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Nothing’s Carved In Stone Vo./G.村松拓 連載 続・たっきゅんのキングコングニー Vol.21:たっきゅんの近況報告と2019年僕らの夏休みの計画の巻

続・たっきゅんのキングコングニー Vol.21:たっきゅんの近況報告と2019年僕らの夏休みの計画の巻

5/29にニューシングル『Beginning』をリリースし、6/22の日比谷野外大音楽堂でのワンマンライブ“Live at 野音 2019 〜Tour Beginning〜”及びワンマンツアー“Tour Beginning Extra Show”を控えてるNothing’s Carved In Stone。同バンドのヴォーカリスト村松拓(たっきゅん)が日本一の漢を目指す当連載『続・たっきゅんのキングコングニー』、日比谷野外大音楽堂ワンマン直前の今月号では、ソロライブやABSTRACT MASHなどの活動で多忙な日々を送るたっきゅんの近況を訊いた。
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
シングル『Beginning』が5/29とリリースとなり、Nothing’s Carved In Stoneは現在制作活動中なんですよね?

 
 
はい。

 
 
それと5/18に拓さんの弾き語りワンマンがありましたよね。

 
 
ありましたね〜。

 
 
そしてインタビューしている今日はABSTRACT MASHの代官山SPACE ODDでのライブで。

 
 
10年来の繋がりであるHeavenstampとの2マンです。そして明日は群馬でそれこそ10年来の付き合いであるLACCO TOWER主催の“I ROCKS 2019”に弾き語りで呼んでもらって。

 
 
今年の春くらいから活動がマルチになってきましたね。

 
 
慌ただしくやらせてもらってます。

 
 
それぞれの活動の場所で、気持ちの切り替えや違いはあるんですか?

 
 
自分自身それほど変わることはないんですけど、やろうとしていることがひとつひとつ違うし、これからどうやっていこうかっていうビジョンが3者3様なんですよね。そういうことを考えながらやっていますね。

 
 
ということは、気持ちを緩めることなく日々過ごしていると。

 
 
そうですね。例えばNothing’s Carved In Stoneだったら、ガッツリと活動していく中で、より多くの人たちに自分たちの音楽をどうやって届けていこうかっていうことを考え始めていて、それに対して具体的になにができるかっていうところに落とし込んでいたり。

 
 
うんうん。

 
 
ABSTRACT MASHはマイペースな活動じゃないですか。じゃあどういう風にバンドの魅力を伝えていけばいいのか? ということに取り組んでいて、ソロはソロで、より素の自分を磨いていくことを考えている。

 
 
いろいろと考えている日々だと。

 
 
いろいろ考えてますね。いまは気を緩めるタイミングがないので、いっぱいいっぱいになりがちなんだけど(笑)、根を詰めすぎると見えなくなっちゃうっていうことは自分でわかっていて。

 
 
はい。

 
 
だからいままでは敢えて同時に複数のことを考えたりすることはしてこなかったんですけど、いまはそれに挑戦している時期なんです。

 
 
自覚的にやっていると。

 
 
そうですね。Nothing’s Carved In Stoneの曲作り中なのにソロのワンマンをやるだとか、いままでだったら絶対に考えられなかったけど、幸運なことに期待してくれる人たちがいるので、そこに対してどういう風にアプローチしていけるのかって、いろんな角度から考えるタイミングなんです。だからヴォーカリストとしてもミュージシャンとしてもバンドマンとしても成長できる時期だなと。要するにいまはめちゃくちゃ真面目です。

 
 
ハハハハハ(笑)。確かに、今日のしゃべりには遊びがない(笑)。

 
 
その「遊びがない」というところに、自分自身ちょっと辟易してきてる(笑)。

 
 
定期的に拓さんはそういうモードになりますよね。

 
 
うん(笑)。忙しい日々を送っているので軸がブレちゃいけないんだけど、逆にこの波の乗り方がわかれば心に余裕が生まれるというか。

 
 
『Beginning』のインタビューで「今後の歌詞の方向性はストレートになっていく」という話がありましたけど、いま作っている曲の歌詞はどういう感じになっているんですか?

 
 
そうそう。ちょっといま作ってる歌詞を読んでみます?(※とスマホのメモを見せる)

 
 
お! すごい! ………(※歌詞を読んでいる)。

 
 
いま2曲歌詞ができあがっているんですけど…この方向性で合ってるのかどうかはまだ途中段階なので置いといて…やっぱりかなりストレートになったんです。

 
 
(※読み終わって)…これ、すごくわかりやすいですね。

 
 
わかりやすいでしょ?

 
 
ライブハウスで聴いてくれている人に語りかけているというか、その場に居る人に話しかけているような歌詞。

 
 
それね、めっちゃあるんですよ。

 
 
それ?

 
 
“ライブで評価されないと意味がないな”ってすごく思うようになったんです。音源が良かったとして、それだけがリスナーの目的じゃないなっていうのが、すごくはっきりと自覚してきて。

 
 
いまの時代が?

 
 
時代もそうだし。歌詞で書いてあることが、ライブに来ている状況…たくさんの人が集まって大きな塊になるじゃないですか…そのことにリンクしていける歌詞を書けたらいいなと思うようになって。それは僕が抜けていた部分なんですよ。

 
 
ほう。

 
 
ここ2年くらいで学んだのは…みんな歌いたいということと、ロックやパンク…反抗や反体制みたいなアティチュードがあるバンドのお客さんですら、やっぱり大きなものの1つのピースとしてすごい景色を一緒に観たいと思っているんだなって。そこの意識が、俺は抜けていたから。

 
 
ああ〜。

 
 
いつかそうなるのを待つんじゃなくて、ちゃんと見せられるような言葉を吐いたり、言葉を紡いだりとか、そういうことに目を向けることができるようになった。

 
 
いままでの流れの中で拓さんを見ていて思うことですけど、Nothing’s Carved In Stoneはもともと「MCは必要ない、自分たちの言いたいことは全部音楽に込めている」くらいのスタンスでやってきたバンドだと思うんですね。そういう基本的な姿勢はいまも変わっていなくて。

 
 
うんうん。

 
 
ただその中で、いつの頃からかMCの重要性というか、「曲をより伝えるためのMC」とか「バンドの想いを伝えるためのMC」という意識が強くなってきて。

 
 
そうですね。変わりました。

 
 
その変化の集大成のひとつが昨年の日本武道館ワンマンだったと思うんですが、先日リリースした新曲「Beginning」は、武道館でやったことをそのまま歌にしたような曲というか、ライブと音楽とMCの全部が一緒になったのが「Beginning」というか。

 
 
ああ〜、なるほど。

 
 
要するに、「自分たちの言いたいことは全部音楽に込めている」というスタンスなので、いままで以上に気持ちやメッセージを音楽で表現すればいいんじゃないか、ということですよね?

 
 
そうそう。エゴがすごくあったんです。文学ほど崇高なものじゃないけど、どこまで見せるか/見せないかとか、美学みたいなものがあって。僕は内面を他人に全然見せないじゃないですか。

 
 
本当に見せないですよね(笑)。

 
 
だから「他人に内面を見せないヤツがストレートな歌詞を書くのは違うんじゃないか」と考えていたんですよ。なので上手く比喩で表現して、それが歌詞の中にひとつでも入っているか/入っていないかが、僕の中ではかなり重要だったんです…たぶんそれはエゴなんです。「Brotherhood」の“壊れていく記憶の水面を蹴るよ”とか、あれは文章として美しいと思うし、情景が浮かぶんだけど、「結局何なの?」っていう問いに対して俺は全然答えを出さない。

 
 
出してない。

 
 
そういう表現が好きだったけど…特にNothing’s Carved In Stoneを聴きに来てくれている人たちが求めてくれるものは、そういうものだけじゃないのかなって。これだけたくさんのものをファンの人たちからもらっているから、もう俺にとってNothing’s Carved In Stoneはリアルな景色なんですよ。

 
 
そうですね。

 
 
友達としゃべって、家族としゃべって、ライブでお客さんとコミュニケーションを取るって、もう全部僕の人生のルーティーンになっているから、それを歌詞の中に入れていかないのは「あれ? 違うかな?」と思って。

 
 
なるほど。

 
 
もっと大きな視野で、音楽が持っている力みたいなものを自分自身が信じて、もっともっとストレートに伝えていけたら、新しいところに行けるなって。

 
 
うんうん。考えてみると、弾き語りやABSTRACT MASHのときの方が、拓さんは曲に込めた想いや気持ちなんかをライブでストレートに伝えてません?

 
 
そうですね。正直に言ってます。Nothing’s Carved In Stoneって1回完成しているじゃないですか。さっき言われたように、俺たちの想いは曲に全部込めていて、余計なことをしゃべる必要はなくて、大切な場面で何かを言って。でもその中で「少しでもこの曲がお客さんに伝わるように」って試行錯誤し始めて、それもある程度完成したと思っているんですよね。じゃあこれから先どうしたらいいんだ? と考えたときに、1回壊すしかないのかなって。

 
 
あ、なるほど。

 
 
同じことをずっと続けていくのも単純におもしろくないなとも思うし。「また今日も同じことをしてるよ」って、それは別に悪いことじゃないし、続けていくことが美学にもなるし、自分たちを強くしていく秘訣だとも思うんだけど、でももうちょっと一皮むけたいっていう。

 
 
Nothing’s Carved In Stoneの村松拓としては、いまひとつの挑戦をしているところ。

 
 
そうですね。その過程で感じたこともこれから曲に書いていくつもりなんですけど、10年かけて作ってきた“自分”というものがあるじゃないですか。俺は「なるべく自然体でいる」っていうことを選んでやってきて、いつの間にかそれがちょっと言い訳になっていた部分があると思うんですよ。最初から諦めているというか。

 
 
裏を返せばそうかもしれないですね。

 
 
それをやるっていうことは、今までの自分をちゃんと否定しないといけない。それをわかった上で、自分の中でプロセスとロジックを作っていく。もしかしたらいままで作ってきた自分と、これから作る自分がまったく別物になるかもしれない。でもそれはしちゃいけないと思っているから、それをどうやって壊して、繋げて、新しい自分を見せていくか。そういう作業では、自分に向き合っていかないといけないんですよ。だからより正直になりますよね。正直になるしかないし、いまめっちゃハングリーです(笑)。

 
 
しばらくはそういう状況に身を置いて研ぎ澄ませていくと。そんな中でも拓さん!

 
 
はい!

 
 
このキングコングニーでは、このたび夏休みの計画を立てたんです。

 
 
そうなんです!

 
 
去年の台湾に続き、今年の夏は僕らタイ旅行に行くんですよね。

 
 
楽しみ〜(笑)。

 
 
でもとりあえず行きと帰りの飛行機チケット取っただけで、何も決めてないですよね。

 
 
とりあえず寺院行きたい。

 
 
サガット(ストリートファイターII)の後ろに寝転がってるやつ?

 
 
そうそう(笑)。あそこでタイガーアッパーカットしよう。

 
 
ふふふ(笑)。

 
 
あとバンコクのパッポン通りやカオサン通りに行きたい。

 
 
夜市があるんでしたっけ?

 
 
夜市やクラブがあるらしいよ。人種のるつぼみたいな。みんなオープンだから、たぶんその空気に触れたら何かが開花すると思うんだよね(笑)。普通に観光するよりは、経験したことがないことを経験したい。もちろん向こうに行って雰囲気に触れるだけで刺激にはなると思うけど。

 
 
地のものを経験したいですね。

 
 
俺は飯も好きだから、いろんなものを食べてみたい。

 
 
タイは昆虫食も有名みたいですね。

 
 
うえ〜。ムカデ思い出した〜。

 
 
タイのことはあまりにも知らなすぎるので、読者からタイ情報を募ってもいいかもですね。

 
 
では読者のみなさん、タイのローカルネタをメールで送ってください!
 
 
 
 
 
 

 
 
 
 
 
 
 
 
 
 

リリース情報
New Single
『Beginning』

Silver Sun Records
DQC-1631
¥1,700+税
2019/5/29 Release
ライブ情報

Nothing’s Carved In Stone
Live at 野音 2019 〜Tour Beginning〜
6/22(土)日比谷野外大音楽堂
 
Tour Beginning Extra Show
7/01(月)札幌PENNY LANE24
7/05(金)福岡DRUM LOGOS
 
 
more info→
https://www.ncis.jp/

 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
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