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BRAZILIANSIZE 新作ミニアルバム『ULAUCHICK』リリース記念 BRAZILIANSIZE 4106xxx(Vo.) × KEYTALK 小野武正(G./MC/Cho.)特別対談

BRAZILIANSIZE2013AW_1結成10周年を目前にしたBRAZILIANSIZEが、あえてこの時代に裏打ちをテーマにした楽曲のみで構成するという新たな試みに挑んだミニアルバム『ULAUCHICK』をリリースする。SCAFULL KINGにも所属する4106xxx(Vo.)が、そのシーンに長く身を置きながら見てきた“スカ”というものを未だかつてない形で表現した今作。その発売を記念して、11月にメジャーデビューを果たすKEYTALKとの初対談が実現した。数年前から続くという両者の交流は、ジャンルも世代も超えて活動する互いにとって刺激的な相乗効果をもたらしているようだ。

 

 

 

●両バンドが最初に出会ったのは、いつのことなんですか?

武正:2010年6月ですね。BRAZILIANSIZE(以下ブラサイ)のイベントで、下北沢SHELTERに呼んでもらったのが初めてでした。

4106xxx:もう3年前なんだ…。

●4106xxxさんは当時からKEYTALKのことをご存知だったんですね。

4106xxx:TGMXくんから、KEYTALKっていうバンドのプロデュースをしてるって話は聞いていて。それで誘ったんじゃなかったかな?

武正:僕らも4106xxxさんがTGMXさんと同じSCAFULL KINGのメンバーだっていうのも知っていたし、今はBRAZILIANSIZEっていうバンドをやってることも聞いていて。(所属事務所のKOGA RECORDS社長)コガさんから「ブラサイ先輩からお誘いをもらったから出ろ」と言われたのを覚えています(笑)。

●そのイベントで初めて話した?

武正:それまでもどこかでお会いしたことはあったんですけど、ちゃんと話したのはその時が初めてでした。そのイベント後にテキーラが一瞬でなくなるくらいの、壮絶なる打ち上げをしたんです(笑)。

4106xxx:結構、僕らも飲むんでね(笑)。打ち上げでは代理コードの話を延々としてたと思うんだけど、武正が突然ツブれて終わったんですよ。

武正:それは全然覚えてないです(笑)。気がついたら朝で、ブラサイの機材車で寝てたんですよ。僕はその時まだ大学生でちょうど絶対に外せない授業があったので、「ヤベェ!」って感じで飛び起きて車の鍵も閉めずに出て行っちゃって…(笑)。

一同:ハハハ(笑)。

●KEYTALKのライブを初めて観た印象はどうでしたか?

4106xxx:武正が“狂ってる”と思いましたね(笑)。

武正:ありがとうございます(笑)。

●武正くんの動きは、衝撃的ですからね(笑)。

4106xxx:狂ってるなと。もちろん良い意味でなんだけど、それが第一印象でした。ギターのインパクトがハンパねぇなって。僕はライブでワイヤレスのギターを使っていたんですけど、打ち上げで武正が「ワイヤレス、超良い!」ってずっと言っていて(笑)。

武正:本当にうらやましくて。下北沢ReGで対バンした時に一度お借りして、ステージを走りまわりながら弾いてみて“これしかないな”と思いましたね。それで今年の5月に4106xxxさんに紹介してもらって、やっと同じギターを買ったんですよ。

4106xxx:今はもう飛び跳ねまわってるよね(笑)。

●逆に武正くんが初めてブラサイのライブを観た印象は?

武正:とにかく圧倒されましたね。ステージ上手の前面にドラムがあって、下手にはパーカッションが配置されていて、その両側から迫ってくるようなリズムセクションの迫力がすごくて。パーカッションソロからライブが始まったのを観て“超カッコ良い!”と思ったんですけど、その後から少し遅れてノッシノッシと歩いて来る4106xxxさんのラスボス感がもうヤバかった!

4106xxx:そう言われると、むしろ恥ずかしいわ(笑)。

武正:“あのラスボスみたいなのは何者だ!?”って思いました(笑)。歌のキーも低めなんですけど、それもすごくカッコ良くて。僕ら世代だとちょっと高いのが当たり前みたいな感じなので、すごくカッコ良いと感じましたね。

●そこで知り合ってから交流が始まった?

武正:その年の7月に僕らがミニアルバム(『TIMES SQUARE』)を出したタイミングでツアーに誘って頂いて、一緒に名古屋と大阪に行ったりしましたね。大阪ではあんまりお酒の種類がないお店で打ち上げだったので、ひたすら梅酒ソーダを飲んだ記憶があって。朝6時くらいまで飲んでから4106xxxさんが「朝マッツ行くか!」って言って、みんなで松屋に行ったのを覚えています。

4106xxx:行ったね!

●朝マックじゃなくて、朝マッツ(笑)。メンバーの中でも特に仲が良いのは、武正くんなんですか?

4106xxx:武正は面白いですからね。一緒にライブをやっても面白いし、飲んでも面白い。

武正:いつも楽しく生きています(笑)。

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4106xxx:でも他のメンバーとも仲は良いですよ。打ち上げでもだいたい武正が先陣を切って、勝手に飲んで勝手に潰れるんで…持続力がないですね(笑)。武正が酔いつぶれたら、次はリズム隊の2人が相手みたいなところはあるかもしれない。

武正:あの2人は打ち上げ番長的なところがあるので。全国を荒らしまわってるんですよ(笑)。

●ハハハ(笑)。そのくらい初期から見ている4106 xxxさんから見ても、最近のKEYTALKの盛り上がりはすごいのでは?

4106xxx:この間もラフォーレ原宿のアコースティックイベントで一緒になったんですけど、ファンからのキャーキャー言われ具合がアイドルみたいで衝撃でしたね。

武正:狂ってる僕はあんまり人気がないので、ご安心下さい(笑)。他の3人が大人気なんです。でも最近は各地方で今まで以上に盛り上がってくれるようになって、昔に比べると状況が本当に変わりましたね。

4106xxx:今はすごく垢抜けた感じがするよね。武正はこういうキャラだからあんまり変わらないけど、他のメンバーは初めて会った時なんて本当に垢抜けてなくてかわいい感じだったのが今はちゃんとロックしているというか。

武正:やっぱりツアーをたくさんまわるようになって、だいぶ変わりましたね。色んなジャンルの対バンの人とやる機会が多いので、そこでライブを見て“こうすれば、お客さんが盛り上がるんだな”っていうのを学んだところはありました。

4106xxx:良いところを吸収していっているよね。ちなみに彼らがアー写でいつも着ている服も、元々は僕がコガさんに紹介したブランドだったりして。

武正:KEYTALKがアー写撮影やPVの時に着てる服はVIRGOっていうブランドのものなんですけど、そのアコースティックイベントにもそこからのつながりで出させて頂いたんですよ。

4106xxx:そこのデザイナーが僕の超古い知り合いで。仲の良い営業を介して、色んな人を紹介しているんですよ。

●そういうところでもつながっていたんですね。でもKEYTALKとブラサイはバンドの雰囲気としては全く違うような…。

4106xxx:僕らにはあんまり明るさはないですからね。でも今回の『ULAUCHICK』から、また変わったんですよ。バンド自体を今までよりもう一段階、上にあげたかったというか。

武正:聴かせてもらったんですけど、まるでライブ盤を聴いてるみたいでした。

4106xxx:今までは“音源は音源、ライブはライブ”と思ってやってたんだけど、今回はライブを想定したものをパッケージングしたというか。だから歌に関しても自分の中で気に入らないなって思うところも、ライブ感が出てればそのままにしたりして。しかも今回からは僕、ギターも置いちゃってハンドマイクでやってるから。

武正:え、そうなんですか! ライブではどうするんですか?

4106xxx:サポートを入れてる。自分を追い込むために、高いマイクを買ったりもして。だから、今のライブをぜひ1回観てほしいですね。

武正:超観たい! あと今回の作品では裏打ちをテーマにしていて、かなり面白いことになってるなと思いました。

4106xxx:その裏打ちっていうのも、スカとは別物なんだよね。

●裏打ちを使っているけど、スカではない。

武正:基本的には裏打ちのスカピッキングがあって、ディストーションでホーンを表すかのようなリフが入ってるからスカを彷彿とさせるけど、ドラムがロックだから全然違う新ジャンルを築いてるっていうのがすごい。聴いていて、飽きないんですよね。超好きです。

4106xxx:今言ってくれたのが、まさに今回の狙いで。“新しいことをやらないと”っていうプレッシャーもある中で、裏打ちを使うとしても“どこで変えよう?”っていうのは常に考えてたんだよね。あと、今回は歌詞も基本的に全て日本語にして。“マイハニー”みたいな和製英語は除いて、英語は使ってない。裏打ちを使ってるようなスカ系のバンドって、ほとんどが英語だから。そこも“ロックバンドとして自分たちに何ができるか?”みたいなことを考えたかな。

武正:自分がギタリストだから細かいところまで聴くんですけど、今回のアルバムって裏打ちの音価(音の長さ)が各曲で違って。しかも音色もリアがクリーンなのかフロントがクリーンなのか、歪ませての長めの裏打ちなのか…っていうのが全部使い分けられているのが本当にすごいんですよ。

●すごく細かいところまで聴いていますね…。

4106xxx:そういうところまでわかって聴いている人って少ないから、すごく嬉しいですね。

武正:こういう音も大好きだし、自分でもやりたいと思ってるから、“すげぇ! やられた!”っていう感覚もあって。本当に超カッコ良いですね。

●お互いに新作もリリースということで、今後も対バンが楽しみでは?

4106xxx:ぜひやりたいと思います。

武正:ぜひとも!

●しかもKEYTALKは今回でメジャーデビューということで…。

4106xxx:追っかけます!

武正:恐いな…4106xxxさんの「追っかけます」発言(笑)。頑張ります!

Interview:IMAI
Assistant:森下恭子

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