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lynch.

喧騒と熱気が充満するフロアを圧倒した濃密かつ激烈なライブ

DVA_0192012/12/7@恵比寿LIQUIDROOM
“THE FATAL EXPERIENCE #2”

 

 

 

 

随分前にSOLD OUTが発表されていた恵比寿LIQUIDROOMはフロアの前方から奥までぎっしりと人が詰まり、喧騒と熱気が充満している。10月にニューシングル『LIGHTNING』を発表後、各地をまわってきたツアー“THE FATAL EXPERIENCE #2”のファイナル。lynch.に対するファンの待望感は、気合十分のメンバーがステージ上で「MIRRORS -we're not alone-」のイントロを鳴らし始めた瞬間、大歓声と共に爆発的な勢いで弾けていく。
そこから「MOMENT」「I BELIEVE IN ME」と、スピード感溢れるキラーチューンが続く圧巻の序盤。ステージから放たれる強烈な音塊に呼応するように、髪を振り乱して激しくヘッドバンギングを繰り返すオーディエンスの姿はいずれも“凄まじい”という他ない。フロアからフィードバックされるエナジーを受けて、lynch.の5人が生み出す音はさらに破壊力を増していくかのようだ。
ニューシングルのカップリング曲「THE MORNING GLOW」や、「THIS COMA」「the whirl」など雰囲気溢れる楽曲が続いた中盤。ただハードに叩きつけるだけではない、lynch.というバンドが持つ懐の深さを感じずにはいられない。だが「NEW PSYCHO PARALYZE」あたりからの終盤では再び攻撃性を前面に押し出して、凶暴に迫ってくる。本編ラストを飾る「LIGHTNING」までの全19曲をあっという間に感じてしまうほどに、濃密かつ激烈な時間だった。
ほとんどMCを挟まず爆進していった本編に比べると、アンコールではややリラックスしたモードも見せる。「長めにアンコールをやってもいいですか!?」というVo.葉月の呼びかけ通り、メンバーとの冗談めいた絡みも見せつつ渾身の全6曲を演奏。さらにはそれでも満足しきれないファンに向けてダブルアンコールで「discord number」も披露し、歓喜の表情が会場全体に溢れる中での終幕となった。2月にニューシングル発売、3月にはZepp DiverCity東京でのワンマンも発表したlynch.から、2013年も目が離せない。

TEXT:IMAI