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Against All Enemies

“大切な人”を得た彼らの音楽はたくさんの心に共鳴する

188_A.A.E前作『Just Break It!!』でTOWER RECORDS 難波店 インディーズウィークリーチャート1位獲得、そしてJ-POP総合ウィークリーチャート2位獲得という快挙を成し遂げて以来、その存在を加速度的に広めたAgainst All Enemies(以下A.A.E)。初のツアーを通じ、たくさんの“大切な仲間”を得た彼らの歌は、より多くの人へと響くものに進化した。新たなステージに立ったA.A.Eが、インディーシーンに旋風を巻き起こす!

 

 

 

●まずは前作『Just Break It!!』の大盛況おめでとうございます!

3人:ありがとうございます!

●反響の方はどうですか?

SHOTA:もともとライブハウスに来ていなかった人からも「タワレコでCD売ってるの見ました!」っていう声もいただくようになりました。

YUKI:周りに言われて初めて、実感が湧いてきました。

●前作のインタビューでは「いろんな人に名前を覚えてもらいたい」とおっしゃっていましたけど、見事に目標達成ですね! そして約半年ぶりに今作『AS』が発売されるわけですが。

SHOTA:“この曲をやろうかな”っていうのは早い段階で決まってはいました。メイン曲のM-1「AS」は1ヶ月くらいで作りましたね。

YUKI:あとの2曲は結構前から出来ていた曲です。M-2「Do you know my name?」は、ライブで何度もやっていたので、みんなも知ってくれていたりして。

SHOTA:「AS」に関しては、“次のA.A.Eはこうだ”っていう僕らの新しい方向性を見せたかったので、CD発売が決まるまではライブでも伏せておいたんです。

●「AS」は、どういう曲なんですか?

SHOTA:今までは自分の経験談とか、一方的に僕が誰かに対して伝えるっていうのが多かったけど、「AS」は僕だけじゃなく“誰か”にとって大事な人たちに伝われば良いなと思ったんです。だから、わかりやすいよう歌詞も意図的に日本語に寄せて作ってみました。

●それはブログに書かれていた「大事な人がたくさん増えた」っていうのが影響しているように感じます。

SHOTA:そうですね。良くしてくれるバンドマンや、関係者の人との関わりで得れるものが大きくて。そういう人たちにも響けば良いなと思ったんです。

●歌詞以外にも、こだわった部分はありますか?

DAISUKE:僕は、より歌が生きるような演奏を心がけました。ミドルテンポの歌モノ系は、演奏がしっかりしていないと説得力がなくなるので、レコーディングの時はいつも以上に集中しましたね。

YUKI:他にも、今までにないような試みとして、裏打ちに合わせてノれるリズムがを入れてみたんですよ。

SHOTA:ブレイクダウンがサビの直後にあったり、またその直後に裏打ちがあったり…今まで以上に1曲の中に抑揚があるから、少し異色かもしれないですね。

●新しいことに挑戦した曲なんですね。「Do you know my name?」は、前々からライブでもやっていたそうですが。

DAISUKE:ライブでは自由に暴れられるし、演奏していて楽しい曲です。

YUKI:ライブ先行の曲だから、僕ら的にもアガるんですよね。だからいろんな人に聴いてもらって、僕らだけじゃなくて他の人も暴れてくれたらなと思っています。

SHOTA:歌詞はストーリー形式で作りました。記憶喪失の主人公の話なんですが、実体験ではなく、想像しながらストーリーを作っていったんです。だからタイトルも“僕の名前を知っていますか?”という。

●空想を物語化した、と。「Crazy for you」は?

SHOTA:これは誰しもが経験するような“失恋”がテーマです。過去に自分の中で消化できない恋愛があって、それを思い出しながら書きました。

DAISUKE:ちょっとプライベートな話なんですけど、この歌詞には感銘を受けました。

YUKI:ずっと褒めてたよね(笑)。

DAISUKE:タイムリーなタイミングで共感できることがあったんですよね…。初めてこの曲を聴いた時“俺のために作った曲なんちゃうか”って思ったくらい。

YUKI:それやと、付き合った瞬間別れる計算で作ったことになるで(笑)。

DAISUKE:“こうなることがわかってたんやろ”って思うくらいピッタリやったわ。

●(笑)。有意義な人生を送って来た結果、心の琴線に触れる作品が生まれたと。

SHOTA:曲調やテーマもより伝わりやすくなったし、いちばん共感してもらいやすい曲になったんじゃないかなとは思います。

DAISUKE:この曲を弾いている時は、きっとすごく良い顔をしていると思います。僕の表情に注目です。

一同:アハハハ!

●この作品を聴いた時、“A.A.Eのシングルって、すごくカラーが出ているな”と思ったんです。普通のシングルってリード曲ありきで、作品全体を通してのコンセプトがないものが多いですけど、A.A.Eのシングルは1曲1曲が濃厚なうえに、全体を通してひとつの作品になっているように感じて。

SHOTA:そう言ってもらえるとありがたいですね。やっぱり1曲作るまでに時間がかかる分、1曲にかける気持ちは他の人より強いかなと思います。そのうえ、3曲を通して聴いてもらった時、僕らがどういう音楽をやっていて、どういうことを伝えたいのかがわかってもらえるような作品にしたかったんです。既存の曲もライブ仕様にどんどん進化していっているので、それも含めて全部聴いてほしい。

●なるほど。

SHOTA:仮に「シングルにしかない曲をアルバムに入れてください」と言われても、それならシングルを買ってくれた方が、その時の良さが楽しめると思うんです。今のその曲の良さを聴きたいんであれば、ライブに来て頂いた方が絶対に伝わるので。嬉しいことに最近は僕らを知ってくれている人も増えたし、CDを聴いて“良かった”と思ってもらえたら、1回でいいのでライブに来てもらえたらと思います。

●1回で心を掴む自身がある。

SHOTA:最初の1回だけは、僕らではどうしようもない部分があるんですけど…1回来てくだされば、必ず“何度でも来たい”と思ってもらえるようなライブをします。

YUKI:シンガロングできるパートは、本当にテンションがアガりますよ。聴いたらすぐに覚えられる曲なんで、一緒に歌いたいですね。

DAISUKE:“こっちが歌わなくても、自然と歌ってくれてる”みたいな。今回は日本語でわかりやい歌詞が多いんで、みんなで共感し合いたいです。特に3曲目の歌詞で。

一同:(笑)。

Interview:森下恭子