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京都大作戦2007-2017 10th ANNIVERSARY

京都大作戦を10年間撮り続けてきた2人のカメラマン



 
 
※この記事は2018年7月4日に制作されたものです。
 
 
2017年まで10年間、毎年“京都大作戦”の全日程にライターという立場で参戦させていただき、色んな刺激を受け、いっぱい感動して、たくさん泣き、何度も笑い、汗だくでヘトヘトになり、脚がパンパンになるまで歩き、毎年「参戦後記」というタイトルでレポートを掲載してきました。“京都大作戦”は僕にとって特別なフェスなんですが、もちろん出演者やお客さんにとっても当然特別なものでしょうし、きっとスタッフサイドの人たちにとっても特別なものだろうなと想像しました。
なので今回のBlu-ray/DVD『京都大作戦2007-2017 10th ANNIVERSARY! ~心ゆくまでご覧な祭~』の特集では、「10年間“京都大作戦”で写真を撮り続けてきたカメラマンのお二人にインタビューしたい」と思い、更に「それぞれ1年に1枚ずつ印象的な写真を選んでいただくのはどうか?」と考え、オファーを出しました。
そんな無茶なオファーにも関わらず、“京都大作戦”のカメラマンであるみやざきまゆみさんとHayachiNさんは快く引き受けてくださり、色んな話をしてくださいました。毎年行くたびに「“京都大作戦”は出演者もお客さんもスタッフさんも最高だな」と強く思うのですが、カメラマンのお二人もやっぱり最高でした。みやざきまゆみさん、HayachiNさん、この度は本当にありがとうございました。今年の“京都大作戦”もよろしくお願いたします。
2018年7月4日 JUNGLE☆LIFE編集長 山中毅

 

 

“京都大作戦”を10年間撮り続けてきた2人のカメラマンに焦点を当て、「1年に1枚ずつ印象に残っている写真を選んでください」というオファーをした上で行ったインタビュー。“京都大作戦”をある意味最も間近で見続けてきた2人は、ファインダーを通して“京都大作戦”の10年間をどのように見てきたのだろうか。

 

Interview #1:みやざきまゆみ

「15~16年くらい前に初めてライブハウスで会ったあの青年たちが、こんなことを成し遂げる人たちになるなんて」
 
 
 
 
みやざきまゆみ
10-FEETが2003年にユニバーサルミュージック よりリリースしたタイミングからアーティスト写真/ライブ写真の撮影を担当。当時は10-FEETのことを何も知らず、レーベルスタッフからのオファーで渋谷のライブハウスに行ってメンバーと初対面&ライブ写真を撮影し、その後レコーディング中のスタジオに行ってアーティスト写真を撮影。京都大作戦は初年度から源氏ノ舞台の担当カメラマンとして稼働。カメラマンとしてのこだわりは「その世界にすっと入っていけるような写真を撮る」こと。
 
 
 
 
2008年

●みやざきさんが2008年の1枚に選んだのは、TAKUMAくんとNAOKIくんがジャンプしている瞬間の写真ですね。

みやざき:本当につたない写真で、撮ったカメラも初期のデジカメなんです。ただ、“ここで何かしらのアクションを起こすだろう”と思って、2日目のライブの最後の最後に撮ったもので。

●なぜこの写真を選ばれたんでしょうか?

みやざき:Blu-ray/DVD『京都大作戦2007-2017 10th ANNIVERSARY! 〜心ゆくまでご覧な祭〜』がリリースになりましたけど、今回この写真を使ってもらっていて、私自身も思い出したんですよ。“あっ! この写真撮ってた!”って。

●あ、この写真のことを忘れていたんですね。

みやざき:はい。NAOKIくんやKOUICHIくんがよく言っていますけど、私も初年度の記憶が無いんです(笑)。私はこういうフェスは“京都大作戦”が初めてだったんですけど、初めてこんな大きなフェスで朝から最後まで撮影しているといろんな人が一生懸命やっていて、自分も一生懸命で。だから今になってこの写真を見るといろんなことを思い出すんです。

●2008年ということは、みやざきさんが10-FEETを撮り始めて5〜6年くらいですよね。

みやざき:はい。私の場合は、東京でワンマンがあるとか、アーティスト写真を撮る人が居なかったら「撮ってもらえないか」っていう依頼が来たりとか、そういうスタンスでの10-FEETとの関わり方で。ずっとクルーとしてバンドに付いているというわけではないんです。

●なるほど。最近はバンドのツアーに帯同するカメラマンも当たり前になりつつありますけど、みやざきさんの関わり方は、あくまでも東京での撮影がメインだと。

みやざき:そうですね。それで今回のDVDリリースに関して「この写真を使います」という連絡が来て「あ! 懐かしい!」と思って。加工もイマイチですけど、“この色を活かしたまま使ってもらおう”と思えたんです。

●「思えた」というのは?

みやざき:私、時間が経ったものはやり直したいタイプなんです。例えば写真の色味とか、DVD等で使うのであれば昔のままの色味じゃなくて、進化した今の自分で加工をしたい。

●なるほど。

みやざき:でも当時の雰囲気や肌触りのまま伝えた方がいいなと思ったし、当時の自分の実力もこの程度だったと知らしめたいから(笑)。

 

 

2009年

●これは源氏ノ舞台を裏側から撮った写真ですけど…すごくいいですね。

みやざき:これは2日目が終わった後なんですけど、すごく静かで、もしかしたらまだ客席には人が残っていたのかもしれないんですが、ステージの裏側はとても閑散としていて。その風景を見て、すごく撮りたくなったんです。いわゆる舞台裏ですね。

●すごく雰囲気がありますね。

みやざき:なんだろう…祭りの後の静けさっていうか。夏祭りが終わった後ってジーンとしますよね。それに似た雰囲気をすごく感じて。ほんの少しだけスタッフさんが写り込んでいるんですけど、なんかいいなと思って。完全に終わった後かどうかはよく覚えてないんですが、そのときにパッとこの情景を見て「ああ〜、すごい!」と思って、その気持ちだけは覚えているんです。

●なるほど。

みやざき:他にも色々と選びたかった写真はあるんですけど、「2009年の1枚は?」と訊かれるとこれだろうなと。きっと私はこっち寄りの人間なんでしょうね(笑)。自分の情緒が表れているような気がします。「ワーッ!」と騒いだ後、静かになって「終わっちゃったな」としみじみとした感じに魅力を感じるというか。これは今回のDVDのブックレットにも使われているんですけど、「これ選ばれたんだ!」って嬉しかったですね。

 

 

2010年

●2010年はRIZEと10-FEETのメンバーが一緒に写っているオフショット的な1枚ですね。

みやざき:“仲間”とはどういうことか、私は“京都大作戦”に教えてもらったんです。

●“京都大作戦”は“仲間”がモロにステージに出る稀有なフェスですよね(笑)。アーティスト同士の、手放しで優しいわけじゃなくて、バチバチで、でも心の奥底では強く繋がっている感じ。

みやざき:そういうことをNAOKIくんもDVDの中で言っていましたよね。「HEY-SMITHとSiMとcoldrainがしのぎを削り合って今に辿り着いた」みたいな。実は私、そういうバンド同士の関係性とか物語とかを今まであまり知らなかったんですよ。

●あ、そうなんですか。

みやざき:はい(笑)。10年間ずっと源氏ノ舞台しか知らないし、そもそも普段からこういうシーンのバンドを撮影することが少ないので。そういう“仲間”ということを今回のDVDで教えてもらって、「ああ〜、そうだったんだ〜」ってすごく感動して。例えばHEY-SMITHとSiMとcoldrainの仲間同士がしのぎを削ってきたという物語があって、それでSiMが初めて源氏ノ舞台に出演したときの「あの丘を越えるのに5年かかった」というMCがあって。ああいうことでもう、私はやられちゃうんです(笑)。

●わかります(笑)。

みやざき:10-FEEの後輩の世代ではそういう物語があって、同世代のROTTENGRAFFTYやACIDMANやdustboxやマキシマム ザ ホルモンやG-FREAK FACTORYたちと紡いできた歴史があって、先輩たちはそれに触発されて…“京都大作戦”で起きたそういう出来事を知ると、それだけで感動してしまうんです。

●なるほど。

みやざき:過去の“京都大作戦”にお客さんとして来ていたWANIMAやヤバイTシャツ屋さんが出演していたり。そんなことが実現する。すごいことですよね。15〜16年くらい前に初めてライブハウスで会ったあの青年たちが、こんなことを成し遂げる人たちになるなんて。10-FEETにそういうところを“京都大作戦”を通して見させてもらっていて、私はすごくラッキーだなって思います。

 

 

2011年

●この10-FEETの写真、JUNGLE☆LIFEでも掲載させていただきました。

みやざき:はい。よく使ってもらっている写真なんですけど、私にとっては威力を感じるもので。このときの10-FEETを感じる写真というか。

●「威力を感じる」というのは?

みやざき:私が10-FEETを撮るときに心がけているのは、形からというより、何かを感じるものや、気持ちが入っていけるものが写るといいなと思っていて。この写真は私にとっては、バンドや曲の“威力”をすごく感じることができるんです。ただ、撮影中は自分が冷静にならないといけない部分もあるので、あまりにもその世界に入ってしまうとヤバくなるんですけど(笑)。

●ヤバくなるというのは?

みやざき:撮影していてあまりにも入ってしまうと、後から「これ要らないね」となる写真もたくさん撮ってしまうんです。だから“冷静に撮らないと”と思うことが多いです。

●要するに10-FEETを撮っているときのみやざきさんは、入り込んでしまっているんですね(笑)。

みやざき:入り込んでますね。楽しんでもいるし、TAKUMAくんが「ライブに入り込めるときとそうじゃないときがある」と言ってたことがありますけど、それは私もきっと同じなんです。

●使える/使えないという基準で写真を撮るわけじゃなく、夢中になってしまうんですか?

みやざき:そうですね。「めっちゃいい!」と思って撮ったけど、後から「それほどでもなかったな」となることもありますね(笑)。もちろんどこかには冷静な自分がいて、“引きの画は必要”とか“寄りの画も必要”という意識はあるんですけど、撮っているうちに入っちゃいますね。

●この写真を撮ったときはどうでした?

みやざき:あ、どうだったかな…でもこの写真を見る限り、入り込んじゃってますね(笑)。今から考えるとバランスとかもうちょっと良くした方がいいとか思うんですけど、撮っているときはそんなこと全然考えてなくて、「あっ!」と思ったら撮っているんです。きっとカメラマンとしては良くないんでしょうけど、ライブを撮っているとなかなか冷静にはいられないですね。

●ちなみに10-FEETのライブでは1回あたり何枚くらい撮るんですか?

みやざき:そんなの考えたことがないです。

●え?

みやざき:それがきっと良くないところだと思うんですけど、箸が進んじゃうというか筆が進むというか、連写とかはしないのにすごい数を撮ってますね。「あ、今だ!」「あ、今だ!」って。

 

 

2012年

●これもよく見たことがある写真ですね。

みやざき:これもよく使っていただいているんですけど、2012年に私が撮った写真を見返してみたときに、やっぱりこれが使われる理由がわかるというか。

●ほう。

みやざき:自分的にはそれほどとは思わなかった写真なんですけど、でもこれが選ばれた理由が後になってわかったんですよね。きっと事務所かレコード会社の担当の方のチョイスだと思うんですけど、他の写真と見比べてみると“あ、これなんだ”っていう。

●象徴っぽい写真ですよね。

みやざき:これ、私がステージ下の位置からよく見る風景なんですよ。

●あ、なるほど。そういうことか。

みやざき:2012年は、RIZEがお客さんを100人くらいステージに上げちゃったじゃないですか。ああいうのを見ると「すごい!」と思って感動してしまうんです。もちろんメンバーさんも意図した訳じゃないし、結果的にそうなった。きっと危ないことでもあったので、こういうこと言うと怒られますけど、ステージに向かって走っているお客さんたちを撮っている写真もいっぱいあって、そういう光景を見ていると嬉しくなってしまって。

●ハハハ(笑)。

みやざき:毎年思うんですけど、みんなのみなぎるパワーはどこからくるのかな? って不思議なんですよね。自分が同じくらいの年齢のときにこれだけのパワーはあったかな? って、見ていて嬉しくなる。ライブが終わった後、思わずJESSEさん(RIZE)に「めっちゃ良かったです! 最高でした!」って声をかけてしまったんです。普段はアーティストに話しかけるようなタイプではないんですけど(笑)。

 

 

2013年

●これは雨が降っているんですか?

みやざき:そうなんです。他にも寄った写真とかあるんですけど、それだと雨の感じとかがわからないので、この写真を選びました。レンズに付いている水滴すらも綺麗に見えて。雨が降ったら降ったで…もちろんスタッフもお客さんもみんな大変なんですけど…でもそれがまた特効になっている…「特効」と言ってしまうとまた失礼なんですけど…でもなんかいいんですよね。

●フェスにとって雨は偶然の演出ですよね。

みやざき:そういうことを2013年はすごく感じて。この年はたぶん、それほどたくさん雨は降らなかったんですけど、でもこの写真を見ると雨や水滴がすごく綺麗に見えて。写真の加工は当時のままなので、本当は今もう一度加工したいんですけどね。

●雨が降ると、カメラマンは大変じゃないですか。

みやざき:本当に大変で、できれば晴れてほしいっていうのが本音ですね。何があっても絶対に困らないように最後に予備のカメラ1台は確保しているんですけど、雨が降ったら降ったで「もうどうなってもいい!」と思ってカバーをバッと外して「撮りたい!」と思ってバシバシ撮ってしまうこともありますね(笑)。でもその写真が選ばれるかというと、決してそうではないんですけど。

●ぶっ飛んでますね(笑)。

みやざき:少しだけ(笑)。そうなってしまうくらい、“京都大作戦”は威力を持っているフェスなんです。

 

 

2014年

●この10-FEETの3人、すごく自然な感じがします。

みやざき:表情ももう1つだし、言ってみたら何か変な写真なんですけど、なんかグーッと3人が寄って行った瞬間がすごく好きで。

●これ、曲の途中なんですかね?

みやざき:曲の途中なのか、曲と曲の間なのか、ちょっとそこまではよく覚えてないんですよ。でも「あ〜!」と思って。私がいつも撮っている場所よりももう少し後ろの場所から、望遠レンズのズームを使って引きで狙っていたんですけど、グーッと3人が集まってきて。私の中では珍しい光景だったんです。

●ああ〜。

みやざき:普通のことかもしれないですけど、私にとっては「あっ! 今だ!」と思えたんですよね。言ってみれば3人とも決してアーティスティックな表情ではないんですけど、なぜか惹かれた瞬間なんです。

●なんとなくおっしゃっていることはわかります。3人のキャラクターとか関係性を考えると、珍しい瞬間かもしれない。

みやざき:なんとなくそう感じていて、2014年までの経緯があるからこそ珍しいと思えたんでしょうね。私は感覚的にそう思って撮ったものなんですけど、結果的に選ばれて使われた写真なんです。私の中では“写真”というより“一瞬”という感覚の1枚ですね。

 

 

2015年

●この写真、幻想的な雰囲気がありますね。

みやざき:これも雨が降っていたときなんですけど、水がカメラの内部に入ってしまっていて、ファインダーが見えない状態になっていたんです。

●え!

みやざき:この年、いちばん雨が強かったのはROTTENGRAFFTYのときだったんですけど、10-FEETのときもまだ降っていて。

●雨のROTTENGRAFFTY。印象深い年ですね。

みやざき:ROTTENGRAFFTYを撮った写真も好きなものがたくさんあるんですけど、今回の企画では私は「10-FEETの写真を中心に選ぼう」と決めていましたので、この写真にしました。他にも、この年はBRAHMANが印象に残っていますね。

●そうそう。TOSHI-LOWさんのMCがものすごく突き刺さりましたよね。

みやざき:実はBRAHMANのとき、データの処理に時間がかかっていて最初だけ少し間に合わなかったんですよ。それで処理が終わって源氏ノ舞台に行ったときにはもう、TOSHI-LOWさんがしゃべっていて。「これが噂に聞くBRAHMANなんだ!」って衝撃的でしたね。

●TAKUMAくんの人柄がわかっているからこその、TOSHI-LOWさんの優しさと人柄が出ているMCというか。

みやざき:そうそう。TAKUMAくんはすごく情緒豊かで繊細で、自分の中でも色々とあるかもしれないですけど、人との関係性の中でいちばんそういう繊細なところが出ているんじゃないかなって、見ていて思うんです。それにTAKUMAくんはいい意味で泣き虫じゃないですか(笑)。だから一見、意気地なしに見えるかもしれないですけど、実はすごく意気地があるんですよね。「意気地がある」っていう言葉があるかどうかわからないですけど(笑)、最強の意気地ありの人だと思うんです。

●わかります(笑)。

みやざき:どんなに小さな約束でも守ろうとする人だし。「すごく仲の良いカメラマンの友達がいて、いつかみやざきさんに会わせるね」と言ってて、それで何年後かに“京都大作戦”でHayachiNさんに会ったときにTAKUMAくんが「ね、約束守ったでしょ」と言ってました。

●あ、そういうことか。

みやざき:すごい人ですよね。そんな小さな約束も覚えていて、守ろうとしてくれていたんだなって。

 

 

2016年

●この写真、すごく覚えてます。

みやざき:さっきの「意気地がある」という話に通じるんですけど、私にとってはこれが「アンテナラスト」を彷彿させるような、TAKUMAくんの人柄が出ているような写真なんです。

●ほう。

みやざき:この写真1枚でアーティスト性を感じるというか。もちろんいいメロディメーカーだし、すごくいいリフも弾くし、いい歌詞も書くし、シンガーとしても素晴らしいし。でもこれが私にとっては「アンテナラスト」が持つ雰囲気というか、“TAKUMAくんらしさ”を感じる一枚なんです。

●「アンテナラスト」が好きなんですか?

みやざき:というか、私はストーリーとか歌詞の内容とか深く考えずにいい曲だなと思って聴いていたんですけど、「アンテナラスト」ができたきっかけの話を後から聞いて「そうだったんだ」と思って。「アンテナラスト」とか「ヒトリセカイ」からは、“家族愛”というか“TAKUMAくん節”というか、彼の人柄を感じるんですけど、この写真からも同じようなものを感じるんです。もしかしたら「アンテナラスト」を歌っているときの写真じゃないかもしれないですけど、後から見返してそう思ったのでこの1枚にしました。

 

2017年

●わ、この写真、もうひと目見ただけで伝わってきます。

みやざき:これに尽きますよね。ステージ上の10-FEETを撮ってて、パッと後ろを見たらこうなってて。「すごい!」って感動したんです。

●10-FEETのライブが終わった後なんですか?

みやざき:まだメンバーはいたと思うんです。だから最後の「CHERRY BLOSSOM」のときかな? …ちょっとどのタイミングだったかは正確に覚えてないんですけど。

●あの雨の中、雷で中断になった後のことと考えたら…。

みやざき:そうなんですよ。後付けでそういうことを考えますよね。でもそのときはパッと見て「すごいな!」と思ったことだけで撮った写真なんです。文字もちゃんと見えたらいいなと思って、そのことだけを意識して。

●うわー。

みやざき:誰がどうやって書いたとか、どういう経緯があったのかはわからないですけど、これを見たら全部伝わってくるというか、わかるというか。

●感動しますね。

みやざき:ライブを再開することになって、10-FEETのメンバーが出てきてお詫びをするときの少し前、私が客席最前の柵のところに立ってスタンバイしていたらお客さんの男の子たちが何か言っていたんですよ。

●何を言っていたんですか?

みやざき:私のサンダルを見て「この人、サンダル履いてるよ!」と驚いていたんです。スニーカーとか布のものを履いていたら水が染み込んでくるので、土砂降りのときはビニール製のものを履く方がいいと私はこの10年間で学んだので、私は「サンダルの方が楽なんです」と答えたんです。その後「でも大変でしたね」と言ったら、「いや、再開してくれたことが最高にありがたいです。僕たちはビールとか飲んで休めたから全然構わないです」って。

●あ、その話ヤバいです…。泣きそう(苦笑)。

みやざき:そんなことをお客さんが言ってくれるなんて、“京都大作戦”はすごいですよね。そんなフェスに関わらせてもらっていて、すごく光栄だし、成長させてもらったし、ずっと今も刺激を受け続けています。

 

 

Interview #2:HayachiN

「こういう10-FEETに認め続けられなあかんし、チームメイトとして毎年ご一緒させてもらうためには、俺も彼らみたいにストイックかつ人に恵まれるヤツにならなあかんと思います」
 
 
 
 
HayachiN
4th アルバム『TWISTER』(2006年8月)のアーティスト写真から関わり、以来アーティスト写真やライブ写真の撮影を担当。10-FEETのメンバーも常連である京都の飲み屋「元祖大四畳半大酒場ポン」で出会ったのがきっかけだが、それまで10-FEETのことは一切知らなかった。他にROTTENGRAFFTY、G-FREAK FACTORY、HEY-SMITH、Dizzy Sunfist、THA BLUE HERBなどを担当。こだわりは「より多くの人に音楽が伝わるような写真を撮る」こと。

 

HayachiN:1年1カット選ぶというのはほんまに無茶振りですよ。

●す、すみません(苦笑)。

HayachiN:心を鬼にして、泣く泣く1枚ずつ選びました(泣)。

 

2008年

●10-FEETのTAKUMAくん、ROTTENGRAFFTYのN∀OKIくん、G-FREAK FACTORYの茂木くんの3人ですね。

HayachiN:いきなりオフショットで申し訳ないですけど(笑)、2008年のトップバッターがROTTENGRAFFTYで、G-FREAK FACTORYが源氏ノ舞台で演ったのもこの1回だけなんですよ。やっぱりこの3人が揃っているカットがいいんやろうなと。本当は3バンドそれぞれの写真を選びたいくらいの勢いだったんですけどね。

●めちゃくちゃいい写真ですね。

HayachiN:みんな若いですよね(笑)。これは源氏ノ舞台のバックヤードで撮ったんですけど、ROTTENGRAFFTYとG-FREAK FACTORYのライブは終わっていたと思うんですが、どの時間帯だったかはよく覚えていないんですよ。でも舞台の袖に3人いるのを見つけて、たぶん誰かのライブを観ていて終わったところやと思います。「お! 3人揃ってるし撮らせてや!」と言って。

●この3組はHayachiNさんにとって縁深いバンドなんですね。

HayachiN:そうです。だから私情が入りまくってます(笑)。

 

 

2009年

●RIZEのJESSEが客席に突入している写真ですけど、臨場感がすごいですね。

HayachiN:僕、ステージの上というか袖にいたんですよ。そしたらJESSEがいきなりステージから飛び降りて客席にバーッと行って。2009年の頃の僕はライブ撮影に関してはほとんど素人だし、もちろんRIZEもこのときに初めて撮ったんですけど、この曲で降りてくるみたいなデータもほとんどないんです。

●うわ、なるほど。

HayachiN:ステージ袖から撮っててJESSEが飛び降りたんですけど、僕もステージから飛び降りるというのはやっぱり作法としてNGだし、仕方がないから望遠レンズで撮ったんです。本当は付いて行ってもっと近くから撮りたかったんですけど。

●RIZEって本当に凄まじいライブをしますよね。

HayachiN:本当にハズレがないですよね。すごいバンドだと思います。だからこの写真はすごく印象深い1枚なんです。今だったら絶対にこのカットにはならない。

●今だったらもっと近くで撮ると。

HayachiN:そうですね。今だったらステージの下でじっと待ってる感じです(笑)。でもこの写真は逆に良かったなと思うし、気に入っている1枚ですね。

 

 

2010年

●dustboxのステージで出演者が傘を持って暴れている写真ですね(笑)。

HayachiN:2010年は雨にすごく悩まされた年だったんですよ。

●確か2日目、開幕前から雨が降っていましたね。

HayachiN:機転を利かせたのかノリだったのかはわからないですけど、dustboxのときに10-FEETのメンバーとTOTALFATのメンバーと冠さん(THE冠)が傘を持って出てきて。それがめちゃくちゃ“京都大作戦”らしくて楽しかったんですよね。

●なるほど。ところで雨はカメラマンにとって大敵ですよね?

HayachiN:大敵です。カメラが壊れて止まっちゃうので、本当に大変なんですよ。でも雨ってドラマチックじゃないですか。雨は僕らにとって大敵でありながら、雨の中で撮った写真はすごく印象にも残るんです。

●やっぱり気持ちが乗るんでしょうね。

HayachiN:だと思います。その場にいたお客さんたちも胸に焼き付いている場面というか、共感してくれる方がたくさんいらっしゃるような気がします。

●特に“京都大作戦”は、雨が降ったら全員のテンションがちょっとおかしくなりますよね(笑)。ヘッドスライディングしたり。

HayachiN:そうなんですよ(笑)。

 

 

2011年

●2011年はお客さんを撮った1枚を選ばれましたが。

HayachiN:東日本大震災が起こった年で、正直開催も危ぶまれていたと思うんです。実際にやるとなったら楽しむ気持ちで臨みましたけど、やっぱりMCとかでも震災に絡む話があったりして、ちょっとモヤッとしながら撮っていたんです。

●そうだったんですね。

HayachiN:この写真は2日目の10-FEETの最後に撮ったんですけど、「無事終われて良かった」と思えたんですよね。

●この年、MOBSTYLESの田原さんが開幕の挨拶で「東北から来た人ー!」と訊いたら元気よく「はーい!」ってすごくたくさんの手が挙がったんですよ。

HayachiN:そうでしたね。覚えてます。

●これ、いい写真ですね。

HayachiN:パッとこの光景を見たときに「うわ! きたー!」と思ったんですよね。10-FEETのアンコール「CHERRY BLOSSOM」のときだったんですけど。

●え、ということはステージ上をシューティングせずに?

HayachiN:はい。「CHERRY BLOSSOM」でお客さんがワーッとなるのはわかっていて、その光景をうまく撮れないかなっていう想いがずっとあったんです。

●なるほど。

HayachiN:この年だけじゃないんですけど、「CHERRY BLOSSOM」のようにお客さんがワーッとなる曲のときは、PA卓テントの近辺まで移動して撮ったりもします。

●ライブ中に?

HayachiN:そうです。だから脛とか傷だらけですよ(と言いながら脛を見せる)。

●うわ! エグいくらいの傷じゃないですか!

HayachiN:ハハハ(笑)。

 

 

2012年

●2012年はIKUZONEさん(Dragon Ash)のライトセーバーを持ったNAOKIくんの写真ですが。

HayachiN:この年のRIZEのライブのとき、2009年の僕のリベンジが叶った写真を撮れたんですよ。

●なるほど。客席エリアに降りたJESSEさんを間近で撮れたんですね。

HayachiN:はい。ただ、この年にいちばんみんなの印象に残っているのは、同じくRIZEのライブで100人くらいのお客さんをステージに上げたことで。

●はい(笑)。DVDでも2012年を象徴する出来事として収録されていますよね。

HayachiN:あのことは本当に忘れられない大事件だったと思うんです。KenKenのエフェクターボードが泥まみれで壊れたりとか、JESSEからあっくん(金子ノブアキ)が見えなくて曲を締めるタイミングが合わせられなかったり。

●うんうん。

HayachiN:でも、2011年に馬場さん(IKUZONE / Dragon Ash)がお亡くなりになって。だから僕的にはこの写真がいちばん印象的なんです。

●なるほど。

HayachiN:赤と青の喪章を10-FEETのメンバーが付けて、NAOKIが馬場さんと同じ様にライトセーバーで演奏して。僕、泣きながら撮っていたような気がします。

●この年、10-FEETがライブでDragon Ashの「Fantasista」を演って、そのときにKjさんがゲスト参加したんですよね。

HayachiN:そうなんです。そのときのカットもあるんですけど、そのときはNAOKIはライトセーバーを使っていないんですよ。だから画としてはこの1枚なんです。

 

 

2013年

●あ、これは…。

HayachiN:2013年は結局これだと思うんです。でも例年のごとく色んなことがあったんですよ。花団が復活したり、SiMがすごいMCしたり。色んなことが起こりすぎた年だったんですけど、僕の中では全部かっさらっていったんですよ、この出来事が。

●わかります。本当に素晴らしい出来事でしたね。

HayachiN:はい。本当に。驚きました。この写真、TAKUMAが写っていないんですよ。モニターの影でうずくまって泣き崩れているんです。

●はいはい。

HayachiN:TAKUMAが興奮しすぎて走り回ったりしてて、カメラのフレーズ内に来てくれないんですよね(笑)。

●ハハハ(笑)。

HayachiN:だから正直なところ、上手くは撮れなかった写真なんです。TAKUMAがここに入ってないとやっぱり1枚画としては成立しないドラマかなって。カメラマンとしてはすごく不本意なカットなんですけど…TAKUMAが泣いてグズグズで、泣き崩れてモニターの影で見えなくなっちゃっているんですけど…それも含めて事件やったなって。

●この写真、見ただけで「ワッ!」となりますね。

HayachiN:このベクトルとしては、2013年を超える事件はこの先の“京都大作戦”では起こらない気がするんですよ。もちろん色んなことが毎年起こるんですけど、このベクトルでこれを超える出来事はないだろうなって。

●そもそも10-FEETは“AIR JAM”に憧れて“京都大作戦”を始めた部分もありますからね。

HayachiN:その通りだと思うんです。僕は“AIR JAM”の話を聞いたことはあったけどどういうものかまったく知らなくて、“AIR JAM”が2011年に復活して、僕は10-FEETの乗り込みカメラマンとして付いて行ったんですけど、そのときに「あ、“京都大作戦”ってこういうことがやりたかったんや」ってすごく納得した覚えがあって。

●ああ〜、なるほど。

HayachiN:これに憧れて10-FEETは結成10周年のイベントとして“京都大作戦”をやったんやって。まさかその“AIR JAM”を始めた人たちが“京都大作戦”に出てくれて、こんなことが起こるなんて。すごく感動しましたね。

 

 

2014年

●これは雨の中のROTTENGRAFFTYですか?

HayachiN:そうです。土砂降りで。この写真、よく見ていただいたらわかるんですけど、水滴で滲んでるし、ぼやけてるでしょ?

●あ、本当だ。

HayachiN:でもこの年はROTTENGRAFFTYのライブが僕的なベストアクトというか。

●この年は色んな人がそう言ってますよね。ROTTENGRAFFTYのメンバーは納得がいかなかったライブのようですけど(笑)。

HayachiN:そこに賭けて来たんやと思うんです。「“京都大作戦”の源氏ノ舞台でえげつないライブを絶対に演ってやるんだ!」っていう強い強い意志で来たと思うんです。土砂降りの中で気迫をすごく感じるライブで、僕もカメラ2台くらい壊したんじゃないかな。

●えーーー!!

HayachiN:1台ずつカメラが死んでいく中、「大トリの10-FEETまで全部壊れてまうんじゃないか」って思いながら撮った写真です。

●何台持って行ってるんですか?

HayachiN:サブも含めて4〜5台やったと思います。雨が降ったら、まず初期衝動としてシャッターの所から水滴が入り込んで、押してないのに通電して「カシャ! カシャ! カシャ! カシャ! カシャ! …」ってなるんです。モータードライブというんですけど、カメラが動き続けて言うことを聞いてくれない。この写真を撮ったときのカメラはその状態です。

●うわわ。

HayachiN:そのまま撮り続けてたら基盤まで水が浸透してショートして、完全にカメラが終わってしまうんですよ。でも「知るかボケ!」って思いながら撮ったんです。僕も気迫に満ちてました(笑)。

●ROTTENGRAFFTYとHayachiNさんの意地が詰まった1枚ですね。

 

 

2015年

●お、これは誰のときの写真ですか?

HayachiN:HEY-SMITHですね。今のメンバーになって初ライブです。

●HEY-SMITHが活動休止しているときに10-FEETがオファーして…。

HayachiN:そうです。ライブが出来るかどうかもわからない段階なのにオファーして。だからこの写真も僕の私情が入りまくっているんですけど、今、僕がHEY-SMITHのチームメイトとして一緒にやれているのは、“京都大作戦”での出会いのおかげですし。HEY-SMITHのメンバーもすごくナイーブになっていましたけど、僕もすごくナイーブになっていたときで。

●HayachiNさんがHEY-SMITHを撮るようになったのはいつ頃なんですか?

HayachiN:2012年に前のメンバーで源氏ノ舞台に出演したときからのお付き合いですね。それで撮った写真をHEY-SMITHのメンバーがすごく気に入ってくれて「この人に撮ってもらいたい」と言ってくれたんです。

●そうだったんですね。

HayachiN:当時はHEY-SMITHと今のような間柄になれるとも思っていなかったし、活動休止しているときは僕も気持ちが落ちていたし。HEY-SMITHとは今はツアーを一緒にまわらせてもらっているんですけど、本当に家族みたいな感じで。だからこの年にHEY-SMITHが“京都大作戦”に出演できたことはすごく感慨深いんです。

●なるほど。

HayachiN:しかもこの写真、2日目の朝イチなんですよ。朝イチでこのテンション、ヤバくないですか?

●朝イチなのにみんなドロドロですね(笑)。

HayachiN:前の日が天気悪くて地面はぬかるんでいて、みんな家に帰ったりホテルでお風呂入って綺麗にしてきたのに、いきなりこれですよ(笑)。このテンション、すごく“京都大作戦”っぽいと思うんです。

●ハハハ(笑)。

HayachiN:だから僕的には「さすがHEY-SMITHやな」っていうのと同時に「さすが“京都大作戦”のお客さんやな」っていうカットでもあるんです。楽しむことに関して本気ですよね(笑)。

 

 

2016年

●10-FEETの「RIVER」のときの写真ですね。

HayachiN:これはKjくんが始めたことですけど、いつも「なんとか美しく撮りたい」と思っていて。でもなかなか美しく撮れないんですよ。

●ほう。

HayachiN:実はめっちゃ難しいんです。というのは、僕は基本的にステージ側にいますけど、客席の前の方にいるお客さんは携帯なんか持って来ないんですよ。

●絶対に無くしますもんね。

HayachiN:もし仮に間違ってポケットに入っていたとしてもその瞬間に出すことはしない。ということは客席エリアの前の方はめっちゃ暗いんです。だからカメラとしては引きでバーンと全景っぽく撮ったら、えらい寂しい画になるんです。

●ああ〜、なるほど。

HayachiN:要するに肉眼で見るあの感動的な感じを写真に収めるのはすごく難しいんです。だから僕は毎年狙っているんですけどなかなか上手く撮れなくて、この2016年にやっとうまくいったという。

●そうだったんですね。そもそもこの景色は「RIVER」の曲中にKjさんが「10-FEETの3人にどれくらいの人たちが来ているか見せてやってくれ」と言って始まったことじゃないですか。だから画の中に10-FEETのメンバーが入っていないと成立しないことだと僕は思うんです。

HayachiN:確かにそうですね。もちろん光だけの景色も綺麗やと思うんですけど、こういう風に撮れたのは良かったです。

 

 

2017年

●この写真、すごくいいですね。

HayachiN:すみません! 2017年はこれになっちゃいます。

●ハハハ(笑)。

HayachiN:僕は、下手したら10-FEETのライブが出来ないと思っていたんです。どんだけ上手いこといっても、10-FEETは絶対「マキシマム ザ ホルモンとROTTENGRAFFTYに時間いっぱいやってもらいたい」と言うと思っていたので。ということは、10-FEETの時間は無いじゃないですか。だから僕は「10-FEETはライブ出来ないな」と思っていたんです。

●うんうん。

HayachiN:再開して、源氏ノ舞台ではマキシマム ザ ホルモンとROTTENGRAFFTY、牛若ノ舞台ではSHANKとG-FREAK FACTORY…彼らやからこそああなったというか、「自分らの曲を削ってでも10-FEETは絶対にやるべきや」みたいな話になって。ああいう非常事態で判断が難しい中、刻一刻と時間が無くなっていく中で、限りなく100点に近い判断やったんちゃうかなって思うんですよね。

●僕もそう思います。

HayachiN:この写真見てわかってもらえると思うんですけど、10-FEETの3人はこんなこと普段あまりしないんですよ(笑)。

●3人を知ってる立場からすると、ちょっと恥ずかしい画というか(笑)。

HayachiN:ハハハハ(笑)。でも自然とこうなって。KOUICHIとかもちょっと照れてる感じがしますけど、「今年“京都大作戦”を最後まで出来てよかったな」っていう気持ちになったんやと思うんですよね。

●そうでしょうね。

HayachiN:初年度の、台風で中止にせざるを得なくなったことも、もし台風が来なくて普通に出来ていたら2年目、3年目っていう考えにはならなかったと思うんです。

●はい。

HayachiN:でも台風での中止みたいなアクシデントも、10-FEETのチーム含め、京都大作戦のチームはちゃんとポジティブな方向に変換する力を持っているんですよね。彼らは「初年度出演予定やったアーティストたちが次の年も予定を空けてくれたからみんなのおかげや」って言うんですけど、それも含めて…仲間に恵まれたことも才能というか。

●そうですね。

HayachiN:僕は“京都大作戦”と共に10-FEETが大きくなってきたイメージがあるんですよ。10年前に「10周年やから」っていうことで始めたあの時期、もちろんいいバンドだと僕は思っていましたけど知名度も今ほどではなかったし、モンスターバンドの仲間入りみたいな感じになったのは“京都大作戦”を続けてきたからやと思うんです。そういう意味で、彼らは持っているんでしょうね。「初年度台風で中止、10周年で雨と雷で中断って…やっぱり10-FEETは何かを持っているんちゃうかな」って(笑)。

●うんうん。

HayachiN:きっと目の前のことに全力で取り組んで、一生懸命やってきた積み重ねの“京都大作戦”の10年間だろうし、バンド結成からの20年間なんでしょうね。だから僕も、彼らのチームメイトっていうか友人として側にいて、すごくいい勉強になっています。僕、もっとちゃらんぽらんだったしいい加減だったんですけど(笑)、「こういう10-FEETに認め続けられなあかんし、チームメイトとして毎年ご一緒させてもらうためには、俺も彼らみたいにストイックかつ人に恵まれるヤツにならなあかん」と思います。さっき「“京都大作戦”と共に10-FEETは大きくなってきた」と言いましたけど、僕も1人のカメラマンとして“京都大作戦”と共に育ってきたという気がします。

interview:Takeshi.Yamanaka

 

 

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