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Glen Matlock

オリジナル『SEX PISTOLS』グレン・マトロック待望の来日決定!!

194_glenメイン伝説のバンド『SEX PISTOLS』のオリジナルベーシストGlen Matlock!

ピストルズの楽曲の半数以上を作曲した、ロック界の重要人物の来日。「ポール・マッカートニーのファンであることが判明したため」にピストルズを脱退したという伝説の持ち主。クラッシュのジョー・ストラマーにミック・ジョーンズを紹介したのもグレン! クラッシュにもザ・ジャムにもベーシストとして誘われても断ったグレン! ロニー・レイン亡き後のFACESに後任ベーシストとして参加したFUJI ROCK FESTIVAL 2011から、久しぶりの来日! グレンの作曲した「アナーキー・イン・ザ・U.K.」「ゴッド・セイヴ・ザ・クイーン」「プリティ・ヴェイカント」を感じるチャンス!

 

 

 

 

 

イギリスのグレンへ緊急メールインタビュー

Q.ピストルズ解散後の主な活動
A.ピストルズ脱退後は、色々やっていたよ。リッチ・キッズ、イギーポップ、幾つかの自分のバンド、ジョニー・サンダースとは1985年? に日本に行ったな、、そして、ピストルズの再結成参加や自分のバンドのThe Philistinesは今でもやっているし…東日本大震災のチャリティーコンサートがブリクストンアカデミーで行われた時は、プライマル・スクリームのベースで出演したりもした。前後するけど、ロイヤル・アルバート・ホールで行われたロニー・レーン・トリビュートにもミック・ジョーンズと2人で出演したりもした。イアン・デューリーとか…少し前だけどクリス・スペディングのキングモブで1枚アルバムを作った。最近はFACESの再結成に参加して“FUJI ROCK FESTIVAL”にも来たよ。

Q.現在のイギリスのロック環境(いわゆるインディバンド、ライブハウスなど)
A.最近の若いギターバンドは良いと思います。息子のサムはD.E.A.Dと言うバンドをやっていて、つい最近ファーストEPを制作して英国をツアーの最中だよ。彼らは若いし、イケメンだし、今後彼らがどうなるか楽しみなんだ。是非チェックしてみてください。

Q.日本の音楽状況について知っている事柄、知っているアーティストがいれば
A.残念ながら、ここイギリス・ロンドンで日本の音楽状況を知るすべはあまり無いけど、THEE MICHELLE GUN ELEPHANTは知っている。ロンドンのギグも見に行ったしね。

Q.グレンが影響を受けたアーティスト、現在気になる、好きなアーティスト
A.ジャック・ホワイト、THE HIVES、MUSEとかジャズのビーバップとかクールだろ?
そしてブルース…最近気になるバンドはカナダでギグをやった時に会ったバンドで、名前はRingo Deathstarr…  素晴らしい名前じゃないか??

Q.曲つくりはどんな時、どんな風につくられるのか
A.僕の目は、いつでもどこでも、四六時中その為にあちこち色んな物を見てるのさ。

Q.これからのグレンの唄はどこに向かっていくのか
A.きっと他の人の手が届かないところまで行こうとしている。

Q.人生において大切にしているものは何か?
A.正直で誠実…そして笑い…。

Q.強烈な生き様のミュージシャンは、早くにこの世を去っている人が多いが、グレンにとっての音楽と生はどのような意味を持っているのか?
A.若くて愚かで頑固な事は楽しい事でもある…しかし、果ては放物線を描いて落ちてゆく事を知らない事も…。それは、自己中心的で愚かでもある。

Q.ピストルズに影響を受けた世代は孫の世代になりつつあるが、グレンが今伝えたいメッセージは?
A.確かに世代はそ〜成りつつ有るけれども、私はまだ孫がいるような年ではない(笑)。しかし、それにより私の息子はミュージシャンになったわけだし…そして、あの頃は自分の世代の代表のような曲を書いていた。今は私もみんなも年を重ね色んな経験をして、人生を通して色んな価値観を共有していけるようになればいいと思っています。

Q.今回の日本ツアーに寄せて、ファンへ、共演者へメッセージをください。
A.今回の日本でのコンサートは、私にとってちょっとした新たなる出発っていうのかな? 旅立ちと言うか? 日本の友人のミュージシャンと一緒にやるんだけども、今までに無い、知らない世界へ一歩踏み入るような気がしているんだ…彼らとのリハーサルの時間は十分あると思うしね…そして、彼らはイカしたバーやクラブの知識は十分で…それも新幹線のぞみで行けるんだからね…楽しみさ。

 

オリジナルSEX PISTOLS“Glen Matlock” ジャパンツアー「ALL THE BEST!!!」

2014年2月5日(水) 渋谷O-WEST(東京)
【ACT】Glen Matlock with his friends in Japan / N'夙川BOYS / THE NEATBEATS
【O.A.】イナズマクラブ

2014年2月7日(金) 心斎橋BIGCAT(大阪)
【ACT】Glen Matlock with his friends in Japan / N'夙川BOYS / ザ50回転ズ
【O.A.】イナズマクラブ

2014年2月9日(日) 神戸VARIT.(兵庫)
【ACT】Glen Matlock with his friends in Japan / N'夙川BOYS / THE BOHEMIANS
【O.A.】イナズマクラブ

全公演:前売チケット3,500円(1ドリンク別) 開場 / 開演:18:00 / 19:00 一般発売 :ぴあ/ローソン/e+/各会場
※O.A.は開場中演奏になります。当日券販売は未定です。
総合お問合せ:神戸VARIT. 078-392-6655 info@varit.jp
各会場:O-WEST 03-5784-7088 BIGCAT 06-6258-5008

 

グレン招聘の仕掛け人。ライブハウス神戸VARIT.店長 WAXに聞く

●グレン招聘のきっかけ
グレンがFACESのサポートベーシストとして来日した際、立ち寄ってくれた神戸で共演が実現。プロフィールにも書いたように、僕のバンドをとても気に入ってくれて、ロンドンで会ったりもした。そんな中で「日本にライブしに行きたいなぁ〜」というグレンの言葉を真に受けて実現。とても簡単に決めてしまいました。

●ピストルズについて
僕の中でザ・ビートルズが別格。バンドも凄いし、何よりレコードの「音がいいな」と思っていて。この「音がいいな」というアルバムに「SEX PISTOLS / 勝手にしやがれ!!」「NIRVANA / NEVERMIND」「The Ting Tings / We Started Nothing」があります。『パンクバンド』という捉え方よりも、すげぇ音楽のバンドだ! というイメージを持ってました。

●今回サポートのバンドについて
グレンは今回、日本人とやりたい、という意向を持ってくれました。僕とやりたい、と。このイベント制作もしないとダメだし、忙しくなるのはわかり切っていたので、少し躊躇したんですが…。自分の音楽人生を考えてみると、グレンからのオファーがあるのに断る理由は? と考えたところ、何もないやん…と。普段はギターを持っている僕も、ベースやギターを持ち替えながらグレンをサポートすることになると思います。ポール・マッカートニーバンドのギター兼ベースのブライアン・レイがライバル、ということで。(笑)ツアーサポートをしてくれるのは「N'夙川BOYS」「THE NEATBEATS」「ザ50回転ズ」「THE BOHEMIANS」、そしてオープニングアクトにグレンサイドが指定した「イナズマクラブ」。僕が好きなバンドだけにサポートをお願いしました。それは音楽としても友人としても。みんな、即答でオファーを受けてくれました! 完璧なブッキングだと思っています。

●ライブ・ショーの内容はどんなものになるのか
セックス・ピストルズの大半の楽曲を書いたグレン。もちろんセックス・ピストルズの楽曲もやるし、グレンのソロ! これもいいんですよ! グレンのショーをイギリスでも日本でも何度か見てますが、ステージに立った彼のオーラや人を惹き付けるチカラ。相当凄いと思います!

●WAXを取り巻く状況。今後の予定、計画
イギリスと日本、ロンドンと神戸をくっ付けちゃえ! って勝手に考えて、勝手に動き出して、もう4年。小学校5年生の時にビートルズと出会ってストーンズやピストルズ、ジミヘンにツェッペリンを聞き漁り、形づくられた音楽人生であることには間違いありません。裏方もステージに立つ側も、この人生賭けてやって来たつもりです。そんな動きの途中経過が今回のグレン来日ツアー。「ライブハウスが好きだ!」という気持ちは中学校の頃から変わりないし、世界的なミュージシャンをライブハウスしか知らない僕が仕切って制作しているという不思議な感じがとても気に入っています。将来「VARIT.ロンドン」を造りたいです。ずっと声に出して言っているこの夢は、他の誰にとっても馬鹿な戯言かも知れんけど、なんか、実現する気がするんです。39年掛かってますけど、なんだかだんだん焦点が合って来てると思ってます。僕一人では実現出来ないことを、たくさんの人との関わり合いの中で実現させたい。解散していたHITMAN STYLEも7年越しに復活し、新しい曲をいっぱい書いてます。ぜひHITMAN STYLEでイギリスのステージにも立ちたいと思っています!

●グレンの魅力を
一言で言うと紳士。パンクロックって実は後世名付けられたんじゃないか? っていうくらい、グレンの書いたピストルズの楽曲は時代を反映していて、「ロック」と呼ぶに相応しいと思う。日本人だからイマイチ歌詞がわからず、ファッション性をパンクだと捉えがちだと思うんやけど、すごく真面目に言いたいことを言った、伝えたいことを伝えた、素晴らしい作家であり、ミュージシャンだったんだと思います。今もグレンは伝えたいことがたくさんあるんだろうな、と思うし、その伝える手段に対する感性はさすがだと思う。これこそ世界の超一流だ、と圧倒されています。だから、言葉は悪いかも知れないけれど、「ライブハウスレベルで」グレンを見て欲しいと思っています。生身の人間がこれほどまでに突き刺さる感情を表現している! 絶対ホールや大きなコンサート会場では観れない、またとない機会だと思うし、こういうことを日本でやれてしまうグレンが、グレン自身の魅力だと断言したいです。

WAXプロフィール

南出さん
1974年生まれ。HITMAN STYLEというバンドでまぁまぁの成績を残す。青春パンクではないのにその恩恵に預かった類い。2004年よりライブハウス神戸VARIT.にてドリンクカウンター要員として働き出すが、当時のブッキングマネージャーがことごとく辞めてしまい、ブッキングを始めることに。ただ、若いバンドを見るだけになるのは嫌なので、常に自分の音楽活動も並行して行なう。「立場を利用すればすぐにライブが出来る」という状況が不満なので、「そうだ! イギリスでライブがしたい!」と思い付く。ツテはなし。が、2009年、完全に自力でイギリスでライブを行なう! 評判も上々。イギリスの音楽と生活の関係性に感銘を受ける35歳。遅過ぎたか? そして、好き勝手やっているのに、VARIT.の店長になる。仕事は真面目にやれる方だと思う。その後、1年に1回はイギリスを訪れビートルズグッズを買い集…ライブをしたり、イギリスのパブの良い所を吸収する。2011年7月THE ZOMBIESと大阪で対バン。同じく8月、神戸にてGlen Matlockと対バン。Glenが僕のバンドをベタ褒め。その後、バンドメンバー全員をクビにしたところ、グレンから「一緒にやる?」と言われているという噂を聞き、すぐにロンドンへ。グレンに直接会い、「ほんまなん?」と聞いたところ、「ほんまやで。その代わり、英語で曲、書き? イギリスでレコーディングして、イギリスで売ろ」と言われる。頑張ってみる。帰りにビートルズグッズをたんまり買う。ローリングストーンズのハイドパークでのコンサートチケットをネットでポチッとしてみたら、買えた。2013年7月、ローリングストーンズをハイドパークで観る! 大興奮。花道先端に陣取り、ミックとの距離5メートル。キースとの距離8メートル。その後発売されたDVDにも映ってた。帰りにビートルズグッズをたんまり買う。2013年11月。弟にそそのかされて抽選で当たると思っていなかったポール・マッカートニーの8万円のVIPチケットを申し込み、当たる。「8万円は高過ぎるやろ…」とサウンドチェックを観る。最高…。本番も3列目。最高…。8万円、価値あり。弟に借りたままだってことは…弟には内緒。「日本風パブスタイル」を追求し、ビートルズグッズをた〜くさん飾っている神戸VARIT.に、ぜひ遊びに来てね〜!

 

共演者のグレンへの愛と、熱きメッセージ!!

N夙川

N'夙川BOYS

俺はパンクシーンのことは、正直よくわからないが、パンクロックと言われているロックンロールを沢山聴いて感動し多大なる影響を受け吸収して今の自分がいる。グレンマトロックさんは、セックス・ピストルズの初期メンバーだったとか、アルバムの半分くらいは彼が作曲していた? とか、ミックジョーンズをジョーストラマーに紹介した? とかとか伝説の登場人物な訳ですが、今のグレンマトロックを知らないなら、やはり今の彼を感じてほしいなと思う。ライヴ映像や曲を聴いてメチャクチャかっこええなあと純粋に思いました。純度の高いロックンロールをぶちかませる数少ないロックンローラーの内の一人なんじゃないかな、一緒にツアーをまわれる機会を与えて頂きとても光栄です。ライヴの意気込みとしては、皆さんにロックンロール史の系譜として直系の後輩であることは間違いないということを感じてもらえるようなライヴが出来るよう頑張りたいです。Thank You!

N'夙川BOYS マーヤLOVE

 

NEATBEATS

THE NEATBEATS

断言する。セックス・ピストルズを通っていないロックンロール・バンドは信用出来ない。ピストルズ=パンクの方程式はもちろんわかるけど、残された音源を聴くとわかる。ルーツ・ミュージックにあるポップさ。そう、ロックンロールの遺伝子を植え付けていたのはまさにグレン・マトロック! オリジナル・セックス・ピストルズのメンバーにして、ビートルズも好きな彼。気が合うに決まってる!

(MR.PAN/THE NEATBEATS)

 

50回転ズ

ザ50回転ズ

グレンといえばレジェンド!! ピストルズをとっとと辞めちまうなんて、フツーのヤツじゃ出来ないね! マルコムが詐欺師ならグレンはピュアなミュージシャンだな!! まあそのせいで大もうけし損なったけど、おかげで俺たちはこうして伝説と共演出来るっつーわけだ! ガハハ!! ナントカピストルズと俺たちが某フェスで一緒になった時、取り巻きのアホバウンサーにどつかれちまったけど(忘れねーぞ、この野郎!)、グレンに関してはそんなことないって確信してる! 顔見りゃ分かるよ! 楽しみでネムレナイぜ!!

ダニー ザ50回転ズ

 

THE BOHEMIANS

THE BOHEMIANS

高校生の時にSEX PISTOLSのビデオを見てビックリした! その0.1秒後に俺は新庄市民文化会館の小ホールでギター一本持ってアナーキー・イン・ザU.K.をヤッタ! ひとりでヤッタ! アレから100年経った2014年! 最重要人物グレン・マトロックが日本に来る! 演奏する! そして日本を代表する最重要BAND達がサポートする! コレは絶対に来た方がいい!
(しかしFACESのリユニオンでBASS弾いてるのってのもカッチョいいよなぁ〜正統派ブリティッシュ・ロッカーだよなぁ〜)

THE BOHEMIANS Gt.ビートりょう

 

イナズマクラブ

イナズマクラブ

ロックスターのオーラを神戸ビーフを食してる時にさえ放ってた
グレンマトロックが再来神するらしい
餓鬼の頃にピストルズを聴いた衝撃 前回 生ギターで唄ってる後ろ姿
本場のホンマもんと関われるのは有難い
聖地ロンドンタウンで運良くパブで演奏できたとき
俺はやはり英国のロックに心を奪われた1人なのだと実感した
とにかく楽しもうぜ
ロックンロール!
イナズマクラブ 石田秀一 ウオータラッツ/king cross London

 

 

 

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