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G-YUN

G-YUN 1stフルアルバム『HiMYMEMINE』発売直前!! レコーディングスタジオ潜入インタビュー

 今年5月にシングル『Message』でソロデビューを果たした、G-YUNが8/23に1stフルアルバムをリリースすることが決定! 前バンドGOLLBETTY時代から彼女を追い続けているJUNGLE★LIFE編集部はそのレコーディング現場へ潜入、直撃インタビューすることに成功した。6月にはソロとして初の東名阪ツアーも終え、デビューから少しずつ時間が経過している今、彼女の中でどんな変化が起こっているのだろうか? 制作も大詰めの7月上旬、スタジオで会った彼女の充実した表情にアルバムへの期待がより高まった。

Interview

「"どれをとっても私なんだ"って言える。今は自分に多面性があることを楽しめているし、どんなふうにでも飛んでいけるっていうところが好きなんです」

●今って、制作はどんな状況?

G-YUN:あと1曲のレコーディングを残すのみです。最後に「HiMYMEMINE」っていう、収録曲全てのキーワードを歌詞に詰め込んだ曲を録ったら終わりですね。

●アルバムのタイトル曲を最後に録るんだ。

G-YUN:UMUさん(FREAKY FROG / ex.BEAT CRUSADERS)が書く面白いメロディが好きなので、お願いして作って頂いた曲なんです。以前に歌を入れてみたものの、どういう方向に持っていったらいいかわからなくなって一度置いていたんですよ。今回はソロになって最初のアルバムだから自分で"こう"とは決めつけず色んなことに挑戦したいと思っていたら、実際にあがってきた曲たちがそういう感じだったのでこの中になら入れてもいいなと思えて。今までとは全然違う曲調のものだから歌詞の内容も面白い方がいいと思って、他の10曲からキーワードが入っている上でちゃんと意味もある曲にしようと思って最後に作りました。

●"HiMYMEMINE(ハイマイミーマイン)"というのは、どんな意味で付けたんですか?

G-YUN:1stアルバムのタイトルは"これまで"でも"これから"でもなくて、"私は今こうです"っていうものにしたかったんです。最初に"I・MY・ME・MINE"っていうのが浮かんだ時に"私ばっかりやな"と思ったんですけど、"これも私、これも私、これも私"と言っている感じが色んなジャンルや雰囲気が盛り込まれた今回のアルバムには合っているなと思って。そこに"やぁ、私は今ここにいるよ"っていう挨拶っぽい感じを盛り込みたいなと考えていたら、このタイトルを思い付いたんです。

●今の自分がやりたいことを詰め込んでいる?

G-YUN:"今やりたいことを今残したい"っていうか。私はファッションもすごく好きなので、ファッションと自分の歌をつなげる感じで1曲1曲にスタイリングしたら面白いんじゃないかと思って、今回の初回盤ブックレットの内容を考えたんです。「歌がやりたいのか、ファッションがやりたいのかわからない」って言われるかもしれないけど、両方とも今の私がやりたいことだから詰め込みたかった。アルバムに統一性がないと思われても、"それがG-YUNなんだからしょうがない!"と思えるようになったんですよ。私は雑食でありたいし、自由でありたいと思うから。

●他人からの見られ方を気にしなくなった。

G-YUN:今までの私を知っている人からしたら"何か違う"って思うかもしれないし、"こんなG-YUNちゃんもいるんだ"と思うかもしれなくて。5月にソロデビューシングル『Message』をリリースした後にみんながどう思っているのか気になったので、twitterとかで検索して調べてみたんですよ。実際に色んな反応があったんですけど、それを見て吹っ切れたんですよね。

●そこまでは何か迷いがあったんですか?

G-YUN:今までのものも背負って行かなくちゃいけないのか、それとも今までとは全然違うものをやらなくちゃいけないのかっていう間で迷っている気持ちが最初は心の奥底にあったんです。でも色んな反応を見た時に人それぞれ違う感情があるんだし、GOLLBETTYの7年間で築いてきてくれた思い入れもあって当然だなと思って。今まで知らなかった人が知ってくれていたりもするし、こんなに十人十色の考え方があるんだったら誰に合わせるわけでもなく"自分でいいや"と思ったんです。そこから曲作りも吹っ切れたかもしれないですね。

●それによって曲の感じも変わった?

G-YUN:GOLLBETTYの時はメンバーが多い分、イメージを統一したりだとか考えなきゃいけないことも多くて。どんなアルバムにするかっていうことも、後期はみんなで話し合って決めていたんです。だから、こんなにバラバラの曲作りをするのは久々で。本当に初期衝動的っていうか、すごくわかりやすいものになった。でも今まで作り上げてきた自分の価値観や歌詞の遊び方とかも入れ込めたりして、すごく等身大になっていると思います。

●シングルをリリースした後に作った曲もある?

G-YUN:ありますね。シングルを出した後に、自分の中で"次はライブだ"っていう意識があったんです。だから曲作りをしている時も、ライブのことを考えていた曲が多かったんですよ。"お客さんに対してどんなライブがしたいんだろう"っていうところで考えたことを曲にしたりとか、ライブで見える光景をイメージしながら歌詞を書いていって。

●6月には東名阪で初のツアーをしたわけですが、東京でのライブは盛り上がりがすごかったですね。まだリリースされていない新曲なのに、一緒に歌っている人もいたりもして。

G-YUN:私もお客さんがすごいと思いました(笑)。今回の楽曲はライブをイメージしていた分、歌いやすいワードや一緒に歌いたい言葉を歌詞の中に盛り込んでいたのも良かったのかな。あと、今までは歌詞全体で流れやストーリーの構成を考えていたんですけど、今回は1曲の中でもっと短い部分部分にメッセージを詰め込んでいて。それによって色んな意味で伝わりやすくなって、一緒に歌いやすくもなったんじゃないかなと思います。

●全体を読まないと伝わらないんじゃなくて、歌詞の一部だけでも言いたいことが伝わる。

G-YUN:恋愛にたとえるなら"片想い→想いを伝える→両想い→別れ"っていう流れがある中で、今までは1曲でその内の2つか3つくらい使っていたかもしれなくて。でも今は、4つあるんだったら1曲ずつで形にした方が伝わるんだと思っているんです。伝えたいことが自分の中でギュッと凝縮された分、表現がストレートでも逆にちょっと遊びを入れていたとしても密度が濃いからどっちも伝わる。まだ知らないはずの新曲をライブでお客さんが一緒に歌ってくれている姿を見て、自分が考えてやってみたことが良かったなと思いましたね。

●ライブではバックのメンバーもすごく前に出てきて、"バンド"っぽいなと思ったんですが。

G-YUN:ソロアーティストのライブって、バックのメンバーはちょっと後ろへ引くのが普通だと思うんです。だけど私を目立たせるために後ろへ引くよりはみんなが前に出ることで、自分にも"私のソロなんだけど!"っていう負けん気が出て、ライブがガッと前に行くんじゃないかと思って。だから、メンバーには「ライブではどんどん前に出てください」と言ったんですよ。"俺がカッコ良かったら、G-YUNバンドがカッコ良い。G-YUNバンドがカッコ良かったら、G-YUNがカッコ良い"ということになるんだから前に行って欲しいということを話したら、3本目の東京はあんな感じになりました(笑)。

●本数を重ねていく中でライブが変わっていった?

G-YUN:変わりましたね。1本目の大阪なんて緊張でガチガチでしたもん(笑)。最初はメンバーも戸惑っていたけど、3本目の東京ではみんながやり方をわかってきたんでしょうね。

●お互いに遠慮する必要がないというのは、レコーディングでも活きたんじゃないですか?

G-YUN:何年も一緒にやってきたメンバーではないから、レコーディングに参加してくれる人たちに遠慮して何も言えないんじゃないかっていう不安が自分の中でも最初はあったんです。でも実際にはガンガン言えたというのは、思っていることをどんどん表していけるように自分で動けるようになったからというか。自分のソロなんだから、メンバーには私が思っていることに寄り沿ってもらわないといけないんじゃないかと思った。

●"G-YUN"という芯がまずハッキリしていないと、何も進まないわけですからね。

G-YUN:逆に自分1人しかいないから客観的な意見も聞きたくなって、色んな人の意見も聞けるようになったんですよ。GOLLBETTYの時は7人の意見をまとめなくちゃいけないし、フロントに立つ自分がハッキリした意見を持っていなくちゃいけないというところで、かたくなになっていたと思うんです。でも今は1人だからもし誰かと話すことで急に考え方が変わったとしても、自分の中でさえ消化していればOKなんですよね。人とのつながりが自分のことも面白くするし、これから先も面白くしてくれるからすごく大事だなと思って。そこからレコーディングでもどんどん思ったことを言えるようになったし、すごく素直にワガママになれた。

●色んな部分で吹っ切れたことが、歌い方や声にも自信となって表れているのでは?

G-YUN:私は前からずっと声がコンプレックスで、どれが自分の"本当の声"なのかわからないっていうところで悩んでいたりもしたんです。だけど、今回のアルバムは優しい歌い方から強い歌い方まで色んな歌い方をすることを楽しめたアルバムだったんです。曲ごとに歌い方を変えたから"どれが本当のG-YUNちゃんなんだろう?"と思うかもしれないけど、それに対しても"しょうがないやん、全部G-YUNさんなんだから!"って今は言える(笑)。

●そこも吹っ切れた。

G-YUN:私は人からよく"カラフル"と言われるんです。服装もそうだし、人柄とかも含めてにぎやかだと言われる。ファッションやヘアスタイルもそうだけど、私は1つのところに止まっていられない性格みたいで(笑)。変わり続けたい願望がすごくあるんですよ。自分の考え方が雑食で自由なんだから、音楽もそれでいいんじゃないかなって今は思えるようになった。それを続けていって、みんなに"G-YUN=雑食で自由"と思われるようになったら勝ちかなと思っているんです。肩の力も抜けたし、囚われることがなくなったのは大きいですね。

●アルバムはどんな感じになりそうですか?

G-YUN:このアルバムの音から得る感覚って、すごくカラフルだと思うんですよ。歌詞を見るとすごく闘っていたりする一方で、その中には"LOVE"も溢れていて。音を聴けばカラフルだけど、歌詞を見ればそういう芯がちゃんとある作品になっていると思います。

●今の自分が伝えたいことがちゃんと芯にあるから、曲調がカラフルでも全て"G-YUN"になる。

G-YUN:"今の私です"と言うために『HiMYMEMINE』というタイトルにしたわけで、だから一言で言うとしたら…"G-YUNなう"ですね!

●(笑)。そもそも"I・MY・ME・MINE"っていうのも、全部"私"のことですからね。

G-YUN:"どれをとっても私なんだ"って言える。今は自分に多面性があることを楽しめているし、どんなふうにでも飛んでいけるっていうところが好きなんです。それがG-YUNだっていうことを、アルバムを聴けばわかってもらえると思います。

Interview:IMAI