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T.C SPEAKER × 5exit

SPECIAL SPLIT INTERVIEW T.C SPEAKER × 5exit[Vol.2]

2006年結成、キャッチーな楽曲を武器にして大阪を拠点に活動を続け、昨年6月に1stミニアルバム『Good-bye My World』をリリースして全国ツアーを大成功させたT.C SPEAKER。同じく2006年に大阪にて結成し、ツインヴォーカルから繰り出されるエモーショナルかつエネルギッシュなライブを重ねてきた3ピース・メロディックバンド、5exit。両バンドが8/8にスプリットCD『REVERSIBLE』をリリースし、そして8/10よりスプリットツアーに旅立った。同作リリース及びツアーを記念して、今月号では両バンドメンバーによる2ヶ月連続企画第ニ弾となるSPECIAL SPLIT INTERVIEW[Vol.2]を敢行。ヴォーカル同士の対談とバンドマン打ち上げ事情を訊いた。

UK × DAISUKE ヴォーカリスト対談

●ヴォーカリストとしてのお互いの印象を教えてください。

UK:いやもうほんまにDAIちゃんはロックスターですよね。5exitは2人がヴォーカルで、僕はメインでギターを弾きながら歌うっていうスタイルで。だから俺は“ヴォーカリスト”という意識ではないんです。

DAISUKE:UKさんは自分とは全然タイプが違いますよね。UKさんは“ヴォーカリスト”というより“ギターヴォーカル”という感じで、熱くギターを掻き鳴らしながら歌っているという印象です。

UK:僕は最初、“歌ってええな”と思ったのは19なんですよ。それで影響を受けてコードを勉強して。歌いながらギターを弾くのは楽しいなって。

DAISUKE:それいくつくらいの話ですか?

UK:中3かな。DAIちゃんは?

DAISUKE:僕は高3ですね。しかも最初はギターだけで、歌うようになったのはT.C SPEAKERに入ってからです。だからまだ4年ちょっとくらい。

UK:へぇ〜。

DAISUKE:歌っていなくてギターを弾いているときはどういう感覚なんですか?

UK:俺が歌っていないときはSHOGOが歌っているから、そこはギタリストでありたいなと思ってる。

DAISUKE:ああ〜、そこはギタリストになるんですね。

●DAISUKEくんは歌っているとき何を考えているんですか?

DAISUKE:お客さんの表情を見ていたりとか、“この曲のここでこうしたい”みたいなことを考えていますね。僕は結構考えている方じゃないかな。

UK:僕は…曲によって全然違うねんな。速い曲だったらお客さんをアゲたいから目でライブをするというか。ミドルテンポとか日本語の曲の場合は、歌詞を意識しながら歌う。日本語ってすぐわかるじゃないですか。だからその分、キッチリ歌う。

DAISUKE:僕も最近、歌詞のことを考えながら歌うようになったんですよ。前は全然そんなことなかったんですけど。歌詞のことを考えた方が、歌詞と今の自分の気持ちがリンクしたときにめっちゃ感情的になるんですよ。観ている側もそっちの方が感じやすいと思うんです。

UK:そうやな。

●自分にとっていいライブというのは?

UK:いいライブは、感情を全部出し切れた感じがあるとき。演奏が上手くいったとか、声が裏返らなかったとかじゃなくて、声が裏返ってもステージでコケても、全部感情を出せたらいちばん気持ちいい。だから逆にちょっとかっこつけてしまったり考えてしまったりしたとき…中途半端なライブは嫌やなと思いますね。

DAISUKE:自分を出し切るっていうのはめっちゃ大事やと僕も思うんですよ。それで、最近はお客さんのことをすごく考えるんですよ。だからより歌は上手に歌えた方が僕はいいですし、自分でもその方が気持ちいい。歌が上手に歌えて、自分の想像する自分になれているときがいいですね。それも“これでええかな?”って探り探りじゃなくて、“これでどうや!”くらいの感じでやり切れたときの方がいい。

UK:DAIちゃんらしいな(笑)。そこは僕と全然違う。

DAISUKE:人の眼は気にするんですけど、変に気にしてしまったらダメなんですよ。すぐオドオドしちゃうので。だから僕は本当に“ロックスター”と呼ばれるような人になりたいんです。

UK:俺はそこに気を使ってしまうなぁ。

●DAISUKEくんは「ロックスターになりたい」と公言しているし、今回初めて5exitに取材させてもらって感じたんですけど5exitは“負けたくない”みたいなハングリーさがすごく強いバンドですよね。

UK:そうですね(笑)。

●タイプは違うけど、両バンドともすごい暑苦しさを持っていて。

UK:間違いないですね。僕らはまだオリジナルのCDを出してもいないけど、同世代や下の世代のバンドとかがガンガン行ってますからね。僕はまだこのバンドで3年半ですけど、SHOGOとKEISUKEはそういうところをずっと見てきているから、当然“負けるわけにはいかない”という気持ちが強いんです。そこで僕も同じくらいの熱がないと、バンドが続かないですから。やっぱりやるからには負けたくはない。

●2人の音楽をやっている理由は何なんでしょうか?

UK:僕は基本的に病んでいるので(笑)、音楽がないと潰れるんですよ。ほんまにヤバいと思う。

DAISUKE:感情の出しどころがなくなるんですか?

UK:そう。日常で感じた色んな感情を全部曲に吐き出して、それを3人で思いっきり鳴らして。だから俺はみんなに伝わらなくてもいいんです。目の前の何人かに伝われば。その代わり、その人たちにはめっちゃ深く届けたい。

DAISUKE:僕が音楽をやっている理由は自己表現ですね。ステージに立つのは、ロックスターになるという目標があるから。

●今回のスプリットツアーはどういうものにしたいと思っていますか?

UK:普段話せないこととか口に出せないことを僕らは音楽でやっていて。その言葉に意味があったり、重みがあったり、温度とかを嘘なく伝えたいですね。さっきも言ったように全員に届かなくても、少しの人にでも伝わればいいかなと思います。それがライブでできたら、人間として大きくなれるんじゃないかなと思うんです。初めてのリリースとツアーなので、悔いを残さないように全力出し切って、T.C SPEAKERとは切磋琢磨できたらいいなと思います。

DAISUKE:僕らはめちゃくちゃ暴れる音楽とかではないと思うんですよ。このツアーでは僕らのことを知らないとか初めて観る人もいると思うんですけど、自分の歌と感情が届いて、笑ったりワクワクしたり、たまには泣いたりとか、何かに気づいたりとか…このツアーでそういうのがもっともっと拡がればいいなと思います。

 

AKASHI ×KAZUKI × KEISUKE バンドマン打ち上げ事情


●打ち上げはよく参加しているんですか?

KAZUKI:俺はほぼ、100回あったら90回以上は出ています。

AKASHI:僕は半分くらいかな。運転があるので。打ち上げに出たときはスパークします。

KEISUKE:僕は車の免許持ってないんですよ。だから絶対参加です。今のところ全部参加してます。

●バンドマンで無免許はかなり致命的ですね。

KAZUKI:うちのヴォーカルのDAIちゃんも免許持ってないんですけど、打ち上げもあまり残らないという。

●(笑)。打ち上げではかなり飲むんですか?

AKASHI:当然メンツにもよりますけど、飲むヤツが集まったらめっちゃ飲みます。あまり飲むヤツがいなかったらしっぽり飲みます。

KAZUKI:しっぽり飲んでも酔っ払うんですけどね。酔っ払わないと起きてられないんです。飲んだらテンション上がるじゃないですか。

KEISUKE:僕も打ち上げによるんですけど、うちの場合は大概打ち上げで盛り上がっているところってUKさんが中心に居るんですよ。「打ち上げではメンバー同士で固まったらよくない」というのは前から言っていて、だから必ず打ち上げでは離れて飲んでいるんです。

●打ち上げでは何を話したりしているんですか?

KEISUKE:仲良くなるときってだいたいどうでもいい話をするときなんですよ。音楽とは違うところの共通点があるときに盛り上がるっていう。

●打ち上げの失敗談とかあります?

AKASHI:僕は打ち上げで酔っ払った後、そっち系の人の車に石を投げたことがあります。覚えてないんですけど、黒塗りの高級車に。

●ええっ?

AKASHI:それで地元のバンドマンに「それはダメっす!」と抑えられて、機材車の中に入れられて。後から聞いてゾッとしました。

KAZUKI:「止めろ!」ってIcchyが前に立ちふさがったんですけど、AKASHIは止めなくて石がIcchyに当ってました。

●ハハハ(笑)。

KAZUKI:あれは最悪だったな。

KEISUKE:僕は新宿でライブをやったとき、打ち上げでものすごく飲んだんですよ。で、覚えてなくて、いつの間にか歌舞伎町の路上で寝てたらしいんです。財布と携帯がなくなっていたんですけど。

AKASHI:キツいなぁ、それは。

KEISUKE:SHOGOさんが見ていたらしいんですけど、どうやら外国人に持って行かれたらしくて。で、SHOGOさんが「おまえ財布と携帯取っただろ?」と止めようとしたら、外国人の仲間がいっぱい出てきて“これはヤバい”と思って派出所に行って。そしたら警察に「本人が届け出ないと動けない」と言われて。

●ベロベロに酔っ払っているから当然そんなの無理ですよね。

KEISUKE:結局財布も携帯も戻ってこなかったんです。それがいちばんの失敗です。

KAZUKI:僕は昔、よく全裸になっていたんですよ。その日はオールナイトでDJアリの打ち上げだったんです。僕の知り合いがDJをやっていて、知っている曲ばかりかかるからテンションが上がって、スッポンポンで「ウオオオオー!」って踊ってたら、ガラスの破片を踏んでしまって。スッポンポンで血まみれになったんです。Icchyに「痛いー! パンツ取って来てー!」とか言って。それがいちばんの失敗ですね。

AKASHI:その打ち上げは僕らだけじゃなくてみんなめちゃくちゃだったんですよ。僕らが20歳くらいの頃だったんですけど、色んなものが割れまくってて。

KAZUKI:ちなみにその日、Icchyはベースを盗まれました。

AKASHI:石を投げられ、ベースを盗まれ、スッポンポンの血まみれにパンツを取りに行かされ。

●Icchyは散々ですね(笑)。

KAZUKI:あの頃は若かったなぁ。

KEISUKE:いま思い出したんですけど、これは打ち上げとかは関係ない話なんですけど、空車のタクシーの運ちゃんに「客を乗せてないタクシーなんかニートと一緒じゃ!」と叫んだことがあります。
一同:…。

KEISUKE:その後、ハトとカラスに土下座しました。

●は?
一同:(苦笑)。

AKASHI:KEISUKEワールドやな。

●彼は独特ですね。

KAZUKI&AKASHI:独特っすね〜。

KEISUKE:完全に酔ってたからですよ。

●いや(笑)、今の話のオチの無さ加減が独特ということです。

KEISUKE:あっ、そうですか。

KAZUKI&AKASHI:アハハハハハ(笑)。

Interview:Takeshi.Yamanaka

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