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MINAMI WHEEL 2011

MINAMI WHEEL 2011 ~特別対談~ 今年も“ミナホ”の季節がやってきた!

 2011年、今年もミナホの季節がやってきた! 毎年秋にFM802主催の元、大阪はミナミエリアのライブハウスで行われる、日本国内でも最大級であるライブサーキット型音楽フェスティバル、ミナミホイール。テキサス州オースティンで行われているSXSW(サウス・バイ・サウスウエスト)や、ニューヨークのCMJのライヴショーケースをお手本としながら1999年にスタートし今年で13回目を迎えるミナミホイールは、2011年どんな表情を僕らに見せてくれるのだろうか? そんな気になるミナミホイール2011の動向を、FM802の人気プログラムのディレクターやスタッフにより結成された、通称“ミナホチーム”の代表3名に集まっていただき、存分に語っていただく事ができた。気になる出演者のことや、制作スタッフ側の今まで伝えきれなかった想いなど、10月に参戦予定の読者の皆様(出演者も含む)にとっては必読必至のバイブルになれれば嬉しい。開催まで1ヶ月半、来月も特集します!

Inerview

●ミナミホイール(以下ミナホ)の取材でみなさんに集まっていただいたんですが、それぞれ番組のディレクターをされてらっしゃるとのことですので、簡単に担当されている番組を紹介してください。

橋本:月曜日~木曜日までのお昼に放送している「FLiPLiPS」という番組を担当しています。番組はお昼間らしくOLさんから主婦層に響くようなSHOP情報やグッズ情報も織り交ぜた番組で、ランチタイムにぴったりなFM802の中でもほんわかした番組ですね。実は私自身、HR/HMとかが大好きなんですけど…(笑)。

遠藤:金曜19時からの「MASTER BLASTER」というブラックミュージックとクラブミュージックを中心でお送りする、週末気分を盛り上げるようなプログラムのディレクターをしています。

大原:「BEAT EXPO」という月~木の19時からの2時間番組を担当しています。夜の入口を彩るような番組で、音楽旅行といいますか、世界各国の音楽を流しながら、リスナーの方が旅をしている感覚を味わってもらえたらいいなと思っています。

●ありがとうございます。みなさんそれぞれ担当する番組も趣向も様々なんですが、今年のミナホを盛り上げたり制作にも関わるチームの一員なんですよね?

大原:そうですね。僕はもう何年もこのチームに参加させてもらっているんですが、橋本さんと遠藤さんは今年初参加なんです。今年で13年目を迎えるミナホを改めて見つめ直すじゃないですが、例年以上に盛り上げたいという想いは毎年大きくなっていますし、もっと沢山の人に"これだけ遊べるイベントがあるんだよ"ってことを広めたいですね。

●具体的にみなさんはどんなことをされているんですか?

遠藤:今年は8月の段階からミナホを盛り上げようということで、大原編集長の監修の元「ミナホ新聞」というものを発行しています。

橋本:私と遠藤さんの今のメインの仕事としては、ミナホ新聞を作る事です。あと出演アーティストの選考ですね。

●300組以上出演するミナホの選考って、本当に大変だと思うんです。今年は特に募集が多かったとのことですが、どうやって選考しているんですか?

大原:ありがたいことに今年は出演枠の倍以上のエントリーがあったんですが、送られてきた音源をみんなでひたすら"聴く"という作業がまずあります。それぞれが聴いて、集まってミーティングをするんですが、当然1度の話し合いでうまく決定するわけでもなく…。通常業務の合間を縫って音源を真剣に聴かないといけないのでなかなか大変なんですが、やっぱり1番大事な作業でもあるのでみんな真剣ですよ。

●ミナホに出演することをある種登竜門的に考えているバンドも少なくないですよね。

橋本:ありがたい話ですが、だからこそ私たちが真剣に選考しないといけないし、責任重大ですよね。

大原:送られてきた音源を聴いていて思うのは、年々クオリティが高くなっているなってことで、より選考が難しくなってきています。音楽って優劣を付けられるものじゃ無いし、本当はこんなことしたくないって気持ちもある。こればっかりは難しいですね。

●なるほど。みなさんは理想の"ミナホ像"ってお持ちですか?

大原:やっぱりミナミという街全体が、ミナホというお祭りに染まるというのが理想ですよね。ライブハウス近辺だけではなく、飲食のお店も含めあらゆるところで音楽が楽しめるお祭りにしたいんです。過去を見返しても出来てるようで、まだまだ足りてないと思うんですよね。

●それは確かに難しい問題ですよね。ミナホに関連するお便りも番組宛に届いたりするんですか?

遠藤:やっぱり番組の内容やDJによって違いはあると思いますが、今はまだ夏フェスが終わる前ですし、それほど多くはありませんね。

橋本:関西だと9月にOTODAMAとRUSHBALLといった大きなフェスもありますし、まだ夏フェスムードは続いていると思います。

●そうですよね。さて、現段階(8/16現在)では第1弾出演アーティストまで発表されていますが、割とロック色が強いのかなと思いました。

橋本:全体的にバンドさんからの応募が凄く多いんですよ。

遠藤:それは思いましたね。相当数のデモ音源を聴いていますが、特にバンドサウンドは多かったですね。今後、第2弾・第3弾と順に発表されていきますが、みなさん楽しみにしていてください。

大原:今年は、出演アーティストの発表とともに音源をHPで試聴できるようにしたんです。やっぱりリスナーのことを考えると、こういった配慮って嬉しいんじゃないかなと。

橋本:まだチームに入っていなかった昨年は、アーティストのHPまでいって聴いてましたもん!

●好きなアーティストを観に行くのはもちろんですが、ミナホの醍醐味って新たなアーティストとの出会いにあると思うんです。名前は知っているけどライブは観た事なかったり、全く知らないアーティストの音に、まずはHPで触れるというのは嬉しい配慮だと思います。

大原:ありがとうございます。ミナホのHPでいろんなアーティストを知ってもらって、自分なりのタイムスケジュールを組み立ててもらえたら嬉しいですよね。

橋本:個人的な話ですが、毛皮のマリーズやTHE BAWDIESとの出会いもミナホがきっかけでした。

●そう考えると、今をときめくビッグアーティストを初め、そうそうたるアーティストが出演していますね。

橋本:今年は、ミナホで雅-MIYAVI-が観れますからね!

遠藤:普段なかなか観る事ができないアーティストを、是非ともミナホで体験してもらいたいです。

●ズバリ、今年のミナホはどん3日間になりそうですか?

遠藤:主演アーティストもバラエティ豊かになるだろうし、絶対に楽しい3日間になること間違い無しです! 新たなアーティストとの出会いもそうですが、新たなジャンルとの出会いも楽しんでもらいたいな。普段聴かない音楽でも、勇気を出して会場に飛び込んでみると新しい世界が広がると思うんです。そんなきっかけをリスナーのみなさん、来場者のみなさんにお届けできたら嬉しいですね。

橋本:みなさん"聴かず嫌い"ってあると思うんです。私はハードロックが好きだし、遠藤さんはヒップホップが好きだし。たまたま覗いた会場にかっこいいハードロックバンドが出演していて、遠藤さんがハマっちゃうこともあるかもしれないですしね(笑)。HPで試聴もできますが、やっぱり会場で生の演奏を感じてもらえたら嬉しいです!

●大原さんはどうですか?

大原:2人が言っていたジャンルのことは常々思っていますね。まだまだ電波だけでは伝えきれてないんじゃないかなって思ったりもします。極論を言うと、出演アーティストを一切発表しないでも、チケットが売れるようなイベントになればいいなって思っているんです。ミナホというイベントがしっかりと集客力のあるイベントになる。これは究極形ですが、出演者も来場者もミナホに関わる全ての人が、ミナホって最高のイベントだよね! って認識になっている状態だと思うんで、そこを目指しているような感じです。

●まさに究極ですね。

大原:例えば朝霧JAMなんかは、出演アーティストが発表される前にチケットが発売されるんですよ。キャンプ等の楽しみもありますが、ちゃんとフェスとしてのアイデンティティが理解されている結果だと思うんです。ミナホが音楽ベースなのには変わりないんですが、今後音楽以外の部分でもミナミの街全体を盛り上げていきたいですね。例えば、落語や演劇があっても面白いし、上手に音楽とミックスできたらもっと楽しいことになりそうですよね!

遠藤:ミナホのパスがあれば、いろんな店で特典を受けられるようになったり、ファッションと音楽のコラボだってアリですね!

橋本:実現すれば、それこそ街全体がミナホ会場になるわけですから、最高のイベントになると思います! ミナホ当日まで後2ヶ月、みなさんに楽しんでもらえるよう頑張りますので楽しみにしていてください!

Interview:上田雄一朗