「アングラポップの太陽」水戸発叙情オルタナポップバンド Sayonara Tokyo フルアルバムをリリース

Sayonara Tokyo

（写真左から） Key. 桑名裕恵 / Gt. イシカワダイゴ / Vo. 桑名武之 / Dr. 羽鳥康彦

2015 年夏、地元茨城県水戸の音楽イベントで、ソロシンガー桑名武之と、別ユニットで来ていたドラム羽鳥康彦が出会い結成。

初期は友人バンドのベースが加入し、3ピース(Dr. Ba. Vo.)、または2P(Dr. Vo.)で活動開始。

2021年に桑名裕恵（Key .&Vo.）、イシカワダイゴ（Gt.）が加入。

地元のミュージシャンコミュニティに恵まれ、サポートメンバーが充実していた事が活動継続の原動力となる。

2021年1１月1st EPをリリースした彼らに、Rec、Mix、マスタリングの全行程に携わったスタジオチャプターハウスエンジニア樫村治延が、質問を投げかけた。

①今回のフルアルバムの聴きどころを教えてください

Vo. 桑名武之（以下：桑）　ソロ時代の曲とバンド結成後の曲の違いが面白いと、個人的に思っています。やっぱバンドが好きですねオレ(笑)

Dr. 羽鳥康彦（以下：羽）今作は、前メンバーと昔からやってる形も敢えて残していて（リスペクトがあるので）、新しいメンバーの刺激も加わり、良い意味で定まらないポップスになってると思います。

Key. 桑名裕恵（以下：桑裕）アルバムの最後の曲(夕焼けエコー)まで聴いていただいた時に、腑に落ちてもらえるような作りになってると思います。大人になった私たちが「喜怒哀楽」の感情を全て込められる楽曲の構成になっていて、どんなシチュエーションで聴いてくださってもストンと心に落ち着く、感情にしっかりと落ちて沁みる…そんなアルバムです。

Gt. イシカワダイゴ（以下：イ）喜怒哀楽や静と動、昼夜と様々な色が、5曲の中に込められていると思います。

②対バンしたいアーティスト、バンドは？

桑：うーん、、、

羽：地元茨城の良いアーティストと、近隣県のアーティスト、バンド弾き語り問わず対バンしたいですね。まずは知って貰いたいです。

桑裕：東京や地方都市、それぞれの地域の現場最前線で活動しているアーティストの皆さんたちと、いろいろな機会を通じて関わらせていただきたいです。

イ：いつかは十代の頃から聴いてきた大型フェスクラスのアーティスト達と対バンしてみたいですね。

③日本国内の音楽シーンは、これからどうなっていくと思いますか

桑：すでに多様化していってますし、共通のチャートで図れなくなってますよね。僕はバンドサウンドが好きだから、その界隈で自分たちの世界観を作れたらなと思います。

羽：好きなので変な意味ではなく、ブラックミュージックやチルを取り入れた日本のポップスが飽和状態になって、もう少しメロディに是非を置くシーンにこれから数年はなるのかなぁ、と思ってます。

桑裕：本質的な部分は何も変わらず、常に他国のそれとは一線を画して進んでる感じもして、良くも悪くも日本独自路線ミュージックワールドを突き進んで行くと思います。

イ：近年はDIY的な活動をしてきたアーティストが、国内音楽を牽引し始めている感があります。個人で音楽を発信する環境自体はずいぶん前からありましたが、今の国内音楽を牽引しているアーティスト達の影響で、個人発信で音楽を始めるアーティストが増えて行くのでは、と考えています。

④Sayonara Tokyoの今後の展望を教えて下さい