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CASCADE

爆発的なライブの盛り上がりを予感させる最強のモンスターアルバム誕生!

CASCADEが再始動後、2枚目のフルアルバムとなる新作アルバム『MONSTER'S CAMP』を10/17にリリースする。2002年に一度解散するも、2009年に復活。熱狂的なファンを中心に変わらぬ支持を受けながら、リリース/ライブ共に精力的な活動を3人は続けてきた。今年4月に8曲入りアルバム『ヘタウマカウボーイズ』を発売後、夏に各地をまわってきたツアーで得た感覚を今作で昇華。ライブの熱を閉じ込めた楽曲と、定番とも言えるキャッチーなメロディにライブの盛り上がりを想像せずにはいられない。さらには、ゴーゴーカレーとのコラボを果たしたM-1「Curry is my Angel」を皮切りに、遊び心満載でかつてないほど痛快に振り切った今作。変態フルテン音源を満載した“これぞCASCADE!”なモンスターアルバムの登場だ。この発売を記念してJUNGLE☆LIFEでは今回のロングインタビューに加えて、10月中旬に『別冊CASCADE』を発行。『MONSTER'S CAMP』を聴いた上で別冊もゲットすれば、ツアーがさらに楽しみになること間違いなし!!

「ツアーの移動中も真面目な話はあまりしないんですけど、“冗談交じりのふざけ半分、でも本気”という感じの雰囲気の中から生まれるものが結構あるんですよ」

「“まだ引き出しがあるんかい!”と思えるところが面白いですよね。そこがこの2人と絡んでいきたいと思うところでもあって」

●今作『MONSTER'S CAMP』はバラエティ豊かでありつつ、ライブでの盛り上がりが目に浮かぶような曲が多いですよね。再始動以降のツアー等で感じたことが反映されていたりもするんでしょうか?

TAMA:前作の『ヘタウマカウボーイズ』リリース後にツアーをまわって、“このブロックにこういう曲があれば、もっと面白くなるのにな”という感覚があったんですよ。そういうところも含めて、ライブの熱がこのアルバムに凝縮されたんじゃないかと思います。

MASASHI:ライブの時に感じる熱っぽいところを、新曲に入れられたらとは思っていましたね。あとは久々のフルアルバムということで、新曲をたくさん作ることの楽しさも相まって、振り幅が広くなったんじゃないかな。

HIROSHI:バンドたるもの、ライブをやってナンボだと思うんですよね。音源とライブ、両方あってのバンドだと思うから。今作を作る前に3人で特別な話し合いをしたわけじゃないんですけど、自然とメンバーが同じ方向を向いてできたアルバムじゃないかと思いますね。

●前回のツアーを経て3人が感じていたことや、次に目指そうとしたビジョンが近かったんでしょうね。

MASASHI:ツアーの移動中も真面目な話はあまりしないんですけど、“冗談交じりのふざけ半分、でも本気”という感じの雰囲気の中から生まれるものが結構あるんですよ。「次はこんなことをしたいね〜」という感じで、本当に漠然とした話だけなんですけどね。

●ツアーの最中から、今作のイメージがあった?

MASASHI:何となく見えてはいましたけど、曲までは作っていなかったかな。“こんな曲を作ろうかな”というのは、カレーの大食いチャレンジの時に出てきたりもして…。あ、僕らは食べていないんですけど(笑)。

●誰が食べたんですか?

HIROSHI:スタッフがね(笑)。

MASASHI:すごく身体の細いスタッフがいたので、「今年の夏はもうちょっと肉をつけないとダメだよね」という話になって。2キロのカレーにチャレンジしたんですけど、全然食べられていなかったですね(笑)。でもそこで“こういう楽しい雰囲気を楽曲にできないかな”と思ったんです。常日頃考えていることではあるんですけど、今作にはそこから生まれたカレーの歌が入っています。

●それがM-1「Curry is my Angel」?

MASASHI:そうです(笑)。カレーの曲って世の中にいっぱいあると思うんですけど、今回みたいにピンポイントでカレーの曲を作ろうってなるのは僕らの中では珍しいパターンなんですよね。

TAMA:楽しいとは言いつつも、食べている方は大変だったと思うんですよ。そのチャレンジ精神にグッときたし、やっぱり走り続けていくにはカレーって大事だなということを考えつつできた曲なんじゃないかな。

●カレーへの熱い想いを歌っていると。

MASASHI:カレーがなくなったら困る人は、結構いるんじゃないかなと思うんですよ。そういうことを歌詞に込めました。

●食べ物の歌という意味では、M-6「ベーコンエッグになりたい」もありますが。

HIROSHI:ロックの歴史の中で、歌詞の1行目に“わたしはベーコンエッグになりたい”と入れたアーティストはいるんでしょうかね? 僕の記憶ではいないんですけど。

●いや、いないでしょうね(笑)。

MASASHI:“それをチョイスするか!?”っていう感じなんですけど、カリッといきたいなと(笑)。ハムって、基本的にしなっとしているじゃないですか。“もしも自分がハムなら、ベーコンみたいにカリッとしたい時もあるんだろうな”って思ったんですよ。

●そもそも普通は“もしも自分がハムなら〜”とは考えないと思います(笑)。食に対する愛着が強かったりするんでしょうか?

HIROSHI:確かに「何が美味しかったか?」とか、食の話は普段からよくしていますね。

MASASHI:レコーディング中も「今夜は何を食べる?」とか「あそこの店が美味い」とか、いつも食べ物の話をしている気がします。特に意識はしていなかったんですけど、今作は食に関する曲が多いですね。カレーの曲が一番最初にできたので、それがアルバムの中で浮かないようにしようというのもあったかもしれない。

●先ほどおっしゃった「冗談交じりのふざけ半分、でも本気」という部分が、楽曲にも出ている気がします。

MASASHI:そうですね。発想がそもそも幼稚ですから(笑)。

●自分で言っちゃった(笑)。

MASASHI:でも、そういったことを時には真面目に考えてみたりもして。発想はふざけているんだけど、やり方は真面目なのかもしれないですね。あとは、歌っているTAMAちゃんにすごく重きを置いているというか。

●TAMAさんの声だから、ハマるというのはありますよね。

MASASHI:カッコ良く歌われちゃったら、僕らの場合は違うと思いますからね。真面目にふざけたことを考えている感じは本当にあって。そもそも3人とも好きな音楽のジャンルは違うので、自分の畑じゃない部分は面白いところがよりよく見えるというか。それ自体が面白いなと思う。

HIROSHI:活動を休止している間に色んなアーティストと一緒にやってみたけど、こういうタイプとは出会えなかったですからね。活動を再開してからスタジオに入った時も2人はボーカリスト・ギタリスト・作曲者として、その(他にはいない)部分がよりパワーアップしていたんですよ。“これは面白いことになるぞ”と思ったのをすごく覚えています。

●活動休止期間を挟んだことで、メンバーの独自性を再認識した。

HIROSHI:元々一緒にやっていた時は、そこまで変わっているとは思っていなかったんです。あまりいないタイプだろうとは思っていたけど…。再始動して、改めて気付きましたね。僕らの教科書にはないスタイルの行動を見かけると、興味が湧くんですよ。

MASASHI:声はもう当たり前として、(TAMAは)日常的な発想からして他にはない感じがするんですよ。いまだに、自分にはない感覚を持って生きているなと思います。そこから“今度はこういう曲を作ってみようかな”という発想が湧いてきたりもするし、僕らも日々楽しませてもらっていますね。

●長い付き合いの中でも新鮮な驚きがまだある。

TAMA:曲作りに関してもアイデアが出てこないんじゃなくて、逆に出すぎて整理するのが大変だなと思うくらいで。だから復活しても、途切れなく走り続けていられるんじゃないかな。それぞれの個性がちゃんと掛け算になっているんだと思う、今日この頃です。

HIROSHI:僕がバカな話をした時、それをヒントにどちらかがすごいアイデアを出してくれることもあって。

MASASHI:かといって、打てば響くような鐘でもないんですよ。打っても、音が鳴らない時もあるんです(笑)。

●ハハハ(笑)。

MASASHI:こっちが良いと思ってアイデアを出したのに、“ちーん”っていう感じの時もあります(笑)。かと思えば、そよ風が吹いただけで“カランカラン”と鳴る時もあって。キャッチボールが上手くできているとは決して言えないんですけど、お互いにちょっとずつ勘違いをしているというか。その関係性が面白い化学反応を起こすこともあるんですよね。

HIROSHI:確かに、良い意味で勘違いはしているかもしれないね。

●微妙に認識がズレているというか。

MASASHI:微妙にズレている結果、良い感じになっていることが多いですね。全員がピッタリと合致する感じとは、僕らはちょっと違う気がします。

HIROSHI:“まだ引き出しがあるんかい!”と思えるところが面白いですよね。そこが、この2人と絡んでいきたいと思うところでもあって。

TAMA:今作を作っている時も、“まだ出てくるんだ!?”と思いました。もちろん生みの苦しみはあるんでしょうけど、今までに(MASASHIが)曲作りで煮詰まっているという話を聞いたことがないんですよ。“こうきたか!”と驚かせてくれるし、それを自分がどうやって歌うのかというところで歌い甲斐があるというか、アガりますね。だから僕らも、本当に飽きないんです。

●そういう曲だからこそ、ライブでも盛り上がる。

MASASHI:ライブでお客さんが盛り上がってくれるのが一番うれしいことなので、そこを目標に作ってはいます。新曲をライブでやった時もお客さんと共有できているかどうかというところで、微調整が入ることもあって。そういう意味で「Curry is my Angel」は前回のツアーファイナルのアンコールでやった時、お客さんと僕らの全てが一気にアガった感じがしたので良かったですね。

●そういう反応が、次の曲を作るキッカケになったりもするのでは?

MASASHI:まさにそうですね。あのライブの後に、M-3「ダストロイ」やM-5「ノミバス」を作ったりもして…。

HIROSHI:M-8「ネバ」もですね。

●「ノミバス」と「ネバ」は、今作でも特に遊び心のある曲というか…。

MASASHI:“何かフザけているよな〜”っていう感じですね(笑)。今回のジャケットを書いて下さった方も言っていたんですが、手に取った人や聴いてくれた人がツッコんでくれるような作品を心がけています。「何やそれ!?」みたいな(笑)。

●あえてツッコミどころを提供している(笑)。自分たちでも“CASCADEって面白いな”と思うのでは?

MASASHI:面白いですね。MCの一言一句も…。

HIROSHI:グダグダですからね(笑)。でもMCにしても、最終的には良い感じになっていくことが多いんですよね。逆に考えていったものほど、本番ではスベる…。

TAMA:“なんでここで爆笑しているんだろう?”っていうことは、多々あります(笑)。

●そこも思い通りにいくと、面白くないのかも…。

TAMA:いや、思い通りにいってほしい時はありますよ! 前日から考えて“これは良い!”と思っていたものが、本番で“あれ?”っていう反応だと…。

HIROSHI:“これは昨日から考えていたやつだな”というMCがスベった時は、僕(ドラム)の位置から見ていてもすぐわかるんですよ。肩がドーンと落ちるから(笑)。

MASASHI:その後、僕らに無茶ブリがくるんです。「…で、どう思う?」みたいな。僕らは“キター!”っていう感じですよ(笑)。

●スベった時はメンバーに無茶ブリって(笑)。

HIROSHI:そのやり取りが面白いから、結果的には良いんですけどね。

MASASHI:最近はそれさえも面白いんですよ。シーンとした状態から“どうなっていくんだろう?”と不安になるけど、最後までグダグダになることはなくて。最終的には面白かったなと言える状態にできているんじゃないかと思います。

●再始動する前と後で、ライブが変わった部分もあったりする?

MASASHI:以前のライブでは、HIROSHIくんは一言も話さなかったんですよ。最近は結構しゃべるから、“実はしゃべりたかったんだね”って思った(笑)。

HIROSHI:そういうわけでもないけど、前はちょっとカッコつけていたんじゃないかな。若かったのもあるし、“ロックはこういうものだ”っていう固定観念みたいなものがあったんだと思います。再始動してからは余裕ができたというか、カッコつけずにステージに立つことが一番カッコ良いんじゃないかというところに落ち着いたんです。

●良い意味で、ライブ中に余裕が持てるようになったからこそでしょうね。

MASASHI:昔だったら、どうしても段取りに追われてテンパっていましたからね。

HIROSHI:昔のライブ映像を見ると、TAMAちゃん以外は誰も客席に手を振っていないんですよ。フッとステージに出て演奏して、フッと帰っていく(笑)。

TAMA:そういうところでも変わったんでしょうね。活動休止前のライブ映像を友だちと観ていた時に、「(メンバー同士の)絡みはないんだね」と言われたんですよ。別に当初の仲が悪かったということではなくて、今はカッコつけなくなったことで良い雰囲気で絡めているのかな。

●そういう雰囲気だから、遊び心も出せるというか。

MASASHI:曲を作る時も、ライブをやる時にも、普段のバカ話をしている時でも、何でも面白がらせてやれとは思っていますね。もちろんそればかりじゃなくて、定番の良さもあるんですけど。

●今作はそういう定番の良さもありつつ、本人たちも楽しみながら作っている感じが伝わる作品だと思います。自分たちではどんな作品になったと思いますか?

MASASHI:CASCADEの定番と言える曲がありつつ、今回はHIROSHIくんが作詞作曲している曲もあったりして。やっている人間は変わっていないんですけど、新しいスパイスがいっぱい入ってきたなと思います。これが世の中に出ちゃうということに、今はすごくワクワクしていますね。

●HIROSHIさんが作ったM-10「アイNG」は、ちょっと雰囲気が違いますよね。

MASASHI:(歌詞を見て)“あ、HIROSHIくんは夕暮れの公園で何かが転げ落ちたんだ…”と思いながら、僕は聴いていました(笑)。実体験かどうかはわからないけど、普段話しているHIROSHIくんから“これが出てくるのか!?”と驚きましたね。

HIROSHI:それが狙いだったんですよ(笑)。

●狙い通りだったと。HIROSHIさんは、どんなアルバムだと思いますか?

HIROSHI:前作の『ヘタウマカウボーイズ』はドラムのカウントから曲が始まるような、“バンドたるもの”をテーマにメンバーと話し合って作ったんです。でも今回は、あまり話し合わずに作ったイメージが強くて。ツアー中に話す機会が多かったからか、特に打ち合わせをしなかったんですよね。話さなくてもできるんだと驚いたし、しかも想像よりも一段上のアルバムができたなと。自分たちのことだけど、“CASCADEすげぇ!!”と思いました(笑)。

●自分たちの想像すら超えたアルバムになった。では、TAMAさんは?

TAMA:ニンマリ感と涙と勇気がいっぱい詰まったアルバムだと思いますね。“CAMP”というのは、“真面目にフザけている”みたいな意味も含んでいるらしいんです。僕はフロントマンとしていつもエモーショナルでいるつもりなんですけど、それでもついニンマリしてしまうのがCASCADEなんだと思っていて。そういう真面目にフザけている感じが、1曲1曲にすごく出た作品になっているなと思います。本当に粒ぞろいで、今のCASCADEらしい中毒性のあるアルバムができたんじゃないかな。

●最後にタイトルの『MONSTER'S CAMP』に込めた意味とは?

TAMA:タイトルは、”真面目にフザけている怪物たち”というような意味を込めています。自分たちを怪物と呼ぶかどうかは他人が決めることなんですけど(笑)、それくらいのタイトルを付けてもいいんじゃないかというくらいの想いが今回はあったから。

HIROSHI:前回はヘタウマな3人のカウボーイがやんちゃな感じでやっていたんだけど、そいつらが色々と経験をして、お客さんからの熱ももらってモンスターに変わっちゃったという意味合いもちょっとありますね。

Interview:IMAI
Assistant:Hirase.M

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