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PIGGY BANKS

最大級の感謝を込めて仲間たちと共に祝った10周年記念ライヴ。

 

“yoko's 10th anniversary & 33rd birthday!!
〜皆さまのおかげです ATOYAKU☆SPECIAL〜”
2018/11/16@渋谷WWW X
PIGGY BANKS / Gacharic Spin / ロリータ18号 / THE STEPHANIES(O.A.)

 

 

矢沢洋子(PIGGY BANKS)のデビュー10周年と誕生日を祝うイベント“yoko's 10th anniversary & 33rd birthday!! 〜皆さまのおかげです ATOYAKU☆SPECIAL〜”が、11/16に渋谷WWW Xで開催された。SOLD OUTとなった場内に足を踏み入れると、たくさんの観客や仲間たちが賑やかに集まり、お祝いムードを全開に漂わせている。そんな中でまずオープニングアクトに登場したのはガールズ3ピースロックバンド、THE STEPHANIES。息が合った3人のボーカル&コーラスワークと、スーツスタイルでのスタイリッシュな演奏でイベントの幕を開けた。

 

 

続いてステージに立ったのは、日本のガールズパンクを牽引する存在にして大先輩の石坂マサヨ率いる、ロリータ18号。2019年には結成30周年を迎えるレジェンドから、熱量と気合のこもった演奏で祝福を贈られる。そして3番手のGacharic Spinで、さらにフロアはヒートアップ。タオルを振り回して熱狂するファンとの一体感あるパフォーマンスで温度が上がりまくったWWW Xは、もはや11月とは思えないほどだ。いずれも個性的でパワフル極まりない女子たちの活躍により、いよいよ本日の主役が登場すべき舞台が整った。過去に発表した名曲たちがBGMとして流され、期待感を高める中で遂にPIGGY BANKSの出番である。

 

 

“矢沢洋子10周年です。皆さん、来てくれてありがとう!”とまずは感謝の言葉を述べたところから、kemeのワイルドでダーティなギターと強烈にドライヴするリズム隊の重低音が鳴り響き、「Galaxy」でライヴがスタート。矢沢洋子自身もエレキギターを持ち、センターで凛とした歌声と存在感を放っていく。“今日は楽しんでいくよ〜!”と手拍子を煽ってから、「タイムスリラー」へ。ユーモラスでメロディアスな“ピギバン”らしい名曲でアッパーに盛り上げたのに続けて、「ブリオッシュ」では横ノリのグルーヴでフロアをゆったりと揺らす。ミステリアスなリフから始まる「ゾンビーボーイ」、クールさとワイルドさを併せ持つ「Funky Monkey Ladies」とキラーチューンのオンパレードだ。

 

 

2018年は舞台『銀河鉄道999〜GALAXY OPERA〜』で自身初の芝居に挑戦していたこともあり、ライヴの本数が少なかったと語った矢沢洋子。そんな中でも作っていたという新曲を収録したニューシングル『33 トレンタ イ トレス』が、この日の会場から販売開始された。そこから「ブタのはな」「3rd. ISLE」を立て続けに披露して、最新のPIGGY BANKSをファンの前で見せつける。出演バンドそれぞれにお礼の言葉を述べた後は、「HeatWave」から終盤戦へ突入。「DASH」ではバンド隊と共に激しくエレキギターを掻き鳴らし、「シュビドゥバイン」では表現力豊かな歌を聴かせ、迎えた本編ラストは結成当初からやっている大好きな曲だという「涙のハイウェイ」だ。

 

 

ブタのマスクをかぶったスタッフにより、バンドロゴの入った黄色い風船が客席に大量投下され、フロア中を漂いながらフワフワと舞い飛ぶ。まさしくドリーミーでハッピーな空間を生み出し、本編を締め括った。そして革ジャンを着てアンコールに登場した矢沢洋子は、“これからもビギバンは続いていく”と力強く宣言。来年1/19に下北沢CLUB Queでの“ROXYPARTY vol.9”出演することを発表し、ファンを喜ばせた。そこから“節目のライヴはどうしてもこの3人とやりたい”と語り、久々にTHE PLASMARSのメンバーをステージに呼び込む。「バイバイBOY」「THE WILD ONE」「ROSY」と、矢沢洋子&THE PLASMARS名義で制作したミニアルバム『ROUTE 405』から放たれた名曲たちが、会場のヴォルテージを最高潮へ導いた。

 

 

最後は出演バンドと観客を含めた全員で記念撮影をして、大団円で幕を閉じた記念碑的な1日。2019年には“銀河鉄道999 劇場版公開40周年記念作品 舞台『銀河鉄道999』さよならメーテル〜僕の永遠”への出演も新たに発表されるなど、彼女はさらに活動の幅を広げている。PIGGY BANKSでも新境地を常に開拓しながら、アーティストとして日々進化していく矢沢洋子の今後にも期待したい。

Text:IMAI