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MAYKIDZ 2nd Full Album『XI』セルフライナーノーツ

MAYKIDZ 2nd Full Album『XI』セルフライナーノーツ


 
 
 

MAYKIDZ結成&1stアルバムから早くも1年が経ったが、本当に色々なことがあった。

主要なものだけ言うとすればまずはアルバムのリリース&ツアーの敢行やTHE OFFSPRINGの来日ツアーサポートなどであるが、他にも掘り下げれば高田雄一、メンバーに知らせずELLEGARDENの再始動、有吉ジャポンへの出演、小林のギターをローディー梶くん本番前ぶち折り事件(ツアーファイナル登場直前SEが鳴っている最中に転倒)、BEAK勝手にBEAKスティックなるグッズを作製、ちゃっかり物販に追加、他にも詳しくは書けないが「バンドマンの働き方改革を朝まで大激論(この時点で長時間労働である)」「さむらごうち事件(いわゆるゴーストライターである)」「リハやらなすぎ事件(ライブの本数よりリハのが少ない…)」などなど、ひとつひとつのインパクトたるや我々にとっては揺れる日韓関係、中東情勢をしのぐものであったことは明らかで、1年とちょっとではあるが非常に濃密な時間を過ごしてきたと言えよう。

バンド活動をする時間こそ限られてはいたものの、そこから生まれるインスピレーションは強烈だった為、音楽へのフィードバックにおいてはまさに「いちから曲をつくる」というよりも「活動によって降ってきたイメージを拾う」に分類される作業が主なものであった為、それらはいささかスムーズであったように思う。そこでこの場をお借りして、今回9/4、おかげSUMMERで発売のセカンドアルバム『XI』(イレブン)についてセルフライナーノーツ形式で私の想いを綴らせて頂くこととする。
 
M-1「FALSE ALARM」
イントロのギターリフから一気に広げた個人的には超自信作。ロックツボで攻めるシンセを録音作業でYAMACHI氏が追加してくれたこともあり、とんでもない爆発力と瞬発力が織なったパワーを秘めている。高田雄一まさかのスラップ奏法投入事件、この辺りも踏まえて聴いて欲しい。本当にチョッパーしている、本当に。
 
M-2「YOUR STORY」

サビを何回も書き直して作ったのを覚えている。この曲のデモをメンバーラインに投下したが皆既読スルー(反応がいまいち)だった為書き直したのであるが、そういえばこの辺りからメンバー間の既読スルーが多用されるようになったように思う。いろんな意味でYOUR STORYである。MV曲なので要チェック。

M-3「Brek The Dark」
日本語でエモい曲をしっかり書きたいという想いから誕生。朝方布団の中でサビが降臨した為すぐにボイスメモに録音しざっと書き上げた(はず)。たいていこういったものは何かの丸パクリになっている場合が多いが、これに関しては完全に小林オリジナルになっている(はず)である。仮に何かに似ていても、SNSに書かないでほしい。

M-4「カミナリ」
良い曲ができたと思う。出来上がりを聴いてみて、シンプルな音楽がやっぱり自分には向いていると思ったし、言葉も迷わず書けたと思う。ただ、歌を録る際、松屋の牛焼肉定食を直前で大食いしたせいで相撲取りのような声になってしまった為、日を改めてレコーディングをした思い出深く、罪深い一曲になっている。

M-5「FIREARM」
衝動に駆られて書いた一曲であるが、結果静と動がうまく入りまじったというか、高速ビートながらも起伏がある曲に仕上がった。FIREARMという言葉には「武器を装着せよ」的な意味があり、これまた言葉としてもカッコよし。しかしながら今現在ライブの客席の反応を見ているとぽかんと口を開けた「丸腰」状態である為、バラードにリアレンジして3枚目のアルバムに入れる説が出ている。

M-6「BUSTERS」
イントロのリフから全てを広げた形で完成、曲を通して「どうだ、かっこいいだろう?」という塩梅、個人的に傑作である。サビはMAYKIDZには珍しいBPM200以上4つ打ちである為、「踊ろうと思えば踊れるがすぐにAメロ来るのでささっと踊ろう」的な立ち位置になるであろう。ちなみに間奏はアジカン感を前面に出しているのだがメンバー誰も気づいてくれなくて悲しい。

M-7「超えるメロディー
アルバムで一曲くらいはメロディーを敢えて和風に聴こえるように歌謡曲感出してやってみよう、というテーマで作ったのだがこれがまた歌謡曲育ちの私としてはしっくり腹に落ちるのである。「腹に落ちる」この言葉で伝わるだろうか? もし伝わらない人がいれば日本人の言語感覚もここまで来たか、という驚きを禁じ得ない。曲の説明は割愛する。

M-8「Breed&Hands」
私がやっていた(解散はしていないが)SAY MY NAME.というバンドの爽やかで疾走感のある曲。今回他メンバーの後押しで採用に至った。改めて作品にしてみると10年くらい前に作った曲を今やっても全然違和感がない。しかし、例えば私の中で音楽は進化を止めているので数年前の曲も違和感なく歌えるのか? のネガティブな想いで実は胸が張り裂けそうである。助けてほしい。一度リリースしている為に権利関係も複雑で結果厄介な一曲になってしまった。

M-9「Carry Ann」
これまたSAY MY NAME.の曲である。我々も懲りない、とつくづく思うが。会場限定で本当に一部の人しか知らない曲であるが、今回のアルバムにラインナップされることでより曲のキャラが立つし、上記Breed~同様今MAYKIDZでやることによって本来届けたかった層に届く(気がする)ことを祈って採用。一般企業の人事戦略で言うところの「ポテンシャル採用」という言葉が適切であろう。言葉の通り、ポテンシャルを発揮してほしい。

M-10「Over n ’ Over 」
高田雄一大先生の降臨である。「このアルバムの中で一番エルレガーデンを感じる一曲になっているよね」と常々メンバーで話をするのであるが、なんのことではない、作曲者がエルレガーデンメンバーなので、常日頃エルレの音楽を全身に浴び、光合成しているのだから、当然こういった曲が出てくるのである。エルレで育った私としては最高の気分であるし、改めて高田雄一とバンドを組んでいることを実感したりする。俗にいう「俺得」の一曲となっている。当初この曲名を「俺得」で提案したが、秒で却下された。

M-11「歌声は行く」
ロックバンドは魔法を持っている、例え弱弱しい想いであってもほぼ100パーセント、なんとなく男らしく、筋の通った感じに表現できるから。これは非常に不思議な効果である。その「ロックバンド恩恵」を一番受けているのがこの「歌声は行く」であると勝手に思っている。ラストを飾る曲が他になかった為、少々強引のラストナンバーになっているが、実は当初このアルバムの候補から外れていたものをBEAKが思いつきで戻した経緯があり、なかなか良い仕事をしてくれたと彼に感謝したい。スティック物販事件はまた別の話ではあるが…。

Vo./G. 小林光一
 
 
 

リリース情報
2ndフルアルバム
『XI』

NASO-0003
¥2,300+税
2019/9/4 Release
“XI TOUR”
9/11(水)名古屋新栄RAD SEVEN
9/12(木)大阪福島LIVE SQUARE 2nd LINE
9/30(月)渋谷TSUTAYA O-WEST
 
more info→
https://www.maykidz.net/