音楽メディア・フリーマガジン

SAY MY NAME.

音楽に魅せられた彼らが鳴らし続けるエモーショナルなロックサウンド

 メジャーフィールドでの活動経験があるメンバーが集い、自分たちの手でひとつひとつ活動を重ねてきたSY MY NAME.

が、8月にリリースした限定シングル『Have A Nice Day』に続いて待望の2ndアルバム『ADDICTION』を完成させた。

自らを表現することの喜びを感じながら“青春”を綴ったエモーショナルな歌と荒々しくも美しいバンドサウンド。音楽に魅せられた彼らのすべてがここに詰まっている。

Interview

●11/9にリリースとなる2ndミニアルバム『ADDICTION』について、全体的なイメージはあったんですか?

小林:伝わりやすさっていうのは絶対でした。歌詞の書き方もそうだし、音付けも…ギターソロとかめっちゃ指動いてますけど(笑)…それも歌がありきでの色だと思うので。わかりやすいメロディと、わかりやすい言葉のセレクトと、わかりやすいビートとアレンジ。それは8/21に出した限定シングル『Have A Nice Day』の延長なんですけど。

●曲ごとに色付けや景色は全然違うんですけど、強いエモーションをどの曲のサビからもすごく感じるんです。それはSAY MY NAME.の特徴だと言ってもいいくらいだと思っていて。小林さんが曲を作るとき、例えば過去の記憶だとか想い出を頭の中に描いたりするんですか? というのは、少年性や青春、純粋性に対する視点というか、喪失感みたいなものをどの曲からも感じたんですよね。

小林:僕は青春がテーマなんですよ。日本語で歌詞を書くならなるべくノンフィクションで書きたいと思っていて、そう考えたら青春だよなっていう。

●ふむふむ。

小林:青春ってハッピーエンドだけではないですよね。だからこそ青春だったなと思うわけで。そういう上手くいかないこととか、逆に上手くいかせたいと思う気持ちとか…そういうことを曲とか歌にすると、過去に悶々としていた自分が成仏していくんです。歌詞は後から乗せるので言葉は出ていない段階ですけど、曲を書くときには必ず切ない気持ちになっている。

●前のバンドからそういう感覚だったんですか?

小林:前のバンドが終わってから気づきました。前のバンドでも「青春っぽい」とか言われたことがあるんですけど、その時は俗に言う"青春パンク"とかと一緒にされている気がしてすごく嫌だったんです。"そういう感じじゃないんですよね"とずっと思ってた。でも前のバンドが終わって、SAY MY NAME.を始めてまた日本語で歌詞を書き始めた時に、使う言葉とか表現は変わりましたけど、書いてる内容は小さい頃の気持ちとか、タイムスリップ感みたいなもので、それはずっと変わらないんです。で、これもたぶん青春って呼ぶんだろうなと今になって気づいたというか。

●そういうことですか。

小林:前のバンドが終わって、1年2年とこのバンドをやってきて。前のバンドでは中高生の頃を思って歌っていたりしたと思うんですけど、今は中高生の頃も思うけど、前のバンドのこととか…やっぱり僕的に反省したり、改めてありがたく思ったりもするんです。年齢や世代の話ではなくて、そういうことも僕は青春だと思っていて。ネガティブなことを言おうとは思わないし、そんな曲には絶対したくない。ただ、自分なりに後悔してしまったこととか、反省していることとか、上手くいかなかったことっていうのを、もう1回頭の中で整理することが、言葉を出したり、メロディを出すエネルギーになってることは間違いない。だから青春なんでしょうね。

北島:それに、僕らは歌も「ここ行き過ぎたな」と思ってもOKテイクにしたりするんです。例えばピッチは上手くいってないけど、歌い方がいいからOKということがいっぱいある。ちゃんと音程通りに歌っていることがバンドにとって必ずしもいいとは思わないというか。人間臭いところが小林のいいところだし、僕はそれがこの人とやっていていいなと思う部分なんですよね。だから楽曲はエモーショナルに聴こえて当然というか。

●小林さんはこのバンドで自分を表現できているんでしょうね。

小林:そうだといいんですけど…でも、そうかもしれないですね。だからこのバンドをやっていて嬉しいんですよ。楽しいし、活動の1つ1つがおもしろい。

原:今はメジャーとかじゃなくて自分たちで活動していて、自分の意見にも行動にもすごく責任を感じなくちゃいけないんです。曲に関してもフレーズ1つにしても、決めるのは自分たちでプロデューサーが居るわけでもない。そういうところの責任感もすごく感じることができるし、音楽と向き合えているという感覚がすごく楽しいんです。前にやっていたバンドでそういう実感がなかったというのは、自分の不甲斐なさでもあったんですけど、それも引っ括めて自分の成長も少しずつ見える様になって。なんか充実してますよね。

北島:この3人で思ったことをリアルタイムにやれるっていうのがいいよね。

●最後に、アルバムタイトルを『ADDICTION』にしたのはどういう理由があるんですか?

北島:"ADDICTION"は、"中毒性がある"とか"依存する"という意味なんです。僕ら3人は29歳まで音楽を必死にやってきて、メジャーを経ても自分たちでまたやっているという。それはある意味、音楽依存症でしかないですよね(笑)。単純に苦しいし、それでも自分がやりたいことを追いかけている。そんな僕らが出したアルバムっていう意味なんです。

Interview:Takeshi.Yamanaka
Assistant:HiGUMA

●11/9にリリースとなる2ndミニアルバム『ADDICTION』について、全体的なイメージはあったんですか?
小林:伝わりやすさっていうのは絶対でした。歌詞の書き方もそうだし、音付けも…ギターソロとかめっちゃ指動いてますけど(笑)…それも歌がありきでの色 だと思うので。わかりやすいメロディと、わかりやすい言葉のセレクトと、わかりやすいビートとアレンジ。それは8/21に出した限定シングル『Have A Nice Day』の延長なんですけど。
●曲ごとに色付けや景色は全然違うんですけど、強いエモーションをどの曲のサビからもすごく感じるんです。それはSAY MY NAME.の特徴だと言ってもいいくらいだと思っていて。小林さんが曲を作るとき、例えば過去の記憶だとか想い出を頭の中に描いたりするんですか? というのは、少年性や青春、純粋性に対する視点というか、喪失感みたいなものをどの曲からも感じたんですよね。
小林:僕は青春がテーマなんですよ。日本語で歌詞を書くならなるべくノンフィクションで書きたいと思っていて、そう考えたら青春だよなっていう。
●ふむふむ。
小林:青春ってハッピーエンドだけではないですよね。だからこそ青春だったなと思うわけで。そういう上手くいかないこととか、逆に上手くいかせたいと思う 気持ちとか…そういうことを曲とか歌にすると、過去に悶々としていた自分が成仏していくんです。歌詞は後から乗せるので言葉は出ていない段階ですけど、曲 を書くときには必ず切ない気持ちになっている。
●前のバンドからそういう感覚だったんですか?
小林:前のバンドが終わってから気づきました。前のバンドでも「青春っぽい」とか言われたことがあるんですけど、その時は俗に言う“青春パンク”とかと一 緒にされている気がしてすごく嫌だったんです。“そういう感じじゃないんですよね”とずっと思ってた。でも前のバンドが終わって、SAY MY NAME.を始めてまた日本語で歌詞を書き始めた時に、使う言葉とか表現は変わりましたけど、書いてる内容は小さい頃の気持ちとか、タイムスリップ感みた いなもので、それはずっと変わらないんです。で、これもたぶん青春って呼ぶんだろうなと今になって気づいたというか。
●そういうことですか。
小林:前のバンドが終わって、1年2年とこのバンドをやってきて。前のバンドでは中高生の頃を思って歌っていたりしたと思うんですけど、今は中高生の頃も 思うけど、前のバンドのこととか…やっぱり僕的に反省したり、改めてありがたく思ったりもするんです。年齢や世代の話ではなくて、そういうことも僕は青春 だと思っていて。ネガティブなことを言おうとは思わないし、そんな曲には絶対したくない。ただ、自分なりに後悔してしまったこととか、反省していることと か、上手くいかなかったことっていうのを、もう1回頭の中で整理することが、言葉を出したり、メロディを出すエネルギーになってることは間違いない。だか ら青春なんでしょうね。
北島:それに、僕らは歌も「ここ行き過ぎたな」と思ってもOKテイクにしたりするんです。例えばピッチは上手くいってないけど、歌い方がいいからOKとい うことがいっぱいある。ちゃんと音程通りに歌っていることがバンドにとって必ずしもいいとは思わないというか。人間臭いところが小林のいいところだし、僕 はそれがこの人とやっていていいなと思う部分なんですよね。だから楽曲はエモーショナルに聴こえて当然というか。
●小林さんはこのバンドで自分を表現できているんでしょうね。
小林:そうだといいんですけど…でも、そうかもしれないですね。だからこのバンドをやっていて嬉しいんですよ。楽しいし、活動の1つ1つがおもしろい。
原:今はメジャーとかじゃなくて自分たちで活動していて、自分の意見にも行動にもすごく責任を感じなくちゃいけないんです。曲に関してもフレーズ1つにし ても、決めるのは自分たちでプロデューサーが居るわけでもない。そういうところの責任感もすごく感じることができるし、音楽と向き合えているという感覚が すごく楽しいんです。前にやっていたバンドでそういう実感がなかったというのは、自分の不甲斐なさでもあったんですけど、それも引っ括めて自分の成長も少 しずつ見える様になって。なんか充実してますよね。
北島:この3人で思ったことをリアルタイムにやれるっていうのがいいよね。
●最後に、アルバムタイトルを『ADDICTION』にしたのはどういう理由があるんですか?
北島:“ADDICTION”は、“中毒性がある”とか“依存する”という意味なんです。僕ら3人は29歳まで音楽を必死にやってきて、メジャーを経ても 自分たちでまたやっているという。それはある意味、音楽依存症でしかないですよね(笑)。単純に苦しいし、それでも自分がやりたいことを追いかけている。 そんな僕らが出したアルバムっていう意味なんです。

Interview:Takeshi.Yamanaka
Assistant:HiGUMA

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