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Mellowhead

新たな最高傑作の真骨頂を最高の仲間たちと共に魅せた極上の一夜

“kanata” Release Tour
2015/5/16@渋谷club asia

PH_main6年ぶりとなる新作を4月にリリースしたMellowheadのワンマンツアー、その最終公演が渋谷club asiaにて開催された。開演時間直前に到着すると、フロアは超満員のオーディエンスで溢れ返っている。自身が所属するPLAGUES、GHEEEでの作品リリースはあれど、深沼元昭にとってライフワークとも言えるMellowheadでの新作はファンにとってまさしく待望の1枚。本編のMCでも本人が語っていたようにセールス的にも大きな反響を見せていることを実感させるような、期待感と熱気を漂わせる会場の空気だ。いよいよメンバーがステージ上に登場し、観客たちは大きな歓声と拍手で迎え入れる。

「5秒前のゴースト」から、遂にライブがスタート。ステージ下手にVo./G.深沼が立ち、そこから順にKey.金井央希、Ba.林幸治(TRICERATOPS)、Dr.小松シゲル(NONA REEVES)によるBand of Mellowheadの面々が並ぶ。ズバ抜けた実力とセンスを兼ね備えたメンバーに支えられて、深沼の歌とギターも序盤から躍動していく。「Come together」へとまずは2曲続けて、新作からの楽曲を披露。耳馴染みの良いメロディと歌を軸に置きながらも、間奏では深沼のギターソロが炸裂する。確かな演奏力が生み出すグルーヴの上を、彼のギターは縦横無尽に泳いでいくかのようだ。

勢いのある序盤の流れから一転、「助走」ではイントロからアダルトな雰囲気に。FUNKやブラックミュージック的な要素も感じさせるサウンドの中で、金井の鍵盤が艶やかに鳴り響く。新作では堀込泰行をフィーチャリングしていた「未完成」を自ら歌い上げ、ドリーミーなアトモスフィアで観客をうっとりさせた後は本日1人目のゲストが登場。西寺郷太(NONA REEVES)を迎えて、まずは2人のトークによる絡みで会場に笑いを起こす。だが演奏が始まってしまえば、西寺の歌が放つ圧巻の力に感動せざるを得ない。後半に登場して「Memory man」と「コンバーティブル」の2曲を披露したもう1人のゲスト、片寄明人(GREAT3)と同様に空気を一瞬で変えてしまう歌の力はさすがの一言だ。

「ここからガンガン飛ばしていくので、最後まで盛り上がっていくますか?」と深沼が会場に呼びかけてから、終盤戦に突入。ダイナミズムに満ち溢れたイントロが印象的な「Silent bliss」は、音源とは違うライブならではのアレンジで魅了してくれる。「シアトリカル」「Tragedy ramp」と続いて、本編最後を締めるのは新作のリード曲「逆光のせい」だ。オーディエンスの手拍子と“ラララ”という大合唱で、会場に一体感が生まれていた。一度目のアンコールでは「手の温度」も披露して、『kanata』の楽曲を全て演奏完了。「一番新しい作品の曲で一番盛り上がってくれるのが本当に嬉しい」という深沼の言葉は、常に最高傑作を更新してきたからこそだろう。

この日のMCでは「良い曲をたくさん作って、早く次の作品を作りたい」ということを何度も口にしていた深沼。PLAGUESやGHEEE以外にも数々のプロジェクトに関わり多忙を極める中で生み出された極上の新作と、その真骨頂を見せつけたライブにファンの期待も高まらずにはいられない。7/21には下北沢CLUB QueでSchroeder-Headzとの2マンライブも決まるなど、その活動はこれからも続いていく。Mellowheadの新たな音とライブに出会える時をただ楽しみに待ちたいと願う。

TEXT:IMAI

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