音楽メディア・フリーマガジン

“JUNGLE★LIVE sendai Vol,1”

新たな衝撃を目撃せよ!-SPECIAL LIVE REPORT!!-

 仙台のライブハウスspace Zeroの主催のもとJUNGLE☆LIFEがタッグを組み、開催された地域密着のライブイベント“JUNGLE★LIVE sendai Vol,1”。今回は、その白熱のライブレポートをお届けする。
 
My Ats
【1.My Ats】
 この日のトップバッターを務めたのはMy Ats。Vo.AyakaとG.yuka、Ba.erieの女性3人からなるガールズバンドに、サポートドラムを迎えた4人編成でステージを披露した。冒頭から突き抜けるような爽快感のあるロックサウンドで会場を熱く盛り上げる。メタルの要素を取り入れつつキャッチャーに上手く仕上げられた楽曲たちは、結成して間もないバンドとは思えないクオリティを感じた。
 彼女たちの力強いパフォーマンスによって、イベントは華々しいスタートを飾る。
 
ソライロブランケット
【2.ソライロブランケット】
 激しいステージから一転、ビートルズの陽気なナンバー「Ob-La-Di, Ob-La-Da」をS.Eに3ピースバンド・ソライロブランケットが入場。
純朴な印象の見た目からも想像できる、ストレートでいて普遍的なロックを奏でる彼ら。下北系サウンド直系ともいえるメロディラインの立った楽曲たちは、スッとオーディエンスの心に染み入っているようだった。
 フロアからのハンドクラップが巻き起こる中、紡がれる彼らの音楽は人柄を映し出すような温かいステージとなった。
 
ジュヴナイル
【3.ジュヴナイル】
 舞台後方に大きな白いスクリーンが貼られ、それを取り囲むようにセットが組み替えられる。まるで大きなキャンパスに抽象画が描かれていくように幻想的な映像作品が映しだされる中、白い衣装に身を包んだ4人が静かに演奏を始まった。3組目は浮遊感が心地良いインストバンド・ジュヴナイルだ。北欧の音響系を想起させるホーリーなサウンドは、G./SE./VJ.飛行機が手掛けた映像と音楽が融け合い、会場を漂う。
 ステージが終わった後もメランコリックな余韻を残しつつ、4組目のFROZEN CAKE BARへと繋がる。
 
FROZEN CAKE BAR
【4.FROZEN CAKE BAR】
 メンバー6人が全員タクティカルベストに身を包み、まるで戦場に来たかのような強烈なステージングで幕を開けた彼らのステージ。“2666年の世界を舞台に電脳とバトる!!”というぶっ飛んだコンセプトで作られたドラマCD仕立ての新作『operation』の世界を、ステージにそのまま持ち込んだというFROZEN CAKE BARの演奏は、とにかくヘヴィで獰猛だった。
 紅一点Vo.くりざべすとMc./Scream.BAWが曲の合間合間でオーディエンスとコミュニケーションをとりながら一体となって繰り広げられるパフォーマンスは唯一無二の存在感を放っていた。
 
RIVa
【5.RIVa】
 5組目は11/18にワンマンを成功させたばかりの5人編成のバンドRIVa。“メッセージ・ポップス・バンド”を標榜する彼らのステージは、華やかでいて、どこかノスタルジックな雰囲気がある。90年代の上質なポップスを受け継いだ、グッドメロディを紡ぎだすVo.Amiaの伸びやかな歌声。それを支える磨き上げられたサウンドは、熱狂したオーディエンスをさらに盛り上げていく。会場全体で作り上げれていく温かい空気感の中で、彼らの歌はグッと背中を押すように力を与えてくれる。
 ステージが終わった後もハンドクラップは鳴り止まず、アンコールを熱望する観客の歓声がいつまでも鳴り響いていた。
 
obs
【6.obs】
 今回のイベントを最後を飾るobsのステージが始まった途端、会場の空気は一気に彼らの世界に支配される。濃霧のように焚かれたスモーク、メンバーの意思にリンクしたかのような数少ない照明。声を楽器のように扱い、新たな言語を発するVo.ミワ、それを支えるBa.ユーノとG.ロクロク、そしてツインDr.ウーとサンチェの5人が放つ幾何学的な音楽は、活動20年間の経験を凝縮した独自の世界感を構築する。
 点滅する灯りとストイックに鳴り続ける変拍子のフレーズ、それが見事に混ざり合った空間は非常に高いアート性を感じる見事なステージだった。

 いずれも劣らぬ個性を持ち、バラエティ豊かに彩られ純度の高いイベントとなった“JUNGLE★LIVE sendai Vol,1”。これからもライブハウスという現場から生まれ、輝きを放つ才能を目撃していきたい。

TEXT:馬渡司

店長mar
 Zeroから始まる新しい仙台のシーン作り。バンドだって、仕事だって最初から成功しちゃうなんて偶然は奇跡のような話しで、頑張ったその先に成功は待ってるものだと思います。space Zeroは2014年からスタートしました。まだまだ仙台の代表するライブハウスにはなれないかもしれない。でもバンドマンを思う気持ちはどこのライブハウスにだって負けない自信があります! 仙台の新しい音楽シーンを築くためにバンドマンと一緒に成長するそんなライブハウス作りを目指しスタッフ一丸となって頑張ってます!
 今日より明日へ! ゼロから進んでいきます! (space Zero店長 MAR)
 
■仙台space Zeroオフィシャルサイト
http://spacezero.jp/
 
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https://www.jungle.ne.jp/serial_post/junrei-203/

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