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Organic Call

超満員のフロアで見せた、Organic Callの真骨頂。

Organic Call presents 1st E.P『水平線、続く天青』RELEASE EVENT
2019/2/3@下北沢MOSAiC
Organic Call / ANABANTFULLS / TENDER TEMPER / ユレニワ

 

Organic Callの1st E.P『水平線、続く天青』リリース&結成2周年企画が、2/3に下北沢MOSAiCで行われた。主役である彼らが登場する頃には、会場は超満員。観客が“今か今か”と待ちわびる中でVo./G.平田がギターを鳴らし、代表曲と言える「さよならユートピア」からライブが始まった。

Dr.橘川のどっしりしたビートにG.TOMOKIのメロディアスな音が乗り、イントロからフロアの熱量を一気に上げていく。平田の芯のある歌声が場内に響くと、客席からは自然と手拍子が湧き起こり、その空間を一瞬にして自分たちのものにした。彼らの熱量に呼応するように、観客から多くの手が上がる。

 

 

勢いをそのままに2曲目に行くのかと思いきや、鳴り響く轟音の中で突如、平田が客席に向けて節分の豆まきを始めた。これには観客も大喜びで、バンドとオーディエンスの一体感がさらに増す。続く「10年後のあなたへ」では、先ほどの豆まきがあまりに可笑しかったのかAメロで平田が、つい歌詞を飛ばす場面も。それがまたフロアとの距離を近づけ、TOMOKIが「最高、楽しい」と口にするほどの密接な空間が生まれていった。

平田が「今日から、また1から作りにきました」という結成3年目の覚悟を思わせる宣言をした後に奏でた、明日への希望を歌ったパワーバラード「此処から」では場内の空気を熱狂から静寂へと一変させる。そこから『水平線、続く天青』に収録の「3秒前の憂鬱」と「風の中で」を立て続けに演奏した。

 

 

その後の8分にも及ぶMCでは平田が「誰よりも音楽を愛してるから、その気持ちはずっと変わらない」と、これまでの活動とこれからの活動に対する強い想いを語り、「朝焼けに染まった街へ」を演奏する。この曲はYouTubeで再生回数20万回を記録している、人気の楽曲だ。幻想的な音の中、「もう4人だけのものじゃない、俺らとあんたら1人1人のもの、今はそう思える。決意の歌を!」と言い放つと、メンバー4人のボルテージは限界を超えたように上昇していった。

同曲の中盤では「あんたらは何のために生きてる? 俺は音楽のために生きてる!!」と、改めて音楽への真摯な気持ちを叫んだ平田。最後はOrganic Callらしいアップテンポで勢いのある楽曲「愛おしき日々たちへ」で真骨頂を見せつけ、記念すべき一夜の幕を閉じた。

Text:ナカオシズキ

 

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