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限界を超えた先にある、奇跡の瞬間の連続

SPECIAL LIVE REPORT:2013/10/12@SHIBUYA-AX
“THE REVELATION TOUR 2013 ONE MAN SHOWS”

coldrain-6550客電が落ち、SEが鳴る。暗闇の中でフロアがうねる。楽器隊4人がステージに現れ、「The Revelation」がスタート。ほどなくVo.Masatoが登場してフロアから膨大な数の声があがり、ステージからはえげつないほどの重低音が放たれる。その音は、単にヘヴィなだけではなくコール&レスポンスも誘発するキャッチーな、愛すべき凶暴な音。ヘドバンで狂う者もいれば、身体をぶつけあってモッシュの渦を作る者、ハードコアモッシュで暴れる者もいる。1曲目から何かすごいことが起こりそうな空気がAXに充満する。今まで何度か目撃してきた、ライブハウスで起きる奇跡の予感だ。

Ba.RxYxOがG.Sugiを指さし、Sugiがギターを咆哮させる。「Time Bomb」がスタートしてオーディエンスは更にヒートアップし、続く「Rescue Me」でその興奮が遂に爆発。同曲のイントロを聴いて歓喜するオーディエンスを見てMasatoは不敵な笑みを浮かべ、大合唱とダイブ、モッシュの嵐にAXが飲み込まれる。

Dr.Katsumaのパワフルなドラミングが腹の底まで突き刺さる「Persona」。急展開する同曲に合わせてフロアが大きくうねり、Masatoのヴォーカルに合わせて声と腕を上げる。Masatoが「“かかってこいよ”と言ってるやついますけど、ゆっくり、じっくりぶっ殺すんで最後までついて来い。次の曲でお前らの首を全部獲ってやる」と言って始まった「Die tomorrow」。G.Y.K.Cが奏でる美しい旋律が轟音の雨の中に射し込む太陽の光のごとく輝いた「Inside Of Me」。この日のライブは、記憶に深く焼き付いた瞬間の連続だった。「Miss You」で存分に聴かせた後、ストリングスとシンセの同期が流れ、静かな始まりから永遠とも感じるほど壮大に拡がっていく「Next To You」で魅せ、「Never Look Away」でフロアは再びモッシュとダイブの渦へ。汗だくのままテンションを振りきって暴れる観客は、1人1人が感情をすべて放出し、全身でライブを楽しんでいる。

来年1/18に新木場STUDIO COASTでワンマンを開催すると発表した後、オーディエンスの心臓をギュッと素手で握るほどのエモーショナルな「Confession」で魅せ、ライブは後半へ。Y.K.Cがギターで美しすぎるメロディを鳴らし、Masatoが「一緒に歌ってくれ!」と叫んだ「The War Is On」は、ステージからの爆音に負けないくらい大きな歌声が沸き起こる。Masatoが広いAXのステージを駆け回って客を煽りまくり、高速&重厚ビートに乗ってオーディエンスが暴れまくった「The Maze」ではSiMのVo.MAHが登場。オーディエンスは叫び声にも似た大歓声をあげ、更にテンションを上げる。

そしてMasatoは「どうしてもやりたい曲をやらせてくれ」と言って1曲目に披露した「The Revelation」をもう1度スタート。感情をむき出しにしたMasatoは止まらず、躊躇なくフロアに飛び込んでいく。急遽セットリストを変更してMasatoが凶暴性をあらわにしたことがきっかけとなり、この瞬間にステージのメンバーもオーディエンスも限界を超えた無敵状態に突入。5人は「To Be Alive」を全力で鳴らし、オーディエンスは「To Be Alive」を全力で楽しんだ。

アンコールでは、AXを大切な場所と考え、AXで伝説的なライブを繰り広げた盟友・Pay money To my PainのVo.Kに捧げた「Carry On」を経て、心臓の鼓動のごとく生命力に溢れる「Adrenaline」、そして最後は無数の肩車からのダイブを誘発し、オーディエンスが残る体力をすべて燃やし尽くて楽しんだ「Final Destination」で終了。

楽器を置いた後もステージに残り、観客に何度も感謝の気持を告げて、名残惜しそうに去っていった5人。来年1/18、新木場STUDIO COASTワンマンへの期待が大きく膨らんだ。

TEXT:Takeshi.Yamanaka / PHOTO:kohi

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