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KEYTALK

一撃で酔いしれる必殺のキラーチューン連発! 満を持しての1stフルアルバムが飛躍への扉を開く

KEYTALK_AP2012年はKEYTALKにとって、明確な進化を感じられる1年だったのではないだろうか? 2000枚限定で発売した『KTEP2』と『KTEP3』という2枚のマキシシングルは完売、さらにはライブの動員数も目に見えて急増していった。YouTubeやtwitterを利用して自ら発信を続けていたことに加えて、場数を重ねることで磨き上げた独自のエンターテインメント性に溢れるライブパフォーマンスもその大きな要因と言えるだろう。そんな慌ただしい活動を繰り広げた1年の中で密かに制作されていたのが、今回の1stフルアルバム『ONE SHOT WONDER』だ。TGMX(FRONTIER BACKYARD)によるプロデュースの下でサウンドの幅を広げただけではなく、突き抜けたポップネスにも満ちている今作。タイトルの語源通り一発で酔いしれてしまうような一撃必殺の名曲たちが詰まった待望のフルアルバムで、いよいよ4人はジャンプアップの時を迎えようとしている。

●昨年はかなり活発なライブ活動をしていたわけですが、自分たちにとってはどんな1年でしたか?

武正:2012年は代官山UNITで初めて自主企画をやったところから始まって、東名阪福でのワンマンツアーに続いて8月には“RISING SUN ROCK FESTIVAL 2012 in EZO”にも初出演して。さらに北から南まで全国ツアーを何回もまわってライブの重要性を再確認しつつ、曲作りができたのは大きかったと思います。

寺中:東京以外でもワンマンをやったことや“RISING SUN〜”に出たことで、個人的な意識の変化も感じた1年だったと思います。家にいても曲作りをしようと思うことが増えたし、より音楽に本気で向きあうようになったのかな。ライブに来てくれる人の数が増えているのも実感していて、そこも大きかったですね。

●確かにKEYTALKはここ1年くらいで、ライブの動員が一気に増えましたよね。

武正:去年の『KTEP2』をリリースしたあたりを境に、今までよりも目に見えて動員が伸びて。ライブの盛り上がりを肌で感じられるくらい、変わったなという認識がありますね。

義勝:『KTEP2』は自分たちでもよくできた作品だなと思っていんですけど、それが動員の増加という実際の結果にもつながって。そこで自信を持てたので、もっと色んなことを頑張りたいと思いましたね。

●『KTEP2』が1つのキッカケになっている。

義勝:そうですね。今でもライブで欠かせないような曲が揃っているから。“ザ・KEYTALK”っていう4曲が作れたので、そこから変わっていった感じはします。

●『KTEP2』ではYouTubeに「MABOROSHI SUMMER」の振り付け動画をアップしていたのが面白かったです。ああいう発信をすることも、認知を広げるのに一役買ったのかなと。

武正:YouTubeで定期的に“KEYTALK TV”という動画をアップしたり、twitterで発信をしたりというのも続けていて。でも、あの振り付けについてはCEOのKOGA(レーベルオーナーのコガさん)から「踊れ」と言われて…。

八木:恥ずかしかったです(笑)。でもライブで本当に踊ってくれる人を見て、“すげぇ!”と思いましたね。

●ちゃんとファンを巻き込めているというか。若いファンも増えた気がします。

武正:そうですね。中高生から大学生くらいまでの方が多い気がします。

八木:うぷっ!!

●えっ、今のは何…!?

八木:すいません…ちょっと戻しそうになりました。

一同:(爆笑)。

●今の会話にゲロを吐く要素がありましたっけ…?

八木:会話の流れとは関係ないです…。さっき食べた定食の量が多すぎて、こみ上げてきちゃいました(笑)。

●ビックリして、何の話だったか忘れちゃったよ(笑)。今振り返って、2012年は本当に忙しかったのでは?

武正:ライブもかなりやったし、マキシを2枚出したりと盛りだくさんな1年でしたね。実は今回のアルバムに向けたレコーディングも、去年の6月から始まっていて。そこから9月までのロングスパンで録ったんです。曲作りとレコーディングとライブを並行してやっていました。

●そんなに早い段階から動いていたんですね!

武正:今作のプロデューサーをして頂いたTGMXさん(FRONTIER BACKYARD)もかなり忙しい方で、僕ら自身もライブをたくさんやりつつレコーディングをする感じだったので、3〜4ヶ月のロングスパンでやろうということになって。その期間中に『KTEP3』の収録曲も録音できたので、まずは先にそれを出してからアルバムリリースという流れになったんです。

●最初から『KTEP3』を出す予定ではなかった?

武正:アルバムには収まり切らないくらい良い曲ができちゃったので、だったら先にマキシを出してもいいんじゃないかっていう感じでした。結果的にアルバムへの伏線にもなったから、良かったと思います。

●と言っても、アルバムへの先行シングル的な位置付けでもないんですよね?

武正:一応、今回のアルバム収録曲(M-10「happy end pop」)も入っているんですけど、それがリードトラックだったわけでもないですからね。メインボーカルが入れ替わったバージョンを今回は収録していて。

義勝:『KTEP3』の時は僕が全部歌っていたんですけど、今回は逆に巨匠(寺中)が歌っていて。マキシからも1曲は入れようという話をしていて、結果的にこの曲になったんです。

●「MABOROSHI SUMMER」や「太陽系リフレイン」といったリードトラックを収録しなくても十分なくらい、アルバム用の名曲が他にもあった。

武正:そうですね。TGMXさんも交えてアルバムに向けた曲をずっと作っていたので、20曲以上は候補があったんですよ。今回はその中から選んだ感じです。

●選んだ基準とは?

義勝:アルバム全体のテーマに沿ってというよりは、全12曲を並べてみた時のバランスというか。似ている曲はどちらかを外して、バランスを取った感じですね。

●アルバムに向けて、何か方向性はあった?

武正:キラーチューンになりうるアップテンポな曲と、ミドルテンポな曲と今までにやってこなかったバラードという感じで大まかに分けて曲作りを始めて。そこから、それぞれに持ち寄った曲をスタジオで合わせて形にしていきました。

●自分たちの中での新しい試みとして、バラードを取り入れたんですね。

武正:KEYTALKとしては今まで、いわゆるバラードと呼べる曲はなかったんですよ。今回は12曲中2曲がバラードというのは、新たな一面かなと思います。

●M-7「茜色」とM-12「見上げた空に」がバラードですよね。自分たちの中では、いつかやってみたいと思っていたんですか?

寺中:僕は元々バラードが好きなんですけど、それを別にKEYTALKでやりたいとは思っていなかったんですよ。でも今回はフルアルバムということで色んな振り幅を見せられたらいいなというところで、作ってみてもいいのかなと思って。

義勝:僕もフルアルバムのタイミングなのでという感じでしたね。今までは“全曲リードトラックになるようなものを”という意識で作っていたんですけど、今回は色々やってみたかったのでバラードにも挑戦しました。

●フルアルバムだからこそ、今まで見せていない振り幅も見せられた。

武正:今までの流れにあるキラーチューンも引き続き作りつつ、新たな一面としてM-3「fiction escape」みたいな早口でメロディを歌う曲を作ったりもして。

義勝:逆にこれまでの作品ではあえて色を絞り込んで作ってきたから、今回の1stフルアルバムでこれだけ挑戦できる土台ができたんだと思います。

●自分たちでもバンドとしての進化を感じている?

八木:デモの段階でも、“ザ・KEYTALK”的なものとはまた別の面で各々に進化している感じがするんですよ。(曲を作っている)3人ともすごいと思います。…このバンドでドラムを叩けて、本当に良かったっす。

義勝:これ、今回の見出しでお願いします(笑)。

●ハハハ(笑)。自画自賛できるくらい良いバンドだと。

八木:まだまだ発展途上ですけど、ポテンシャルは誰にも負けないと思います。

●今回は、1stシングルの『KTEP』から2ndミニアルバム『SUGAR TITLE』まで関わっていたTGMXさんに再びプロデュースしてもらったことでも、自分たちの進化を感じられたのでは?

武正:確かにそうですね。『KTEP2』と『KTEP3』以外はTGMXさんと一緒にやってきているので、2年以上も一緒にやらせて頂いていて。お互いがお互いの良さを引き出す感じで、良い方向に作用したアルバムができたなと思います。『TIMES SQUARE』の頃はTGMXさんのシンセや打ち込みをどう入れるかというところで、メンバーもまだ迷っていたんですよ。そういう音も自然と馴染ませられたのが、今作の良かったところですね。

●お互いの特徴を理解した上で、良いバランスでそれぞれの要素を取り入れられている。TGMXさんのプロデュースというのは、どういう関わり方なんですか?

武正:TGMXさんはスタジオにも来てくれて、デモ制作の段階から一緒に“こうしたらいいんじゃないか”と考えてくれたりするんです。“アルバムだったら、こういう曲を作ったほうがいいんじゃないか?”とアイデアを提案してくれたりもして。「fiction escape」は“早口メロディラップみたいな曲があってもいいんじゃない?”という提案から、義勝が家で作ってきたんですよ。レコーディングでは歌のディレクションもしてくれるし、収録曲を選ぶ時もTGMXさんが一緒に決めてくれたんですよ。本当に総合プロデュースという感じですね。

●提案をもらって曲を作るのも新鮮だったのでは?

義勝:新鮮でしたね。初めての経験だったんですけど、ワクワクしながら楽しく作れました。自分だけだったら思いつかなかったアイデアなので、TGMXさんとタッグを組んだからこそできた曲だなと思います。

●アイデアを素直に取り入れられたのも、自分たちの幅を広げたいという意志があったからこそかなと。

武正:今までは踊れるキラーチューンというキーワードの下で曲作りを突き詰めた作品を出してきたのに対して、今回はやっぱり“KEYTALKはそれだけじゃないんだぞ”っていう面を見せられたらいいなというのが一番にあったんですよ。

●サウンドの幅も広げつつ、J-POPファンにまで届きそうな突き抜けたポップさを今作には感じます。

義勝:音楽的な面白さを追求したい気持ちはもちろんあるんですけど、その過程でポップさや大衆的な要素を切り捨てる必要はないなと思っていて。ミュージシャンにも一般の人にも「いいね」と言われるようなものを作りたいと思っているから、結果的に全曲キャッチーなものになっているのかな。

●ソングライターが3人いて、各々の曲も特徴的なのに今作には不思議な統一感があるんですよね。

義勝:これだけ一緒にいるのでやっぱり、曲を作る3人はお互いの曲に影響を受けていると思うんです。それもあって、1枚を通して調和が取れているんじゃないかな。

八木:あと、レコーディングの時にドラムとベースとリズムギターでまずベーシックを録るんですけど、最後に武正がリードギターを入れるとそれだけで“KEYTALK”になるんですよね。

●武正くんのギターもKEYTALKの特徴ですよね。ちなみに巨匠も他の2人から影響を受けている?

寺中:もしかしたら自分がKEYTALKで曲を作る時は、この2人から受ける影響がほとんど全てかもしれないです。3人が曲を作っていることによって、良い曲が集まりやすいんだなというのを最近すごく感じていて。野球で言うと、クリーンナップを打つ3番・4番・5番という感じなんですよ。自分が良い曲を書けなくても“他の2人がいるから大丈夫”と思えることで、曲作りの時に硬くならないのがすごく良いのかなと。

●特にM-4「祭りこぞう」は、硬くならないからこそ書けるような遊び心が出ていますよね。

寺中:自分の中にある“KEYTALKっぽさ”の1つに和メロっていうイメージがあったので、それを思い切って出してみた感じですね。歌詞に関してもこういう“わっしょい”みたいな振り切ったことを今までは書いてこなかったんですけど、ライブではこういうことも言っているから。そういう部分も思い切って歌詞にしてみたので、ライブでやったらどうなるかがすごく楽しみな曲です。

●幅広いのにどの曲を聴いても“KEYTALKっぽい”と感じるのは、バンドとしてのオリジナリティが確立されたからじゃないですか?

義勝:最近は“〜っぽい”とも言われなくなったし、“KEYTALKはKEYTALK”っていう感じになってきたと思います。

武正:元々、メロディがしっかりしていて特徴的だとは思っていたので、たくさん作品やライブを重ねていく内に“らしさ”が磨かれたんじゃないかな。

●そういう部分でも磨かれた1年だったんでしょうね。

武正:全国へツアーに行くと、色んなバンドと対バンする機会があって。色んなジャンルのバンドのライブを観るだけでもかなり成長するんだなということは、この1年で感じましたね。ライブのスタイルにしろ曲にしろ、オリジナリティがあるものにどんどんしていきたいです。

●そういう曲が揃ったアルバムだと思います。

義勝:ずっと聴き続けられるような特別な1枚になったんじゃないかなと思います。今回こうやって幅を広げて色んな曲を作ってみたことで、今はさらにやりたいことのアイデアが出てきている状態なんですよ。だからこの作品の次に出る作品もきっと良いものになるんじゃないかな。「今後のKEYTALKにご期待下さい!」と言えるアルバムになりましたね。

●そしてリリース後にはまた数多くのツアーが組まれているので、こちらも楽しみです。

寺中:今はツアーに向けて練習しているところなんですけど、“ここはこうしたほうが良かったな”とか当時とは違う目線で見られるんです。それによって音源以上に良くなったものを見せられると思うので、ライブにどんどん来てほしいですね。僕らも1本1本変えるくらいの気持ちで、ツアーをまわりたいと思っています。

武正:レコーディングを終えてから半年くらい経っているので、自分でも新鮮に聴けるんですよ。それは今までになかったことだし、自分たちでも今作の曲を演奏するのが楽しい。そんな気持ちでライブできるのは、すごく良いことだなと思っています。

義勝:遠征までしてくれるファンの方もいるんですけど、よく考えたらそれってすごいことだなと。それに応えるためにもお客さんにはとことん楽しんで帰ってもらえるように、1本1本頑張ろうと思います。

八木:今回のツアーではワンマンの会場も増えて、観てくれる人の数がまた増えると思うんですよ。だから、自分たちも超気合を入れて頑張ります!

Interview:IMAI

 

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