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my-Butterfly

オーディエンスに直感を問いかける深長なメッセージ— my-Butterfly渾身の2nd DVDシングル、ここに完成!!

前作『glitter』からわずか半年…my-Butterflyが更なるクオリティーを秘めたセカンドDVDシングル『Around your truth』をリリース! “とおりゃんせ”のフレーズが印象的な表題曲「Around your truth」と、バンドの代名詞とも言えるエレクトロ色をふんだんに盛り込んだ「DESTiNAT!ON」の計2曲を収録した今作は、キャッチーかつスタイリッシュな魅力はそのままに、my-Butterflyの新しい一面を垣間見ることができる作品となっている。よりいっそう勢いを増す彼らから放たれたメッセージを体感して欲しい。

●今作『Around your truth』は、前作からわずか半年足らずというハイペースのリリースですね。

Tac:前作をリリースしてすぐ制作にかかりました。ライブ期間中に曲のアイディアを小出しにしながら、ちょっとずつ作っていった感じですね。M-1「Around your truth」はこのシングルの書き下ろしなんですよ。

Chiaki:『glitter』では前々から大事にしていた2曲を収録していたので、このリリースのために作った新しい曲をどうしても出したかったんです。ちょっと毒がある感じで、良い意味で今までのmy-Butterflyの印象を裏切るような面白いものが作れたと思います。

●現メンバーで作った曲が初めて音源化されたわけですが、レコーディングの様子はどうでした?

Hiko:レコーディングの時点では歌詞が決まっていなくて、全貌が見えていなかったんです。ディスカッションをしながら、少しずつアイディアを固めていって。

Tac:お互いを鼓舞し合うというか、良い意味でメンバー間のせめぎ合いがありました。刺激し合った結果が各々の演奏にも反映されたと思います。

Ryota:直感のまま自由にプレイできましたね。正直当時の自分が何を弾いたか思い出せないくらい、その場の勢いにまかせてやってました(笑)。

●あはは(笑)。この曲は笛や琴が入っていて、“和”のテイストが印象的ですよね。

Tac:イントロやサビで使われているメインフレーズに、仮歌の時にたまたま思いついた“とおりゃんせ”という言葉をはめたら、僕の中で“和”のイメージが広がっていって。和楽器の音は打ち込みで作ったんですよ。

●そうだったんですか! 完全に生音だと思ってました。

Tac:そのニュアンスを出すのには苦労しましたね。普通に打ち込んじゃうとカラオケっぽい音になっちゃうから、人間臭さが出るよう心がけました。

●息を吹き込んでいるような映像が頭に浮かぶくらいリアルです。

Tac:してやったりです。

●してやられました(笑)。歌詞についてなんですが、これまでのmy-Butterflyの曲はどれもメッセージが明確に感じ取れたんです。でもこの曲は“何を伝えたいのか”というのがなかなか見えなくて。

Hiko:本来“とおりゃんせ”は“どうぞ通ってください”という意味があるんですけど、実は“通っても良いけど、どうなっても知らないよ”というニュアンスあるんですよ。僕らも覚悟を持って音やメッセージを放っているので、そういうつもりでライブでも食って掛かってきて欲しいという思いがあるんです。

●この一言には、様々な意図が込められていますね。

Tac:今回の2曲は聴き手に委ねている部分が大きいですね。見聴きするオーディエンスの感覚に問いかけるのではなく、聴く人たちの感覚を、僕らが問いかけるような楽曲にしたいなと思って。メッセージを受け取ってもらった時に、その人なりにいろいろと考えて欲しいという思いを強く込めています。

Chiaki:それと、今の世の中に溢れているインターネット社会特有の不透明な部分や問題に対してのアンチテーゼも込めていて。“ネットでいろんな情報を知ることはできるけど、結局はその人の感覚次第だよ”という意味があって。

●古き良き日本的な要素を入れつつ、現代ネット社会への警鐘を鳴らすような内容になっているんですね。映像で狐のお面を付けているのも“匿名性”の象徴的な意味合いが感じ取れます。

Tac:そうですね。それに狐のお面を着けたら“何だろう?”って思って気になるんじゃないかなと(笑)。最初は神社で撮りたかったんですけど“本当に憑かれるかもしれないから”ってことで別の場所で撮影したんですよね。

●有名な神社だと本当にありそうで怖い(笑)。でもあのお面のように、映像の中には部分的にネット社会を示唆するような要素がありますね。

Tac:タイピングで出てくるタイトルもそうですし、冒頭部分とラストに映っている時計は、タイムラインに掛けていますね。この部分は最後のサビの音色にインスパイアされて作ったんです。

●作曲中に映像のイメージが湧いて来ることってよくあるんですか?

Tac:曲を作っている時点で、ライブとビデオクリップのイメージを同時に持ちながら進んでいった感じです。

●今作はほぼ全部演奏シーンで、ライブをイメージしやすい映像ですね。M-2「DESTiNAT!ON」はクラブのような場所で撮影されていますし、実際のライブの様子が気になります。

Tac:「DESTiNAT!ON」はかなり初期のころから元ネタがあって、演奏する時期によって形を変えていったんですよ。だから今のバージョンではまだ披露したことがないんです。

Chiaki:今ある楽曲の中で一番変わった曲ですね。

●“元々サビだった部分がBメロになった”(JUNGLE☆LIFE172号参照)という「glitter」よりも!? それは相当ですね(笑)。

Tac:Chiakiの声を加工して楽器のように使ったりしていて、“エレクトロ”という部分にこだわったんですよ。他にもテクニックが要求されることにもトライしたり、ダブステップの要素を少し取り入れてみたり。

●本当に踊れるアレンジになっていますよね。何より、たくさんのダンサーの方たちがすごく目を惹きます。

Tac:エキストラで100人近い方に手伝ってもらいました。全員が若手のダンサーや卵の人たちなんですよ。

Chiaki:「DESTiNAT!ON」というのは“目的地”という意味があるんですけど、発展途上の中で自分たちが目指すものやその景色があって、それをいろんな見てくれる人、聴いてくれる人たちと一緒に向かいたいという曲なんです。

●“一緒に”というテーマは、映像ともピッタリ合っていますね。撮影の様子はどうでした?

Tac:前にも担当してくださった藤本さんとの撮影だったので、すごくスムーズでしたね。僕らが意図したことを的確に悟ってくれるので、イメージとのギャップも少なくて気持ちよく進みました。

●『glitter』はジャケットも衣装も真っ白なイメージがあったんですけど、今回は真っ黒でより生々しさが感じられるというか。対比を意識しているんですか?

Tac:前回と差別化するというのは最初から決めていて。延長線上のものを作るよりは、180度くらい違うアプローチをしつつも“my-Butterflyらしさ”を伝えられるよう意識しました。

Chiaki:『glitter』の時はみんなに持って欲しいイメージを自分たちが提示した形だったんですけど、今回は内面の生々しい部分も出したというか。より心の内をさらけ出したところもあります。

Hiko:各々がより素直に表現できました。それぞれが持っているものを上手く出せたし、前回よりメンバー間の齟齬が少なかったですね。より感覚が近くなって
来たのかなと思います。

●ある意味家族よりも長く一緒にいますもんね。今回のリリース後にもツアーを回ったりするんですか?

Tac:ツアーという形ではないですが、2本のリリースパーティーを企画しているんです。でもいろんなイベントやバンドのツアーに参加する予定なので、ライブの本数が増えて、よりライブバンドらしい活動になると思います。まだまだ先輩達の背中を追いかけている部分があるんで、経験を重ねて自分たちが望んでいる在り方に近づいていきたいですね。

●みなさんが望む“在り方”とは?

Tac:人から求められるバンドになりたいですね。“出させてもらう”のではなく、必要とされるようなバンドに。

●そのためにも、まずはたくさんの人にライブを観て欲しいですね。映像も曲もすごくキャッチーだし、普段ライブに行かない人たちも興味を持ちやすいんじゃないでしょうか。

Chiaki:「Around your truth」のキーワードである“とおりゃんせ”は誰もが耳にしたことがある単語でしょうし、少し聴いただけでも記憶に残ると思います。

Tac:対バンする人達もリハーサルでこの曲を聴くと、無意識のうちに「とおりゃんせ」って口ずさんで歩いてたりすることが結構ありました。

●それは嬉しいですね。

Tac:今すぐ自分たちの求める場所にたどり着けないとしても、今は出来ないからこそ目標になって成長していけますし。いつでも謙虚に、そして真摯に自分たちの音楽に向き合っていきたいと思います。

Interview:森下恭子

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