけて色んな曲を練習して。そろそろ大丈夫かなと思ってメン募サイトに掲載してみたら、その1週間後くらいにすぐ連絡が来たんです。

●まさに運命的なタイミングだった。

Rei:私たちもほぼ初心者みたいな状態だったので、本来ならメンバーを探すのも大変だったと思うんですよ。普通はメン募サイトに書き込むような人って、みんな経験者だろうから。たとえば1人だけ飛び抜けて上手い人が入ってきていたとしたら、きっと続かなかったと思うんです。

Ayano:良いバランスなんですよね。5人が5人とも同じように何もわからなかったのが、逆にちょうど良かったなと思います。

Risa:最初は本当にみんなで、1からやっていくような感じでした。

●そういう中でツインギター編成にしたのは、何か理由があったんでしょうか?

ayaka:“キーボードかギターか”というところはあったんですけど、ガールズバンドなのでガツンとした感じがあるほうが良いなと思って。それでツインギターにしました。

Risa:ギターが2人いたほうが、音に厚みも出ると思うから。

●バンドとして目指す音のイメージはあった?

Ayano:私たちは好きなアーティストやジャンルもバラバラですけど、QQQは様々なタイプの楽曲を頂いていて。自分自身、ロックもやりたいし、歌モノやバラードも大好きなんです。QQQには見事に色んなタイプの曲があるので、それを表現できるように勉強させてもらっています!

●特定のジャンルがやりたいわけではない。

Risa:バンドをやろうと思った当初から、色んな楽曲をやってみたいと思っていました。

Mizuki:今やっている曲の中には自分が元々好きで聴いていたものに近い曲調もあるし、元々は聴かなかったタイプだけれど“こういう曲も良いな”と思えるものに出会ったりもして。自分たちでも“すごく良い曲だな”と思いながら、いつもやっています。

ayaka:私は色んなジャンルの音楽を聴くので、今このバンドで色んなタイプの曲がやれるのはすごく嬉しいし、自分がやってみないとわからないところもたくさんあるので、日々楽しいです。

●今作『5 COLOR SESSION』にも色んな方から提供された曲が入っているので、それがサウンド面の幅広さにつながっているのかなと。

Ayano:そうですね。色んなタイプの曲があるのは、本当にみなさんのおかげだと思います。

Risa:色んな方に作って頂いているおかげで、自分たち自身も日々勉強しながら色々な曲に挑戦できています。

●色んな人に作ってもらっていることで、逆に制約なく色んなタイプの曲をやれるというか。

ayaka:曲によって全然違うので、楽器を弾いていても歌っていても楽しめるところはありますね。

●自分たちの手クセに頼らないぶん、演奏の幅も広がる気がします。

Ayano:毎回チャレンジさせてもらっている感じがします。前回よりも高いキーの歌だったり、難しいギターフレーズが入っていたりもするので、どんどん自分たちを成長させてくれる曲たちばかりなんですよ。

●ある意味、曲に育てられている?

Ayano:そうなんです! 私はそれで声の音域が広がりました。

●それによって表現力も増したりするんでしょうね。

Ayano:表現力に関しては、今も勉強中ですね。歌詞を読み込んで曲を解釈したりして、ちゃんと自分なりに表現できるように頑張っているところです。

●作家の方ごとに歌詞のテイストも違うので、そこを自分なりに解釈して歌うのは大変なのでは?

Ayano:そうですね。でもM-5「Determine」は、私たちのことをイメージして書き下ろして頂いた初めての楽曲で。だから世界観にすんなり入れたし、ちょっと特別な感覚のある曲なんです。

Mizuki:さらにSCRAMBLESさんのアレンジによって、より疾走感とパワーを感じる曲にして頂きました。ライブでも最後にやることが多いんですけど、イントロが鳴り始めるとお客さんも盛り上がってくれるんですよ。

●サビの“oh yeah”の部分で声を合わせて歌っているのも、ライブでの一体感が想像できますね。

Mizuki:ライブではメンバーだけじゃなくて、お客さんも一緒に歌ってくれていますね。

Rei:この曲を書き下ろしてくださったNamiotoさんは、私たちと何度もお会いして、ライブも観に来て頂いて、本当に私たちのことを知ってくれた上で、この曲を書き下ろしてくださいました。だから、本当に“私たちそのもの”という感じがします。

●今のQQQのバンド感が一番表れている曲なのかなと思いました。

Ayano:そうなんです! “今の私たち”という感じですね。自分たちが歌っていても、すごく元気をもらえる曲なんですよ。それを私たちが表現することで、聴いてくれる人たちにも元気になってもらえたら良いなと思っています。

●逆にM-1「東横線」やM-2「カナリア」は自分たちのことというよりも、物語的な世界観が特徴の歌詞かなと。

Mizuki:ちょっとした映画のストーリーみたいな感じがしますね。演奏する時もそのストーリーをイメージしながら、登場人物の気持ちになって弾いています。

Ayano:「東横線」も「カナリア」も切ない楽曲なので、私も自分なりに情景を浮かべて歌っています。

●どちらも切ない内容の歌詞ですよね。

Ayano:そうですね。でも全然きれいごととかではなくて、(哀しみを)乗り越えていくという流れも描いている曲だと思うんです。

Rei:「カナリア」は大切な人が亡くなってしまったというストーリーなんですけど、“大切な人との別れ”みたいなことって誰しも経験があると思うから。そういうところは共感できるだろうし、それぞれの解釈で自由に聴いてもらえたら良いなと思います。

●「カナリア」も「東横線」もただ切ないだけではなく、最終的には前を向いているような曲だと思いました。

Risa:「東横線」は、提供して頂いた井手上誠さん(坊っちゃん)の世界感が本当に素晴らしくて。歌詞で“戻れないよ”と何度も歌っていますけど、最後のCメロの部分で“いつか 僕らはみんな歳取って何もかも失って行くんだ それでも笑える気がした”と歌っているんです。最後はちょっと前を向いて“それでも生きていくんだ”みたいな気持ちを、聴いてくれる人たちにも感じてもらえたらすごく嬉しいですね。

●M-3「"GIRL" in the box」とM-4「Moment」は見田村千晴さんの作詞ですが、女性ならではの視点も感じられる歌詞かなと。

Ayano:女の子しか気付かない細かなところも描かれていて、グサリと刺さってくる感じがします。千晴さんは私たちのこともわかってくださっているので、QQQのイメージも含めて書いてくださったんだろうなと思うんですよ。だから歌っている時に、私自身も“ウッ!”となるところがあって。

●タイトルも面白いですよね。

Ayano:“箱入り娘”という意味なんです。

ayaka:どうしてもそういう意味のタイトルにしたくて、造語を考えてもらいました。“箱入り娘”というタイトルからはかわいらしいイメージを浮かべると思うんですけど、曲を聴いて歌詞を読んでもらうと“箱入り娘の反撃”みたいな感じになっていて。かなりロックな曲調なんですよね。Aメロやサビで曲調がコロコロ変わる展開も、“箱入り娘”のイメージに近いのかなと思います。

●曲調も“箱入り娘”のイメージにつながっている。

Mizuki:“箱入り娘”なんだけど、実は中身は“そんなに良い子じゃないんだよ”っていう歌詞なんです。ちょっと気まぐれで、言っていることもコロコロ変わっちゃうし、昨日と今日で食べたいものも違うし…みたいな等身大の“箱入り娘”が浮かぶ曲だなと思っていて。キメの部分が多かったり、1曲の中で色々な変化があったりして、私たちにとっても斬新な曲になっているんですよ。この曲は私たちの中で、“変化球”と言えるかもしれないですね。

●本当に1曲1曲が色の違う作品になっていますね。

Risa:『5 COLOR SESSION』というタイトルどおり、5曲それぞれが全然違う色を持った作品になっていて。それでいて、全体で1つの物語のようにもなっている作品なんです。今作で初めて聴いて頂いた方には私たちのことを知って頂く、名刺代わりのような作品にもなっていると思います。

●初めての全国流通盤ということで、これを機に自分たちを知って欲しいという想いも強いのでは?

Ayano:私たちの“分身”じゃないですけど、今までやってきた全てが形になっている作品で。それが色んな人に届いて、広がっていくことを想像するとすごくワクワクします。

Risa:今まではライブハウスを中心に活動してきたから、全国の人に知ってもらえる機会がほとんどなかったんです。今回の作品を多くの方に聴いて頂いて、“ライブを観に行ってみよう”という気持ちになってもらえたら嬉しいですね。

●今作をキッカケにライブにも来て欲しい。

ayaka:音源をリリースすることで、QQQのライブをまだ観たことがないという人にも私たちの曲を聴いてもらえる機会が増えると思うんです。だからぜひ気軽にライブハウスにも来てもらって、私たちの音を生で聴いて欲しいなって思います。

●9/24には渋谷eggmanで、2回目のワンマンライブも控えていますが。

ayaka:1回目の時はみんな、それぞれのことをやり切るだけで精一杯で。今回はミニアルバムをリリースして曲数も増えたので、しっかりQQQの世界をみなさんに観て頂けるように頑張りたいと思っています。

Rei:聴きやすい曲が多いので、初めての人にも楽しんでもらえるんじゃないかなと思っていて。普段のイベントライブだと30分くらいなので、その中には入れ込めない名曲もいっぱいあるんですよね。だからいつもライブを観て頂いている方々にも、自信を持ってお届けしたいです!

Interview:IMAI

 

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